戦姫絶唱シンフォギア×BLUE RIDER 〜青配色の仮面ライダー好き男の転生生活〜 作:XIYON
とある施設の一角にある研究機材がある謎の部屋。そこに黒いフードを被った人物が研究を続けていた。
???「エンターか。」
エンター「我が同士…内部太陽系天界からの使者が増え続けています。このままでは時間の問題かと。」
???「お前というヤツはエスケイプ共々オートスコアラーで蘇らせてやったのに……研究の邪魔したいのか?」
エンター「そういうわけではございません。少々、問題に直面しまして…」
???「問題?」
エンター「エスケイプの情報によればあの津紙翔一とは違うアギトが複数いるとのことで…」
???「超能力に覚醒し、そのままアギトになったヤツらか。」
エンター「ヤツらはギル・アギトを配下にしています。このまま放っておけば我々の計画も時間の無駄です。」
???「なら潰せ。仮面ライダーとシンフォギアともども見逃すわけにはいかない。」
エンター「仰せのままに…」
数時間後…
それは俺と翔一が突如出現したギル・アギトと対峙していた時だった。
翔一「今日はやけに数が多いですね?やはり例の錬金術と関連してるんでしょうか?」
幸太郎「嫌な予感もするけどな!」
嫌な予感を感じた俺はガードチェイサーから超高周波振動ソードであるGS-03デストロイヤーを取り出し、目の前にいるギル・アギトを次々と切断。それを見た翔一は…
翔一「(不遇な武器だけど、氷川さんだと当たるんだ…)」
その光景に困惑しながら仮面の下で苦笑いしていた。ある程度のギル・アギトを倒した俺たちは変身を解除。そのまま2課へ帰ろうとした瞬間だった。
???「すまないが、君たちが例の2課にいる仮面ライダーだろうか?」
幸太郎&翔一「え?」
目の前にはあまり笑みを浮かべない謎の男がいた。
薫「俺は一條薫、元警視庁捜査一課の人間だ。」
翔一「え?元警官の方なんですか?」
薫「いや、正確には元捜査一課の人間だ。長野県警から神奈川県警に移動になったんだ。」
幸太郎「そういう警察の人間がどうして2課の俺たちに話しかけてきた?」
薫「氷川幸太郎、君の纏っていたそのアーマー…実は元々は我々が開発していた物なんだ。」
「「え!?」」
翔一「え、えぇ?あ、ちょっ氷川さん。」
幸太郎「あ、あぁ…」
その言葉を聞いた瞬間、俺たちは一旦距離をとって2人で話すことにした。
翔一「いま聞きました?G3ユニットが元々は警察の物だって…」
幸太郎「マーキュリーさん…俺たちに何か隠してる気がするよな?」
翔一「向こうも向こうで何か事情がありそうですし…ここは少し話し合いで様子を見ますか?」
幸太郎「そうだな…」
そして…
幸太郎「警察の代物だとは気づかなかったが、こっちにもこっちの事情があるんだ。連行するのは構わないが、俺は2課の人間だ。ここは話し合いをしないか?」
薫「いいだろう。ならば着いてこい。」
そう言った一條薫はガードチェイサーに似たバイクに乗る。俺たちも彼について行き、神奈川県警へとやってきた。そこで待っていたのは…
???「あれ?翔一くん?」
隆弘「翔一さん!?」
翔一「あ、小沢さんと小室さんじゃないですか!」
幸太郎「知り合いか?」
翔一「小沢澄子さんと小室隆弘さん。いつも俺の店に食べに来てくれる警察官の方で…」
澄子「この前のランチセット美味しかったわ。また食べに来てもいい?」
翔一「もちろんですよ!また新作を考えたので来てください!」
隆弘「翔一さんの料理は美味しいですからね〜…」
薫「それで…君たちはどういった事情で仮面ライダーに?」
幸太郎「これが話すと複雑になるんだが…」
俺と翔一はこの世界にやってきた転生者であることと、仮面ライダーの力を使い、違法行為をした女神が差し向けた違法転生者を捕まえるために動いていることを伝えた。
薫「なるほど…つまり君の持っている自動装着型のG3は2課の友人に改造して貰った特別仕様というわけか…」
幸太郎「まぁ、そう言ったところだな。」
澄子「違法転生者に違法行為をした女神ね…私たちが追っている例のテロ組織と関係がありそうね?」
薫「はい…その通りだと思います。」
翔一「テロ組織?」
薫「君たちはアギトはどんなものでも慣れるのは知っているだろう?」
幸太郎「そうだけど…それが何か?」
薫「実はそのテロ組織はアギトであるものを勧誘し、そうでない人間を監理してアギトだけのセカイを作ろうとしている集団だ。名をアギト・ソサエティと呼ぶ。」
翔一「そんな…アギトは、仮面ライダーの力はそんなものに使うものじゃないですよ!……まぁ、ダークライダーは対象外ですけど…」
薫「ダークライダー…そうとも言えるかもな?」
幸太郎「え?」
薫「実は俺も君たちと境遇が同じでな…」
翔一「転生者というわけですか?」
薫「正確には漂流者だ。あるグロンギを追うために前にいた世界で警察官として戦っていたが、瀕死の状態でここに漂流してしまってな?」
幸太郎「そうだったのか…」
薫「とにかく、俺たちは君たちが所属している2課と協力ができるようにしたい。お願いできるか?」
幸太郎「となると…皆さんの目的は怪人に対抗するためのGユニットの強化…」
薫「あぁ、その通りだ。」
幸太郎「分かった。弦十郎さんには話は通しておくが、これだけは言わせてくれ。」
薫「?」
幸太郎「どんな力を利用するのは構わないが、使い方によっては悪になる可能性もある。そのことを忘れないようにな?」
薫「うむ。善処しよう。」
神奈川県警のGユニットとの交流を終えた俺たちは市街地を歩いていた。
翔一「いやぁ…色々なことがあってお腹が空きましたねぇ…どこかでお昼ににしましょうよ!行きつけのお店もありますし!」
翔一の提案で俺は神奈川県警からそう遠くない焼肉屋さんへとやってきた。
翔一「ここの焼肉屋さんは有名なんですよ〜♪うぅん美味しい。」
幸太郎「ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”…」
確かに美味い…ここまで質のいいお肉を調達できるなんて…いったい誰なんだ?そんなことを考えているとある人物がやってくる。
???「珍しい客がいると思ったらお前か津紙。」
翔一「あ、芦原さん!」
凌「芦原さんじゃねーよ。なぁ、お前はまたヴィーナスから貰った金を使って食いに来たのか?」
幸太郎「ぶっーーー!?」
芦原という人物からヴィーナス言葉が吐かれた瞬間、俺は飲んで口の中に入っていた水を一気に噴き出してしまった。
翔一「あ、ちょっと氷川さん!?」
幸太郎「ゲッホ!?ゲッホ!?」
了解「お前、大丈夫か?」
翔一「たぶん芦原さんが言っていた言葉に驚いてたんですよ…」
凌「え?」
翔一「実は色々と事情がありまして…」
翔一は俺のことを紹介した。彼は芦原凌…マーキュリーさんのいる天界に住まう女神ジュピターの使者で仮面ライダーギルスに変身するらしい。
凌「なるほど…青いライダーの力を纏った奇妙なヤツが来るとジュピターが言っていたが、まさか2課の人間だったとはな…」
幸太郎「悪いな…さっきは水を噴き出しちまって…」
凌「安心しろ。水ぐらいだったら拭けばなんとかなる。」
翔一「そういえば、さっき氷川さんと神奈川県警に行ってたんですよ。」
凌「警察に?それはまたなんでだ?」
翔一「これもまたかくかくしかじかで…」
翔一はギル・アギトのこと、そして監理社と呼ばれるテロ組織がそれを率いてアギトではない人間を排除しようと企んでいるそうだ。
凌「なるほどな…妙に違法転生者の活動が活発しているのはそれが理由か。」
幸太郎「だが、敵は監理社だけじゃない。ゴーバスターズの戦闘員のバグラー、そしてアンノウンを錬金術で作り出したヤツがいる。だが、ソイツらを監理社が作るとは思えない。」
翔一「同感です。監理社は第3勢力、フィーネさん以外の錬金術師は本来の敵と見ていいでしょう。」
凌「だが、どのみち敵を放ってはおけないな…おい雪音。」
クリス「んだよ兄貴、アタシなんか呼んで…ってえぇ!?」
翔一「クリスちゃん!?」
幸太郎「クリス、お前!」
クリス「幸太郎、翔一、お前らはどうしてここにいるんだよ!」
翔一「いやぁ、早めのランチをしようと思って食事しに来たんだよ。」
幸太郎「2課にはいなくていいのか?」
クリス「小遣い稼ぎぐらいはしなきゃいけねーだろ?」
翔一「まぁ、そうだろうけど…」
すると…
あおい『幸太郎くん、翔一くん、クリスさん、近くにノイズの反応が確認されました!急いで向かってくれますか?』
クリス「そうは言いたいけど私、今バイト中で!」
凌「俺が代わりに行こう。」
クリス「だけど兄貴!」
凌「少し店を開けるぐらいは翔一もやってる。な?」
幸太郎「お前、そんなことしてたのか?」
翔一「ま、まぁ、緊急事態の時は…」
幸太郎「……」
凌「おい氷川、お前どうした?」
幸太郎「いや、ちょっと嫌な予感がして…俺は別の場所に向かう。何か嫌な予感がする。自分のランチ代はここへ置いておくから。」
そう言った俺は凌が経営する焼肉屋を出た。テーブルにはお会計のために用意したお金が置いてあった。
凌「アイツ、値段ちょうど起きやがった…」
そんなこんなで翔一と凌もノイズが発生した場所へと向かった。そしてそこへいたのは…
翔一「このノイズたち、バグラーにそっくりじゃないですか?」
凌「誰かが錬金術で改造したのかも…津紙!」
翔一「はい!行きましょう!」
翔一&凌「変身!」
翔一はアギト、凌はギルスへと 変身。目の前にいるノイズたちを次々と倒していくが…
翔一「変ですね…数が少なすぎます。」
凌「まさか…!」
???「Ca va…仮面ライダー。」
凌「お前、ここのノイズを操っていた黒幕か!」
エンター「私はエンター、主様からオートスコアラーの身体を使って蘇らせてくれた忠実なブレインです。どうぞお見知り置きを。」
翔一「今までのバグラーとノイズ、そしてアンノウンはお前たちの仕業か!」
エンター「えぇもちろん。あと、こういう怪人も出せますよ?」
そう言ったエンターはパソコンを弄ったあとにある怪人を錬金術の力で出現させた。
翔一「アンノウンじゃない!?」
凌「あれはグロンギ!?」
エンター「あとは任せましたよ?」
ズ・ザイン・ダ「……」
凌「津紙、止めるぞ!」
翔一「はい!」
凌にそう言われた翔一はグランドフォームからフレイムフォームへと変え、フレイムセイバーを手に持って構えた。
凌「(氷川のヤツは何をやってるんだ…嫌な予感がするとは言ってたが…)」
一方、ガードチェイサーを走らせていた俺は嫌な予感がする場所へと向かっていた。すると…
了子『幸太郎くん大変よ!』
幸太郎「了子さん?いや、今はフィーネでいいか。」
了子『今はそんなことを悠長に言っている場合ではないんだ!』
幸太郎「何かあったのか?」
了子『カ・ティンギルが盗まれたの!』
幸太郎「え!?」
カ・ディンギル。元々はメソポタミアの都市、バビロン市のシュメール語での古代名で、「神の門」を意味する。(実際にあったかは不明だが…)
アッカド語での表記の「バーブ・イリ」がヘブライ語の「バラル(混乱の意)」と混同されることがあり、バベルの塔の語源にもなった。
シンフォギアではフィーネが特異災害対策機動部二課のエレベーターシャフトに偽装して建造していた荷電粒子砲で、膨大なエネルギーを放出する完全聖遺物デュランダルを炉心とし、人々の言の葉を分かつバラルの呪詛の元凶たる月を破壊する為に用いられた。
了子『元々は月を破壊するために使用していたけど、2課に自分の処遇を全て明かし、贖罪として研究員を続けてた途中でこれを廃棄するはずだっんだけど…』
幸太郎「その道中で誰かが盗み出したってわけか……ん?」
了子と会話しながら走っていると、目の前に誰かが突っ立っているのを確認ふる俺。その瞬間、少し距離を取ってガードチェイサーを停めた俺は…
了子『どうしたの?』
幸太郎「すまん。どうやらお客さんがきたみたいだ。また電話する。」
と言ってフィーネとの連絡を切った。ヘルメットを外し、ガードチェイサーから降りた俺はソイツを見つめる。
???「よーこそ内部惑星系天界からの転生者さんよ〜?」
幸太郎「お前…何者だ?」
???「お前と同じ境遇の人間さ。俺はお前と会いたくてな?」
そう言った彼はフードを外し、その顔を顕にする。しかし彼の口元は黒いマスクで隠れており、その正体を見破ることが出来なかった。
幸太郎「お前は…」
衛児「俺は仕掛衛児、アギト・ソサエティの幹部構成員とでも呼ぶか。」
幸太郎「アギト・ソサエティのだと!?」
衛児「俺はお前に興味があってな?」
幸太郎「悪いが、テロ組織の勧誘はお断りだ。人を支配して地球をアギトで監理しようとする宗教じみたヤツらのところなんか入るか!」
衛児「ますます警戒してるんだね…ま、君を勧誘するつもりはないよ。変身。」
そう言った衛児は腰からオルタリングを出現させ、クロスホーンが亀の甲羅の形になったアギトへと変身。しかもワイズマンモノリスもプレートではなく丸い形になっており、発達した胴体のせいでそれは埋没していた。
幸太郎「アギト!?」
それを見て驚いた俺はすぐさまナイトのカードデッキを取り出す。
衛児「今回は挨拶代わりに来てやった。お前の相手をコイツがしてくれる。」
そう言って現れたのはザビーの要素が混じったアギトが現れた。胴体や脚はライトニングホーネットを思わせるところもあり、異質を感じた。
衛児「あとはよろしくな?」
鈴懸「任せろ。」
嫌な予感がした俺はカードデッキをガードチェイサーのサイドミラーに向け、腰にVバックルを装着する。そして…
幸太郎「変身!」
仮面ライダーナイトへと変身し、ダークバイザーにソードベントのカードを装填する。
SWORD VENT!
ダークウイングの尾を模した馬上槍型の大剣「ウイングランサー」を召喚。臨戦態勢になるのであった。
次回
・盗まれたカ・ティンギルと異質なアギトたち