遊戯王5D's ガールズ・セキュリティ   作:なら小鹿

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Sp 1-2【アンチ・セキュリティ】

 

 ネオ童実野シティに架けられたハイウェイは今や50を越えている。わずかな光を残して寝静まった街、その高層ビル群の景色が瞬く間に過ぎ去っていく。

 

 オートパイロットに切り替わったとはいえ、モニター端に表示されたスピードは時速140キロを越えていた。

 

 清廉な白のDホイール、ホワイトライトを駆りながらミナミは意識を集中させる。その前方では黒一色に塗られたDホイールがなお逃亡を図っていた。

 

 もっとも〈スピード・ワールド・ニュー〉が発動した今、逃げるも追うも、すべてはデュエルに委ねられている。

 

「先攻はもらうぞ。俺ターン、ドロー」

 

 TURN 1

  リョナー LP 4000 手札 5枚 → 6枚

 

 乱暴な夜風がライディングスーツに吹き付けてくる。既に闘いの幕は切って落とされた。ここから先はわずかな油断と隙が敗北に直結する。

 

(しかも、相手は何人ものガールズ・セキュリティを打ち負かしている要注意人物……)

 

 いったいどんな手を使ってくるのか。ミナミは緊張を感じながらもリョナーのプレイに注目する。

 

「俺は……そうだな。まずはモンスターを裏守備でセットするぜ」

 

 リョナーのフィールド、前方の疾走するDホイールの横に裏向きのカードが出現する。

 

「さらにリバースカードを1枚セット」

 

 続けてもう1枚裏向きのカード。指名手配までされる男と知って、どんな凶悪なカードを使ってくるのかと思えば──。

 

「私のことを威勢がいいと言っていたのに、随分と弱気な1ターン目ですね」

 

「そう見えるのなら、かかってこいよ。遠慮はいらねぇぞ。俺はこれでターンエンドだ」

 

 リョナー LP 4000 手札 4枚

 

 

 

 

 守備モンスターと伏せカードを出しただけでターンエンド。挑発的なセリフを投げかけてみたが、反応は今ひとつだった。

 

(あの2枚のカード、何かある……)

 

 ガールズ・セキュリティとて、ただ支給されたデッキを持ち歩いているだけではない。

 治安維持局では他のセキュリティ同様、デュエルの訓練に励んでいる。逃げ足だけが取り柄の悪党に理由もなく連敗するデュエルチェイサーズではない。

 

「どうした? 俺の伏せモンスターに怖じ気づいちまったか?」

 

「寝言は寝てから言ってください。私のターンです、ドロー!」

 

 TURN 2

  ミナミ LP 4000 手札 5枚 → 6枚

 

 アームギアと一体化したカードホルダーにドローカードを加える。これで手札は6枚。

 

 リョナーの1ターン目は大人しいのひと言に尽きるが、序盤は守備を固めつつ、じわじわとミナミを追い詰める盤面を作る気なのかもしれない。

 

 ならば【セキュリティ】のデッキを相手に小手先の守りは無意味だと思い知らせるまで。

 

「私は手札から〈サムライソード・バロン〉を召喚!」

 

 サムライソード・バロン(攻撃表示)

 星4/地属性/戦士族/ATK 1600/DEF 1200

 

 ミナミのフィールドにモンスターが現れる。2本の長太刀を背中に差したサムライ然とした戦士で、セキュリティが主力とするポリスモンスターの1体だ。

 

「〈サムライソード・バロン〉の効果発動。1ターンに1度、相手の守備表示モンスター1体を強制的に攻撃表示にします」

 

「セキュリティお得意の戦法か」

 

「ええ。あなたのモンスター、早速拝ませてもらいます」

 

 裏守備だったカードが反転し、リョナーのモンスターが姿を現す。

 全身を覆う鋼鉄の強化装甲。肩にはキャノン砲、腕にはスナイパーライフルを携えたサイボーグのモンスターだ。

 

 サイファー・スカウター(攻撃表示)

 星3/地属性/機械族/ATK 1350/DEF 1800

 

(守備力1800……、裏守備のまま攻撃してたら危なかった)

 

〈サムライソード・バロン〉は攻撃力1600。反射ダメージは微々たる数値だが、デュエルデータには記録されるし、報告すれば迂闊な攻撃だったと叱責されかねない。

 

(あの伏せカードは気になるけど、ここは……)

 

 守りに入っていては相手に盤面を作る時間を与えるだけだ。

 

「バトルです! 〈サムライソード・バロン〉で〈サイファー・スカウター〉を攻撃!」

 

 背中の得物を抜刀した〈サムライソード・バロン〉が敵へ急接近する。その両手に握った長太刀が銀色に光った。これで先制ダメージはミナミのもの、と思われたが──。

 

「はははっ! 引っ掛かりやがったな! 〈サイファー・スカウター〉のモンスター効果発動!」

 

「このタイミングで!?」

 

「そうだ! こいつは戦士族モンスターとバトルする時、ダメージ計算の間、攻撃力と守備力を2000ポイントアップさせる!」

 

「戦士族モンスターと……!」

 

 ミナミは召喚したばかりの〈サムライソード・バロン〉を見る。名前や姿からもわかるように、その種族は戦士族だ。よって──。

 

 サイファー・スカウター ATK 1350 → ATK 3350

 

「……っ」

 

「ははっ、これで形勢逆転だ! 迎え撃て、アサルトサイファー・ショット!」

 

〈サイファー・スカウター〉の肩に装備されたキャノン砲が暴力的なビームを放つ。至近距離にいた〈サムライソード・バロン〉は光に飲み込まれ爆散。だが、まだ終わりではない。

 

「2体のモンスターの攻撃力の差は1750! その分の戦闘ダメージを食らいな、公犬!」

 

 次はスナイパーライフルだ。一瞬で照準がミナミに合わされた。鋼鉄の銃口から放たれた赤黒いビームがライディングスーツの胸を貫く。

 

「うっ、ぐっ……!」

 

 ミナミ LP 4000 → LP 2250

 

 襲ってきた衝撃にホワイトライトが大きく蛇行する。オートパイロットでは対応しきれない一撃だ。

 

 ミナミは両脚でDホイールのボディを締め、クラッシュしないようホワイトライトを走らせる。だが、操縦にばかり気を取られてはいられない。

 

(まずい……今のでライフを半分近くも……)

 

 ガールズ・セキュリティである以上、デュエルでの敗北は犯人を取り逃がすことを意味する。しかも、それが命令を無視して独断行動した挙げ句ともなれば……その先はあまり考えたくない。

 

「おいおい、簡単にクラッシュしてくれるなよ。俺はライフ0になった瞬間の顔が見てぇんだから、はははっ!」

 

「随分な自信ですね。まるで勝ちを確信しているような……、ひょっとしてそのデッキに秘密があるんですか」

 

「…………」

 

 返ってきたのは沈黙だった。煽ってくる相手に、半ば負け惜しみで鎌をかけてみたが、ミナミの勘は正しかったらしい。

 

 戦闘時に攻守を2000もアップさせる〈サイファー・スカウター〉は極めて凶悪なモンスターだが、それはあくまで戦士族とバトルする時のみ。

 

 もし相手のデッキに戦士族がいなければ、ただの下級モンスターに成り下がってしまう。

 

 では、対戦前に相手のデッキがわかっていたら、どうか。例えば相手はガールズ・セキュリティで、戦士族の多いポリスモンスターが主力だと知っていたとしたら。

 

「メタデッキ、ですか」

 

「……ふんっ、妙なとこで鼻が利く公犬だな」

 

 悪びれる様子もなく、リョナーは吐き捨てる。それでミナミも確信した。

 

(間違いない、この男のデッキは【アンチ・セキュリティ】……!)

 

 セキュリティのデッキは治安維持局から支給されたものをベースにしている。構築に個人差はあれど、主力とするカードは似かよってくる。そこを狙ってメタを張れば、デュエルの前から大きく有利をとれる。

 

 これが何人ものガールズ・セキュリティが公犬狩りのリョナーに敗れてきた理由か。

 

「気づかれちまったなら仕方ねぇ。だがな、気づいたところで覆しようのねぇこともあんだよ。まだ、てめぇのターンだぞ。まさかとは思うが、もう打つ手なしか?」

 

 召喚した〈サムライソード・バロン〉を返り討ちにされたことで、ミナミのフィールドにモンスターはゼロ。だが、このままターンを返すわけにはいかない。

 

「カードを2枚伏せて……ターンエンドです」

 

 ホワイトライトの左右に伏せカードが現れる。ここは耐えしのぐしかない。

 

 ミナミ LP 2250 手札 3枚

 

 

 

 

「威勢がよかったのはデュエル前までか。俺のターンだ、ドロー!」

 

 TURN 3

  リョナー LP 4000 手札 4枚 → 5枚

 

 リョナーのフィールドを見ながらミナミは考える。正直なところ、余裕と呼べるものは既になかった。

 

(〈サイファー・スカウター〉のダイレクトアタックだけならライフはまだ残る。だけども……)

 

「俺の手札にモンスターがなければ、まだ生き残れる。そう考えてるな?」

 

「……」

 

「甘いなぁ、公犬」

 

 ニヤニヤとしたイヤらしい笑みを想像させる声。こちらの反応を楽しむようにリョナーが手札からカードをプレイする。

 

「〈白い泥棒(ホワイト・シーフ)〉を召喚!」

 

 白い泥棒(ホワイト・シーフ)(攻撃表示)

 星3/光属性/魔法使い族/ATK 1000/DEF 700

 

 月夜を背景に、白いシルクハットとマントの怪盗が現れる。その攻撃力は1000と低いが、今のミナミにとっては致命的だった。

 

「これで俺のモンスターの攻撃力の合計は2350! そしててめぇのライフは2250! 敗北顔を撮る準備は整ったってわけだ! ははははっ!」

 

 戦況的有利を誇示して相手を精神的に追い詰めようとする。配属初日に渡されたテキストに載っていた犯人のよく使う手だ。

 

 先輩からは決して心を折られないように、と言われていたが、気弱なガールズ・セキュリティであれば無視できないダメージになっただろう。

 

「そんなに負けた私を撮りたいのなら、さっさと攻撃してきたらどうです」

 

「あん?」

 

「それもと、アンチデッキであることがバレて焦っているのですか。底が割れて、突破口を見いだされないか」

 

 ミナミはあえて挑発的な声色で呼びかける。

 

 あちらがその気なら、こちらも相応の手をとらせてもらうまでだ。そして、この手の犯人は図星を突くとわかりやすく反応する。

 

「威勢がいい公犬(オンナ)は好きだが、(しゃく)に障る公犬(オンナ)は嫌いだぞ。そろそろ力の差ってやつをわからせてやらなきゃいけねぇようだな」

 

「やれるものなら、やってみてください。返り討ちにしてあげます」

 

「…………!」

 

 離れていてもヘルメットの下でリョナーがどんな顔をしているか、ミナミには想像できた。案の定、次に聞こえてきたのは怒りに満ちた声だった。

 

「だったら……望み通りにしてやるよ、この公犬が! てめぇの敗北写真、シティ中にばらまいてやらぁ! 覚悟しやがれ! 〈白い泥棒(ホワイト・シーフ)〉でダイレクトアタック!」

 

 白服の怪盗が宙を滑るようにしてミナミに迫る。

 ギラリと凶悪に光る片眼鏡(モノクル)。白手袋をした手が、ミナミのライフを奪おうと伸びてきた。だが、その直前に──。

 

「リバースカード・オープン! 〈セキュリティー・ボール〉!」

 

「なに!?」

 

 セキュリティー・ボール 通常罠

 

 目前にまで迫っていた〈白い泥棒(ホワイト・シーフ)〉に、オレンジの球体ロボが体当たりを食らわせる。その質量差は圧倒的だった。弾き飛ばされた怪盗がリョナーのフィールドまで戻り、そのまま防御体勢をとる。

 

 白い泥棒(ホワイト・シーフ) ATK 1000 → DEF 700

 

「なんだ、これは!? 〈白い泥棒(ホワイト・シーフ)〉の攻撃が防がれただと!?」

 

「〈セキュリティー・ボール〉の効果。相手モンスターの攻撃宣言時、その攻撃モンスター1体の表示形式を変更する。〈白い泥棒(ホワイト・シーフ)〉には守備表示になってもらいました」

 

「おいおい、偉そうに語ってるが、状況わかってんのか。〈白い泥棒(ホワイト・シーフ)〉は攻撃力1000。だが俺にはまだ攻撃力1350の〈サイファー・スカウター〉がいるんだぜ? 攻撃を止めるなら、そっちだろうが」

 

「あなたこそ、私が〈白い泥棒(ホワイト・シーフ)〉のモンスター効果を知らないと思っているんですか」

 

「……ちっ、気づいてやがったか」

 

 忌々しそうにリョナーが吐き捨てる。構わずミナミは続けた。

 

「〈白い泥棒(ホワイト・シーフ)〉は戦闘ダメージを与えた時、相手の手札をランダムに1枚捨てさせるモンスター。カード名にぴったりの効果ですね」

 

「他の公犬とはひと味違うってわけか。だがな、いくら手札があろうと、ライフが尽きちまえば関係ねぇんだよ! 狙い撃て〈サイファー・スカウター〉! アサルトサイファー・ショット!」

 

 再び〈サイファー・スカウター〉のライフルがギラリと光る。その銃口から発射された赤黒いビームがライディングスーツの胸を貫く。

 

「ぐっ……うぐ……っ!」

 

 ミナミ LP 2250 → LP 900

 

 ライフダメージと共に衝撃が襲ってくる。ホイールがスリップ音を鳴らす。蛇行するホワイトライトを立て直し、引き離されないようミナミはアクセルをひねる。

 

(今のは、かなり効いた……!)

 

 ここまでのデュエル、ミナミはリョナーの術中にハマって防戦一方。それはライフの差を見ても明らかだった。ミナミが残りライフ900の崖っぷちなのに対し、リョナーは未だライフ4000と無傷のままだ。

 

「はははっ! 強がってるようだが、これでお前のライフは風前の灯! 痩せ我慢なんかしてねぇで、本部に応援でも頼んだらどうだ? ははっ、ターンエンドだぜ」

 

 リョナーのエンド宣言。ミナミはこれを待っていた。相手ターンでありながら最も安全なこの瞬間を。

 

「罠発動! 〈トゥルース・リインフォース〉!」

 

 トゥルース・リインフォース 通常罠

 

「なに、このタイミングで罠だと?」

 

 もちろん、このタイミングでなければならない理由もある。

 

「〈トゥルース・リインフォース〉を発動するターン、私はバトルフェイズを行えません。その代わりデッキからレベル2以下の戦士族モンスター1体を特殊召喚できます」

 

「バトルフェイズを失うデメリットを帳消しにするためにわざと……」

 

 他にも特殊召喚したモンスターを攻撃や破壊から守るためでもあった。それはリョナーも理解しているのだろう。

 

「くそっ、小手先の技でいい気になってんじゃねぇぞ。さっさとモンスターを特殊召喚しやがれ」

 

 それは言われずともだ。

 

「私はデッキからチューナーモンスター〈ジュッテ・ナイト〉を特殊召喚」

 

 ジュッテ・ナイト(守備表示)

 チューナー/星2/地属性/戦士族/ATK 700/DEF 900

 

 現れたのはデフォルメされた十手持ちのモンスターだ。ホワイトライトに並走するその背中には巨大な提灯が灯っている。

 

「セキュリティご用達のチューナーか。今度そこターンエンドだ」

 

 リョナー LP 4000 手札 4枚

 

 

 

 

 張り詰めていた緊張感がほんのわずかに緩む。気づけばライディングスーツの背中がぐっしょり濡れていた。イヤな汗をかいてしまった。

 

(なんとか耐えきった。とはいえ、戦況は未だ相手に分がある。それに気になるのあの伏せカード……)

 

 リョナーのフィールドには1ターン目に伏せられたカードがある。ここまで発動しなかったのが虎視眈々(こしたんたん)と発動の隙を狙っているようで不気味だ。

 

(【アンチ・セキュリティ】であることを隠さなかった以上、あのカードも【セキュリティ】を対策したカードと見て間違いない)

 

 ちらり、とアームギアのカードホルダーに目を落とす。今ある手札は3枚。残念ながらその中に魔法・罠を破壊できるカードはない。

 

(だとしても、この場は突き進む!)

 

 わざわざダメージを受けてまでフィールドにモンスターを残したのだ。今さらリバースカード1枚に尻込みするミナミではない。

 

「私のターン! ドロー!」

 

 TURN 4

  ミナミ LP 900 手札 3枚 → 4枚

 

 巻き返すためのプランは既にできあがっている。それを守るために、手札を破壊してくる〈白い泥棒(ホワイト・シーフ)〉のダイレクトアタックを防いだのだ。プレイすべきカードも決まっている。

 

「手札から魔法カード〈戦士の生還〉を発動!」

 

 戦士の生還 通常魔法

 

「その効果により墓地から戦士族モンスター1体を手札に加えます! 私は〈サムライソード・バロン〉を手札に戻し、そのまま召喚!」

 

 サムライソード・バロン(攻撃表示)

 星4/地属性/戦士族/ATK 1600/DEF 1200

 

 背中に長太刀を差したサムライのモンスターが再びミナミのフィールドに現れる。

 

 ここまでなら前のターンと同じ。だが、あの時とは決定的に違うことがひとつある。これまで散々ガールズ・セキュリティを狩ってきたリョナーにもそのことは伝わっているようだった。

 

「……シンクロ召喚か」

 

 リョナーが苦々しく言う。

 

 今、ミナミのフィールドには〈サムライソード・バロン〉に加え、チューナーである〈ジュッテ・ナイト〉がいる。これですべての条件は整った。

 

「私はレベル4の〈サムライソード・バロン〉に、レベル2の〈ジュッテ・ナイト〉をチューニング!」

 

 ミナミの声に応じて〈ジュッテ・ナイト〉が背負った提灯を光らせ、その身を緑のリングに変える。リングの数は2つ。

 さらにホワイトライトと並走していた〈サムライソード・バロン〉がそのリングをくぐり、輪郭だけになったその姿から4つの星を解き放つ。

 

 星2 + 星4 = 星6

 

(いにしえ)の時代より受け継がれし、法治(ほうち)の魂! 今ここに蘇り、曲者(くせもの)を引っ捕らえろ!」

 

 瞬間、疾走するホワイトライトを追い抜き、まばゆい光がハイウェイを駆け抜けていく。そして、それはミナミにとって反撃の狼煙(のろし)

 

「シンクロ召喚! 出動せよ! 〈ゴヨウ・セイバー〉!!」

 

『はぁあっ!』

 

 ゴヨウ・セイバー(攻撃表示)

 シンクロ/星6/地属性/戦士族/ATK 2300/DEF 1000

 チューナー + チューナー以外のモンスター1体以上

 

 その名を呼ぶ声に、ハイウェイを駆け抜けていた光が弾けた。桜吹雪のように光が舞う。

 

 現れ出たのは墨色の髪を後ろで結った岡っ引きの女戦士。凛々しい(かんばせ)、その身に纏うのは藍染の衣と裾を絞ったたっつけ袴。手には刀のような長十手がある。

 

「こ、こいつは……!?」

 

「公犬狩りのリョナー、これよりあなたをデュエルで拘束します!」

 

 満を持してエースモンスターを召喚し、デュエルチェイサー313、ミナミは改めてそう宣言した。

 

 

 

 To be next true ……

 




恐らくこのシリーズで読者さんが一番気になっていること。
Q:やっぱ主人公のエースは〈ゴヨウ・ガーディアン〉なんですか?
A:新規のゴヨウ・ガールズを使います。
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