長崎そよは、幼馴染の僕には甘い件   作:ロックpm

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第1話

キンコーンカンコーン

学校のチャイムが鳴り響いてる。

 

「そよちゃん帰ろー」

 

「ごめん。今日スタジオ入るから先帰ってて」

 

「そっか」

 

最近そよちゃんはバンドの練習で僕と帰ってくれない。

少し寂しいな。

という事で今日は尾行してスタジオの様子を見に行こう!

バンドメンバーとは1度だけ、そよちゃんの家にメンバーが来てた時、たまたま僕もお邪魔してたから、そこで会ったことがある。

尾行して何になるの?って思うかもしれないがこういうのも意外と楽しい

 

「お、ここがスタジオか」

 

そよちゃんがスタジオに入っていったのを確認。

スタジオ初めて入るなぁ

 

「ってスタジオの前のカフェに入ったんだけど!?

カフェって嘘ついて、他の子と遊ぶ予定だったのかなぁ………」

 

マイナスな事考えてると止まらなくなってきた。

嘘つかれて他の子と遊ぶだなんて考えたら悲しいよ……

 

窓から覗いてると店員さんに気づかれた。

 

「君さっきから店内見てるようなんですがどうしましたか?」

 

「いや……あの……その」

 

なんて言おう……

 

「あ!もしかして、お腹空いてるのにお金無くてどうしよう的な感じ??」

 

「え?いや違くて……」

 

店員さんが聞く耳を持ってくれずに

 

「それだったら私がご馳走してあげるよ!」

 

無理やり店内に連れ込まれてしまった。

 

「え?紫音くん?」

 

そよちゃんに一発でバレてしまった

 

「あーそよりんの幼馴染の子だ!」

 

隣のピンク髪の人……確かバンドメンバーの人だった気が

 

「あれ?お知り合い?」

 

店員さんに言われて頷く。

 

「そしたらこの席にイス持ってくるね!」

 

「……ありがとうございます」

 

さてとバンドメンバー全員集合で僕の方を見てくる。

気まずい……

 

「それで?紫音くんはどうしてここに?」

 

「そよちゃんが最近一緒に帰ってくれないから……寂しくて……」

 

「そよりんの幼馴染めっちゃ可愛くない??」

 

「愛音ちゃんは黙ってて。可愛いのは当たり前だから」

 

可愛いって……男に言うことですか??

 

「ごめんね。最近一緒に帰れなくて」

 

「いやいいよ。少し寂しいけど、それがそよちゃんのやりたい事なら僕は応援する」

 

「うん!!ありがとう」

 

「紫音って言ったっけ?」

 

「う、うん」

 

何この人目つき怖すぎる……

 

 

「ちょっと立希ちゃん。怖がらせないでよ」

 

「そうだよりっきー」

 

「は?これが普通なんだけど?」

 

「「普通が怖いの!!」」

 

「あと5分ぐらい経ったらスタジオ入るんだけど、第3の声が欲しいんだよね?

来ない?」

 

「えぇぇ?僕、音楽とか全然分かんないよ!?」

 

「いやいいよ。客だって音楽知らない人結構いるし、野生の勘を頼りにしたい」

 

「そういう事なら……分かりました。」

 

スタジオの時間になった。自分が演奏する訳でもなく緊張してる

そよちゃんバンド初めてから半年ぐらい経ったのにライブ一度も行ってなかったなぁ。CRYCHICの時は何度か行ってたけど……

 

「紫音君見ててね?」

 

「うん……見てるよそよちゃん」

 

こうして演奏が始まる。

 

す、すごい

これがそよちゃんの今のバンドかぁ

かっこいいなぁ

 

演奏が終わる。

 

「どうだった?」

 

「すごくかっこよかったよ!!!ボーカルの子、えーっと」

 

「燈です……」

 

「と、燈ちゃんの歌声良かったよ。感情が籠ってて感情移入できた!」

 

「……ありがとうござい……ます」

 

「ねぇねぇ私は???」

 

「愛音ちゃんだっけ?最近ギター始めた人とは思えなかったよ!」

 

「ありがとう!いっぱい練習したんだー!」

 

「あとそこの白髪の……」

 

「楽奈」

 

「楽奈ちゃんのギターソロかっこよかった」

 

「ん」

 

「立希ちゃんのドラムもリズムキープ安定しててすごいよ」

 

「まぁずっとやってるから当たり前。ってか音楽全く知らない訳ではない感じか」

 

「まぁある程度は……」

 

「………………ねぇ」

 

「ん?どうしt…………」

 

待って待ってそよちゃんが怖い顔で睨んでるんですけどー??

僕何かした??

 

「私には何かないの?」

 

「えーっとその……」

 

「そよりん嫉妬〜?」

 

「愛音ちゃんは黙ってて」

 

「その……他の楽器の音が大きすぎてベースの音あまり聞こえないって言うか……」

 

「…………帰る」

 

「え?」

 

「帰る!!!」

 

「おい」

 

「ちょっそよりん」

 

どうしようどうしよう

……これしかないか

 

そよちゃんに抱きつく

 

「ごめんねそよちゃん……今度家でベース聴かせてよ(上目遣い)」

 

「…………////////一生聴かせてあげるね?」

 

「えーっと一生は……」

 

「一生!!!」

 

「はい」

 

「おー紫音くん大胆」

 

「おもしれぇ男の子」

 

「ねぇ今の可愛かったから私にもやってよー」

 

「ダメ。愛音ちゃんはダメ」

 

「そよりんじゃ無くて紫音くんに聴いてるんだけど?」

 

「紫音君……今の私以外にやっちゃダメだからね?」

 

「…………言われなくてもそよちゃんにしかやらないよ?」

 

「/////////そう」

 

「ずるーい」

 

「愛音ちゃん黙って」

 

「ねぇあいつらこれで付き合ってないの?」

 

「りっきーもそう思うよね?」

 

「愛音と同じ事思うのは癪だけど」

 

「ひっどーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

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