エセ百合ニスト、動きます
突然だが、「百合」というものをご存知だろうか?
ご存知の方もそうでない方もいるだろうから、簡潔に述べるとするならば「愛」であるとしか言えない。もし百合について語ろうとすれば、かなりの時間を要してしまい、煩雑な内容になってしまうことは間違いないだろう。まぁ要するに、何が言いたいかと言うとだ……
「百合について語るには俺は余りにも未熟……! なぜ俺にはここまで語彙が無いんだ……!」
「いやいや、ヒイロに語彙が無いってなったら大体の人に語彙が無いってことになると思うけど? 正直そこまで理解はできてないけど、愛が凄いってのはしっかり伝わってくるし」
「そうか? 正直俺以上に愛が大きい人はいくらでもいると思うが……?」
「だとしたら百合界隈魔境すぎるでしょ……」
まぁそれは仕方がない、百合を極めた者は余りの熱量に俺が「負けた……!」となってしまう程度には凄まじいしな、いつかアッチ側に到達するぞー!!
だが、いざ語ろうとすれば語彙が足りず、かといって書き記そうとすれば、かのフェルマーの最終定理のように余白が足り無くなってしまうのが現状だ……くそが……!!
「それはさておき、酒寄はこの後はどうする予定なんだ?俺はシフトも入ってないし、諫山イチオシのスイーツ食べに行く予定なんだが、無理そうか?」
「そうね、今日もバイト漬けだから無理そう。また今度誘ってくれたら行くから誘って欲しい」
「そうか? それなら良いが……というか、最近のお前を俺なりに振り返ってみたんだが、ちゃんと休めてるか? 流石に働き過ぎな気がするし、それで勉強と両立出来てるのもおかしい気がするんだが? あんまりにも酷いようならロールケーキぶち込むぞ?」
「ひぃ!? 流石にもうあれは懲り懲りだから何卒ご勘弁を……!!」
「だったらちゃんと俺らを頼ってくれよ? 頑張るのは悪い事じゃないが、何事にも限度ってのはあるからな。俺もそうだし、アイツらもきっとそう思ってるんだ」
「うん……分かったよ、善処するからロールケーキだけはやめて下さい……!! あれホント甘味と窒息の苦しさが混ざって頭おかしくなるから……!!」
「あ、あと出来る限りちゃんと寝て、休めよ? 急に変われって言われても難しいのは分かるから、ゆっくり変えていこうな。OK?」
「うん、急に生活リズム変えるのは難しいと思うけど、これから改善するからロールケーキだけは……!!」
「どんだけ嫌なんだよロールケーキ」
まぁそりゃロールケーキ自体は好きなんだろうが、口に突っ込まれたらキツイのは当たり前だな……すまん、心の中で謝っとくわ
絶対に辞めたりはしないがな!!
◯
「いやー美味かったわマジで」
程よい甘さと苺の酸味がもうベストマッチ!!って感じで最高だなコレ。また今度は酒寄達も連れて食べに行きたいわ、流石に一人で食うのは少し寂しいしな……
さて、デザートを食べて気分も良くなったところで、軽く自己紹介でもするとしよう。俺の名前は二条ヒイロ、17歳の高三で、転生者だ。二次創作を読み漁っていた俺でさえ転生なんて単語は信じていなかったが、まさか本当に来世なんてものがあるとは思っていなかったな。
まぁ俺の自己紹介はここいらで終わりにしといて、じゃあ俺は今世で一体何がしたいの?という話だが、結論から言おう。
俺は全力で百合を遂行する!!
ということで、何の縁があったかは分からないが転生したこの「超かぐや姫!」の世界で、俺はハッピーな百合を実現すると決めたんだ。
「といっても、今の俺に出来ることなんてそこまで無さそうなんだよな、
そう、何故かは分からないが、俺の肉体はあの「三条燈色」師匠に酷似した物になっている。何ならツクヨミには九鬼正宗もあるし、
「まぁ無いものねだりをしても仕方が無いな、それに、もしかしたら気紛れで隠れてるだけで、いきなりヒョイって出てきても不思議じゃ無い」
ひょっとすると今の状況に愉悦を見出せていなく、退屈だから出てこないという可能性もある。あるいは、自分が進めている人類百合化計画の余りの完璧さに手を出すことが出来ないのかもしれないな……
流石は師匠の頭脳と言ったところだ、原作ではその
「見てて下さいよ師匠……!!俺は必ず百合を遂行してみせますからー!!」
「ままー、あのひとなにいってるのー?」
「見ちゃダメよ……アレは危ない人だから、ママとの約束ね?」
……そう言えばここ、まだ店じゃん……次からは声を出す場所を考えて、一旦家帰るか、うん。
◯
「やる事がないってのは、俺がそう思い込んでるだけかもしれないしな。改めて考え直してみよう。決意表明もできたし」
まず、超かぐや姫!の超担当、デレた時の破壊力が抜群な酒寄についてだが、少しだけサポートは出来ているんだよな。
例えば、原作の酒寄が勤めているバイト先酒寄が選ぼうとしていた時に、それとなーく誘導して自分が働いているところを勤めさせてみたり、あとは……ロールケーキだな。
これまた別の作品の話になるんだが、「ブルーアーカイブ」というソシャゲには「桐藤ナギサ」という女の子がいる。この子は気心の知れた親友に怒る時にロールケーキを口の中にぶち込もうとするという面白い習性を持っているのだが……
俺はこれをパクって、酒寄がなんかもう限界そうな時は「もっと頼れ!!」とか「休め!!」とか言って注意。それでそっから本人に許可を貰って戒めとしてロールケーキをぶち込むことにしているのだ。
これの何がいいって、酒寄は超ギリギリな生活をしている為、下手したらものすごい食生活を送っている事がある。そこで、施しとしてではなく、戒めとしてロールケーキを無理やり食べさせる事で、本人に罪悪感を抱かせずに栄養を少しでもとってもらえる、というかなり冴えたやり方である。
え?ロールケーキじゃなくてもよくねそれって?まぁ……それはそう、だけどリスペクトは大事だから!!うん!!
そして、もう1人この時点で俺が何とかしようとしている人物がいる。それが……
テンテッテッテッテテテンテテテテン♪
「ん?電話か?一体誰から……あーね、はいもしもし〜?」
『もしもしヒイロー?今家に居たりする〜?良かったらロールケーキ贈ろうと思ったんだけど、どうかな?』
「お、良いなそれ。良かったら家に上がってくれよ、一緒に紅茶でも飲みながらロールケーキ食べて軽い雑談でもしようぜ、綾紬」
『オッケー、じゃあすぐ行くから楽しみにしてるよー』
「はいはーい、っと、じゃあ紅茶淹れる準備しとかねえとな」
そうして俺は電話を切って、何とかしようとしている彼女、綾紬芦花について考えるのだった……
ウラ話
このヒイロ君は甘いものが大好きなので、年がら年中スイーツを食べてます。というかそれがきっかけで彼女達と繋がりができたそうで……?
あと、ものすごく詰めが甘いです。
いやー頑張って執筆してみたんですけど難しいですねコレマジで、よく毎日連載とかしてる人見かけるけどほんと凄いなあの人達、読み専だったんでほんと感謝です。(しかもやってみたは良いもののストーリー全く進んで無いし……)
更新はかなり不定期になると思いますが、目に留まって気に入ってくれる方がいれば首を長くして待ってくれれば幸いです。
それでは、また次回!