なんかまたまた長くなっちゃいました……やっぱり文章をまとめるって難しいですね。精進します!
さて、改めまして、お気に入り登録などなど有難うございます!お陰様でモチベも高いままなので、よければ高評価、お気に入り登録などしてくれたら嬉しいです!
それでは、どうぞ!!
…………流石におかしいだろ。
『注目のイベントが始まります!王者ブラックオニキスが、異例の速度でのし上がったかぐやいろPに、宣戦、そして求婚!さらに……』
なんで……なんで!!!!
『あのプロゲーマーと引けを全く取らない、いや寧ろ勝っているとさえ言われている正体不明の強者!謎の白百合仮面V2もかぐやいろPの助っ人として登場!?まさに衝撃の展開と言えるでしょう!』
『この前争奪戦で登場した白百合さんは本物なのか、はたまた偽物なのか、と色々注目を集めてますからねーこの人、まさに今一番注目されるだろう神戦になること間違いなし!!そんな試合が、間も無く始まろうとしています!!』
[そうだそうだ!!結局アレどうだったんだよ!!気になり過ぎて夜しか眠れてねーんだぞ俺!!]
[ちゃんと健康的な生活送ってるじゃねえーか!!]
[個人的には体の使い方とか、そもそも武器の使い方が同じだから流石に本物だと思ってるんだけどなあ……]
[そこら辺ちゃんとこれ終わったら教えてくれよ?百合の守護者(笑)さんよー?]
[まぁ少なくともコイツはモノホンだろ、これに勝つことで帝がかぐやと結婚するっていう事態を防ごうとしてるってことだろ?ちゃんと意図はあるはずなんだよ……この前は何故あそこにいたかが分からんからこそここまで混沌としてる訳だが………]
「じゃあよろしくー!V2ー!!」
「………この前の借りは、ここで返してもらいますからね」
俺が助っ人枠として呼び出されてるんだよーー!!!???
○
「いやーやっぱブラックオニキス強いなあ」
たまに動画を見たりするんだが、流石プロって感じだわ。動きとかが他の奴らとはまるで違う。個人的に一番ヤバいって思ってるのは乃依だな……なんだあの弓の命中精度は?映画でも見てて思ったが遠距離に関してはコイツが最強なんじゃないか?
「そこに関しては君がまだまだ研鑽を積めるところだな。正直、ヒーロ君は近接戦でゴリ押しようとする悪癖がある。改善できるところの一つだ」
「勝手に思考を盗聴するなよマジで………人権を害してるって訴えるぞマジで……」
………まあ、近接でゴリ押せば何とかなるって思ってるのは事実だな。だって離れるより近づいてブッ倒した方が爽快じゃない?後ろから
「とんでもない脳筋思考だな……そんな考え無しだから百合も遂行出来ないんじゃないか?」
「こ、こいつ………!!」
言わせておけば好き勝手言いやがって……!!……いや、でも確かによくよく考えてみればそうかも知れん……少し改善する様に心掛けるか。それに、最近は一回だけだが百合も成し遂げられたんだ。改善すれば俺の百合IQも更に上がる事間違い無しだな!!
ピロンッ!
「って……ん?何かメール来てるな。えーっと、何々……」
『謎の白百合仮面V2さん、かぐやの事鍛えてー!!!』
「???????????」
ん??どういう事?この前危害加えようとしたかも知れない奴に頼み事?正気かコイツ?
「…………まあ、メールを送ってくれたのに返信しないのは失礼だよな」
『メールを送ってくださり有難うございます。ですが、仮にもそちらに迷惑をかけたかも知れない人物に鍛えてもらう、というのは少しおかしくないでしょうか?間違いなくこちらに信頼や信用は無いと思うのですが………』
………取り敢えず返信はしたが、果たしてこれでどうなるか……
ピロンッ!
『返信変わりました。いろPです。色々お伺いさせていただきたいことがありますので、宜しければこちらが指定した場所に来てもらえないでしょうか?』
「早ッ!?」
返信早過ぎだろ!?………もしかしてこの前のアレ根に持たれてたりするのか……?いや、持たれてないか持たれてるかでいうと確実に持たれてるとは思うんだが………
「………仕方ねえ、取り敢えず行くとするか」
……と、そんな訳でツクヨミにログインし、酒寄が指定してきた場所まで来た訳だが……
「……ん?あー!!いろPー!!V2来たよーー!!」
「……分かったから騒がないでかぐや。こっちは真剣なんだから」
…………アカン、大分キレてらっしゃるこのお方。どうしよコレ?もしここから俺がヒイロだってバレたらさらに面倒くさい事になるのが目に見えてやがる……!!
仮面の方だったら好き放題してもリアルの俺にそこまで迷惑かからんしいいだろ!!って考えてた少し前の俺を全力でぶん殴りたい………!!何でこんな簡単な事を予測できなかったんだよ!!
そう、俺は酒寄達に俺が「謎の白百合仮面V2」としてライバー活動してるという事を伝えていないのだ。理由としてはやはり、
クソッ……!!かくなる上は………!!
「………この度は!!かぐやいろPチャンネル様に多大なご迷惑をおかけして!!誠に申し訳ございませんでしたー!!!!!!」
「!!!???」
「…………」
必殺!マジ土下座!!古来から日本で伝わる伝統的な謝罪方法だ!!これで俺の誠意を伝えるしか道はない!!……………さあ、どうだ!?
「…………顔を上げてください」
そんな声が聞こえたので、俺はゆっくりと顔を上げた。……まさか、一発で成功したのか………?
「…………いいんですか?俺は貴女達のことを害そうとした奴ですよ?」
「………貴方にも何かしらの事情がある、という事は今の謝罪で分かりました。ですが、何もタダで許すって訳じゃないです。こちらが出す条件を呑んでくだされば許します」
「なるほど………なら、その条件ってのは一体……?」
「それについては、かぐやから聞いた方が早いと思います。という事で………かぐやー?」
「はいはーい!!!!じゃあこっからはかぐやが説明する番ってことで!!よろしくー!!」
「ああ、よろしく」
「んじゃその一!!かぐやを帝と戦う時までに強くして欲しい!!正直言って帝達が強いってのはもう動画とかいろは……いろPに散々見せられたからさ〜?何とか鍛えたいんだよねー」
「なるほど」
ふむ、確かに妥当な案かもしれんな。自慢じゃないが、俺はこのツクヨミ内でもかなり強い自信がある。ハンマーは専門外だが……俺の視点から見て何かアドバイスが出来るかもしれん。
「そしてその二!!かぐや達と一緒に神戦に出て!!」
「…………………」
…………え?嘘でしょ?そんな事ある?いや確かに俺強いけどさあ………ヤチヨがかぐや達と一緒に戦ってる所見たかったのに……あそこめっちゃ見応えあるし見たかったのに………こんなのってないよ!?
「君が蒔いた種だろ?大人しく罰を受け入れるんだな、ヒーロ君」
クソッ……!!ここが真面目な場面じゃなかったら全力でブン殴ってるのに……!!ここなら殴られないって理解しててこんな発言してるなコイツ……!!後で絶対殺す。
そう決意をした俺は、酒寄に分からない所を質問した。
「なるほど……因みに何故俺なんですか?他にも信頼できて強い奴なんて沢山居たと思うんですが……?」
「えーとね?それは確か………なんだっけ?」
「はあ……それはですね。簡潔にいうと、バズるからですよ」
「バズる?」
ん?よく理解できてないんだがどういう事だ?
「そうです。先日の件で、私達には並々ならぬ因縁の様なものが出来たと考える人がいるはずです。そんな時に、『かぐやいろPと謎の白百合仮面V2が神戦で組むらしいぞ!?』と分かれば、気になる人は間違い無く出て来ます。それでかぐやの新規登録者をより獲得できれば……と思って考えた結果、貴方に協力してもらう事になりました。それに、貴方は間違い無く強いですから」
「そーそー!!そゆことー!!」
「正直、会うまではかなり不安だったんですが……先程の謝罪や今までのやり取りや、態度で信用出来ると思ったので、ここまで話をさせてもらいました。………どうでしょうか?因みにですが、もしこれを断れば………分かりますよね?」
「やりますやります是非やらせてください!!」
怖過ぎだろコイツ!?余りの怖さに鬼を幻視するレベルには怖かったんだが!?……いやまあ、百合のためとはいえ俺が悪いからなこれは……それに、ここまで嫌われてるってのは友達として心が痛むが、百合の守護者としては満点だからな!!百合が花を咲かせるまでの辛抱ってとこだ。
「おっけー!!そんじゃV2ー!!ばしばしかぐやの事鍛えてくれよな〜!!」
「………ああ、分かったよ」
こうして俺はかぐやの事も鍛えつつ、酒寄にアドバイスをしたり、作戦を酒寄達と練ったりして日々を過ごした。
◯
んで、今に至るって訳だな。
まぁ、正直まだ助っ人役を渋ってるのはそうなんだが、仮に断ったとして、その後の酒寄が怖過ぎてもう無理なんだよな………
「まあちょうどいい機会じゃないか、ブラックオニキスと戦ってみたかったんだろう?しかも相手はプロゲーマーだ。僕たちの実力が試されるという訳だ………もっとも、負けるとは微塵も考えていないが」
「ハッ、言うじゃねえかアルスハリヤ………同じような事を考えてるってのは少し癪だがな」
仮にこの試合で勝ったとしても、負けたとしても、かぐやがヤチヨカップで優勝するのは確実だ。実際、さっき新規登録者数を確認したが、バカみたいに伸びてるしな。なら、ここでの勝ち負けは関係ないって事だ……少しだけ楽しくなってきたな。
「っと、もうそろそろみたいだな」
「そのようだ」
『黒鬼はまだですかね?ん?おっ?ちょっ!?どこここ!?鬼ヶ島?おっ?おー!?』
岩場から飛び出すは三人の猛者。このツクヨミで「プロゲーマー」として数多の大会で輝かしい記録を掻っ攫って行った、文字通り「超かぐや姫!」においては最強格といっても過言じゃない奴ら、それが───
『黒鬼、ご来臨ー!!』
ブラックオニキス、俺がずっと戦いたかった相手だ。
大胆な登場を遂げた帝達が俺たちに話しかける。
「どーも、対戦受けてもらってありがと」
「そんで、そっちは謎の白百合仮面V2さん……で、いいのか?噂はかねがね、俺たちよりも強いとか何だとか……是非試したいとこだな」
「あんなバカみたいな格好した奴が俺たちより強いとか、流石に嘘でしょー?」
「……………よろしくお願いします」
あっぶねーーー!!今普通に手が出そうになったわ!ここで殴りにかかるのは普通にヤバい奴だから抑えねえと………まぁ実際馬鹿みたいな格好なのはそうなんだが、それを他人に指摘されるのは腹立つんだよ!!この恨みは戦いで返させてもらうからな………!!
「おう、よろしくな………そしてだ、俺の姫、かぐやちゃん!!」
「おらっ帝!勝負だ!」
何故か喧嘩腰で話しかけるかぐや、多分ライバル意識とか芽生えたんだろうな……
「ヘヘッ、前傾姿勢可愛過ぎ。……俺が勝ったら、結婚してくれんの?」
「んな、わけ、ねえだろ!」
そう言いながら剣を振るう酒寄、そしてそれを軽々と避ける帝………正直、酒寄が身につけてる着ぐるみと剣のギャップが凄過ぎて俺、シュールに感じるんだよなぁアレ……
それにしても、よくぞ言ってくれた酒寄!もし酒寄が動かなかったら俺が全力で殴り飛ばしてたところだわ、どんな意図があったとしてもここでそんな発言する奴は俺が全力で殺しに行くからな?覚悟しろ?
「こわっ!」
「彩葉がダメって言ってる!」
「あっバ…バカ!あんた何回いったら……!」
………この前は何とか修正できてたが、今回は無理だったか。まあそう簡単にかぐやが意識できたら酒寄も苦労しないか………
まあそんなこんなで、互いの思惑が絡む中、黒鬼戦が始まろうとしていたのだった。
やっとブラックオニキスの面々出せたよ……ここまでにもう11話かかってるってマジ?
まあそれは置いといて、次回はいよいよ黒鬼戦と言う事で、戦闘描写頑張ろ……ってなってます。
もしかしたら閑話かもしれませんが……
明日、遅くても明後日には出せると思うので、お待ちいただければ幸いです。
それでは、また次回お会いしましょう!