百合の間に挟まるなんてイヤだー!!!   作:NTT.T

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はい、戦闘描写難し過ぎて心の中で泣きそうになりました。しかもルールも映画だけだと分からなさ過ぎて全力で調べてました。

あと、誰とは言いませんが戦闘描写が無さ過ぎてどういう戦い方してるかが想像するの難し過ぎて発狂してました。

でも、やっと書きたい事が出来たような気もするので、良ければ温かい目で見守って下さい。

それでは、どうぞ!!



緋色の眼光

 

大量のミニオンを蹴散らしながら平地を駆け抜ける。俺は倒した所で恩恵は恐らくないが、コレで相手が強化されるのを多少は妨害できるだろう。

 

 

俺が向かっているのはボトムゾーンの櫓、原作ならヤチヨが行くはずの場所。かぐやと酒寄には原作通り、トップゾーンに行ってもらっている。

 

そして後少しすれば───竹林が側にあるはず、なら──

 

ピュンッ!

 

洗練された技術によって、彼方から放たれる矢。

只人ならここで何故やられたのか理解もできず終わる事だろう。だが──

 

 

 

 

 

「コレでやられるなら俺はただの役立たずだろ」

 

俺は予め使っていた強化投影(テネブラエ)で強化した身体を駆使し、乃依が放ってきた矢を光剣(ルークス)で弾いた。

 

 

 

 

 

……とはいえ、依然としてアイツの大体の位置は分かっても詳細な所までは分からない。ここは───

 

「っと、考える暇はそんな簡単にくれねえか」

 

続け様に放たれる矢、流石の命中精度だな。

 

「さて、どうするヒーロ君。このまま牛鬼を撃破して、櫓を占拠しようとした所でアレに妨害されるのは目に見えてる。なら?」

 

 

 

 

そんな答えは誰でも出せる。

 

 

 

 

 

「先にアイツを潰すしかねえよな!」

 

「ほう、ならどうやって?」

 

矢を弾きながらアルスハリヤと会話する。鬱陶しい事この上ないが、コイツは戦闘面に関しては優秀だからな。コイツのサポートはいるだろう。

 

 

 

 

 

「そんなの決まってんだろ」

 

 

 

 

 

不可視の矢(ニル・アロウ)で遠くから牽制しつつ倒す戦法でもいいかもしれんが、そもそも矢術は恐らく彼方のほうが上だ。相手の得意分野で戦う必要はない。つまり──

 

「お得意の近接(ゴリ押し)だ」

 

「そんな事だろうと思ったよ(呆れ)」

 

 

 

 

 

 

そう言い、俺は即座に竹林の中に突入するために加速した。

 

ただスピードだけで撹乱するのでは無く、辺りにある障害物を利用しながら駆け抜ける。コレで当たる事は俺の身体能力もあって、ほぼ100パーないだろう。

 

 

 

 

 

「いや早過ぎでしょそれー?チートでも使ってるー?」

 

 

 

 

 

どこかからそんな声が聞こえる。まぁ実際チートと言ってもいいレベルのステータスは多分してるからな。もちろんチートは使ってないが……

 

「生憎、そんなもんに手を染めた事はねえよ!!」

 

そう言いながら着実に乃依に近づく俺。ここまで来れば流石に矢の軌道から何処にアイツがいるかは分かる。恐らくそう時間もかからず接敵できるだろう。問題は………

 

 

 

 

 

「何処で必殺技(ウルト)を使って来るかだ」

 

必殺技(ウルト)、文字通りの必殺技だ。乃依の必殺技は着弾した所に結晶体のようなものが出来る、というものだったはずだ。当然威力も上がっている筈だ、光剣(ルークス)で防ぎ切れるかは怪しい。まだ溜まってはいない筈だが、それも時間の問題だろう。

 

それに──

 

「あの鈍足もあるし、何よりも………」

 

 

 

 

 

少し妙だ、さっきから同じ所で弓が放たれてる。ここまで近づいたってんなら距離を取ろうと移動する筈……そして移動させまくって障害物が無くなった所で仕留めようと思ってたんだが、コレじゃまるで──

 

 

 

 

 

 

「誘われて──」

 

「ッ!!ヒーロッ!!マップを見ろッ!!」

 

「は?マップを見ろったって、見るまでも無い──」

 

────は?雷がこっちにいる?嘘だろ?トライデントで来るんじゃなかったのか?いやそんなことを考えてる暇はない!!

 

「コレ絶対罠だっ──」

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、勘で背後に光剣(ルークス)を振るうと大槌が襲いかかって来る。

 

「ふっ、どうやらそう簡単にやられてくれはしないようだな」

 

「テメェ……!!」

 

クソッ………不味い、舐めプして来ると思い込み過ぎてマップを見るのを怠ってた……俺のことをそこまで知らなさそうだったから確実にそう来るだろうと思ったのが裏目に出た……!!

 

それに膠着しすぎるのも不味いッ!!このままだと……!!

 

 

 

 

 

 

「ほらほらーそんな固まっちゃって大丈夫〜?サンドバッグにして欲しいならそう言わないと〜」

 

そう言いながら弓を飛ばしてくる乃依。何とか雷から離れて弓をかわす事には成功するが……というかフレンドリーファイアとかないのかコレ?味方がいるのにパンパン打ってくんなよマジで!!

 

 

 

 

 

 

「………クソッ………ジリ貧だな、コレ……」

 

さっき雷から離れた隙に岩陰に隠れはしたが、ここからどうするか……

 

仮に乃依を倒そうと接近戦を仕掛けようとしたら雷に妨害され、かといってこのまま雷と戦闘し続けたら乃依が牛鬼を倒し、櫓を占拠しようとする可能性がある。雷と戦闘している隙に射抜かれる可能性もある。

 

 

 

 

 

 

なら、相手が何かする前に一瞬で倒すしか無い。

 

 

 

 

 

 

 

「仕方がねえ…………アルスハリヤ」

 

「………君のやりたい事は理解したが、あまり長くは使いすぎるなよ?第一もう切り札を切る羽目になってしまっているし、現実の君にどんな事が起きるか分からない。特にソレ(・・)はな」

 

「もうその台詞聞き飽きたっての」

 

「それもそうか、なら僕もサポートするとしよう。コレで人数差もなくなる訳だ」

 

 

 

 

 

 

そう言うと、いきなりアルスハリヤは笑顔を浮かべて語り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ、まぁ楽しむとしよう!!折角の機会だ!」

「15秒だ」

 

 

 

 

 

 

そして、いつぞやの彼(三条燈色)のように、俺は言う。

 

 

 

 

 

 

 

「無理難題を成し遂げ、艱難辛苦を乗り越え、ありとあらゆる障害を物ともしない!それが、それこそが──」

 

 

 

 

 

 

さながら演説者気取りかのように、大袈裟に振る舞うアルスハリヤ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「15秒で片をつける」

「君だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいね──」

 

そう言いながら、魔人は俺の手を取り──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「素敵な殺し文句だ」

 

俺に微笑みかけた。

 

 

 

 

 

『さあ!ここでまさかの乃依&雷に白百合が善戦しています!!いやーここまで強かったんですねー?正直驚きです!!』

 

『そうですねー。確かに強いのは知っていましたが、そもそもSETSUNA専でしたから、ここまでの大立ち回りが出来るとは思ってもみませんでした』

 

 

 

 

 

[アイツの動き早過ぎて草]

 

[まともに目視すらできんのどういう事?移動手段も使って無いし、ここまで出来るもんなのか……?]

 

[まあ、アイツなら出来るっていう『凄み』は確かにあるがな]

 

[納得はしたく無いけど、強いのは間違いないし。チートなんてそれこそアイツが一番嫌いな事だろ]

 

 

 

 

『会場も大盛り上がりです!

それに、かぐや&着ぐるみを脱いだいろPも帝相手に食らい付こうと激しい戦いを繰り広げているー!!いよいよどうなるか分からなくなってきました!!』

 

 

 

 

 

 

 

………遠くから声が聞こえる。不要な情報は切り捨てる。

 

ふぅ、と俺は深呼吸をし、そして───魔眼を開き、岩陰から飛び出す。

 

 

 

 

 

 

 

残り──15秒

 

 

 

 

 

 

 

 

岩陰から飛び出した瞬間に多数の矢が飛んでくるが──俺には緋色の未来が視える。

 

 

 

 

 

 

 

本来なら当たっていたかもしれないが、まるでそこに居ないかのように矢を避ける。

 

 

 

 

 

 

 

「マジ?流石にドン引きだわー」

 

 

 

 

 

 

 

そう言いながらも、俺が雷に近付くまでは矢を放って来たが……ここで俺を射ようとするのをやめて来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り──14、13、12、11秒

 

 

 

 

 

 

 

俺は雷と接敵しようとするが───先程の戦闘で散らばった鬼瓦を錫杖の能力で飛ばして来る。

 

 

 

 

 

 

本来の俺なら斬るが……今の俺ならこんなもの、斬るまでもない───

 

 

 

 

 

 

「……コレも避けるか……」

 

 

 

 

 

 

だが、そこはさすがプロ。避けられることも想定して既に構えている。

 

 

 

 

 

 

 

残り──10、9、8秒

 

 

 

 

 

 

 

足元が光り、地雷が爆発しそうになる。避けるか───いや、アルスハリヤならここでこう言うはずだ。

 

 

 

 

 

 

「日和るなってなぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

俺はそのまま地雷が爆発する前に駆け抜け──雷の前に飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!?」

 

 

 

 

 

 

流石に地雷を突っ切って来るとは思ってもいなかったのだろう。動揺しているものの、何とか俺を攻撃しようとした雷をそのまま───

 

 

 

 

 

 

「殺った」

 

 

 

 

 

光剣(ルークス)で斬り捨てた。

 

 

 

 

 

「………すまない、乃依」

 

 

 

 

 

そう言い残し、雷は桜となって散った。

 

 

 

 

 

残すは──テメェだけだ、乃依。

 

 

 

 

残り──7、6、5秒

 

 

 

 

「なら、これはどう、かな!!」

 

 

 

 

そう言い、乃依は必殺技(ウルト)を放ってきた。俺はそれを───

 

 

 

 

 

「なら、これはどう、かな!!」

 

 

 

 

 

さっき雷が稼いでくれた時間を使って貯めた必殺技(ウルト)を、目の前のバカみたいな格好してる癖にあり得ないくらい強い奴に向かって放った。てかコイツプロじゃないってマジで言ってんの?冗談でしょ?

 

 

 

 

 

この前帝に言われて動画見た時は「確かにそこそこやりそーだなー」とか思ってたけど、ここまで強いのは想定外……!!

 

けど、いくら何でもコレは必殺技(ウルト)、流石にかわされるにしても一旦引くだろうし、そこで立て直すしか………

 

 

 

 

 

色々考えてる間に着弾した必殺技(ウルト)、だが………

 

 

 

 

 

「…………いない?」

 

 

 

 

かわせなかった?それとも水晶の裏に隠れてる?或いは………

 

 

 

 

 

「って、やっぱ隠れてたか!!」

 

 

 

 

 

 

予想通り、水晶の裏に隠れていたようだ。…………近付かれたら不味いのは分かった。こうなったら鈍足で何とかするしか───

 

 

 

 

 

 

「───光玉(ライト)

 

 

 

 

 

そう目の前の変態がいうと、辺りが眩しくなり、何も見えなくなった。

 

 

 

 

 

しまった!?目眩し!?すぐどこに居るか索敵しないと……!!

 

 

 

 

「………って、またいなくなったじゃん」

 

 

 

今度は一体どこに行った?流石に水晶にまた隠れたなんてことはない………なら竹を利用して隠れた………いや、違う!!

 

 

 

「上か!!!!!」

 

 

 

 

 

そう俺はいい、すぐさま弓を変形させ近接にも対応出来るようにしようとするが───

 

 

 

 

 

 

「遅せえよ」

 

 

 

 

 

………どうやら、一手遅れたようだ。

 

 

 

 

「………ほんと、反則すぎー」

 

 

 

「………アンタらも十分強かったよ」

 

 

 

「それ、俺達が負けた奴に言われるのムカつくー」

 

 

………ほんっとに、ほんっっとにムカつくけど、いつか仕返しはするから。………………覚悟してなよ?

 

 

 

そう心の中で呟きながら、俺は桜となり散ったのだった………

 

 

 

 

 

 

『おおっと!!?ここでまさかの乃依と雷が白百合にほぼ同時に撃破されたー!?しかもここでかぐやといろPも帝を見事撃破!!両方とも櫓を占拠し、コールド勝ちだー!!!!!』

 

 

 

『よって!!ラウンド1は、かぐやいろPと謎の白百合仮面V2のタッグが見事勝利ーーー!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

「いやーV2強過ぎでしょ!もう最強じゃーん!!」

 

 

「ホントそれ、何者なのあの人」

 

 

プロを2人相手取ってそのまま勝つって、ヤチヨでもそうそう出来ない筈なのに………もしかしてあの時手加減された?私?

 

 

それに、やけにアドバイスも的確だった。まるで、相手の動きを全部知ってるみたいに。

 

 

 

「よーしー!!!このまま勝ーつ!!!彩葉も一緒に頑張ろ〜!!!」

 

 

「はいはい」

 

 

 

 

そうはしゃぐかぐやをあしらいながら、私は少し思案していた。何故だろうか、今までの自分だったらきっと、一人で全部何とかしようとしてた。けど…………

 

 

 

 

 

 

 

『頼りたくなったら頼ってくれ、友達だろ?』

 

 

 

 

 

 

 

アイツ(ヒイロ)とあの人が重なって見えた。だからか、不思議とあの人が出すアドバイスも素直に受け取れたし、かぐやと武器の交換をして、連携を取るということも練習通り出来た。

 

 

………後で心当たりあるか聞いてみようかな……それと、この前の戦いについても…………ね?

 

 

そんな事を思いながら、私達は次のラウンドに備えるのだった。

 




はい、やっとヒイロ君が無双してくれて私は嬉しいです。でも、無双させすぎるってのもそれはそれで他のキャラを台無しにしてる気がするので、こんな感じに、自分なりに苦戦させたりしました。

当分はやりたく無いなコレ………楽しかったけど。

まあそんなこんなで、ここまで見てくださってありがとうございました!

評価やお気に入り登録、それとコメントもしてくださると大変嬉しいです!!無理にとは言いませんから、気が向いたらしてやって下さい。

それでは、また次回お会いしましょう!!


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