え?このゲーム、モンスター倒すんじゃないの? 作:お寿司のネタのサーモン
シン「ここが・・・出口前?」
光が止むとそこは高いレンガに覆われた部屋だった。
少し進むとドアがありそこには箱が置いてあった。
シン「これが特典か?」
箱を開けてみると中にはバッグパックと懐中電灯、そしてゴテゴテにカスタマイズされた拳銃があった。
シン「最初から銃を持ってるのか、特典は凄いな~」
そんなのんきな事を言っているとドアが独りでに開く。
シン「ホラーゲームだって言ってたな・・・ん?」
ドアを抜け、また別のドアの横に机の上にファイルと糸が置いてあった。
シン「なんだこれ?」
ファイルを拾い上げ中身を見る。
シン「え~と・・・『A-623.アブソリュートは高速で移動する生命体です。アブソリュートが接近時あなたの視界にノイズが走ります。
対処方法は祝福された懐中電灯などの強い光を与えると脅威とみなし退散します。
また、常に高速で動いているため急停止などは出来ません。鋼鉄でできたワイヤーなどを予め設置することで排除が可能です。』・・・ほう。」
シン「祝福された懐中電灯が何なのかは分からないがこのワイヤーを使えばいいんだな。」
シンの視点には赤い丸で壁と壁の間に線が引かれているのを確認していた。
シン「ここに置けばいいのか。」
ワイヤーの設置を完了したとたん、視界にノイズが走る。
シン「アブソリュートとやらが来るって事か?」
案の定数秒後には轟音とともに何かがやって来た。
シン「あれ?これ俺大丈夫?」
辺りを見回すが隠れられそうなところは机の下しかない。
シン「無いよりましか。」
しゃがんで机の下に隠れるのと同時に高速で動く黒い物体が目の前を通ると同時に破裂するような音とともに血が辺りにまき散らされた。
シン「・・・グロ。」
幸い血はすぐにポリゴンとなって消えた。
シン「ファイルは・・・無事だな。」
ファイルをファイルをバッグパックに入れながらドアをあけ次の部屋に向かうとまた机の上にファイルを見つけた。
シン「またファイルか。なになに・・・『A-053 ゴーストは物体を貫通して移動する思念体です。ゴーストが出現すると貴方の視界の端には青色の光が現れそれがゴーストの接近と同時に赤色になっていきます。対処方法は祝福された懐中電灯を当てた直後に打撃を与えると対象は消滅します。』また、祝福・・・」
シン「結局この懐中電灯が祝福されてるのか分かんないないから対処のしようがないな。」
そんな感じで思っていると目の周りが青くなった。
シン「ゴーストが来るのか?」
ぶっつけ本番でやってみることしかない、懐中電灯をポケットから取り出しゴーストとやらを探す。
シン「・・・何処だ?」
見当たらない。
懐中電灯を無意識に強く握る、懐中電灯のライト部分が少しずれる。
シン「あ、これランタンにもなるやつじゃん。」
懐中電灯のライト部分がスライドすると一部屋丸ごと目一杯の光であふれると同時に視界の赤が無くなった。
シン「眩しかった・・・対処できたのか?」
視界に赤が表示されていないということは恐らくそうなんだろうと納得することにした。
シン「結局どんな見た目かわからずじまいか・・・」
ドアがまたもや勝手に開き先に進むことを強制される。
ドアを抜けると薄暗い森の中に出たのと同時にリザルト画面が表示された。
シン「これでチュートリアルとやらはおしまいか、案外簡単だったな。」
『
【最初の使徒】、【最初の浄化】、【最初の希望】、【容赦なし】、【わっ!?】、【巧みなハンター】、【やりすぎ】。
シン「分からん、この画面はオフにできるのか?」
『出来るよ。オフにするか?』
シン「今のは・・・?」
『見えていないのか、マスター、こっちだよ、右上!』
視界の右端に絵初心者が書いたかのような雑な顔が書いてあった。
シン「君は誰だ?」
カリー『Hehe、取り敢えずはカリーとでも呼んでくれ。』
シン「分かった、取り敢えずオフにしてくれ。」
カリー『了解。』
シン「そうだ、近場にログアウト出来る所はないか?」
カリー『一時帰還か?それならまっすぐ進めば街に出る、そこで宿屋にでも行けばいいさ。』
シン「了解。」
そこからちょくちょくミミズっぽいのが出てきたがそいつらは全部、カリーに言われたとおりにして倒した。
それ以外に特に変わったことはなく、宿屋が町の前にあったのでそこでログアウトした。
強いて言えば町が近未来的だったことくらいだ。
こうして俺のゲーム初日は幕を閉じた。
次は掲示板回です。