パワーダイザーを用いて、それなりに上層階へ飛ぶと、カルマが暗殺者を倒した後だった。
「それで、この後どうするんだ?」
今、俺達の目の前にはクラブがあり明らかに"おハーブやってる奴"とか、"89383"とか、"テレビでたまに見るおえらいさん"が居た。
「ここにいる奴らを俺がぶっ飛ばして捕まえてもいいけど…連行する人員とかいないから無駄に終わるだろうし…」
「ここの連中は後回しだ…ここを切り抜ける方法を見つけなくては…」
「了解。誰か陽動してくれたら助かる」
『Stealth on!』
「ああ、了解」
「任せて!」
人目を引き付ける役目は任せ、通路のルートを確保するために動く。
まずは、通路の確認と確保だな。
そして、念のための退路と強行突破の手段を残しておく必要がある。
まあ、道は簡単に見つかったので見張りを倒しておいたんだが…
目の下の隈がスゴイな。
こんな隈ができるくらいハードな仕事なのか、それとも…今はそれよりもやることがあるな。
取り敢えず、通路は確保できたのでフロアに戻ってバガミールとポテチョキンにスイッチを入れて全員を呼ばせる。
数分すると、全員が集まったが…なぜか渚が女装してた。
赤面してたから、たぶん着させられたんだろう。
「…はやく着替えろ」
「うん…」
「えー、まだ味するでしょ?」
「今はそんなことよりやることあるしよ。それに、ちょっと犯人の心当たりがな」
「誰か分かったの?」
「予想なら出来たが、確証はないぞ?」
「それを仲間に共有することも大事ですよ?如月くん」
「なら敵の殺せんせーがいるから共有出来ないな」
「にゅやぁ!?まだ引きずりますか!」
「まあ、殺せんせーはケータイ持ってないからケータイで共有したら?」
「動けねーから覗き見されることもないしな」
「オッケー、メールで送るぞ。烏間先生は殺せんせー見張っててくれません?」
「…ああ…」
メールで皆に俺の予想を一斉送信すると様々な反応を見せた。
主に怒りと呆れの感情を見せた。
「なるほどね…」
「コイツなら納得だな」
「でも、証拠とか無いよね?なんでそんな予想を…」
もっともな疑問を聞かれたのでさっき倒した警備を見せる。
「なっ…!?」
「アイツなら、こんなになるまでやりそうだろ?それに、最後の時も逆恨みする感じの雰囲気だったろ」
「確かに…」
「あのぉ…隠す気ありますか?君たち…」
無いぞ!
そもそもアイツのことはどうでもいいしな!
喧嘩売られたから買っただけだし。
「この後に出てくる暗殺者も大変かもな…」
「ん?何がだ?」
「「「キャラの濃さ」」」
「実力じゃないんだ…」
確かに、さっきの奴はぬーぬーうるさかったけど…
んじゃあ、行くか。
渚も着替え終わったみたいだし…
「あのぉ…それで先生も予想はできたんですけど、他の皆さんと同じかどうか不安でぇ…」
「…多分合ってるよ」
「そうですか…?ホントに…?」
うぜぇな…ん?
「ストップ…2人いる」
「うん…倒せる?」
「倒せるが、音が目立つ」
「…なら、それ使わずにやるしかないね」
「だな。どうする?」
「おい木村アイツらにこう言ってこい…ゴニョゴニョ」
「ええ…!?…しょうがないか…」
「お前ら、倒す準備してろよ」
木村が言葉に絶対にしないであろうセリフを吐いて煽り散らして逃げてきた。
なので、俺は正面から追ってきた坊主頭をドロップキックした。
もう片方は寺坂と吉田の二人で捕まえて、他の奴らが拘束していた。
「ナイス」
「まあ、コイツらも本調子じゃなかったみたいだがな」
グラサンを外すと真っ黒な隈が目の下にあった。
「真っ黒…」
「死んでないならいい。こんなとこにいるくらいだし、それなりの覚悟はしてるだろ。それよりも、逃げられる前にさっさと行くぞ」
「うん…」
倒した2人から銃をこっそりと回収しておき、ポッケナイナイする。
「…如月くん」
「なんだ?」
「何か考えがあるんですよね…?」
「ん?いや、ただ今じゃねえって思っただけだよ。それにあの二人にいきなり渡しても、な?」
「実戦を経験して変わることもありますよ?」
「…経験談か?」
「ええ」
「…今は、アンタの信じるよ。」
(((何の話?)))
千葉と速水に銃の柄を向けて渡す。
「回収しといたからやるよ、いるなら直ぐに受け取れ。要らないなら他に使える奴に渡す。あと、気にしすぎるなよ。」
「「「いつの間に!?」」」
「え、う、うん」
「…おう」
「まあ、マッハ20で動く超生物をヒヤッとさせる精度を持つ狙撃手達なら大丈夫だろうけどな」
「「「それはそうだと思う」」」
まあ、少し空気も緩んだところで…
「では、先生から千葉くんと速水さんの二人に宿題を与えます。敵は殺さずに無力化してください。お二人の技術と皆さんのサポートがあればできますから」
「はい…!」
「うん…!」
なかなかハードな試練だなぁ…
廊下を進み、上へ行くとコンサート会場へ出た。
だが、すぐに銃を口に含むイカれ狂人がいた…
ウメェウメェ言ってるよ…
「14…15…いや、16か?1人変な雰囲気の奴がいるが…まあいい。…だが、驚いたな。動ける奴全員で来たのか?だが残念だな。この部屋は完全防音でな」べらべら
長いな…驚かせて無理やり終わらせてもいいが…
どうせならガトリングでも撃ち込むか。
「んおっ!?なんだぁ?卵?」
『Gatling on!』
「よっと…覚悟しろよ?誰にケンカ売ったかわからせてやる」
「…なあ、今ガトリングって言わなかった?」
言ったぞ、ベルトが。
『limit break!』
「ライダーガトリングフィニッシュ!」
俺も言うがな!
勿論、こいつを撃つのでなく後ろの照明を倒すためだ。
直接撃ったら、何のためにアイツが不殺の宿題を出したのかという話になるしな。
だが、アイツは倒れ込んで椅子の下に転がって隠れた。
そしてそのまま逃げるだけでなくフォーゼドライバーを的確に撃ってきた。
まあ、照明がなくなったのなら逆光もなくなって千葉たちも十分狙えるわけだから、あっさりと銃を撃ち飛ばしてもらい拘束した。
ナイス狙撃
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鷹岡 視点
クソ!クソ!クソ!
まずいまずいまずい…!
まだクソガキに正体がバレるのはまだいい…!
だが、あの方にバレるのが一番まずい…!
まだスイッチャーも見つけていないのに、こんなことしているのがバレたら俺は…俺は…
ハァ…ハァ…ハァ…
そうだ…こんなに強力な力があるんだ…
この力を見せつけて、あのガキどもをスイッチャーにすれば…
最悪、あの方…いや、あの最悪のクソガキもろとも始末してヤればいい…!
ははは…!
はははははははははははは!!!
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如月 視点
烏間先生の容態も安定したようだし…いや、安定するのはおかしいんだが…戦闘は任せようと思う。
シンプルにスイッチの消耗が激しいのでサポートに回ろうと思う。
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翌日
メテオに変身した烏間先生に圧倒的にボコボコにされた黒幕、アリエスこと鷹岡は所持していた赤い謎のスイッチの回収後、天使のような姿をした女に異空間へと送られたと烏間先生から通達があった。
ちなみに、ジェミニで増えたフォーゼの俺と回収係の俺の二人で協力しただけである。
これにより、アストロスイッチとゾディアーツスイッチが類似していたことによる政府からの疑惑が完全に解けたとも通達された。
しかし、両方俺である。
謝罪された際に渡された煎餅はきちんと受け取っておいた。
あと、メテオドライバーがオーバーヒートしてぶっ壊れたので資源と資金をそのまま請求していいと言われたので、材料費と打ち上げパーティ用の資金を請求しておいた。
如月に対する、クラスメイトからの好感度が上がった。
なお、烏間先生は羊の〆方を鷹岡に実践した模様