野球の時間
山を登って旧校舎に着くと暗殺を失敗した杉野と渚がいた。
「失敗したのか?」
「あはは…遅すぎて取られちまったよ」
「ふーん…どっちみち殺せんせーは速いからってアレに当てられる気はしないけどな」
「あ~…かもなぁ」
(それは言わないでおこうよ…)
渚が少し責めるような目で見てくる。
気にしてたみたいだな…スマンな。
代わりに情報をあげようか。
「代わりに良いこと教えてやるよ」
「「良いこと?」」
「アイツは結構人のこと見てるぞ」
「…えっと…それだけ?」
「それだけだな。毎日夜遅くまで生徒専用の問題作って、生徒の悩みをこっそりと聞いて、それを解決するために暗躍してるよ」
「…そうなのか」
「やりたいことは何でもサポートしてくれるから頼んでみろよ」
考え込んでるな。
まあ、これはそのうち解決する問題だろうし、過干渉するよりも俺が解決できる範囲で聞くくらいにしておくか。
「まあ、これから殺す相手に相談なんてしにくいか」
「いや、相談してみるよ。先生に相談するのは簡単だしな」
「そうか。なんか変なことされたら蹴るといい。足にポケット作っておいてそこに少量の対先生弾でも入れておくとさらにいいかもな。」
((やり方…))
俺は出来るぞ。
フォーゼシステムを改造したからな。
1〜40番までのアストロスイッチは全て対先生素材を用いて更にダメージを与えられるように改良してある。
「先に教室行ってるぞ」
「うん」
「おう」
それに、今日は早退だしな。
先に職員室に行き、早退届を出しておこう。
「にゅ?おや如月くん。どうされましたか?」
「午後から予定あって、早退するんで早退届持ってきました」
「おや、そうですか…因みにその予定を聞いても?」
「先生の暗殺の為に必要なので却下します」
「ヌルフフフ…では、その時まで楽しみにしておきましょうか」
「そうしてください。じゃあ、教室戻ります」
「では、私も一緒に行きますよ。そろそろ時間ですし」
「そう。なら行くか」
「おや…素ですね」
「形式は大事にするだけだよ。今のところお前との関係には住居を破壊された被害者と加害者、生徒と教師、暗殺者と暗殺対象の3つしかないけど、1つ目でイメージは大幅にマイナスだし、2つ目は変なことをわざとしてるからイメージが回復しても減って±0だし、3つ目に至ってはダメージ与えることも毒スイーツくらいしか無かったから苛ついて更にマイナス。敬われることしてないのに敬語使われるとでも?」
「…うぅ…ワタシ結構頑張ってるのに…」
「変なことするからだな。月を破壊したり」
「だって!そうでもしないと目立たないじゃないですか!」
「だったらインターネットにでも自撮り晒せばいいじゃん」
「ハッ…!!」
「気づいてなかったのかよ…」
やっぱり、こいつ賢いのに馬鹿だな。
「じゃあ、体育、英語、理科、国語だけ受けたら帰るから」
「はい…」
「…授業は嫌いじゃないぞ。楽しめるからな」
「はい!!」
ちょろ…だがスマンな。
今日はゾディアーツの能力チェックだから外せねぇんだよ。
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翌日
今日も山登りだ。
それにしても…昨日は驚いた。
休憩にテレビ点けたら野球選手の有田さんが触手で捕まってたんだから…
杉野の悩み解決のためだろうなぁ…
あっ…
アイツ…杉野にも同じことしてやがる。
まあいいか…渚がツッコミしてるし。
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サービスの時間
学級委員と協力的な生徒たちがかき氷を作っている殺せんせーのことを狙っている。
まあ、笑顔がわざとらしくて、よく見ると暑くもないのに汗もかいている。おそらく緊張でだな。
…ん?ん!?ナイフが花に換わっているだと!?
というか、あの花…
花壇を見ると何も無かった。
「殺せんせー!!この花、クラスの皆で育てた花じゃないですか!!」
「にゅやッ、そ、そーなんですか!?」
「ひどい殺せんせー…大切に育ててやっと咲いたのに…」
「す、すいません。今新しい球根を…」
一瞬だけ消えて
「買ってきました」
それはそれとして、アイツの考え方がよく分からないな…
こんな所に花を植えるのなんて生徒しかいないだろうに…
そこまで馬鹿じゃない…よな?
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しばらく経ち…
木に吊るされたタコとそれを下から天井裏に潜むニンジャを槍で突く侍のように生徒たちが先生を突いていた。
「ほら、お詫びのサービスですよ?こんな身動きできない先生、そう滅多にいませんよぉ」
ふむ…縄の回る軸の部分になる真下に対先生ナイフを括り付けた竹槍を刺しておこう。
しばらく待ってれば…
バキッ!
「危なっ!?」
「チッ…刺さらなかったか…フン!」
「しっ…しまった!!それに、縄が絡まって…!!」
「よけんな…よ!!」
「俺等も続け!!」
「「「おう!」」」
「抜けたっ!!…少年…ジャーンプ!!」
校舎の屋根に逃げやがった…!
「ここまでは来れないでしょう!基本性能が違うんですよバーカバーカ!」
バンッ!
「にゅや!?」
「俺等には遠距離攻撃もあるんだよ!バァーカッ!ターコ!マヌケ!」
「ヌゥ…先生怒りました!!」
「だからどうした!!」バンッ!
「フッ…明日出す宿題を2倍にします…!」
「「「(器が)小せぇ!!」」」
「では!」バビューン!!
チッ…だが、間に合うな。
新キャラの登場に…な
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基礎の時間
皆大好きな体育の時間。
内容はナイフ術だけど…
俺、ナイフ使わねぇから意味ねぇ…とは思っている。
基本的にコズミックエナジーが対先生物質の次くらいに殺せんせーに効くのは実証済みだからキャンサー・ゾディアーツのハサミで十分ではある。
ナイフと違って重いのは弱点だが、身体能力上がるから誤差みたいなものだ。
刃物つながりでチェンソーがあるが、装備箇所が足なんだよなぁ…
というわけでナイフ術はほぼ使わない。
使うとしても対処法くらいか…?
そんなこんなで授業が終わると…カルマが来ていた。
「ようカルマ」
「ん?如月じゃん。なんでここに?」
「出席日数足らなかっただけだよ。後はそこのタコに俺の家、破壊されたから復讐的な?」
「へぇ…先生最低だね」
「ちょっ!?先生の評価があり得ないくらい下がってるんですが!?」
「あはは冗談冗談!まあ、これからよろしく」
「ええ。よろs!?」
引っかかったな?
「ナイスカルマ」
「でも2回目は避けられちゃった」
「ハウスダストにナイフ振って当たるわけないだろ」
「誰がハウスダストですか!!先生は全身触手の超生物ですよ!」
「それで…先生殺すの?」
「もちろん!先生殺す機会なんてもう無いだろうし」
「そう…頑張るといいよ。」
「いいの?復讐しなくて」
「今のお前じゃ無理だからな。頑張ってしばらくは屈辱に耐えるといい」
「へぇ…」
こんだけ煽ったら、面白いことになりそうだ。
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6時間目 小テスト
カルマ、頑張ってるなぁ…
「ごめんごめん殺せんせー。俺もう終わったからさ、ジェラート食って静かにしてるわ」
「ダメですよ授業中にそんなもの。まったくどこで買ってきて…ハッ!!それは昨日先生がイタリア行って買ったやつ!!」
ん?ちょっと待て…ジェラート?
「ちょっと待て!それ俺が毒盛ったやつ!!」
「「「えぇ!?」」」
「え?…舐めちゃった…」
「これ飲め!」
一応解毒剤も作ってきてて良かったぁ…
「タコを暗殺するために罠仕掛けまくってんだからアイツの食い物を奪うのは辞めとけよカルマ…」
「あはは…ごめんごめん」
「…反応が軽いから言っとくけど、触れたものを腐食させる毒だからな、それ」
地面に落ちたジェラートは床を溶かしていた。
「うわぁ…」
「だからもう辞めとけよ?」
「そうしておくよ…!」
重大さ理解したからか真面目な顔つきになったな。
「ジェラート…先生のジェラートが…」
うるさい!俺は家なくなってんだ!
文句言うな!
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翌日
教室に来ると、生臭い。
「先生、何この匂い」
「カルマくんが教卓でタコを殺したんですよ。まったく!」
「掃除しておいて」
「ええ!終わりました!」
仕事は早いんだよなぁ
「手入れか?」
「ええ…!さんざんコケにされましたからねぇ…!」
「そうか。頑張れ」
カルマなら、放課後に本命の暗殺を仕掛けるかな?
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放課後
アイスを食べながら送電線に乗ってカルマの暗殺を見ていると…
カルマが飛び降りた。
赤いホロスコープススイッチを手に持ち、ボタンを押す。
すると俺の身体はサジタリウス・ゾディアーツに変化した。
左腕の折り畳み式の弓「ギルガメッシュ」を引き、右腕で生み出したコズミックエナジーの矢「アポストロス」を射る。
狙いは網目状になった触手だ。
「にゅや!?」
「「先生!?」」
横から射ったから、かなりの量の触手を破壊できた。
それはそれとして、射出位置がバレてるな…
ガン見されてるよ…
ヴァルゴのスイッチを出し、押す。
そして、穴を開き逃げた。
コズミックエナジーでの攻撃も有効…だな。
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??? 視点
あの弓使いはいったい…
触手を破壊するとは…調べる必要があるな…
対先生物質(安定してダメージを与えられる)
コズミックエナジー(ダメージは不安定だが、出力次第で対先生物質を超える)
くらいに考えてもろて…