暗殺Switch on!   作:ちゃがまくら

4 / 20
毒の時間/胸の時間〜盗むぜ!技術!〜

毒の時間

 

理科の実験も終わり、殺せんせーがお菓子を回収したあと…

奥田がバカ正直に毒を渡した。

 

おいおい…俺がこっそりスイーツに盛ってる意味よ…

 

と悲しくなっていると…

普通にあのタコは飲んだ。

 

すると角が生えたり、羽が生えたり、真顔になったりした。

 

これ見てるとスコーピオン・ゾディアーツの毒ヤベェな…

腹痛でダウンさせられるんだから。

 

「奥田さん。生徒1人で毒を作るのは安全管理上見過ごせませんよ」

「殺せんせ〜俺は〜?」

「貴方は早退して作ってるからどうしようもないじゃないですか!」

「知ってる〜!」

「「「あはは…」」」

 

殺せんせーは咳払いして話を続けた。

 

「先生の監督ありなら、一緒に先生を殺す毒薬を研究しましょうね?」

「は、はい!」

 

その後、殺せんせーの指示通りに薬を作っていく奥田。

そんな感じで見ていると、奥田は自身の理科以外の成績の悩みを吐露した。

 

「私には気の利いた言葉遊びも細かい心情を考える作業も必要ないんです…」

「…そうですね。ではそんな君に先生から宿題をあげましょう」

 

あーあ…殺せんせーに火付けちゃった

国語力は数学でもいるだろうに…

 

「先生、これ…」

「流石です…では早速頂きます」ゴクッゴクッ

 

ヨダレだばーしてるよ…

 

「…ヌルフフフありがとう奥田さん。君の薬のおかげで先生は新たなステージへ進めそうです」

「…え?」

「グオオオオオオオオオ!…ふぅ」

「「「溶けた!?」」」

 

そんなこったろうよ…

 

「奥田さん。君に作ってもらったのは先生の細胞を活性化させ、流動性を増す薬なのですよ」

「そんな…」

「これならこんな隙間もこの通り!」

 

ふむ…

 

「なあ、それって人に入って寄生的なのもできるわけ?」

「あー…どうなんでしょうか?先生試したこと無いですし…ですが、体積的に無理ではないかと」

「そうなんだ…それは良かった。烏間先生のこと乗っ取って政府に潜入とか、色々出来たらヤバそうだしね」

(そんなことをすぐに思いつく君のほうが…)

 

これも全てエボルトって奴のせいなんだ。

 

「それはそれとして…しかし!スピードはそのままに!!さあ殺ってみなさい」

 

「ちょ!?無理無理!!床とか天井に潜り込まれたら狙えないって!!」

「なんだこのはぐれ先生!」

 

すると奥田は

「だ、騙したんですかー!?」

「奥田さん。暗殺には人をだます国語力も必要ですよ」

「えっ…」

「どんなに優れた毒を作れても…今回のようにバカ正直に渡したのでは暗殺対象に利用されて終わりです。…渚くん、如月くん貴方たちが先生に毒を盛るならどうしますか?」

「え…うーん、先生の好きな甘いジュースに毒を混入させて特製ジュースと言って渡す…とかかな?」

「俺はもうやってるからそれで」

「そう、人を騙すには相手の気持ちを知る必要がある。言葉に工夫する必要がある。上手な毒の盛り方、それに必要なのが国語力です」

 

殺せんせーが元の姿に戻り

 

「君の理科の才能は将来皆の役に立てます。それを多くの人にわかりやすく伝えるために…読を渡す国語力も鍛えてください」

「は…はい!!」

 

いい雰囲気になった所にカルマが…

 

「あっはは、やっぱり暗殺以前の問題だね〜」

「超生物殺すための毒を飲んだ間抜けには言われたくないだろ」

「それ、俺のこと〜?」

「あの毒を飲んだのはお前と殺せんせーだけだから、消去法的にお前だな」

「…へぇ、喧嘩売ってる?」

「売ってるように聞こえた?ならそれはお前の短気が原因だから治してね」

「…はーい」

 

他愛もない会話を行い、その日は何事もなく終わった。

________________________

胸の時間

 

朝、渚と茅野と話していた。

 

「もう5月かぁ。早いね1ヶ月」

「そうか?色々あったけどなぁ…主にカルマのせいで」

「あはは…カルマくんは先生のこと殺すのに必死だったからね」

「そも、カルマで出来るなら俺が出来てるって俺とカルマってほぼ同じだしな」

「運動神経も成績も…体格もね」

「そんな体格を不満そうに言わなくても…」

「そうだよ渚!」

 

そして、ホームルームの時間になるとパツキンのねぇーちゃん"が"タコに纏わりついていた。

 

「イリーナ・イェラビッチと申します。皆さんよろしく!」

「……そいつは若干特殊な体つきだが、気にしないでやってくれ」「ヅラです」「構いません!!」

 

「本格的な外国語に触れさせたいとの学校の意向だ。英語の半分は彼女の受け持ちで文句は無いな?」

「…仕方ありませんねぇ」

 

ふむ…あの理事長がそんなことさせるわけないから暗殺者だな!

 

「烏間先生…あの人、暗殺者ですよね?」

「…ああ」

「あのタコは…」

「ああ…」

((なんで色仕掛けにやられている ))

 

目が合うと、手を組んだ。

苦労仲間だ…!

 

「烏間先生、困ったことあったらできる範囲で協力します…!」

「…!助かる」

 

暗殺サッカーするらしいから行こ。

 

________________________

烏間 視点

 

「…あの子、何なの…?」

「…アイツに家を破壊された子らしい」

「それは…御愁傷様ね…」

「そうだな。今は政府ができる限り用意した設備と住居に住んでもらっているが…アイツ以外に最も面倒事を抱えている一人でもある」

「…面倒事?」

「…信じがたいが…宇宙人から技術支援を受けていたらしい」

「はあ?宇宙人?もっとマシな嘘を…あのタコ見た後なら信じるしかないか…」

「…ああ」

 

なんで俺の周りには面倒事が…まだ本人が真面目寄りだから良いが…

 

「…じゃあ、行ってくるわ」

「ああ」

 

「殺せんせー!」

 

うまくいくと良いがな…

________________________

如月 視点

 

イリーナ・イェラビッチがタコをベトナム送りにすると演技を辞めてタバコを吸い始めた。

 

「ファーストネームで気安く呼ぶのやめてくれる?あのタコの前以外では先生を演じるつもりも無いし、イェラビッチお姉様と呼びなさい」

「「「………」」」

「おいビッチ」「…で、どーすんの?ビッチねえさん」

「略すな!!あとビッチ単品もやめなさい!」

「カルマ、どっちから話す?」

「じゃあ俺からで」

「ああ」      「無視すんな!」

「アンタ殺し屋なんでしょ?クラス総掛かりで殺せないモンスター、ビッチねえさん一人で殺れんの?」

「…ガキが大人にはね大人のやり方があるのよ。潮田渚ってあんたよね?」

「?」

「「「!?」」」

 

いきなり渚にキスしたビッチ。バガミールで撮影中だ。

 

   ・

   ・

   ・

 

「「「ちょっと待てぇ!それなんだ!」」」

「バガミールだけど?」

「…なにそれ?」

「自律AI付き情報収集用ハンバーガー型フードロイド『バガミール』。映像をホログラムで映したり、リアルタイムで情報送ったりできる優れもの。起動はこの『カメラスイッチ』を装填すること」

「「「超ハイテクだ!?」」」

「…ふーん?それよこしなさい」

「誰がやるかよ。自分でこれくらい作れよ中学生でも作れんだからよ」

「…じゃあ、いいわよ!…あと、他に情報があるなら話しに来なさい!」

 

まあ、スイッチも設計図も無いからできないだろうけど…

 

「さて…君たちに選択肢がある」

「「「ん?」」」

「ビッチの技術を盗もうか…!」

「へぇ…そういうこと?」

「えっ?どういうこと?」

「カルマ、説明してやってくれ。映すから」

「りょーかい。要はビッチねえさんのキスを対策しようってこと」

「「なるほど」」

「キスだけじゃないぞ。歩き方や人脈、動き方、全部だ。」

「全部って…どうやって?」

「1日から3日くらいバガミールで撮影し続けるんだよ。映像は何時でも観れるからな。本物の暗殺者から技術を盗む機会なんて、アイツが辞めたら無いかもだしな」

「…そうだな。やるか…!」

「「「おう!」」」

「決行は3日後の放課後で行こうか。その間に行動させるために渚は情報を一部流してくれ。鼻が良いとかあったろ?」

「うん!」

 

さあ…利用し合おうじゃないか…!プロ…!




この時のビッチせんせーならこれくらいか?

現在使用可能なフードロイド
・バガミール
・ポテチョキン

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。