しおりの時間
「ここなら騒いでも誰も来ねぇな。遊ぶんならギャラリーが多いほうがいいだろ?」
「そうだなぁ。多いほうがいいだろうね〜」
「!?…誰だ!」
「そうだな…白鳥の勇者キッグナスとでも名乗ろうか」
「勇者だとぉ…?中二病拗らせてるバカか!」
「力を妄想する程度の存在と同じにしないでもらいたい」
白鳥座のゾディアーツ、キグナス・ゾディアーツの能力は羽根を手裏剣のように飛ばす。軽やかな動きの2つだ。
だが、ただのゴロツキ程度相手にするならそれだけで十分だ。
一応、空も飛べるが飛ぶ必要はないので説明していないだけである。
ここでは一応助けに来た側なので、キッグナスの演技よりもジークに寄せようと思う。
「それに…美しいであろう?」
「はっ!鳥のバケモンが!」
「…そうか。では、そこの下郎その1。貴様は最後にしてやる」
「はっ!ただの強がりだろ!」
「黙れ下郎その1…私は今、機嫌が悪い。死にたくないなら口を閉じていろ」
キグナス・ゾディアーツの能力で羽根を飛ばし、ほかの不良共を壁に拘束する。
「さて…次は乙女たちを解放せねばな」
「「乙女…?」」
爪でロープを切る。
さて…後は手入れだけだな。
「では、手入れを始めるとしよう」
「な、何するつもりだ!」
「手入れである。ありがたく受け取るがよい」
「や、やめろぉ!!」
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数分後
不良達は全てスキンヘッドになり、頭から額にかけて『私は白鳥の勇者様に負けた不良です』や『たくさん犯罪してたので勇者様に断罪されました』と爪で傷をつけて墨を入れさせた。
茅野と神崎は引いていたが、気にせず断罪していった。
「ではな」
「あの…」
「なんだ?乙女その1」
「神崎です…そのありがとうございました!」
「…気にするな。悪いのはコイツラだ」
「はい…」
ドカーン!!!
「私の生徒をさらったのは君たち…って!?もう終わってる雰囲気…というかこの不良たちヤバくないですか!?」
「遅いよ殺せんせー!」
「もう助けてもらいました。そこの…あれ?」
「あー!もういない!」
「え!…お礼をしたかったのですが…」
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危なっ!?
殺せんせーに見つかったら面倒なことになるに決まってる!
元の姿に戻って、旅館に戻っておこう…
しばらくして…
「ただいま戻りました!如月くんの言った通りの場所にいましたよ!」
「そうか…それはよかったよ」
「いきなりあんなこと頼んでごめんね?」
「全然いいよ。なんなら時間かかったし」
「まあ、皆さんが無事でよかったです!」
「それはそう」
そう。会話の内容から分かる通り、俺は場所を探すと言い時間を稼ぎ救出したのだ。
そもそも殺せんせーがグロッキーになっていたので、そんな状態の先生に頼んでも変な事を仕出かすに決まっている。
なので、俺が向かったのだ。
その間に俺を見ないと怪しむ奴が居るかもなので、双子座のジェミニ・ゾディアーツの能力を使って分身しておいたのでそこら辺もバッチリだ。
それにしても…茅野が推定触手を使わなかったのは、それほどまでの思いで隠し球にする気なのだろう。自分の貞操よりも…なら俺もかなり本気で隠しておこう。
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赤の時間
明日はクラスでスナイパーと協力して殺せんせーを撃たせる日なのだが…
よく考えると、いつもあの狭い空間で乱射しまくってるのに、こんなに広い外で当たると思えないのだ…
そもそも…なぜスナイパーなのだ!映画村行くんだから近接戦闘かなり出来る奴を寄越すべきだろう!刀とか!
なので…俺で用意しておきました!
その名も「ダスタード」である!
…知ってた?だよね〜。所謂、フォーゼの雑魚敵要員のダスタード君たちだ。
ゲームのモブみたいな奴らなので使い捨てで使えるのは便利だよね。
映画村でけしかける予定だ。特に何もなければだが。
まあ、簡単に倒されるがいないよりはマシだろう。
今日は散々だったからな…主に防衛省の怠慢のせいで!怠慢のせいで!
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翌日
スナイパー辞退したらしい…なぜだ!?
ダスタード用意しただけになったじゃん!…いや使い回せばいいんだけどさ…それっぽい服まで用意したのに…
しゃあない…フォーゼの聖地巡礼して帰るか…
川行こ…水切りとか…ゾディアーツスイッチ使ってそれっぽいこともしよ…