今夜もアノレトコ☆Music night! 作:つるみ鎌太朗
【⚠ 注意書き ⚠】
こちらは『プリンプリン物語』の二次創作であり、ファンが勝手に書いたIFストーリーです。
各キャラが歌手で、音楽番組に出演したら?
という内容なので嫌な予感がした人は辞めておきましょう。
そうです。ジョークというか、アホな内容です。
エ◯ステパロですw
【キャラ崩壊】
ベベルとランカーの様子が一部おかしいです。
ランカーはともかく(おい) ベベルがちょっとギャグ寄りになってしまっているので、格好いいベベルお兄さんを求めている方にはおすすめできません。
【カップリング】
ボンプリ、トンプリの要素を含みます。
とは言っても書いているのがボンプリ固定派の人間なので最終的にボンプリです。
わたしはそろそろトンプリ派に殴られちゃうかも……そこは注意書きを毎度キチンとするので許してね(はあと)
以上、『大丈夫!』という方のみお進みください。
♪デレデデデー デレデデデー
♪デレデデデー デレデデデン!
(どこかで聴いたことがある音楽)
「ザ〜ン、ザザンザンザァァァァ〜〜〜〜ンッ! ブルルルルルルルッ!
さァ〜て今夜も始まりました、『アルトコ☆ステーション』。略して『アルステ』。
お相手はワタクシ、花のアナウンサ~~~ァァ〜アアア〜と!」
「イモのアナウンサ~~~ァァ〜アアア〜! です。
皆さん、よろしくお願いしまーす!」
アルトコ中央テレビにある、白を基調とした清潔感のあるスタジオ。
兄妹のアナウンサーの背後にある大型モニターには青の背景に『ALTOCO☆STATION』の文字が流星群のように流れていた。
その隣の階段から今夜の出演者たちが降りてくる。
「まず、我らがアルトコで人気爆発♪
フレッシュさが魅力の三人組『アルトコボーイズ』。
AL-TUBEの体当たり企画も好評で、今夜の新曲もそんな彼らによる応援歌となっております!」
思春期くらいの少年三人組は学ランに王子様風の装飾を施した衣装に身を包んでいた。
まず目を引くのはセンターを陣取る白いふわふわ髪の少年。ボリューミィな髪が動くたびに揺れて繊細な雰囲気がありながら、吊り上がった碧の瞳が気の強さを物語る。
メンバーカラーのミントグリーンのマントを翻し、颯爽と階段を下っていた。
右隣には桃色の長いお下げ髪を引っさげた男の子。丸いお鼻とつぶらな瞳が愛らしく、小動物を思わせる。
彼はショッキングピンクのマントをひらひらさせて白い髪の少年の後に続いていた。
左隣の少年は水色の短髪にメガネ。
切れ長の青い瞳が神経質そうな雰囲気をかもし出していたが、大きな耳がふしぎな魅力を放つ。
彼のカラーはマリンブルーで、体が細いせいか他の二人よりも体に対して大きく見えた。
それぞれ、白い髪がボンボン。
桃色お下げがオサゲ。
水色頭がカセイジンと呼ばれている。
三人組は観客へにこやかに手を振り、歓声を浴びながらアナウンサーの横へやってきた。
『ヨロシクお願いしまーす』
ぺこりと頭を下げる様子は礼儀正しい。さすがN〇K出身者である。
次いで現れたのは豪華絢爛な舞台衣装に身を包む男女二人。
「舞台『アクタ狂想曲』主演のお二人が登場です! 主役を張るベベルは本作を持って退団を表明。そのラストミュージカルの一幕を今宵、スタジオにて披露!
妹のマノンも、男装からドレスへの早着替えに注目です!」
イモのアナウンサーの熱のこもった説明とともに王族のごとく階段を降りる兄妹。
兄のベベルは漆黒に赤のスパンコールを合わせた舞台衣装を着ている。先ほどのアルトコボーイズのアイドル衣装とは打って変わって、正統派な王子に扮していた。
派手すぎないワインレッドのマントは金色の肩当てで留められ、胸もとには舞台でキーアイテムとなる小刀が忍ばせてある。
妹のマノンは兄のべベルより薄い灰色の衣装で、緑のスパンコールが散りばめられている。
純白のマントが清廉さを感じさせ、提灯型のズボンの下に何か仕掛けが施されているのではないかとパフォーマンス前からSNSの番組ハッシュタグですでに話題になっていた。
二人はアルトコボーイズの隣に立ち、
『よろしくお願いします』
と舞台役者らしく大仰な仕草で礼をした。ファンの黄色い歓声があがる。
続いて階段の頂上に現れたのは挑戦的な視線を送る女性歌手。
「ハーイ! 皆さんお待ちかね!
『漆黒の薔薇』の異名を持つヘドロの登場だ!
いやァ、今夜もウツクシーですねえ! ヨッ、アネゴー!」
花のアナウンサーが口笛混じりに冷やかす。
呼ばれたヘドロはというと、しゃなりしゃなりとした足取りだが、突き刺さるようなまつ毛に縁取られた目はギラついている。
高い位置で結ばれた紫の長い髪がまとわりつく細い体。大胆な黒のビスチェドレスに包まれ、胸もとと背中の白い柔肌はあらわ。
だが凛とした姿勢で下品さはみじんもなかった。耳と首に着けたガーネットのジュエリーが品のいい色気をにじませる。
ヘドロは他の演者と合流すると、
「よろしく」
と短く言った。
「さァて、お次は!
テクノプリンス、トントン! 俳優業がメインですが、ココ最近のアーティスト活動も話題!
今夜披露してくれる楽曲は主演映画の主題歌に大抜擢♪ 注目のステージです!」
イモのアナウンサーが拍手を交えて迎えるのは銀髪の美丈夫。
前髪を上げ、理知的な額含め人形めいた美貌をスタジオの照明のもとに晒している。
黒のスーツにネオンイエローの差し色が散りばめられ、どことなく近未来的な印象を受けるコーディネート。
例のごとく階段を降りると、彼は、
「よろしくお願いします」
と高貴な身分のごとく上品に手を振った。
そして最後の出演者が階段に足をかける。
「さァ〜、豪華アーティストが続きます! 全世界のプリンセス、無敵のアイドル・プリンプリンちゃんでーッす!
そのかわいさに全米が泣き、可憐さにイギリス貴族もひっくり返る。まさに唯一無二の美少女♡
今夜は初のラブソングを披露してくれるので、固唾を飲んで見守るがよい! 親衛隊の同志達よ!」
花のアナウンサーがひときわ様子のおかしい熱弁を振るうが、当のアイドル本人はどこ吹く風で自然体で降りてくる。
プリンプリンは純白のミニドレスで小柄な身をを包んでいた。
袖にふわふわのフリルが施され、すその広がった膝丈のスカートには幾重ものパニエが仕込まれている。
プリンセスたるもの素足を見せるわけにはいかないのか透ける素材の白いストッキングを履いており、ラメが淡い光を放っていた。
そのかたわらに茶色い毛並みのお猿さんもいる。
プリンプリンは当然のごとくアルトコボーイズたちの中央に鎮座すると、銀のお団子頭をきらめかせながら、
「みんな、よろしくねー!」
と客席へ向けてにこやかに声をかけた。
「キキッキィ〜!」
モンキーも元気よく挨拶する。
客席からは野太い声援が地響きのようにスタジオの空気を揺らした。
ボンボンが心配してプリンプリンへ身を寄せるが、番組の進行は残酷だ。
「さーて。トップバッターはアルトコボーイズ! スタイバイよろしくねー!」
花のアナウンサーに急かされ、ボンボンは名残惜しそうに他のメンバー二人とともにステージへ足早に向かわされる。
代わりに花アナがプリンプリンの隣を陣取った。
「プリンプリンちゃんとアルトコボーイズは事務所が同じなんでしたっけ?」
「そうです。知り合いがわたしたちのために作ってくれた事務所で……」
「アットホームなカンジがイイですねぇ〜まさか同時期デビューした二組がここまで人気が出るとは思わなかったでしょうねぇ〜」
「ええ。わたし、アイドルなんてよくわからなかったからビックリだわ。
でも、ファンの皆さんが支えてくれるからやっていけます。いつもありがとうございます!」
軽く会釈するプリンプリンに感極まったのか花のアナウンサーが額を抑える。