ソードアート・オンライン BulletLove 作:妖狐アルル
次元のGGO内での2つ名
GGO内でも特に珍しい服装にほとんどの戦闘にハンドガンしか使わないなど強いのに他と違いすぎる為まるでこの世界に放浪してきたかのように捉えられた為この2つ名がついた
「ボスエネミー名前は…チーフキャプチャーね」
「あのキャプチャー共のお偉いさんって訳だ」
しかしキャプチャー達のようにチェーンメイルを着ている訳でもなくどこか薄汚れた看守服に身を包んでいる
「キャプチャー共は警棒を模した光剣だったがコイツは」
チーフキャプチャーが右手を振ると袖から光剣の持ち手が滑り出てくる
「やっぱり光剣…でも何か形が変じゃない?」
……確かになんで刃を出す出現口が2個ついてるんだ?
ブン!っと音を立て光剣を起動させるがあの形は……
「「十手…!?」」
おいそんな形の光剣があるとか聞いたことねえぞ…
「くそ!急に日本寄りになりやがって!」
走って向かってくるチーフキャプチャーに629の弾丸を放つと左手を前に突き出し弾を受ける
「なに!?」
「ダメージは入ってるわ!」
シノンがしゃがみへカートを向けて放つとその場を飛び俺達の後ろに着地して十手を振り下ろしてくる
「ッ!」
咄嗟に右手の629で防ぎ鍔迫り合いになる、バチバチと嫌な音を立て拮抗する
「今のうちに距離を取れ!」
チーフキャプチャーが空いた手で629に触れるのを蹴り飛ばしよろけた所に629を構えるが
「!……どういう事だ ッ!!」
体制を立て直したチーフキャプチャーの十手による一撃を629で防ぐと後ろから轟音が響きチーフキャプチャーが吹き飛ぶ
「何してるの!」
「シノンか 助かった」
礼を言いつつシノンの元にいき自分のステータス画面を開く……やっぱり
「シノン アイツに触れられるなよ」
「なにどうしたのよ?」
「アイツに触られるとメインアームの武器が使用不可にされるらしい」
「はぁ!?」
驚くシノンに続けて今の俺の状態を教えていく
「今俺はアイツにデバフをかけられてる、メインアームが強制的にロックがかけられてやがる」
629のハンマーを下ろそうとしてもガチっっと音を立て動こうとしない、よく見るとシリンダー部分やフレームに若干クラックができている 無茶させ過ぎたか
「恐らく看守による武器の取り上げって奴だろうな…」
「テーマに合わせてあるけど厄介ね……」
629をホルスターに戻しM9A1を引き抜く、幸いロックできるのはメインアームだけでサブアームは使えるみたいだ
「シノンお前サブアームはグロックだけか?」
「えぇ…」
アイツは動きがかなりいい、実際不意打ちで当てたへカートくらいしかまだまともなダメージが与えられてない
「シノンお前アキンボはできるか?」
「アキンボ?…あぁ二丁拳銃って事ねあまり試したことはないけど出来ないことはないわ」
「ならコイツも使え」
手に持っていたM9A1をシノンに投げ渡す
「アイツ相手にへカートは相性が悪い」
「でも貴方は武器がないじゃない!」
甘く見るな
「俺にはまだこれがある」
胸ポケットからワルサーPPK/Sを引き抜き見せる
「貴方…どれだけ銃仕込んでるのよ」
「備えあれば憂いなしって奴だ 来るぞ!」
走ってくるチーフキャプチャーの攻撃を二手に分かれてかわし同時に発砲する
「コイツ早いくせに攻撃が重い!」
シノンが両手で弾丸をばら撒きつつ迫ってきた十手の攻撃を躱すと地面を抉るように陥没させる
「恐らくAGIとDEXが高いんだろうよ!」
なんでGGOでDEXが高いボスがいるんだか……
今度はこっちに迫ってきたチーフキャプチャーの振り下ろしてきた十手を最低限の動きで躱しPPK/Sを顔に向けて発砲する
先程のへカートの攻撃もあってかライフルはそこそこ削れてる少しのダメージでも与え続けりゃ
「倒せねぇことはない!」
更にPPK/Sを撃ち続け別方向からシノンも撃ち続けていた
「Ppp…収監者に対して捕獲から抹殺へと移行……」
「なに?…グッ!?」
チーフキャプチャーの目が赤から黒に変わると左手が手首から外れ顕になった銃口から弾丸が放たれ俺の腹を撃ち抜く
「次元!」
焦ったような声を上げたシノンが弾幕を張りながら近づいてくる
「大丈夫だ…」
回復アイテムを使いライフを回復させ立ち上がる…くそ予想外な不意打ちしやがって
「2本あったライフが1つ減ったから攻撃パターンが変わったのかしら?」
「捕獲から抹殺に移行って言いやがったし今までは俺達を捕獲する為の動きだったんだろうよ」
しかし抹殺とは到底看守から聞かない言葉なんだがな
「さーてこっからは気合い入れるしかないな」
「えぇ」
しかしあの特徴的な銃身…恐らくCOP357がベースだな、またマニアックな銃だなおい
「マニアックな銃好きってとこだけお前と共感できそうだよ……」