When The "Saints" Go Marching In Ivalice 作:N22b
B.B. 761 1月31日 ミュロンド
法王府本庁外事部面談室
アドルフは、呼びつけられた面談室の椅子に座る。指定された時間になったが、まだ部屋には自分一人しか居なかった。頭の中はぼうっとモヤがかかったように不明瞭だ。心が、半ば意図的にそうしているのだと自身でも分かる。そうやって、ものを考えないようにしていないと、耐えられないのだ。 僧兵軍の保養所に保護されてから1週間の間、ずっとそうやって過ごしてきた。食欲はほとんど無い。水と、少しばかりのパンとチーズを齧って、眠り、目が覚めたなら、ただぼうっとベンチに座って、日が暮れるのを待つのだ。
面談室の扉が威勢よく開く。入ってきたのは人事課長のアレン・フォッシュ。アドルフは、半ば自動的に立ち上がり、礼をする。
「いや!待たせて済まなかった!色々と段取りに時間が掛かってな!」
フォッシュはいつも以上に快活な声で上機嫌な笑みを浮かべながらアドルフの前に立った。
何も言わず、ただ正対するアドルフに、フォッシュは労いの言葉を掛ける。
「まずは、お勤めご苦労様、といったところだな。よく頑張った!」
その言葉はアドルフの右耳から左耳へと抜けていった。視線だけをゆっくりとフォッシュに合わせる。
「僕は・・・何も、していません。」
蚊の鳴くような声で答える。フォッシュは笑顔のまま、眉を動かした。
「調査報告までいかなかったことを気にしているのか?大丈夫だ!そんな事で誰も君を咎めやせんよ。たまたま、他のルートで必要な情報が手に入った、というだけだ。1年に渡る君の献身がそれで棄損されることはない。」
そう言うと、左手に抱えた衣装箱をアドルフに手渡した。
「この礼服に着替え給え。君に相応しい場を用意した。」
フォッシュはそう言うと、外で待っている旨を伝えて部屋を出た。
(何を言ってるんだ、あの人は・・・僕は、任務を放棄したんだ・・・鳩を喚ぶ機械を捨てたのを、知らないわけじゃあないだろう・・・)
ぼやけた頭でそう考えながら、アドルフは言われたままに着替える。純白の礼服。白い手袋を嵌める。こういう時に礼服を着る場合、考えられるケースは2つ。一つは名誉栄達の授与、もう一つは懲戒の宣告だ。
(僕は、何の報告も、成果も上げてない。何より、もう法王府を裏切っているんだ・・・あの人は僕を褒めそやしてたみたいだけれど、どう考えたって与えられるのは懲戒だろう・・・)
だが、アドルフは「それで良い」と考えた。それが、けじめなのだ、と。そうなることで、僕はやっと、ねえさん達と同じ立場になれる、とも考えた。
フォッシュに連れられて、アドルフは司教位の高僧達が使う屋内礼拝堂の大扉の前に立つ。フォッシュがノックをすると、両開きの重厚な大扉がゆっくりと開けられた。
アドルフは促されて中に入る。堂内を見渡して驚愕した。祭壇に続く赤絨毯を挟んだ両翼の雛壇に、法衣を着飾った高僧達がズラリと並ぶ。扉が開ききると同時に、高僧達が一斉に拍手を始めた。フォッシュは更に促し、自らは退出して扉を閉める。アドルフは引くこともできずに祭壇へと歩を進める。万雷の拍手を受けながら。アドルフは目だけを動かして、高僧達の顔を見る。ああ、あの顔だ。粘土で押し固めたような、無機質な笑顔達・・・堂内に立ち込める香が一層、アドルフを滅入らせる。祭壇の前に立つと、教会のナンバー2たるミュロンド市の枢機卿が感状を読み上げ始めた。
「親愛なる神の法の実践者、リュビよ。その聖なる責務を全うし、国境地帯、ひいては帝国の平和と安寧を脅かす魔女アジョラ・グレバドスとその一派の企みを白日の元に晒した。貴君の献身は永代語り継がれ、およそ神の法の下に生きる衆生の模範となるであろう・・・」
感状の読み上げが続く中、アドルフの混乱は最高潮に達した。
(なんで?何で僕がやったことになってるんだ!?やめろ!・・・やめろ!僕は何もしていない!アンタ達になんか、何一つくれてやってない!イヤだ・・・イヤだ・・・そんなモノを、僕に寄越すんじゃあ、ない・・・)
心の中でそう叫びながら、差し出された法王の感状を受け取る。一際大きな拍手がアドルフを包んだ。
「おめでとう!リュビ!」
「ありがとう!リュビ!」
「さすがだ!リュビ!」
司教達の野太い声が響く。
(やめてくれ!僕を、その名で呼ばないでくれ!アンタ達が僕をリュビと呼ぶなら、僕はリュビじゃあない!アドルフだ。僕はアドルフ・ゲルモニークだ!僕を・・・僕を「アディ」と呼んでくれる人達の所に、帰してくれ・・・)
アドルフは無意識に演じる。栄誉を与えられ、喜びにむせび泣く信徒の鑑を。その涙が悲しみと叫びの涙だと見抜く者は居なかった。
式典が終わり、1人堂内に残るアドルフの横に、フォッシュが立つ。
「不思議に思ったろう?まあ、大人の世界じゃあ、ままあることさ。とにかく、この一件の手柄は君のものだ。ランベリーの力添えで・・・なんて、ここの坊主達は口が裂けても言えんからな。それに比べたら、君がピジョン・サモナーを「無くした」くらい、どうってことはないさ・・・。有り難く、栄誉を受け取っておくと良い。」
そう言い残すと、笑いながら礼拝堂を後にした。
アドルフはふらふらとおぼつかない足取りで、一番近いトイレに転がり込む。頭の中を高僧達の土気色の笑顔と祝福の詞、フォッシュの笑い声がグルグルと回る。凄まじい悪寒!便器にもたれ掛かり、吐く。ひたすら吐く。吐くものが無くなっても、身体の中に詰まった全てを吐き出してしまいたい衝動が込み上げる。
何という汚さ!世界とはこんなにも穢れきったものなのか・・・劇団で演じたどんな悲劇の主人公よりも、なお惨めな気分になる。
このまま便器に頭を突っ込んで死ねたら、どんなにか楽だろう・・・そう思ったアドルフだったが、その前に、どうしてもやりたいことが思い浮かんだ。
(ねえさんに、会いたい。)
アドルフは立って口と顔を洗う。
(手に入れた「栄達」とやらを使わせてもらおうじゃないか!法王猊下の感状を貰えるくらいなんだ。自分の手柄で捕まえた下手人と会うくらい、許されて当然だろう!)
果たして、その希望は受け入れられた。フォッシュに直談判し、徹底した身体検査と、魔法封印具の装着を条件に、立会い・監視無しでの面会を認められたのだ。
翌日、運転手を付けられて同じくミュロンド市内に置かれた経典法違反者収容施設「ペンタゴン・ノワール」に向かう。犯した罪の重大度、逃亡のリスク、その他諸々を踏まえて最も厳重に隔離すべきと判断された咎人達が収容される施設。その、さらに最重要警備区画に彼女は囚われていた。アドルフは約束どおり口内から指先、パンツの中から肛門に至るまで全てを検査され、首に魔法封印具を装着された状態で面会室へと入った。二重の分厚い鉄扉を潜り、電磁波防護と魔力無効化処置をなされた面会室、対物ライフルも通さない強化プラチックの壁の向こうに、アジョラは立っていた。部屋に据え付けられたカメラとマイクの電源はオフ表示になっている。約束どおりだった。
アドルフの姿を認めたアジョラが目を丸くして壁の前に歩み寄る。
「アディ!あぁ、無事だった・・・良かったぁ!」
それが彼女の最初の言葉だった。
アドルフは頭の中が一気に澄んでいくのを感じる。心臓に何層にもへばりついたヤニや油の汚れが剥がされていく感覚。同時に頭のモヤが晴れていくのを感じる。
「・・・ねえさん」
一言、そう言うと二人を隔てるプラチック板の前に立った。ただ会いたいという一心だけでここに来たが、何を話すかは、考えていなかった。正確には考えることを避けていた。彼女は僕の事を聞かされているのだろうか?もしそうだったら、彼女は僕にどんな言葉を吐きかけるだろうか?それを考えると恐怖しか湧いてこなかったからだ。
涙を流すばかりで何も話せないアドルフを察して、アジョラが笑顔で口を開く。
「アタシは大丈夫だよ。あんまり美味しくないけど三食ちゃんと食べれてるし、サドル団長がこっそり子供達にあげてたエッチな漫画みたいなコトもされてない。どう?安心した?」
アドルフは泣き顔のまま、首を縦に振る。だがやはり何も言葉は出てこない。アジョラは少し迷うような顔をした後、意を決したかのように続けた。
「アディ、自分を責めないで。それが貴方の「任務」だったんでしょう?」
アドルフはハッとして顔を上げる。やっぱり、知っていたんだ!
「・・・聞かされたんだ。あなたがここに来る暫く前、角刈りの濃ゆい顔したオッサンが来て、そりゃあもう、イヤミったらしさ満開でね。」
(フォッシュだ・・・)
アドルフにはすぐ察しがついた。
「挙げ句の果てには、お前の目は節穴だの、ザマァみろ、だの・・・まーあ、憎ったらしいったらありゃしない!」
やっとでアドルフの口が開く。
「ねえさん、僕は・・・」
だが、そこでまた言葉に詰まってしまった。その様子を見たアジョラが、また口を開く。
「アタシの最初の「任務」は、井戸の秘密基地を守るコトだった・・・」
「・・・え?」
「子供クランの頃の話だよ。サドル団長のクランでね。」
「・・・マフディ団」
「そう、ご存じのとおり、アタシが最年少でさ。しかも女の子だから、ただ付いていくのが精一杯で・・・そんなアタシに団長が初めてくれた任務が、古い井戸に作ったクランの秘密基地を、放課後まで見張ってるコトだった。そりゃあ、張り切ったよね!でも・・・張り切りすぎたせいで、人生、とんでもない事になっちゃったけど。」
そしてアジョラは話した。その後起きた「井戸の事件」によって自分が「生き神」にされた事。そして、それが「人材」を探していた同盟諸国の士官、この作戦の立案者、シュワルナゼの目に留まったこと。訓練を受け、新たな「任務」を帯びて、舞い戻ってきたこと。
「・・・あとはきっと、アディが見て、調べたとおりだよ。結局、こうなっちゃったけれど、アタシは後悔してない・・・フフッ!何が言いたかったんだろね?・・・そうそう、「任務」は大事なんだから、それをしっかりやったアディは悪くない!ってこと。あとは、それがどんな結果になっても、後悔しないで、ってことかな。」
アドルフは歯を食いしばりながら聞く。
言葉の一つ一つに、自分への気遣いがイヤと言うほど伝わってくる。悔しくないわけがないじゃないか!人生賭けてやってきたことが、こんな形で終わるんだぞ?後悔しないわけないじゃないか!他の使徒の皆だって、どうなったか分かんないんだぞ?悲しくないわけないじゃないか!弟みたいに可愛がってた子供から、裏切られたんだ!あなたのその顔、まだ赤く腫れた目、隠したって分かるんだよ。きっと、さっきまで大泣きしてたんだろう?
「・・・僕は、任務を放棄したんだ。ねえさん、あなたが放棄させた!信じてくれなくたっていい!僕はあなたと進むことを選んだんだ!クソ坊主共に与えられた任務じゃない。僕が選んで、僕に課した任務だ!でも・・・それすらも、こんなことに・・・」
アドルフは床に泣き崩れる。
「アタシは信じてるよ。」
アドルフが顔を上げるとアジョラが膝を崩して視線を同じくしていた。
「だから、アタシはあなたをアディと呼ぶ。あのクソ坊主が何と呼ぼうとね。」
アドルフはハッとする。あのフォッシュのことだ、きっと勝ち誇るように僕の本名を彼女に伝えたに違いない。でも、ねえさんは一度だって、僕を「リュビ」とは呼ばなかった。アドルフは、自分の魂の居所が失われていないことを知って、心が洗われていくのを自覚する。そして、それが遠からず失われてしまうことに恐怖を覚えた。
「アタシの「任務」・・・オペレーション・ファイナル・ファンタジーは、ここでおしまい。もう、やれることはなくなっちゃったし、帰る場所もなくなったから。」
アジョラはそう言って床に転がっていた新聞を取ってみせる。一面にデカデカと「ニセ聖者、化けの皮剥がれる!」の見出し。中身は事実半分、嘘半分が混ざった暴露記事、最後はこう締められていた。「彼女が「ホンモノ」ならば、すぐにでも「天の父」とやらが救いに来るだろう。来なければ、彼女は人民を甘言で釣る売女に過ぎないということだ。どちらの結末になるかは、そう遠からず判明するだろう。」
「あのクソ坊主がコイツを寄越して言ったの。「これから国境地帯中にばら撒いてやる」ってね。言うに事欠いて売女とはね!こちとら、正真正銘のバージンだってのに!それに、何よりも許せないのは、この写真!よりによって、いっとうブサイクに写ってるのを選びやがって!」
アドルフがプラスチック壁越しに見ると、そこには国境地帯の住人相手に「天の言葉」を呼びかけながら魔女のバアサンのような形相でハッパをかけるアジョラの姿が載せられていた。アドルフから見ても、よくもまあここまで写りが悪いのを探した、と言わざるを得ないセレクションだ。明らかに編集側の悪意を感じる。
「どうせアタシを殺すんだろうけど、ちょうどいいさ!化けてでてやる!あのクソ坊主は絶対に許さない!ねえ、アディ!そうでしょ!」
明らかに話が脱線している。演劇なら、ここは悲劇の別離のシーンだ。こんなセリフを入れたら脚本家はその場でクビだろう。アドルフの顔にいつの間にか、苦笑いが浮かんでいた。(これだ。この感じだ。恥ずかしげもなくバージンだとか叫んだり、しょうもない事で怒ったり・・・一回り近く年下の僕が言うのもなんだけど、あなたはなんて「可愛らしい」人なんだ。あなたがホンモノの「神の御子」なんかだったら、僕はついて行こうとは思わなかっただろう。あの坊さん達とは対極・・・あなたの「嘘」はその「聖なる経歴」だけで、他は笑えるほどバカ正直。優しさも、悲しみも、笑顔も、怒りも、心がそのまま顔に出てくる。そんなこと言ったらあなたはきっとムキになって怒るだろうけど、だから僕は安心して側にいられる。工作員としては0点だけれど、家族としてなら120点だ。きっと、国境地帯の人達だって、半分くらいはそうなんじゃないか?確かに信心深い人達だけれど、バカじゃあない。実はあなたの演技なんかどうに見破ってて、それでも付いてきてくれてたんじゃないか?)
「僕は、こんなモノを撒かれたくらいで、国境地帯の人達は幻滅したりしないと思うよ。ねえさんがあそこで成し遂げてきたことは、こんな紙切れ一枚でひっくり返るほど薄っぺらなものじゃあない。」
気遣いや励ましではなく、本心からアドルフはそう答える。
「そうかな?・・・フフ、だったらいいな・・・ありがと、アディ」
アジョラの顔は一転して少し儚げな笑顔に変わっていた。
「でも、これじゃあ、ねえ・・・やっぱり「詰み」だよ。アタシは。」
そう言ってプラスチック壁をコンコンと叩く。
だが、彼女の「心が折れた」本当の理由は、ペンタゴン・ノワールの警備態勢のせいではなかった。フォッシュから寄越されたもう一つの新聞、帝国公営新聞社が発表した「セイレーン墜落・生存者なし」の記事と、嫌味たっぷりに直々に聞かされたオニクス達、同盟諸国情報軍メンバー全員の死。自らを愛し、支えてくれてきた人々への余りにも凄惨な仕打ちに彼女はフォッシュらの目もはばからずに泣き喚き、「罪を認め、大人しく刑に服するなら、行方不明になった「使徒」達を追及することはしない。」という取引に膝を屈したのだった。だが、それは情報軍や空軍の面々を知らないアドルフに言っても仕方のないことだった。
「話が脱線しちゃったね。そう、アタシの「任務」は終わりだけれど、あなたは違う。新しい「任務」を見つけて。あんなオッサン達から貰うやつじゃあないよ。また、自分で見つけるの。アタシのは、どこからが与えられた任務で、どこからが自分で決めたことなのか今一つハッキリしないけれど、あなたは「これから」だから!」
「僕にねえさんを忘れろってこと?」
「ヒドイな!流石に忘れられたらヤだよ。まあ、1週間位は泣いてくれても良いよ。でも、その後は乗り越えて前に進んでちょうだい。カワイイ弟が、ずっとへこたれたままなんて、姉さん悲しいわ・・・成仏出来ないかも。」
「死ぬのは、怖くない?」
「どうだろう?まあ、アタシは普通の人達と違って「行き先」見てるからね。悪そうな所には見えないけど・・・ただ、もう皆に会えないのは寂しいかな。あの感じじゃあ、死んだら「転生」だよ。魂が「星の龍脈」と一体になって、そのうち、またどこからか、別の命になって生まれるんだ。天国地獄がある・・・って感じじゃなさそうだし・・・」
アジョラはそう言うと改めて視線をアドルフの瞳に合わせた。
「だから、今日、アディに会えて嬉しかった。無事も確認できたし、伝えたいことも、言えたし。」
天井のマイクから小さなブザー音がなる。面会時刻の終了を告げる合図。アジョラは立って、アドルフにも立ち上がるよう促す。アドルフは最後にかけるべき言葉を必死で探す。感謝?謝罪?未練?どれが
正しい?そうだ。あれこれ考えるのはやめよう。この人みたいに、バカ正直になれば良いんだ。
「ありがとう、姉さん。大好きだ。」
その直後、面会室のドアが空き、刑務官達が入ってきた。
アドルフは片手を上げると踵を返して刑務官達と面会室を出た。最後に、アジョラが指で小さなハートマークを作っていたのを見逃すことはなかった。
アドルフが居なくなった面会室に女性看守達が入ってくる。アジョラの手に手錠をはめ、腰縄を付ける。
「さあ、来るだ!」
そう言って腰縄を引き、面会室から彼女を連れ出す。
アジョラは思い返す。あれで良かったのだろうか。アディを「リュビ」と呼んで「裏切り者!」となじり、突き放す選択肢もあった。その方があの子も後腐れが無いんじゃないかと・・・でも、それはアタシの本心じゃあない。アディは頭が良いから、きっと半端な演技は見抜いてしまうだろう。最後のあの子の顔、入ってきた時とは別人みたいな安らかそうな顔だった。だからきっと、あれで良かったんだ。それにしても・・・
思わず自嘲の笑みがこぼれ落ちる。
(あんなに出来たきょうだい、可愛くないわけが無いじゃない!もし、アタシがあんな妹だったら、兄さんはきっとメロメロよ。アタシとアディじゃ、比べる対象が悪過ぎたわ・・・結局、兄さんがアタシをどう思ってたのかは、分からずじまいね。少なくとも、アタシにとってのアディほど可愛くはなかったんでしょうけど。)