マブラヴ時空で現ナマは武器となるか? ~愛はお金で買えるのって少女漫画で言ってたから~ 作:行徳のり
――1948年 秋 帝都 太秦映画村(作らせた)
マブラヴ世界は業が深い。
勤皇運動したら将軍シンパにポアされるだろう。
テレビ番組で皇帝陛下の番組を……それとなくやりたいと打診したら断られたそうな。
一方で将軍番組はやってくれと事だったので、一度は断った。
だがしつこかったので、俺はキレた。
キレた俺は四角井テレビと大阪のスタッフを集め俺が作った映画村に乗り込んだ。
「いいか、コントだ! テレビでやるコントだ!」
俺はプロデューサーまきにしたセータガウンの恰好である。
特注したティアドロップサングラスを掛けながら俺はスタッフに言う。
時代劇映画のてい……で集められた映画撮影スタッフと芸人が困惑する。
「※①余千村の売れっ子作家に台本は書かせた! そして諸君らだ!」
俺が言うと監督が嫌ソーに挙手。
「なんだカントク!」
「社長、現場に出てシロウト意見は勘弁してくれや」
「社長だと?!」俺はキレた「プロヂューサーと呼べいぃ!」
海軍仕込みの大声で吠えると監督はディレクターチェアからひっくり返った。
その間を見て、怯えつつも助監督が口を開いた。
「ええと、そのですね」
「声がちいせぇ!!」
「ヒィ! いやですね、これ、流石に不敬では?」
「何がだ!」
「バカ殿ですよ! どう見てもこれって不敬でしょう!」
俺は下腹に力を込めた。
「ヴァカめ!」
助監督もひっくり返った。俺はスタッフ、役者を見ながら言う。
「これは…バキャ殿だっ!!」
「バキャア……殿」
主演の太村コンが首をかしげる。俺は竹刀を持ち出して地面をぶっ叩く。
「バキャだ! 間違えんな!!」
「しっかしこれ、大丈夫なんです? どう考えても将軍を茶化して……」
俺は言い切った。
「俺は年末にバキャ殿が見たいんだ! いいか、一に笑い二に笑いだ!」
復活した監督が言う。
「あの~、このご時世でもピンク映画っぽいのは駄目じ「喝ッ!!」」
お色気シーンへのダメ出しに俺は吠えた。
「この為に一肌脱いでくださる【からゆきさん】がたに失礼であろう!!」
助監督が驚く。
「え、は、本当に呼んできたんですか?!」
「応ッ!! だからいいか、金はいいからとにかくやれ!!
下品? 低俗?? なんだそれは! 面白くてスケベが数字を取るんだっ!!」
俺の発破で皆動き出した。
良い動きだと俺は満足しながら頷いた。
こうして年末に放送された【太村コンのバキャ殿】。
エロと笑いと将軍・武家批判のオンパレードでカルト的な人気を獲得。
そうして四角井は無事、思想面で執行猶予と番組BPOを立ち上げさせられる羽目となった。
※①……な●ば花月のあの企業
斯衛A「処す?」
四角井くん「五摂家で嫌いな家の出身将軍を想像して欲しい。溜飲下がると思うんだ」
斯衛B「あーなる、ああなるほど! ●●家の時の将軍は何時だって糞」
斯衛A「ハッ、処すぞ? ■■家の犬が! クソ将軍は▲▲家!」
斯衛C「おめーが不敬だわ!! それはともかく●●家はエッチで困る」
陸軍「なにあれ怖ッ」
海軍「斯衛は何時でも面子で支離滅裂」