マブラヴ時空で現ナマは武器となるか? ~愛はお金で買えるのって少女漫画で言ってたから~ 作:行徳のり
―――1953年 初春 東京、南砂町 四角井東京支社ビル
※①南砂町の自社ビルへ移動してきた。
土地が安いのでハコモノとして立てた支社ビルである。
俺はそこの会議室で煙草を吸いつつ、あたまいかれーてる、河西の技師、※②タニマチをやってる帝大の研究室の教授を呼び出した。
「宇宙空間で動くMMUの開発をウチも命じられた」
会議室には複数台のだるまストーブ。
置いた丸いヤカンはしゅんしゅんと音を音を立てている。
即口を開いたのは、あたまいかれーてるだ。
「チーフ、狂っタ? 船は船でも宇宙船ならワカリマス」
あたまいかれーてるの発言を引き継いで、河西の技師。
「航空機ではなくて?」
最後に教授が言った。
「予算がかかりますなあ」
俺は言う。
「そうだ! 予算が掛かる! しかも絶対美味しいとこは政商だ!」
「チーフ、断りの言葉ダイジ」
あたまいかれーてるが言う。
「断ったら、今後、海軍サンのへそが曲がるのが間違いない」
「面倒くさい女ですからねえ」
しみじみと河西の技師は言う。
「でだ、発想を変える。今うちがある技術でやる」
俺が言うと、教授が首を傾げた。
「と言いますと?」
「まず、完全な作業機械とかウチで打ち上げてやるってのもナシ!」
この発言にあたまいかれーてると、河西の技師が口を挟んだ。
「元工廠なんですから何でも作れますが?」
「そうデース、ロケット技術もアリマース」
開発馬鹿どもに俺は喝を入れる。
「うちの本業は造船業回りだぞ! 潜水艇の部材変更したものにアームを追加で対応する!」
俺のトーンを受けて、教授が如才なくまとめた。
「まあ、話は分かりました。モックを作ればよいのでしょう? 無重力の代わりに水中と言うことで」
「そうそれだ! いいか、動くやつでだぞ! 社内技術の詰め合わせだ! 間違えるなよ!」
その例の機体は最速で納入されたが、その出来に誰もがドン引きしたと言う。
誰かが言った『これ、使いまわしじゃねえか!!』と。
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MMU開発で、声をかけられてしまった四角井。
光菱、河崎、富嶽が駄目だった時の予備プランだと発覚しておりますが……
四角井はどのメーカーより先駆けてコンセプトモデルを出しました。
深海潜水艇の外郭と設計を流用、作業ワームを4本、推進器を着けたキワモノ。
河西の名を冠した、西製試作機の誕生です。
ですが西製試作機の名は広がらず【四角井の出目金】として宇宙開発の現場では呼ばれ……
やがて※②傑作作業機械、デメキンとなるのでした。
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※①……芝浦あたりが使えないから(新興財閥故)
※②……学民共同の先駆けとしての四角井の思い付き
うちう軍「ナニコレ、キモッ!!」
四角井くん「別世界ではボー(ry]
うちう軍「まだ僕はミノ粉を吸いたくないッ!!」
四角井くん「コーラルは?」
うちう軍「それもダメッッ!!」