マブラヴ時空で現ナマは武器となるか? ~愛はお金で買えるのって少女漫画で言ってたから~   作:行徳のり

30 / 36
ムチュコ「オトン、友達おらんで遊びできひんのやろ?」
四角井くん「はっはっはっはっは」
ムチュコ「オカンと布団で遊ぶのやめへん?」
四角井くん「ムスコ氏ッ!!」


蛇足⑤ オトンの仕事 ~麻雀で散る~

 子持ちとなった俺である。

 令和時空の子育の可能性。

 共同と言う名のノルマ押し付け(なんなら強制執行)に【びくびく】していたがカミサンが出来過ぎた。

 ムカシの大和なでしこ、すげえなあ! と思いつつ、困ったことがある(それはそうとしてお手伝いさんは雇っている)。

 それは倅らとの遊びである。

 

 

 自宅の庭での事である。

 俺はメイドインジャパン(四国名産の竹紙)の【めんこ】で倅と遊んでいた。

 ふと倅(長男)が、こんなことを言った。

 

「オトンはお船をつくんやろ?」

 

 繰り返すが倅こと、長男坊主と俺はメンコバトルをしていた。

 童心に帰って結構楽しいことはナイショである。

 

「そうやけど?」

 

 ペッチン、バッチンと互いにメンコを弾き合う。

 

「めんこ、会社で作るのはいいん?」

 

 ムスコに会社の私的利用を咎められたでがんす。

 

「ええやろ、オトン社長やぞ、偉いんやぞ」

 

 気持ち強めに倅のメンコをぶっ飛ばす。

 丸のメンコが倅の四角いメンコを舞い上がらせた。

 くるりくるりと回るメンコが落ちた。

 俺は、かがんでひっくり返ったメンコを取る。

 

「でもオトン」

 

 そんな俺を見ていた倅が言う。

 

「ん?」

 

「大人は何して遊ぶんや?」

 

 俺は顔を顰めたと思う。

 

「遊ぶ?」

 

「せや、おんなあそびとか」

 

「女遊び……おい」

 

「オトンはせんな」

 

 ムスコ氏、容赦がねえ。

 誰に似たんだ、誰に!!

 

「面倒だからやらんわ!! おめーも女の面倒さを味わってみい」

 

「知らんがな……あっ、酒はどうなん?」

 

「酒か? 飲んでおいしい……」

 

「旨いんか?」

 

「カミサンがダル絡みするから落ち着かない……あれ……?」

 

「へんなオトンやな。楽しいことあらへん。んで、そーれ! このメンコも取ったる!」

 

「お、巧いやんけ」

 

 そう言いつつ、俺は引っかかった疑問を解決するために頑張った。

 

 

 

 俺は今、社長室ではなく応接室で卓を囲んでいる。

 卓を囲むメンバーは次の通り。

 カミサンと河西の技師、それからあたまいかれーてる。

 

 なお彼らに呼び出された形だ。

 

 応接間で麻雀の真っ最中である。

 ちなみに皆で囲む卓は河西製最新鋭自動雀卓である。

 

「自動雀卓って貴様馬鹿か?」

 

 技術と金と資材の無駄遣いに彼女は呆れ顔だ。

 

「手積みでないのは良いですね」

 

「でも、これギャンブール」

 

 集中砲火を受けて敗北しつつある俺は言った。

 

「まだだ、まだ上がれる!」

 

 手積み禁止がこれほど痛いとは。

 イカサマが半減、持てるツキだけで戦うのがこんなにも厳しいとは。

 

「トドメ、デス」

 

 倍満と跳満の集中砲火!!

 俺は真っ白になった。

 





倅「オトンの仕事、何なん?」
嫁「自動雀卓を作らせて、負けて真っ白になることだ」
技師・いかれーてる「給料の払い戻し(勝ち金)ありがとうございます!」
四角井くん「あほしね……(真っ白)」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。