マブラヴ時空で現ナマは武器となるか? ~愛はお金で買えるのって少女漫画で言ってたから~ 作:行徳のり
―――1971年 四角井グループ本社
社長室で煙草を吹かす。
赤字垂れ流して台湾のマスドライバーの建設を急がせている。
また最新のRLV往復機で物資を宇宙へ揚げてるが、正直焼け石に水感がある。
うちう軍は狂ったように物資を要求し、ウチのパイロットは被曝が怖いレベルまで飛んでる。
「人類初のFP兵器を運用する実戦部隊が月面戦争へ投入も、現場は難航ね」
新聞を斜め読みしながら俺は愚痴る。
………負けて、負けて、負けてるそうだ。
宇宙で戦う歩兵とか超絶コストかかっているはずだ。
露助にしろアメ公にしろ、エリート人材が溶ける音に泣いているだろう。
それより俺は地球発月着の片道配達に泣きそうです。
「貴様はどう受け止めていたのだ?」
四角井夫人、あたまいかれーてる、河西の技師、それからボサツの代表。
グループ全体でもおっかない方の代表が会議室に詰めていた。
家電部門と造船部門、それからテレビ・ラジオ部門とも後で会話せねば。
「新兵器が戦局を何時までも優位に出来ないと言うことを思っただけです」
俺が返すと四角井夫人は言う。
「ウチの商品も上げてるようだが?」
「評判にいいみたいですよ、負けてますけど」
「前線の兵士の根性がたるんでないか?」
四角井夫人の言葉が手厳しい。
「その海軍上がり含む、今は宇宙軍でしたか? そこからの無茶ぶりですよ」
機械化歩兵装甲の導入と研究開発を決定、その情報は掴んだ。
問題なのは……第一次月面戦争における戦果から、国産可能かつ有効な対BETA兵器を求むの声だ。
「ウチの散弾も砲台としての評価は高かったようです」
ボサツの代表の報告の後、河西の技師が言う。
「ただ往還機は不満みたいですね、もっと大型にしろとのことです」
「そりゃ元が民生だししゃーない。武装面では……ケースレスだから阿保ほど弾幕濃くできるからな」
俺が言うと、ボサツの代表が言う。
「廃熱問題がありますがね……一応、弊社の捕鯨砲……火砲もご愛用頂けてますようで」
俺は愚痴った。
「それでも勝てん、かあ」
割り込むように、あたまいかれーてるが言った。
「BETAに勝てるヘーキって何ですカーネー?」
「今は答えは出ないな。やるのも地味な基礎研究しかあらへんやろ」
胃が痛いけどな。
さて普通の転生者ならオリジナル戦術機を何時作るかって話となるだろう。
だが、残念ながら弊社にはそんな義務はない!!
あーあーあーッ!! なんで、金のかかる! 民需でもない! 軍用品やねん!!
市場がやばなるでよ、くそがよ!
怒りで煙草を一気に吸って俺は咽た。
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BETA戦争の開始後、否応なく戦時体制へ取り組むこととなった四角井グループ。
カシュガルへの落下を始め、否応なく世界が変わる中、グループが選んだ道とは?
歴史番組ヒストリウス、今回は経済に愛れた男、四角井幸一郎の第三弾。
持ち直したグループを待っていたのは未曾有の困難。
彼はどう選び、何を見ていたのか。
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アメ公&露助「「はい、兵士の溶ける音~」」
四角井くん「打ち上げ機能パンクしそうなんだが??」
うちう軍「タスケテタスケテ」
BETA「なんだこの環境ッ?!」