マブラヴ時空で現ナマは武器となるか? ~愛はお金で買えるのって少女漫画で言ってたから~ 作:行徳のり
―――1973年 大神村 四角井グループ私設 洋上飛行フロート
ニュース番組後のマスコミ対応の為に俺らは中継班とフロート上にいた。
新聞の夕刊を読みながら俺はため息をつく。
【悲報】カシュガルにベータ落下。
【朗報】わが社、跳躍ユニット・モドキ小型化成功(地球上ではジェット、宇宙ではロケット)。
【続報】四角井グループ、その総帥の犯罪歴とは?!
中国君さぁ……
「わが軍は優勢な戦況を背景に国連軍の派遣を拒否するッ!!」
とか中国△な発言した後に、光線属種の出現により「んほぉ!!」ってギャグかな?
つーかスゲエな光線属種。
人類側の航空戦力を完全に無力化やんけ、草も生えねえ。
………中国大陸って、前世よりも人口チートだったんだぜ?
それがBETAの大物量に抗しきれず、溶ける溶ける。
中ソ連合軍側は撤退を重ね戦術核を用いた焦土作戦で対抗するけども、実質的な効果(あんまり)なし。
筆ひげおじさんのが大号令が西側にまで響くんだから終わってる。
――――ソ連「共産党政府非常事態宣言発令ッ!!!」
冷戦って何でしたっけ?
そんな勢いで、国家の全機能を軍の統制下に組み込んだのは乾いた笑いがでます。
「火星人対策の前に新型機を出せてよかったわ」
「ワタアシのぼーなす、確定でスーネ」
カレーヴルスト、ケチャップ鬼盛りを食うあたまいかれーてる。
この後、マスコミ向けの夢の飛行機発表会の場でフリーダム過ぎる男であった。
「おまえさぁ、カレー汚れのついた白衣ってどうなの?」
「着替えありまース」
「あっそ………それよりさ、デカくね?」
河西の激キモ双胴機が、新型・跳躍ユニット・モドキ搭載機を懸架してカッとんでいく。
スゲーだろあれ、打ち上げ機能が更に倍プッシュやで。
宇宙旅行よりも軍の物資を上げまくる今日この頃です。
自社で空港まで持ってるって何だろうね?
「社長のオスプレイよりはキモクナイデース」
「なんでやヘリと航空機のいいとこどりやぞ!!」
「洋上機の水陸両用飛行艇しかウレテナイデース」
「会社の機材で行く宇宙旅行は楽しいか?」
ヤツの私的な横領をチクチクすると大笑いして言った。
「ユニバースに未来! チーフ、ダンケシェーン!!」
紀州の整備と台湾のマスドライバーを頑張る必要があるってのに、コイツゥ!!
あたまがいたいが我慢だ。
これでもロケット分野のスゲー奴なのだから……経費も使い込むケド……
俺は再びマスコミ(自社サクラ仕込み済み)に向き合うことにした。
あ、関係ないけど何処かの新聞社燃やされたらしいね? 怖いね。
四角井くん「ハラハドキドキして死にそう」
あたまいかれーてる「宇宙スゲーっ!!」
四角井くん「それはともかく俺の記事書いた新聞社はしね」