マブラヴ時空で現ナマは武器となるか? ~愛はお金で買えるのって少女漫画で言ってたから~ 作:行徳のり
――1945年 春 九州・大神村
俺はこの一ヵ月間を思い出す。
マブラヴ世界に転生して詰んだと思った俺。
だが、猶予はあることに気づく。
そう気が付いてしまったのだ。
………あれ、まだやり様あるんじゃね?
そこで俺は早速自分のスッペク(誤りでない、俺は無能なのである)を確認。
今世は外地、※①台湾出身の日本人。
本土へは大阪で魚の卸問屋を営む親族を頼ってやってきた。
今は魚の卸問屋の事務員兼前世同様営業として働いている。
そしてここ重要。
……一応、戦時は俺でも海軍尉官。
だったからか前世故か、俺は英語が出来たし、華僑を通じて海外にコネがあった。
素晴らしいコネだと思ったよ、欧米株買えるやん?
と言うことを知った俺は、米国株を買う資金を得るべく就職先である卸問屋の親族に頭を下げて頼み込んだ。
「自分で事業を起こすため投資したいから、しばらく休みをください」
そうして休みを得た俺は、日本全国津々浦々を走りに走り回って金を集めた。
何故かって? セミリタイアの為の金を稼ぐためですが??
人生ゼニや! ゼニがあれば人生万歳! これがワイのワイワイワーイや!
金さえあれば死ぬまで贅沢できるやん!! そうだろう?!
ま、大阪で魚問屋の一生は悪くないかもしれない。
だがな、子供部屋おじさんみたいで嫌だったんだわ!
で、俺は元々の給料を使い行動を開始。
………表向きには魚問屋をデカくすると言う名目で、日本中の銀行から資金を調達するべく土下座をしまくりの旅に出た。
そして資金調達に成功した俺。
敵国だが……香港経由で米国の銀行口座を開いた俺は行動開始。
日本で集めた現金を全額※②米国コンピューター株と自動車株へ全ツッパ投資を行った。
くどいようだが、俺、生前は営業マンだった。
金が正義の職場だ。
投資話はゴロゴロあったし、時折利用してきた。
投資のイロハは本業の人間には負けるが……よーく知ってる。
であればですね? この世界の投資でも勝てるわけでしてね。
はい! 大神の旧軍用地と関連施設を企業として丸っと買えるくらいになりました(泣)
そりゃそうだろな。バカみたいに稼いだせいで日米の銀行は俺を神扱い。
ただ俺はケツ持ちないまま肥え太った豚の神であるので、米帝と税務署が牙を剥いたわけ。
カンニングの代償は超高くついたよ……
で、元尉官ってことから……この話が転がり込んだわけだ。
軍はかつての身内に売れてハッピーハッピー(猫ミーム)。
ジモティー経済は俺の犠牲でダンスダンス・レボリューション。
アメリカ野郎は儲からない軍に金を吸わせてギリ溜飲を(東側対策で)下げた。
被害者の俺は、親戚の会社から切り離されて、その対応をすることとなったわけだ。
現ナマ、お前俺を裏切るんだね(号泣)
※①……シーレーンの為、この確率では帝国が保持したままだった
※②……自国株を買わない謎ムーブ
なお余談
四角井くん「米帝株を買いたいんや」
ちうごく人「ほーん、ええやん? いくら?」
四角井くん「買えるだけ」
ちうごく人「あーっ、ハイハイ冷やかしね帰れアル!」
四角井くん「こいつを……見てくれ……凄いだろう(現ナマ)」
ちうごく人「ば、バカな……ッ?! 狂っているのか?!」
四角井くん「倍プッシュだ…ッ!!」