秘封幻惑   作:クリティカル

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基本的に休みの日に投稿します。
感想お待ちしております。


プロローグ

「サッカーしませんかーーーーーーー!!」

 

「ラグビー部でーーーーーす!!」

 

「そこの新入生一緒に野球で汗を流そう!!!!」

 

「よさこいしませんかーーー!!」

 

「漫画研究でーす」

 

 

 

 

 

 

 

4月――――桜が咲き彼方此方で様々な変化が見られる次期。

目標を持ち新たな青春を謳歌する者。

何となく様々な事をする者。

部員達に担ぎ上げられ署名させられる者。

この大学に入り色んな人達が青春と言う文字に憧れて様々な事に挑戦していく。

 

 

 

 

――――しかし、例外もある。

 

「何で、何で誰も来ないのおおおおおおおおおおおお!!」

 

 

今、目の前で叫んでいる奴がその例外である。

栗毛のボブカットを乱暴にかきむしり、後ろにのけ反りながらこれでもかと、大声で叫ぶ女が目の前にいる。

オレは、その女に一切の迷い無く

 

「うるさい!蓮子!!」

 

「ぽげ!」

 

テーブルに置いてあった、煎餅を投げた。

見事額にクリーーンヒット。

食べ物を粗末にしてはいけません?

分かってるよ。

でも、この叫び声を上げるのはもう三回目何だよ。

流石に我慢の限界です。

 

「ちょっと、いきなり何するの!」

 

「さっきから、叫んでばかりいたからだろう?オレじゃなくてもメリーがやっていたかも知れないぞ?」

 

「メリーは、そんな事しない!……しないよね?メリー?」

 

蓮子は、オレの向かい側に座っている揺ったりとした紫色のドレス?を着た金髪の女性を不安そうに見る。

 

「あら、私はそんな酷い事はしないわよ」

 

メリーと呼ばれた女性は蓮子の方は見ずに辞典の用に分厚い本に目を通しながら話す。

表紙を見る限り何処か外国の本なのだろう。

 

「メリー……」

 

蓮子は、メリーの言葉に感動したのか目を潤ませて居るがメリーは本を閉じ鞄からスマホを取りだし操作し始め。

 

 

『何で、何で誰も来ないのおおおおおおおおおおお!!』

 

そのスマホからさっきの悲痛な蓮子の叫び声が聞こえて来た。

その事に呆気に取られたオレ達を見てメリーは、してやったりという顔で

 

「私だったら、夜中に毎日聞かせるから」

 

「お前のが酷いわ!」

 

「メリーだけは信じてたのに~~」

 

親友の裏切りに合いとうとう蓮子はテーブルに顔を伏せてしまった。

 

「そもそも、宣伝もしてない所に人が来るわけ無いだろう?」

 

「おまけに、パンフレットにすら私達のサークルは乗っていないのだから、新入生がこのサークルがあることを知っている訳が無いじゃない」

 

「二人とも酷い。いじめ?いじめなの?」

 

「確かに蓮子を弄るのは楽しいわね」

 

「ドSか」

 

「そうよ」

 

「否定してよ!」

 

「ドSか、どうかは、良いとして「良くない」もう、誰も来ないだろうし帰るか?」

 

 

蓮子が、何か言っているが知らん。

そもそも、このサークルは大学から不良サークルとして見られているのだ活動らしい活動だってしたこと無い。

只でさえ今の時代一般人がそれなりの金を出せば月面旅行に行ける用な時代になったのだ。

だからだろうか。

 

「今時オカルトサークルに入ろう何て奴はいないだろ?」

 

「だからこそ、そんな時代に疑問を持つ人がいるはずなの!!だらか昨日だって沢山の招待状を配ったんじゃない!!」

 

あのわけわからん紙の事か………あの『怪奇現象または、何らかの事件に巻き込まれた人巻き込んだ人今すぐ秘封倶楽部へ!』とか、書かれたやつか。

 

「蓮子……言いにくいけど、あれ全部大学に回収されてたわよ」

 

「うそ……」

 

「事実よ」

 

「まぁ、大学にしたら迷惑行動以外の何でもないしな。処罰が無かっただけで有り難い方だぞ?」

 

そもそも事件に巻き込んだ人って何だよ。

そんな奴は大学じゃなく、今すぐ警察に行け。

 

 

「あうぅ~~~まだよ。まだいるはずよ」

 

「だったらとっくにここに来ているだろう?もう諦めろ」

 

「蓮子何か美味しい物でも三人で食べに行きましょう?駅前にどんなスイーツを食べても青汁の味がするって評判の店があるの」

 

「それ絶対不味いって評判の店だと思うぞ」

 

「でも、女性には大人気みたいなの、私達も我慢して食べる価値はあると思うわよ?」

 

「不味い物にわざわざ金を払ってまで食べたくはない」

 

「あんたは、もっと女子力を増やすべきだと思うけどなだって」

 

「キャ!!おい!何すんだ!」

 

「口調は男なのにいったい何カップあるの!」

 

さっきまで倒れていた蓮子が、突然オレの胸をもみくだして来やがった。

 

「このバカ!はーーーーなーーせーーーー!」

 

「蓮子もマミもいつまでもイチャつかないでよ部屋の気温が上がるじゃない」

 

「他人事みたいに言うな!」

 

他人事みたいに本読んでるけど原因の一つはメリーだからな?

忘れてないから。

 

 

「あーーーーーーー!!揉んでたら何か腹立って来た!」

 

じゃあ揉むなよ。

人の胸をオモチャみたいに揉みやがって。

 

そう思っていたら蓮子は突然招待状と同じ事が書かれた看板を持って

 

「人が来ないのは、きっと道に迷っているからだわ!そうに違いない!」

 

「いや、絶対違うと思う」

 

「そうと、決まれば今すぐ、向かうのよ!来ないなら此方から迎えに行くまで!」

 

おいこら聞けよ人の話

 

そんな事はお構い無しに蓮子は、看板を持って走って行ってしまった。

まぁ、どうせ誰かに捕まるのがオチだろうしほっといてもいいか。

 

 

 

 

 

 

 

――――この話は、秘封倶楽部の宇佐見蓮子

マエリベリー・ハーン

 

そしてオレ。久藤 麻美(くどうまみ)

 

の儚くもちょっと変わった話である。




前半まで男だと思った人、手を上げて。(^_^)/
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