黎須高校
前髪ぱっつんの姫カットの黒髪ストレートロング・紫色の瞳・白肌を持つ清楚で可憐な雰囲気と顔立ちの美少女が廊下を歩いている。
教室でのんびりしていた剛輝の元に彼女が現れた。
「福村剛輝くんですね。......放課後、屋上に来てください」
「ファッ!?....ええと、確か生徒会長の月詠 玲那さん!?」
突如として生徒会長である月詠玲那に呼び出しを食らうことになった剛輝はかなり焦っていた。
(俺、何かしたかなぁ......)
翌日の放課後
屋上に来た剛輝と後ろで様子を見るれいかとしのぶ、シュナ。
そこに玲那がやって来たのだが。玲那は、石動零とヒュンケルを召喚する。
「期待しているようで申し訳ないですが、告白ではありません。わたしもマスターです」
「おっとぉ…!?事情が変わったねぇ!?」
「鬼神招来!」
「鎧の魔槍!」
石動は両腕を鬼神の腕に、ヒュンケルは鎧を身に纏い攻撃を仕掛けてきた。
「しのぶさん!ビューティ!シュナ!」
剛輝も3人を召喚した。しのぶは石動と、ビューティはヒュンケルと対峙することにした。
シュナは傍で魔力壁を張って剛輝への被弾を防いでくれていた。
ビューティがビューティブリザードを放ち鎧を冷やして脆くしようとするが、そこに炎が撃ち込まれる。
「なっ!?」
「誰だ!?」
「真紅の炎のプリンセス!キュアスカーレット!」
「スカーレット!?」
なんと、ビューティブリザードを掻き消されてしまった。
「スカーレットは炎のプリキュア.....!氷の私とは相性最悪です」
戦いが激化すると思われていたが。
「ぐあああッ!!!」
「なんだ!?」
叫び声が聞こえ、思わず校庭を見ると、銀髪の少年が頭から触手を生やし暴れていた。どうやら暴走しているようだ。
「他のマスターさんが召喚したキャラのようです」
「堀部イトナか。......触手付きのを見るに、初期の頃から呼び出されたか?」
「あいつも妖怪の力を宿してるのか?」
「いや....多分あれは妖怪とかの類じゃないな」
「あ、マスターが巻き込まれましたわ」
「キャラってマスターは攻撃できるんだよな」
「グワアアアアアッ!!!」
「あの触手が原因かもしれません」
石動は今倒すべきだと判断し、腕に「火」の文字を出現させる。
「化け火招来!スカーレット、俺に技を打ち込め」
「何をする気ですの?」
「触手を焼き尽くす。」
「彼の方も一緒に燃えてしまいますわよ!?」
「半分妖怪みたいなものだ。被害が出る前に倒す」
「いけません!彼は人間ですよ」
「そうだ。まだ人間だ」
「ヒュンケル!まだ流暢なことを言うのか」
バトルそっちのけで言い合いが始まっていた。
「おいお前ら!こうなると思って、触手とやらを抑える装置を発明したぞ!」
白衣を着たクマが現れて機械を見せる。
「レオナルド博士!?玲那さん、レオナルド博士も味方につけてたのか」
「はい。2回目くらいでしたね。その時にうっかり回したガチャで零さん、ヒュンケルさん、レオナルドさんの3人が出て来ました」
「三連続で回したのか」
「化け熊は黙ってろ!」
「俺は熊じゃねえ!」
「うわあ!?」
石動に熊と言われたレオナルド博士は脊髄反射的に襲いかかる。
「禁句のようですね」
「あらあら」
暴走するイトナを抑えるべくビューティ、零、ヒュンケル、スカーレット、しのぶが足止めし、レオナルド博士がタイミングを見計らって制御装置をつけた。
イトナは制御は出来たものの頭痛に苦しみながらどこかへと立ち去ってしまった。
最早バトルどころではなくなった。そこで剛輝はある提案をする。
「なあ、取引しないか?最後に残るまで協力関係を結ぶ。マスター同士の同盟ってやつだ。規約にも手を組んではいけないとは書かれてないしな」
「1人よりは心強いですね。わかりました、その取引に乗りましょう」
「なに!?」
「悪くない選択だ。強力な力を持った者も現れるかもしれない。パーティを組めば対抗できるかもしれん」
石動は乗り気ではなさそうだったが、ヒュンケルは手を組むことに賛成を示した。