やはり俺と比企谷八幡の高校生活はまちがっている。   作:蒼葉 楓

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まあ言い訳は不要ですよね。

更新遅れまして大変申し訳ありません!
こんな駄作を期待して待ってくれている読者の方にとりあえず謝罪です。次回はもっと早く、投稿します!
それではどうぞ。


第3話

「よし、じゃあ伊勢。しばらくの間ここで頑張ってみたまえ。期待しているぞ。あ、それともし仮に勝手に部活をサボる様であればペナルティとして゛拳の鉄槌゛は避けられないと思えよ。」

 

俺の何に期待をしているのだろうか、それとペナルティが普通に課せられることに横暴を感じる俺をよそに平塚先生は言いたいことを言い切るとそそくさと職員室があった校舎の方へと戻っていった。あとに残されたのは俺と、美少女という形容がまさにコイツの為に用意されているかの様な美しい美貌を持つ中身は毒舌腹黒女の雪ノ下雪乃、そして同じクラスであったにも関わらずこの俺ですら存在を忘れかけていた死んだ魚の様な目を持つ比企・・・比企何とか君、思い出した比企谷八幡君の3人だけとなった。(ゴメンな比企谷君。)

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

しばらくの間何とも言えぬ重苦しい雰囲気が辺りに立ち込めた。あの後も雪ノ下や比企谷君は本を読んでいて俺はどうする事もなくただ呆然と立ち尽くしていた。いい加減この態勢もキツくなってきたので近くにあった誰も使ってない椅子に腰かけてもいいか許可を取ろうとしたその時、俺よりも早く雪ノ下は俺を見るやいなや、

 

「・・・ねえ、いつまでそこに突っ立っているつもりなの?嫌という程目につくから私の視界から見えにくい所に移動してもらえるかしら?」

 

見事なまでの毒舌っぷりを俺に浴びせた。・・・もう帰りたい、俺。しかしいかんせんここで女子に怯み屈するのも男の名がすたる、俺は何かこの女に言い返してやろう、と思ったが体は素直なものだ。全く何も言い返せずに俺は空しく雪ノ下から離れた位置に椅子を置いて座り込んだ。うわあ、カッコ悪いな俺。

 

ガタッ

 

あれからまたしばらく時間が経った後机の音がした方を見ると荷物をまとめていた比企谷君が席を立ち、ただ一言だけ、

 

「あ・・じゃあ俺帰るわ。」

 

こちらに何か言わせる隙も与えずにそそくさと部屋を出ていった。・・・俺一人かよ!正確には男一人だけとなったこの部屋には、最終的に俺と雪ノ下の二人だけが取り残されることとなった。

夕暮れの放課後、時計の針がカチカチと動き続ける中男女二人きりの教室。おいおい、これはいわゆるラブコメ展開というヤツか。中学時代の甘酸っぱい思い出がふと蘇ってしまうーーーーー・・・

 

『友達じゃダメかなぁ?』

 

あーこれダメな思い出じゃん。

しかも友達どころかそれ以降ずっと話さなかったしなぁ・・・まあ俺に関してはラブコメ展開とか起こる訳がないし例え起きてもあんな展開が待ち構えていてもなんら不思議ではない。なら二度とあんな思いをしない為にはいっそ

 

゛嫌われてしまう方がいい!゛

 

俺はそう決心すると野獣の獣を目で殺すべくギロっと雪ノ下を睨むとがるるるっーと威嚇する。すると雪ノ下は目をギンッと鋭かせ、口には出さなかったが、

 

゛それ以上ウザいと殺す゛

 

と言ったのだろう俺は雪ノ下の言いたい事を察知し、静かに"すいませんでした"と心の中で謝罪した。

そういえば蛇に睨まれた蛙、ということわざがあったなぁと俺は1年生の時に国語教師であった平塚先生の元で地獄の様な追試授業を受けらされた苦い日々の思い出を思い返していた。

それからと言うもの雪ノ下は相変わらず読書にふけっていた。しかし、読書にふける彼女の姿はお嬢様然としていていかにも優等生らしく、かつどこまでいっても掛け値なしに美しかった。正直こんな訳の分からん経緯でお近づきになれるとは思わなかった、友達に自慢したいな友達いないけど。・・・で、俺はこの美少女サマとここで一体何をすればいいのやらとりあえず俺はここに来た時からずっと疑問に思っていた事を雪ノ下にぶつけてみた。

 

「・・・なあ。」

 

「何か?」

 

「入部って言ってたけど・・・そもそもここは一体何部なんだ?それと部員もあんたとあの比企谷君だけなのか?」

 

俺の質問を一通り聞いた雪ノ下はふぅ、と溜め息をつくと読んでいた本をパタンと閉じた。

 

「そうね。正直あなたがあんな腐れ目のマゾヒスト君の名前を覚えている事には驚いているのだけれでも、まあそんな事はどうでもいいわ。それよりもゲームをしましょう。ここが一体何部なのか当てるゲーム。とりあえずここには私とあの男しかいないわ。さてここは何部でしょう?」

 

「はあ・・・」

 

赤の他人の名前を覚えていない自分も大概だと思っていたが、ここに俺以上の最低な人間がいるとはさすがに思っていなかった。なんだよマゾヒスト君って。他に言い方あるだろ、つかゲームするって言ってもそんな楽しい雰囲気じゃないだろこれ、ラブコメ空気どこ行ったんだよ。

とりあえず俺は雪ノ下のゲーム?に答えるべく何か手掛かりを探そうとするも、そもそも特別な機材も無ければ部員もコイツと比企谷君しかいないそうだから部活として存在出来るのか?これじゃあノーヒントではないか?しばし頭の上に疑問符を浮かべていた俺だがついに一つの結論にたどり着いた。

 

「う~ん、よし、文芸部!」

 

「・・・へえ、その心は?」

 

「何か特別な設備等もいらないし、これと言って人数もそんなにいる訳じゃない。くわえてあんたは本を読んでいた。つまり答えは最初から示されーーー」

 

すると雪ノ下は俺の会心の答えをあざけ笑うかの様にふっと微笑し、

 

「はずれ。」

 

とだけ言い切った。あまりに人を小馬鹿にしたその態度に多少イラつきを隠せない俺だったが怒りをぐっと堪え、雪ノ下に本当の答えを求める。

 

「じゃあ一体何部なんだよ?」

 

「ーーーでは最大のヒント。私がここでこうしている事が活動内容よ。」

 

雪ノ下の口から出されたそれは、ヒントはヒントなのだろうが何一つ答えに結びつくとは思えない。俺は考えを止め諦めの意を示した。

 

「降参だ。さっぱり分からん。」

 

俺が降参を認め、真の回答を求めた直後、雪ノ下は今までの会話の流れを無視するかの様な一つの質問を問いただしてきた。

 

「伊勢君。女子と話したことはあるのかしら?」

 

唐突に、そして何の脈略もなしに雪ノ下がぶつけてきたその質問は俺の経絡を破壊するようなものだった。つかコイツ今あっさり俺が女子とまともに話せないコミュ障と決めつけてきやがった。(失礼な、俺だって女子と話した事くらいあるぞ。・・・いや、本当だよ?)

自慢じゃないが俺は記憶力に関しては人との会話ならかなりの自信がある。(多分、話した回数が少ないからだろうけど。)あまりに些細な会話まで覚え過ぎていて、周りからストーカー呼ばわりされた程だ。さてと、女子との会話か・・・最後に話したのはいつだっただろうか、ああ思い出したあれはそう、俺が中学2年生の冬の時ーーー

 

 

『ちょっとさぁ、マジ寒くない?』

 

『ほんとそれ。暖房付けてくんないかなあ・・』

 

『やっぱ冬は暖房だよねー。』クルッ

 

『え?・・・ああ、うん、まあ。』

 

『 』←白目

 

 

ーーー人間、嫌な事ほどよく覚えているもので今でも時々そういう事を思い返すと布団をひっかぶって「うわああ」ってしたくなる。

俺が頭を抱え込んでうずくまっていると、雪ノ下は立ち上がりこちらにカツカツと音を立てて向かってきた。

 

「持つ者が持たざる者に慈悲を持ってこれを与える。人はそれをボランティア、と呼ぶの。」

 

「発展途上国の人々にはODAを。ホームレスには炊き出しの施しを。そしてーーーー」

 

「モテない男子には女子との会話を。」

 

そう言うと雪ノ下は俺の前で立ち止まり、遂にここが一体何部であったのかを示す答えを口に出した。

 

「ようこそ奉仕部へ。歓迎するわ。」




いかがでしたでしょうか?
雪乃が予想以上にゲスい。雪乃ファンの方、申し訳ありません!そして八幡ファンの方、八幡がほぼ空気という形になってしまってすいません!ただでさえ更新が遅い上に、内容のスピードも遅いのでこれからはもう少しスピード上げていきたいと考えてます。それでは次回、なるべくいや、必ず早めに投稿します!頑張ります!
では、Next Again!
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