この度新しく虹ヶ咲とヴァンガードのクロスオーバー二次小説をスタートする事にしました。
以前からやりたいなという気持ちはあり、それがようやく形となり今回皆さんにお届けする事ができました。
『ヴァンガードは好きだけどラブライブ(虹ヶ咲)は知らない』
『虹ヶ咲は好きだけどヴァンガードは知らない』
『もしくは両方知らない』
という人達にも楽しく読んでもらえる様に頑張っていくので今後ともよろしくお願いします!
「ハァ・・・・
この男、普段は何処にでもいる普通の会社員として働いているが、ヴァンガードが大好きで休日になるとカードショップへ足を運んで仲間達とファイト(対戦)するのが人生の楽しみになっていた。
ある日、いつものようにカードショップでファイトした後に仲間達とお店で夕食を食べてから帰宅してお風呂に入ったりと何でもないいつも通りを過ごした後に自身のベッドで寝ようとしていた。
「(俺も一度で良いからあんな世界でヴァンガードやってみたいなぁ・・・・)」
男は自分もアニメの世界のようなヴァンガードのファイトをしながら色々な人達と仲良くなって楽しい日常を過ごせるようなそんな人生を送ってみたいなと考えながら眠りについた。
「んっ、ん〜〜〜〜っ! ・・・・あれ?」
男は目を覚ますとそこは自分が住んでいた部屋とは全く違う部屋だった。
「何処だここ? どう見ても俺の部屋じゃない。何がどうなってるんだ?」
男は部屋の中を見渡しながら頭の中で必死に状況を整理していた。
「颯ーーーっ! いつまで寝てるの! 早く起きないと遅刻しちゃうわよ!」
すると部屋の外から女性の声が聞こえてきた。
「颯? 誰だそれ・・・・うっ!」
すると突然男の頭の中に覚えのない記憶が沢山流れ込んできた。
「ハァ・・・・ハァ・・・・そうだ・・・・思い出した。俺は、若林 颯だ」
男は記憶を取り戻して自身が【
「颯! いつまで寝てるの! 起きたなら早く降りてきて朝ご飯食べちゃって!」
「ごめん。わかったよ母さん」
颯の部屋に入ってきたのは黒髪のロングヘアを後ろで低めのポニーテールに縛り、エプロン姿の彼の母親だった。何故彼女が母親だと分かったのかについてさっき記憶を取り戻していたからだ。
颯がそう返事すると母は部屋から出ていき颯の部屋のある2階から階段で1階にあるリビングへと降りていった。
「(間違いない。これは小説やアニメで良くある"転生"ってやつだ。まさか自分がそうなるなんて予想もしてなかったけど・・・・)」
颯は自分が転生し、いま頭の中にある記憶は自身がこれまでこの世界で過ごしてきた記憶なのだと理解した。
「(今の俺は10歳の小学4年生。家族は両親2人に1つ年下の妹が1人の4人家族。両親は共働きで父はいつも朝早くに出掛けて夜遅くに帰ってくる。母は俺と妹が学校へ行った後に仕事へ出かけて夕方には帰ってくる。家で一番一緒にいる妹とはたまに喧嘩もするけど基本的には仲が良いから平和な家族と言えるだろうな。)」
颯は自身の記憶の中にある家族に関する記憶を思い出しながら着替えると洗面台での身支度を終えて母と妹が待つリビングへと向かった。
「おはよう」
「おはよう颯」
「お兄ちゃん遅い! いつまで寝てるの!」
「ごめんて杏沙。たまにはこういう日もあるさ。父さんは仕事?」
「えぇそうよ。ほら、杏沙は食べ終わったなら食器を片付けて。颯も急いで食べちゃいなさい」
「「はーい」」
そうして颯は朝食を食べ終えるとすぐに支度して黒髪ショートヘアの妹【
「それじゃあ母さん。行ってきます!」
「行ってきまーーす!」
「はーい。行ってらっしゃい。気をつけてね」
母に見送られて颯と杏沙はドアを開けて外へ出ると近くで集まっている一緒に登校する班の所へやって来た。
「「おはよう!」」
「おはよう!」
「おはよう颯君! 杏沙ちゃん!」
颯達が挨拶すると班のみんなも挨拶してくれた。
そして・・・・
「おはようございます。颯君。杏沙さん」
颯はこの"メガネをかけて髪の毛を三つ編みに結んだ"私服姿の女の子に見覚えがあった。
「おはよう中川さん!」
「はい。おはようございます」
そう。杏沙が挨拶している彼女は将来"優木 せつ菜"としてスクールアイドル活動をする"中川菜々"その人だった。
「ん? 颯君どうかしましたか?」
「えっ? いや、何でもないよ」
「そうですか?」
彼女は颯と同い年の同級生だが今の時点でも既に颯の知る中川菜々の面影があった。
「(マジ? マジで中川菜々なのか!? あの優木せつ菜の!? いやちょっと待て? 中川さんがいるって事はこの世界は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会"の世界なのか!?)」
颯の推理通り、彼が転生したのはアニメにもなった【ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会】の世界だった。
それから颯は彼女達と共に学校へ登校した。
「(中川さんとは同じクラスなんだな・・・・)」
颯は学校へ到着すると菜々と共に昇降口から教室へと向かい、到着してからはそれぞれの友人達との挨拶やら世間話やらで2人はあまり話さなかった。
そうしているうちに1日が終わりあっという間に放課後になってしまった。
「ふぅ・・・・」
「なぁなぁ! この後どうする?」
「決まってるだろ! ヴァンガードだよヴァンガード! この間のリベンジだ!」
「っ!?」
颯は"ヴァンガード"という単語が聞こえてすぐに話が聞こえた方へと視線を向けた。
「良いぜ! 返り討ちにしてやる!」
「それじゃあ一旦家に帰ってデッキを持ったらいつものカードショップに集合な!」
そう言って男子達は駆け足で教室から出て行った。
「(ヴァンガード・・・・この世界にもヴァンガードがあるのか!?)」
颯は一刻も早くヴァンガードに関する情報を調べる為に急いで教室を出て家に帰った。
「ん?」
その姿を見ていた菜々は彼はどうしたのだろうと考えながら頭の中に"?"が浮かんでいた。
それから急いで家に帰った颯は家の中にあるパソコンを使ってヴァンガードに関する情報を調べた。
「(なるほど。アニメはやってないけどアイチや櫂の話は漫画でやってるんだな・・・・)」
颯は前世の世界で放送されていたアニメがこの世界では放送されていないが漫画として連載されている事やカードも初期のカード達が発売されている事を知った。
「よーーし! やるぞ! ヴァンガードファイターとしてこの世界を謳歌してみせる!」
その後、颯のヴァンガード愛に火がつくと前世の趣味だったアニメや漫画、特撮も楽しみつつ小遣いを貯金して貯まったお金でヴァンガードのカードを買ってはデッキを組んでクラスの仲間達とのファイトする日常を送るのであった。
それから7年後・・・・
「お兄ちゃん! 菜々さんもう来てるよ!」
「いま行くーーっ!」
颯は17歳の高校2年生になり今は共学になった虹ヶ咲学園へ通っている。
「行ってきます!」
颯が玄関の扉を開けて外へ出ると颯の家の門の外側に1人の女子高生が立っていた。
「おはようございます! 颯君!」
「あぁ。おはよう菜々」
そこにいたのは虹ヶ咲学園の制服(冬服)を着た優木せつ菜の姿をした中川菜々だった。
To Be Continued
次回ははこの作品の主人公に関するキャラ設定をお送りします!