望む未来へ手を伸ばす!   作:hayato0121

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今回はヴァンガードのカードの世界観に関する説明を行なって次回から実際に対戦を行うという形でやっていきますので最初は色々と難しくて分からない人もいるかもしれませんが最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。


第02話 惑星クレイ

ヴァンガードチャンピオンシップ。略してVCSへの出場をどうするかで悩んでいた颯だったが、そんな時にせつ菜が自分を颯のチームに入れてほしいと提案してきた。

 

「せつ菜が、俺のチームに?」

 

「はい! 私が颯君のチームに入ります!」

 

せつ菜の突然の申し出にそれを聞いていた颯と杏沙はとても驚いた。

 

「けどせつ菜さんってヴァンガードやった事ないよね?」

 

「ありません!」

 

「言い切っちゃったよ・・・・」

 

杏沙の質問に対するせつ菜の勢いのある返事を聞いた颯は逆に呆れてしまっていた。

 

「気持ちは嬉しいけどさ。どうしていきなり俺のチームに入ろうと思ったんだ?」

 

「それは勿論、颯君の力になりたいからです!」

 

「俺の力に?」

 

「はい! 颯君は私のスクールアイドルをやりたいという我儘に協力してくれました。分からない事の方が多くてきっと色々と大変だったと思います。それでも颯君は文句を言わずに付き合ってくれました。だから今度は私の番です。颯君が私の願いを叶えてくれた様に今度は私が颯君の願いを叶えてあげたいんです!」

 

「願いを叶える・・・・」

 

颯はせつ菜の言葉を聞いて改めてこれまでの自分の考えや行動を振り返った。

 

「・・・・そうだよな。叶えたい願いがあるなら全力で手を伸ばさなくちゃダメだよな」

 

「颯君」

 

「何やってたんだ俺は。ヴァンガードを全力で謳歌するって決めたはずなのにいつの間にか何だかんだ理由をつけてヴァンガードと真剣に向き合おうしてなかったなんて・・・・」

 

「お兄ちゃん・・・・」

 

「けど、そんなのはもうやめだ! 俺はVCSに出場する! その先に何があるのかはまだ分からないけど。でもその先に俺が心から望んでいる事が、叶えたい願いがあるはずだから諦めずにそれに手を伸ばす! そう決めた!」

 

「お兄ちゃん!」

 

「颯君!」

 

颯が覚悟を決めてVCSに出場する事を決めた事に杏沙とせつ菜は嬉しそうにしていた。

 

「だからせつ菜。俺のチームに入ってくれ。そして、俺と一緒に戦ってほしい。」

 

「勿論です! 一緒に頑張りましょう!」

 

「そうこなくっちゃ! ・・・・あっ、ちょっと待ってて!」

 

そう言い残して杏沙は自身の部屋へと戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

杏沙が部屋から戻ってくると今度は6つのデッキが入ったデッキケースを持って戻ってきた。

 

「それは何ですか?」

 

「これはクイックスタートデッキと言って簡単に言えば誰でも簡単にヴァンガードができる初心者用のデッキかな」

 

杏沙が持ってきたのは"クイックスタートデッキ"と呼ばれる6種類の初心者用のデッキだった。

 

「懐かしいな。俺が杏沙にヴァンガードのルールを教えた時もこれを使ってヴァンガードを教えたんだっけな」

 

「そうそう! でもって私がヴァンガード同好会に入ってくれた人達で初心者の人達にはこれを使ってルール説明をしたんだ」

 

「つまりこれを使って私にヴァンガードのルールを教えてくれるという事ですか?」

 

「そういう事!」

 

杏沙がこれらを持ってきたのはこれを使ってせつ菜にヴァンガードのルール説明をする為だった。

 

「それじゃあまずはカードの説明をする前にヴァンガードの世界に存在する6つの国家について説明しないとな」

 

「国家ですか?」

 

「あぁ。そもそもヴァンガードっていうのは地球と良く似た星の惑星クレイに存在するユニット達のカードを使って対戦するカードゲームなんだよ。」

 

ヴァンガードとは自然や海、大地が豊かな地球と良く似た星"惑星クレイ"と呼ばれる星に住んでいる"ユニット"と呼ばれる存在がカードとなり、そのカードを使って戦うカードゲームなのだ。

 

「惑星クレイとそこに住むユニット達ですか・・・・」

 

「あぁ。そしてそのユニット達は6つある国家の何処かに所属しているんだ」

 

「国家?」

 

「それは私が説明するね!」

 

颯がヴァンガードに説明しているとそこに杏沙が割り込んできて説明を始めた。

 

「さっきお兄ちゃんも言ってたけど惑星クレイには6つの国家があってその国家によってユニット達の種族が全然違うんだ」

 

「種族の違いですか?」

 

「うん。でもそれは国家について説明すれば分かる事だから先に6つの国家について説明するね。」

 

そう言って杏沙は国家についての説明を始めた。

 

「まず最初に紹介する国家は【ケテルサンクチュアリ】。この国には天空に浮かぶ街があってそこでユニット達は暮らしてるんだけど、そこのユニット達は主に聖なる力を使う騎士や魔法使い、ドラゴンなんかが主なユニットの種類でそういうカードが使いたい人にはこの国がお勧めだよ」

 

「聖なる騎士!? それってつまり聖剣に選ばれた勇者がいたりするんですか!?」

 

「ええっ!? えぇっと・・・・どうだったかな・・・・そこまでは分からないけど、でも聖なる騎士の他にも闇の力を持つ騎士や魔法使いもいるよ」

 

「なるほど・・・・最初は正義の味方だったけど闇に染まってしまい闇の力を使う存在になってしまったんですね・・・・」

 

「何か、凄く想像力が豊かだね」

 

「昔からな」

 

せつ菜の溢れんばかりの想像力に杏沙は振り回される一方だった。

 

杏沙が最初に説明した国家"ケテルサンクチュアリ"は天空に浮かぶ王都にあり、この国では神聖魔術と科学を融合した技術が得意とされている。ユニット達は主に聖なる力を持つ騎士や魔法使いや天使、ドラゴンやハイビーストやエルフが所属していてその逆となる闇の力を使う存在もいる。

 

「因みに私とお兄ちゃんが使ってるカードもケテルサンクチュアリのカードなんだよ」

 

「そうなんですか!?」

 

「あぁ。俺の分身、相棒が所属している国家がケテルサンクチュアリだったからな」

 

「私もね」

 

「相棒!? ヴァンガードには相棒がいるんですか!?」

 

「う〜ん。俺達が勝手にそう思ってるだけで相棒かどうかを判断するのはその人次第って感じかな」

 

「なるほど・・・・ならば私も私の相棒を探さなくては・・・・では、次の国家の説明をお願いします!」

 

「了解! それじゃあ次は竜が空を舞う大国。【ドラゴンエンパイア】について説明するね!」

 

 

 

 

「このドラゴンエンパイアにはその名の通り沢山のドラゴン達が暮らしてるんだけど、他にもリザードマンや恐竜、狩人や巫女のユニット達もいるんだ」

 

「ドラゴンですか!? けどドラゴンって先っきのケテルサンクチュアリにもいませんでしたっけ?」

 

「それなんだけど、実はドラゴンって6つの国家全てに存在してるんだ」

 

「そうなんですか!?」

 

「あぁ。けどドラゴン達が持ってる力は自身が所属している国家によって違うんだよ。例えばケテルサンクチュアリに所属しているドラゴンは聖なる力を使うんだけどドラゴンエンパイアのドラゴンは口から炎を履いてたりして全ての敵を焼き払ったり雷の力を使うドラゴンもいるんだ」

 

「なるほど。国によってドラゴン達の力は全く違うという事ですね」

 

「それだけじゃないんだよ! ドラゴンエンパイアのドラゴン達が凄いのは武器を使う所なんだよ!」

 

「武器ですか!?」

 

「あぁ。ユニット達の中には忍竜(にんりゅう)と呼ばれる忍びのようにクナイや手裏剣などの武器を使うドラゴンもいれば背中にビーム砲を装備して戦う恐竜もいたりして科学力にも優れた国がこのドラゴンエンパイアっていう国なんだよ」

 

「忍竜にビーム砲を装備した恐竜ですか!? それは凄いですね! 想像するだけでワクワクします!」

 

せつ菜は2人に言われた事を頭の中で想像するとその姿にワクワクしていた。

 

 

 

 

 

「次は常世の闇に包まれた魔法国家【ダークステイツ】だよ」

 

「ダークステイツ?」

 

「ダークステイツは魔の眷属が支配する国と言われていて悪魔や人形など邪悪な力や魔法を有している国なんだ」

 

「なるほど。まさに邪悪な魔王が支配する国というわけですね!」

 

「まぁ確かに魔王はいるけど他にもサーカス団や機械でできた動物達、魔法を使う人間達もいてね。ダークな雰囲気や魔法に興味がある人にはダークステイツがお勧めだよ」

 

ダークステイツという国は魔法への探究心がとても強くてデーモン達悪魔や呪いの人形、魔法を使う人間達など様々な種族のユニット達がそれぞれの力を有している国なのだ。

 

 

 

「次に紹介する国家は空と海と自然の緑に包まれたユートピアの国【ストイケイア】」

 

「ストイケイア?」

 

「あぁ。この国は綺麗な青空と豊かな海と自然に包まれた国でここでは動物や妖精、昆虫といった自然の中で暮らす生き物のユニット達がいてみんなその自然の中で暮らしているんだ」

 

「へぇ・・・・。何だかエマさんが好きそうな国ですね」

 

「それだけじゃないですよ! ストイケイアの海には魚もいるし、他にも平和を脅かす海賊や幽霊船なんかにいそうな幽霊もいるけどそんな海の平和を守る海兵もストイケイアにはいるんだよ」

 

「海賊ですか!? という事はストイケイアの海にはお宝が眠っているんでしょうか!?」

 

「それは分からないけどもしかしたら有るかもしれないな」

 

「おぉ!」

 

ライオンや虎、リスやたぬきなど様々な動物やカブトムシなどの昆虫の他にも神秘的な力を持つ言われる妖精が住む大自然。

海を縄張りにする海賊やその海賊達がゾンビとなった幽霊やそんな海賊達から海を守る海兵達がいるのがストイケイアという国なのだ。

 

 

 

 

 

「次に紹介するのは発展した科学力を有する国【ブラントゲート】」

 

「ブラントゲート?」

 

「この国は惑星クレイの中で1番の科学力を持つ国で研究を行う科学者や巨大ロボット、宇宙人が所属しているんだ」

 

「巨大ロボットに宇宙人!? そこはあれですか!? 正義のヒーローがいて彼らが惑星クレイを守っているんですか!?」

 

「確かに特撮ヒーローみたいに装備を身に纏って戦うユニットはいるし、悪い奴らをやっつける巨大ロボットなんかもいるぞ」

 

「おぉ!」

 

「他にもヒーロー達の秘密基地やブラントゲートの中にある会社が作った要塞や衛星なんかもあるよ」

 

「秘密基地に要塞!? この国はあれですか!? ヒーロー好きの癖を知り尽くしている国なんですか!?」

 

「流石にそこまでは分からないけどな」

 

特撮好きのせつ菜からすれば彼女の心に刺さりまくる要素がてんこ盛りで興奮を抑えられずにいた。

 

ブラントゲートは高い科学力を持っている国でそれによって文化や国力も近未来的な施設や秘密基地を有している。

 

 

 

 

「最後の国家は巨大な鯨の背に乗った学園都市【リリカルモナステリオ】だね」

 

「そこはどんな国なんですか?」

 

「簡単に言えばこの国には沢山のアイドル達が所属していてそんなアイドル達を育成する専門学校があるんだよ」

 

「アイドル育成!? それはつまり私達のようなスクールアイドルもいるんですか!?」

 

「スクールアイドルかは分からないけどせつ菜さんみたいに学生をやりながらアイドルやってる子はいるよ。普通に学校に通いながら一人前のアイドルになる為に専門的な事も勉強してるみたい」

 

「おぉ!」

 

リリカルモナステリオは巨大な鯨の背中の上にある学園都市からなる国家だが、他にも学園都市ではない海の中で暮らすマーメイドや魚達海の生き物もまたリリカルモナステリオに所属している。

 

「そしてマーメイド達の中で特に歌が上手い人達は"歌姫"と呼ばれて大勢の人達からの注目を集めているんだ」

 

「なるほど。そこは私達の世界と同じなんですね。きっと素敵な歌なんでしょう・・・・。それよりも!」

 

「んん!?」

 

「学園都市ですよ学園都市! アイドルを育成する学校があるなんてスクールアイドルの私も通ってみたいです!」

 

「まぁそうだよな」

 

颯はせつ菜がこう言うだろうなと予想していただけにその通りになったのであまり驚きはしなかった。

 

 

 

 

「さてせつ菜さん! これで6つの国家全ての説明が終わりましたが、どの国家のカードを使ってみたいですか?」

 

「えっ? 1つしか選べないんですか?」

 

「あぁ。持っているだけなら全ての国家のカードを持っていて大丈夫なんだが、対戦する時はどれか1つの国家しか選べないんだよ」

 

「そんな・・・・。どの国も魅力的な所ばかりでどれにしましょうか・・・・。 ブラントゲートのヒーローやロボットも使ってみたいですし、いやいやここはスクールアイドルとしてリリカルモナステリオを・・・・あぁでも! ケテルサンクチュアリの騎士っていうのも捨てがたい・・・・あぁ私はどうすればーーーっ!」

 

せつ菜はその場で跪いて頭を抱えながらどの国家にするか相当悩んでいた。

それから数分間、悩みに悩んだ結果せつ菜はどの国家を使うのか決断した。

 

「決めました! 私、ドラゴンエンパイアのカードにします!」

 

「おぉ!」

 

「意外だな。俺はてっきりリリカルモナステリオにすると思っていたが・・・・」

 

せつ菜がドラゴンエンパイアのカードを選んだ事に杏沙は喜び、颯は予想外の国家を選んだ事に驚いた。

 

「確かにそれも考えました。ですが私のスクールアイドルとしてのイメージカラーって"赤"じゃないですか。だったから真っ赤に燃える熱い炎をイメージしたドラゴンエンパイアが良いなって思ったんです!」

 

「なるほどな」

 

「確かに、せつ菜さんにピッタリかも!」

 

「ありがとうございます!」

 

こうしてせつ菜が使う国家はドラゴンエンパイアに決まった。

 

 

 

 

「はいせつ菜さん! これがドラゴンエンパイアのクイックスタートデッキだよ!」

 

「ありがとうございます! 【轟雷竜(ごうらいりゅう) トライアンフ・ドラゴン】。とっても強そうなユニットですね!」

 

せつ菜は渡されたデッキのカードを見てカッコよくて強そうな印象を持っていた。

 

「それじゃあ俺はケテルサンクチュアリのデッキにするかな。杏沙、せつ菜のサポートは頼んだ」

 

「了解!」

 

そして颯はケテルサンクチュアリのクイックスタートデッキを手に取るといよいよ対戦の準備を始めた。

 

「ヴァンガードで行う対戦の事を俺達は"ファイト"と呼んでるんだけどその準備から始めるぞ」

 

「はい!」

 

「まず最初に50枚のメインデッキと4枚のライドデッキの2種類を用意するんだ」

 

「メインデッキとライドデッキですか?」

 

「そうだ。ライドデッキにあるカードはこれから自分がライド、憑依して戦う事になる自分自身となるユニットのカードだ」

 

「自分自身となるユニットのカード」

 

「まぁそんなに難しく考えなくても大丈夫だよ。簡単に言えば対戦ゲームで自分が操作するアバターみたいな存在がライドデッキのカード達なんだ」

 

「そうですか。確かにそれなら分かりやすいですね!」

 

せつ菜は杏沙の説明を聞いてライド(憑依)するカードというのがどういうものなのかを何となくだが理解した。

 

「そしてメインデッキにはそんな自分と共に戦う仲間達のユニットのカードが入っていてそのカードのユニット達と力を合わせて戦うカードゲームがヴァンガードなんだ」

 

「なるほど・・・・」

 

メインデッキの中には自分と共に戦う仲間達のカードが入っていてそのユニット達のカードを使って相手に攻撃したり、相手の攻撃から自分を守ったりするのがヴァンガードというカードゲームなのだ。

 

「それじゃあ次にライドデッキからグレード0のユニットのカードを中央に裏向きで置いてくれ」

 

「分かりました。」

 

颯にそう言われるとせつ菜は言われた通りにライドデッキからグレード0のユニットカードを中央に裏向きで置いた。

 

「イメージするんだ」

 

「イメージですか?」

 

「あぁ。いま俺達がいるのはファイトの舞台となる地球とよく似た惑星クレイ。そこはヴァンガードに登場するユニット達が暮らす世界でその大地に立っている自分の姿をイメージするんだ」

 

「惑星クレイにいる自分の姿を・・・・」

 

颯から目を瞑りながら惑星クレイに降り立った自分達の姿をイメージするように言われたせつ菜は真似して目を瞑りながら頭の中でイメージしてみた。

 

「っ!? 何ですかこれは!?」

 

目を開けたせつ菜が見たのは辺り一面が荒野で青い空が広がる場所でそこにはせつ菜と颯以外誰もいなかった。

 

「イメージできたみたいだな。クレイに降り立った今の俺達は何の力もないただの霊体だがユニットに憑依、ライドする事で俺達はこの世界で戦う力を得られるんだ。」

 

「おぉ! ライドってそういう事だったんですね!」

 

「あぁ! そしてライドした俺達の事を"ヴァンガード"と呼ぶんだ」

 

「ヴァンガード・・・・このカードゲームと同じ名前ですね!」

 

「そうだ。それじゃあ次は手札となるカードをメインデッキの上から5枚引いてその中からデッキに戻したいカードを選ぶんだ。」

 

「はい! メインデッキの上から5枚引いて・・・・えぇっと・・・・何を戻せば良いんですか?」

 

「それはね。引いたカードの中にいま必要なカードと必要ないカードがどれかを判断して必要ないと思ったカードをデッキの一番下に戻すんだ」

 

「う〜ん。どういう基準で選べば良いんですか?」

 

「それは俺にも分からないかな。俺には俺の考え方があるように他の人にもその人なりの考え方があるから"これが絶対に正しい"っていうのはないんだよ」

 

「そうなんですね」

 

「取り敢えず今回はトリガーユニットのカードを戻してみようよ」

 

せつ菜がどのカードを戻すか悩んでいると杏沙がアドバイスをくれた。

 

「トリガーユニット?」

 

「トリガーユニットはグレード0のカードでカードの右上に何かマークのようなものがあるカードはない?」

 

「右上にマーク・・・・ありました!」

 

「そのカードはメインデッキから捲れた時に効果を発動できるカードだからそのトリガーユニットのカードがデッキに多ければ多いほどファイトが有利になるんだ。というわけで俺は2枚をデッキの一番下に戻して戻した枚数と同じ2枚をデッキの一番上から引く。ただし引き直しが出来るのは1回だけだから一度引き直したらやり直し出来ないから注意してくれ」

 

「分かりました! それじゃあ私は・・・・3枚戻します!」

 

せつ菜は3枚デッキの下へ戻すと戻した数と同じ3枚をデッキの上から引いた。

 

「これで準備が整ったな。本当は先行後攻をジャンケンなどの方法で決めるんだけど、今回はルール説明の為に俺が先行でやるけど良いか?」

 

「はい! 大丈夫です!」

 

「それとカードにはスキルと呼ばれる能力を持つカードがあるんだけど、いきなりだと色々と混乱するだろうから今回はカードのスキルは無しでやろう」

 

「分かりました!」

 

颯は初めてファイトするせつ菜の為にカード達が持っているスキルと呼ばれる能力を今回は使わずにやる事にした。

 

「それじゃあ中央に置いたグレード0のカードを"スタンドアップ・ヴァンガード!!"の掛け声と同時に裏から表にする事でファイト開始だ。せつ菜、準備は良いか?」

 

「はい! いよいよファイト出来るんですね! 何だかワクワクします!」

 

「そうだな。それじゃあ始めるぞ! せーの!」

 

「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」

 

 

 

To Be Continued

 




次回はルール説明の続きとなるティーチングファイト(ルールを教える為の対戦)が行われます。

次回もお楽しみ!
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