今回はせつ菜のティーチングファイトの模様をお送りします。これを読んでヴァンガードというカードゲームがどんなルールなのかを知ってもらえたらと思います。
そして自分で書き始めておいてなんですが、書かなきゃいけない用語が多くて大変でした。
もしも今回登場するカードのイラストが知りたいという人がいましたらこちらに公式サイトのURLを貼っておくのでそちらから確認してください。
https://cf-vanguard.com/cardlist/cardsearch/?expansion=259&view=image&s_param=d-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%A2
それでは本編をどうぞ!
ヴァンガードを初める事にしたせつ菜はヴァンガードの戦う舞台となる惑星クレイやその星の国家についての説明を聞いた後に実際に対戦のやり方を教えてもらう為の颯との初めてのファイトが行われようとしていた。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「
「
大望の翼 ソエル パワー6000
熱気の刃 アルダート パワー6000
裏向きになっていたカードを表にした事で颯がソエル、せつ菜がアルダートにライド(憑依)した。
「何ですかこれ!? 私、ドラゴンになっちゃいました!」
「それがライドだ。こうして俺達はこの惑星クレイで戦う力を手に入れたんだ」
「うわぁ! 凄い! 凄いです!」
「って聞いちゃいない」
せつ菜はアルダートに姿で持っていた剣を振り回しながら大はしゃぎだった。
「ほらせつ菜。ファイトの説明するからちゃんと聞け!」
「す、すみません。つい興奮してしまって・・・・」
「まぁ気持ちは分かるけどさ。ヴァンガード(自分)はフィールドの中央にいてその周りには5つのリアガードサークル (RC)があってそこに仲間のユニットを呼ぶ事ができる。そして自分と相手の盤面の間にあるガーディアンサークル (GC)があって相手の攻撃から自分を守りたい時はそこにカードを出す事で相手の攻撃を防ぐ事が出来るんだ」
全体の盤面
R R R
R アルダート R
G
R ソエル R
R R R
「なるほど。こういう盤面になってるんですね」
「それじゃあファイトを進めるぞ。まず最初にデッキの上からカードを1枚引く」
そう言って颯はメインデッキの上から1枚引いた。
「次に手札から1枚選んでドロップゾーンに捨てる事でライドデッキから今より1つ上のグレードのユニットにライド出来るんだ。」
「えっと、ドロップゾーンって何ですか?」
「ドロップゾーンは使い終わったカードを置く場所だよ」
「なるほど」
ドロップゾーンとは使い終わったカードやスキルやライドのような何かのコストとして捨てるカードを置いたりする場所である。
「手札を1枚捨てて、ケアリング・セージにライド!」
颯は手札を1枚捨てるとライドデッキから今より1つグレードの高いグレード1のケアリング・セージにライドした。
ケアリング・セージ パワー8000
「おぉ! 変身しましたよ!」
「変身じゃなくてライドだ。そして手札にあるユニットはヴァンガードと同じかそれ以下のグレードのユニットならリアガードサークルにコール、つまり仲間を召喚できるんだ。俺は手札から
煌杖の貴女 シーア パワー8000
「凄い凄い! 仲間を召喚しましたよ!」
「こうやってライドしてグレードを上げつつ仲間を召喚して自分の戦力を整えていくんだ。先行は最初のターンに攻撃できないからこれでターン終了だ」
颯の盤面
R セージ シーア
R R R
颯の手札 4枚
颯のダメージ 0枚
「それじゃあ次はせつ菜のターンだ。いま俺がやってみたようにやってみてくれ」
「分かりました。私のターン! デッキから1枚引きます!」
そう言ってせつ菜はメインデッキの上から1枚引いた。
「次に手札を1枚捨てて・・・・
せつ菜は手札を1枚捨ててグレード1のカラレオルにライドした。
轟炎獣 カラレオル パワー8000
「ホントに変わりました! それと、ドラグリッター ユムナをコールです!」
ドラグリッター ユムナ パワー8000
せつ菜の盤面
R カラレオル ユムナ
R R R
せつ菜の手札 4枚
せつ菜のダメージ 0枚
「後攻からはアタック、相手に攻撃する事が出来るぞ」
「攻撃ですか!? やりたいです! どうすれば良いんですか?」
「攻撃するにはカードをレスト、横向きにする事で攻撃する相手を指名してアタック出来るんだ」
「分かりました! それじゃあカラレオルでケアリング・セージにアタックです!」
せつ菜はヴァンガードのカードレスト(横向き)にする事で颯のヴァンガードを攻撃した。
パワー8000➡︎パワー8000
「う〜ん、ここは受けるか。ノーガード! そしてアタックする側は自身のパワーが相手と同じか相手より多い場合その攻撃はヒットするが逆に自身のパワーが相手よりも低い場合その攻撃は失敗になる」
「そうなんですね。それでこの後はどうすれば良いんですか?」
「ヴァンガードがアタックした時はドライブチェックが出来るぞ」
「ドライブチェック?」
「ドライブチェックはメインデッキの上から1枚を捲ってそのカードを手札に加えられるんだ」
「なるほど。つまり先ほど言っていたトリガーユニットをここで捲れば効果を発動出来るんですね!」
「そういう事だ。さぁ、デッキを捲ってみてくれ」
「はい! ドライブチェック・・・・『
「残念。それはトリガーユニットじゃないからノートリガーだな」
「ううん悔しいです!」
せつ菜が捲ったのはトリガーユニットではなくノーマルユニットだったのでトリガーの効果は発動しなかった。
「次はダメージチェック。アタックがヒットした事で攻撃を受けた俺はメインデッキの上から受けるダメージの数と同じ枚数を捲ってそれをダメージゾーンに置かなきゃいけないんだ」
「ダメージゾーン?」
「あぁ。それじゃあいくぞ! ダメージチェック・・・・『ブライトグラス・ドラゴン』・・・・はぁ、こっちもノートリガーだ」
颯のダメージ
1. ブライトグラス・ドラゴン
颯はメインデッキやライドデッキとは反対側にあるダメージゾーンにダメージチェックで捲れたカードを横向きで置いた。
「こうやって先に相手に6ダメージ与えるか相手のメインデッキが先に0枚になったら自分の勝利になるんだ」
「つまり多くアタックした方が良いって事ですね! だったらドラグリッター ユムナでヴァンガードにアタックです!」
パワー8000➡︎パワー8000
「させないぜ! メディカルショット・エンジェルでガードだ!」
メディカルショット・エンジェル シールド5000
「何ですかそれ!」
「さっきも言っただろ。メインデッキのカードは相手を攻撃したり防御する時に使うって。カードの左側に"シールド"って文字と一緒に数字が書かれてないか?」
「えぇっと、ありました! シールドと数字が書いてあります!」
「だろ? そのシールドに書いてある数字はそのカードで相手の攻撃を防御する時にその数字分だけ自身のユニットのパワーを上げる事が出来るんだ」
「つまり颯君のカードのシールドが5000だからその分颯君のヴァンガードのパワーが上がるって事ですか?」
「その通りだ。この場合、メディカルショット・エンジェルのシールドは5000あるからその数がヴァンガードのパワーに加算される」
ケアリング・セージ パワー8000+5000="13000"
「これによって俺のヴァンガードのパワーがせつ菜のユニットのパワーを上回った事でせつ菜のアタックは失敗して攻撃は届かなかったって事になるんだ。そしてガードに使ったカードはドロップゾーンに置かれる」
パワー8000➡︎パワー13000
【ガード成功】
「つまり攻撃するだけじゃなくて防御する事も考えながら手札を使わなけれはいけないんですね」
「その通り」
「凄いじゃないですかせつ菜さん! もうそこまで理解出来てるなんて」
「えへへ」
せつ菜は杏沙に染められた事が嬉しくて喜んでいた。
「もうせつ菜にはアタック出来るユニットはいないからこれでターンは終わりだな」
「はい! ターン終了です!」
「なら俺のターンだな。ターンが帰ってきた事でレストしていたユニット達はスタンド、縦向きに戻せるんだ」
「なるほど、これで再び攻撃出来るようになるんですね」
「あぁ。そして手札を1枚捨てて、ライド!
静黙の騎士 スウィズヘルム パワー10000
颯はメインデッキの上から1枚引くと手札を1枚捨ててライドデッキからグレード2のユニットにライドした。
「そしてリアガードは前後になら自由に移動できる。俺はシーアを後列に下げて、そこにトレランス・ウィザードをコール!」
トレランス・ウィザード パワー10000
颯の盤面
R スウィズヘルム トレランス
R R シーア
颯の手札 2枚
颯のダメージ 1枚
「それじゃあ行くぞ! スウィズヘルムでヴァンガードにアタックだ!」
「でしたら、スピノアサルターでガードです!」
強撃竜 スピノアサルター シールド5000
「これでカラレオルのパワーは13000。ガード成功です!」
轟炎獣 カラレオル パワー8000+5000="13000"
「それはどうかな?」
「えっ?」
「せつ菜と同じように俺にもドライブチェックがあるのを忘れたのか?」
「あっ!」
せつ菜は颯に言われてドライブチェックの事を思い出した。
「そうだ。ここで俺がトリガーを引いたらそのガードを突破できる・・・・いくぞ! ドライブチェック・・・・『アンプルボマー・エンジェル (引)』・・・・ゲット! ドロートリガーだ!」
「ドロートリガー?」
「その名の通りカードをメインデッキの上から1枚引ける効果を持ったトリガーユニットさ」
ヴァンガードには5種類のトリガーがあってその内の1種類がこのドロートリガーだ。その効果はメインデッキから捲った時に追加で上から1枚引けて自身のユニットのパワーを+10000する事が出来る。
「+10000!?」
「あぁ。だから俺は1枚引いてそのパワーを攻撃中のヴァンガードに加える。そうなったらどうなると思う?」
静黙の騎士 スウィズヘルム パワー10000+10000="20000"
パワー20000➡︎パワー13000
【アタック成功】
「つまり、俺のヴァンガードのパワーが上がったからせつ菜の守りを突破してこっちの攻撃がヒットするってわけだ」
「そんな!?」
颯のヴァンガードのパワーがせつ菜のヴァンガードのパワーを上回った事で防御が突破されて颯の攻撃がヒットした。
「さぁ、せつ菜のダメージチェックだ」
「くっ、ダメージチェック・・・・『ドラグリッター ユムナ』・・・・ノートリガーです」
せつ菜のダメージ
1. ドラグリッター ユムナ
「まだ俺の攻撃は残ってるぜ。グレード0と1のユニットにはブーストという能力があって自身をレストする事でそのユニットと同じ縦列にいるユニットに自身のパワーを加える事が出来るんだ」
「つまり仲間の力を受けてパワーアップ出来るんですね!」
「そういう事だ。シーアのブースト! トレランス・ウィザードでヴァンガードにアタック!」
グレード0とグレード1のユニットには"ブースト"と呼ばれる能力がある。効果は後列にいる自身をレスト(横向き)にする事で同じ縦列にいるユニットに自身のパワーを加える事が出来るのだ。
トレランス・ウィザード パワー10000+8000="18000"
パワー18000➡︎パワー8000
「さぁせつ菜どうする? この攻撃を防ぐには15000のシールドが必要だぞ」
「う〜ん。出来れば止めたいですが、ここは・・・・ノーガードです! ダメージチェック・・・・『
「やったねせつ菜さん! ヒールトリガーだよ!」
「ヒールトリガー?」
「ヒールトリガーはそのカードを捲った時に自分のダメージが相手と同じか相手よりも多いなら自分のダメージを1点回復する事が出来るんだ。今回の場合は俺とせつ菜のダメージは同じ1点だからせつ菜はダメージを1点回復して自分のユニット1体のパワーを+10000できるぞ。回復して捨てるカードはドロップゾーンに置いてくれ」
「ホントですか!? でしたらダメージを回復してカラレオルのパワーを+10000です!」
ヒールトリガーはそのカードを捲った時の自分のダメージが相手と同じか相手より多い時に自分のダメージを1点回復してユニット1体のパワーを+10000する事が出来るのだ。
轟炎獣 カラレオル パワー8000+10000="18000"
せつ菜のダメージ
1. 爽風竜ディノブリーズ (治)
「俺はもうアタック出来るユニットがいないからこれでターン終了だ」
「それじゃあ私のターンですね!」
颯は攻撃出来るユニットがいなくなったのでターンを終了して次はせつ菜のターンになった。
「私のターン! カードをスタンドさせて、それからドローです!」
先ほど颯がやっていたように攻撃してレスト状態のカードは全て自分のターンになると"スタンド(縦向き)"に戻す事でそのユニットはアタックしたりブーストしたりと攻撃に参加出来るようになる。
「手札を1枚捨てて、
轟雷獣 キテンライズ パワー10000
「それからユミナを後列に下げて、エレクブロウ・ドラゴンをコール!」
エレクブロウ・ドラゴン パワー10000
せつ菜の盤面
R キテンライズ エレクブロウ
R R ユムナ
せつ菜の手札 3枚
せつ菜のダメージ 1枚
「どうだせつ菜。ヴァンガード楽しいか?」
「はい! 何かこう心が熱くなってるのを感じます」
「俺もだ。今こうしてせつ菜とファイトしてる間も心が熱くなってる。それだけこのファイトが楽しいって証なんだ」
「証・・・・」
せつ菜は自身の胸元に手を添えて熱くなっている自身の心を感じていた。
「っと、途中で止めて悪かったな。さぁ、ここからはせつ菜のアタックだ!」
「いきます! キテンライズでヴァンガードにアタックです!」
パワー10000➡︎パワー10000
「ガード! 『
悠音の運び手 アラウヌス シールド15000
静黙の騎士 スウィズヘルム パワー10000+15000="25000"
「シールド15000!?」
「あぁ。ドロートリガー以外のトリガーユニットのシールド値はノーマルユニットよりも高いんだ。このヒールトリガーのシールド値は15000だからこれで俺のヴァンガードのパワーは合計25000だ」
パワー10000➡︎パワー25000
「くっ! ドライブチェック・・・・『
パワー10000➡︎パワー25000
【ガード成功】
「ですがまだこちらのアタックは残っています! ユムナのブースト、エレクブロウ・ドラゴンでヴァンガードにアタックです!」
エレクブロウ・ドラゴン パワー10000+8000="18000"
パワー18000➡︎パワー10000
「ノーガード! ダメージチェック・・・・『煌杖の貴女 シーア』・・・・ノートリガーだ」
颯のダメージ
1.ブライトグラス・ドラゴン
2.煌杖の貴女 シーア
「ターン終了です」
「俺のターンだな。いよいよヴァンガードの花形。グレード3の登場だ! スタンド&ドロー! ライド!
救翼天使 ザレヴサエル パワー13000
颯は手札を1枚捨てるとライドデッキ最後の1枚となるグレード3のユニットへとライドした。
「グレード3?」
「あぁ。グレード3のヴァンガードこそがそのデッキのエース。デッキの顔と言っても過言じゃないくらい重要な存在なんだ」
「なるほど。アイドルグループのセンターやアニメに登場する主人公みたいな存在というわけですね?」
「まぁ、そんな感じだな。続けてブライトグラス・ドラゴンをコール!」
ブライトグラス・ドラゴン パワー13000
颯の盤面
ブライトグラス ザレヴサエル トレランス
R R シーア
颯の手札 3枚
颯のダメージ 2枚
「いくぞせつ菜! ザレヴサエルでヴァンガードにアタック! そしてグレード3のヴァンガードはツインドライブ、つまりドライブチェックが2回出来るんだ」
「2回ですか!?」
グレード3のヴァンガードはこれまでのグレード1や2とは違い、"ツインドライブ"というドライブチェックが2回行えるようになったのだ。
パワー13000➡︎パワー10000
「ええっと・・・・ノーガードです!」
「ツインドライブ! ファーストチェック・・・・『救翼天使 ザレヴサエル』・・・・ノートリガー。セカンドチェック・・・・『しゔぁるみゃー (★)』・・・・ゲット! クリティカルトリガー!」
「クリティカル?」
「クリティカルトリガーはユニットのパワーとクリティカルを上昇させる効果を持っているんだ」
「あの、クリティカルって何ですか?」
「クリティカルはそのユニットが相手に与えられるダメージの数だよ。カードの一番下に"クリティカル★1"って書いてある所があるだろ?」
「えぇっと・・・・あっ、ありました!」
せつ菜はユニットカードの一番下の真ん中に【クリティカル★1】と書いてある部分を見つけた。
「そこに書いてある★の数が相手に与えられるダメージの数なんだ」
「そうなんですね・・・・。えっ? ちょっと待ってください。このクリティカルが相手にダメージを与えられる数ならもしかしてクリティカルトリガーって・・・・」
「その通り。クリティカルトリガーの効果でクリティカルが増えたらその分与えられるダメージも増えるってわけだ」
「えぇっ!?」
クリティカルトリガーがデッキから捲れるとユニット1体のパワー+10000の他にもユニット1体にクリティカルを+1する効果があって、同じユニットのパワーとクリティカルを増やす事も出来れば、パワーとクリティカルを別々のユニットに振り分ける事も出来るのだ。
「それじゃあ振り分けるぞ。パワーはブライトグラス・ドラゴンでクリティカルはヴァンガードのザレヴサエルだ」
ブライトグラス・ドラゴン パワー13000+10000="23000"
救翼天使 ザレヴサエル ★1+1="★2"
「これで俺が与えるダメージは2点だ」
「そんな。ダメージチェック1点目・・・・『
「さっきまでと一緒だよ。パワーとクリティカルを自分のユニットへ与えて増やすんだ。でもクリティカルの上昇に関しては相手がアタックしてくる場合はあまり関係ないな」
「そうですよね。攻撃を受ける側の私のクリティカルが増えても意味ないですからね。それじゃあ2点目・・・・『
ダメージチェックでクリティカルトリガーが出てパワーは上がったがクリティカルに関してはそれが増えてもアタックを受ける側の今はあまり意味がない。
轟雷獣 キテンライズ パワー10000+10000="20000"
せつ菜のダメージ
1. 爽風竜ディノブリーズ (治)
2. 妖獣 スネゴスリ (★)
3. 忍竜 クデンムスビ
「まだアタックは残ってるぞ。ブライトグラス・ドラゴンでヴァンガードにアタック!」
パワー23000➡︎パワー20000
「させませんよ! ガード! 『投剣の忍鬼 カゲイチ』」
投剣の忍鬼 カゲイチ シールド5000
轟雷獣 キテンライズ パワー20000+5000="25000"
パワー23000➡︎パワー25000
【ガード成功】
せつ菜は手札からカゲイチでガードした事でヴァンガードへの攻撃を防いだ。
「トレランス・ウィザードのいる列のパワーはブーストしても18000しかないからパワーが20000あるせつ菜のヴァンガードにアタックしてもダメージは入らない」
「それじゃあこのままターン終了ですか?」
「いや、攻撃出来る場所は相手のヴァンガードだけじゃない。相手の前例にいるリアガードにならアタック出来るんだ」
「そうなんですか!?」
攻撃出来る対象はヴァンガードだけではない。相手の前例にいるリアガードになら攻撃する事が出来るのだ。
「というわけでシーアのブースト、トレランス・ウィザードでエレクブロウ・ドラゴンにアタック!」
トレランス・ヴィザード パワー10000+8000="18000"
パワー18000➡︎パワー10000
「ノーガードです」
「俺はこれでターンは終了だ」
颯はせつ菜のリアガードを1体倒してそのままターンを終えた。
「いよいよ私のターンですね! スタンド&ドロー! いきますよぉ!
轟雷竜 トライアンフ・ドラゴン パワー13000
せつ菜は手札を1枚捨ててライドデッキにあったグレード3にライドした。
「どんどんいきますよ! キーディスト・ドラゴンと強撃竜 スピノアサルターをコールです!」
せつ菜の盤面
キーディスト トライアンフ スピノアサルター
R R ユムナ
せつ菜の手札 1枚
せつ菜のダメージ 3枚
「いきます! トライアンフ・ドラゴンでヴァンガードにアタックです!」
パワー13000➡︎パワー13000
「ノーガードだ」
「ツインドライブですよね? ファーストチェック・・・・『轟雷竜 トライアンフ・ドラゴン』・・・・セカンドチェック・・・・『妖獣 スネゴスリ (★)』 クリティカルトリガー! えっと、キーディスト・ドラゴンのパワーを+10000してクリティカルはヴァンガードです!」
キーディスト・ドラゴン パワー13000+10000="23000"
轟雷竜 トライアンフ・ドラゴン ★1+1="★2"
「ダメージチェック・・・・『
颯のダメージ
1.ブライトグラス・ドラゴン
2.煌杖の貴女 シーア
3.影弓の射手 リサーナ
4.救翼天使 ザレヴサエル
「あと2点。このターンで決めます! キーディスト・ドラゴンでヴァンガードにアタックです!」
パワー23000➡︎パワー13000
「させるか! ガード! 『しゔぁるみゃー (★)』
しゔぁるみゃー (★) シールド15000
救翼天使 ザレヴサエル パワー13000+15000="28000"
パワー23000➡︎パワー28000
【ガード成功】
「くっ! ユムナのブースト、スピノアサルターでヴァンガードにアタックです!」
強撃竜 スピノアサルター パワー10000+8000="18000"
パワー18000➡︎パワー13000
「ガード! 『リサージェンツ・ドラゴン』更にインターセプト! 『トレランス・ヴィザード』」
リサージェンツ・ドラゴン シールド5000
トレランス・ヴィザード シールド5000
救翼天使 ザレヴサエル パワー13000+5000+5000="23000"
パワー18000➡︎パワー23000
【ガード成功】
「インターセプト?」
「そうだ。グレード0と1がブースト、グレード3がツインドライブっていうそれぞれの能力があるようにグレード2のユニットにもインターセプトといって、自身が前列のリアガードサークルにいるなら今回みたいに守りに参加する事が出来るんだ」
グレード2には"インターセプト"といって自身が前列のリアガードサークル(RC)にいるならガーディアンサークル(GC)に移動して相手の攻撃をガードしてよいという能力がある。
それによって今回のアタックに対するガードに参加する事が出来たのだ。
「そうだったんですね。ターン終了です」
「さて、ファイトの流れはこれで一通り説明し終えたな。あと説明してないのはまだ見えていない残り2種類のトリガー。フロントトリガーとオーバートリガーぐらいかな」
「フロントトリガーとオーバートリガー? その2つはどんな効果を持つトリガーなんですか?」
「順番に説明するぞ。まずフロントトリガーはデッキから捲れた時に前列のユニット全てのパワーを+10000する効果を持つトリガーなんだ」
「前例全てですか!? 凄いトリガーですね」
"フロントトリガー"は前例全てのユニット、つまり最大3体とユニットのパワーを同時に+10000する事が出来る能力を持っている。
「そして最後はデッキに1枚しか入れられない最強のトリガー。それがオーバートリガーだ」
「最強のトリガー。そう聞くだけで何だか凄そうですね」
「凄いなんてもんじゃない。オーバートリガーはデッキから捲れた時にユニット1体のパワーを+1億出来るんだ」
「1億!?」
「あぁ。ただしデッキから捲れた場合、オーバートリガーはそのまま手札に入らずに除外されて代わりのカードをデッキの上から1枚引くんだ。そしてガーディアンサークルに出す時はオーバートリガー1枚で50000シールドになるぞ」
「50000ですか!? 流石は最強のトリガー。他のトリガーとは格が違いますね」
オーバートリガーはデッキから捲れた時にユニット1体のパワーを+1億する事が出来て捲れたトリガーは手札に入らずに除外されて代わりのカードをデッキの上から1枚引く。そして手札からオーバートリガーをガーディアンサークル(GC)に出したらそのオーバートリガーは1枚で50000シールドとして使用出来るのだ。
「トリガーの説明はこれで終わりであとはこれだな。俺のターン。スタンド&ドローして、ペルソナライド!」
「ペルソナライド?」
「ペルソナライドはヴァンガードと同じグレード3のユニットのカードにライドする事だ」
"ペルソナライド"とはペルソナライドアイコンを持つヴァンガードと同じカード名のヴァンガードにライドした時に発動する能力だ。
「そしてペルソナライドすると2つの能力が発動する。1つ目はデッキの上から1枚引く。2つ目は前列のユニット全てのパワーを+10000する能力だ」
「1枚引けてパワーも上がるなんて凄いですね!」
ペルソナライドが発動するとそのプレイヤーはメインデッキの上から1枚引き、前例のユニット全てのパワーを+10000する事が出来る。
「更にリサージェンツ・ドラゴン、メディカルショット・エンジェル、アンプルボマー・エンジェルをコールだ!」
リサージェンツ・ドラゴン パワー10000
メディカルショット・エンジェル パワー8000
アンプルボマー・エンジェル (引) パワー5000
颯の盤面
ブライトグラス ザレヴサエル リサージェンツ
メディカルショット アップルボマー シーア
颯の手札 1枚
颯のダメージ 4枚
「ユニットがいっぱい出てきましたよ!?」
「せっかくペルソナライドでパワーが上がったんだ。それを生かさなきゃ損だろ?」
「初心者相手に容赦なさすぎませんか!?」
「お兄ちゃん・・・・」
颯が全力で攻めようとする姿勢を見せるとせつ菜は驚き、杏沙は流石にやりすぎだと呆れていた。
「いくぞ! アップルボマーのブースト、ザレヴサエルでヴァンガードにアタック!」
救翼天使 ザレヴサエル パワー23000+5000="28000"
パワー28000➡︎パワー13000
「ええっと、ええっと・・・・(私のダメージは3点。ここでクリティカルトリガーが出ても私のダメージは5点。まだ耐えられる。それなら・・・・)・・・・ノーガードです!」
「ツインドライブ! ファーストチェック・・・・『
「まだ上がるんですか!?」
救翼天使 ザレヴサエル パワー28000+10000="38000"
リサージェンツ・ドラゴン パワー20000+10000="30000"
ブライトグラス・ドラゴン パワー23000+10000="33000"
「ダメージチェック・・・・『
せつ菜のダメージ
1. 爽風竜ディノブリーズ (治)
2. 妖獣 スネゴスリ (★)
3. 忍竜 クデンムスビ
4. 護衛忍竜 ハヤシカゼ
「続けるぞ。シーアのブースト、リサージェンツ・ドラゴンでヴァンガードにアタック!」
リサージェンツ・ドラゴン パワー30000+8000="38000"
パワー38000➡︎パワー13000
「(このままじゃ残りのアタックも止められない。でも、負けたくない。私は・・・・負けたくないです!)」
せつ菜は負けたくない。このファイトに勝ちたいと強つ事を強く望んでいた。
「ノーガード! ダメージチェック・・・・『ジャギーダガー・ドラゴン (引)』・・・・っ!? ドロートリガーゲットです!」
「「っ!?」」
颯と杏沙はダメージトリガーが出た事に驚いた。
「1枚引いてヴァンガードのパワー+10000です!」
轟雷竜 トライアンフ・ドラゴン パワー13000+10000="23000"
せつ菜のダメージ
1. 爽風竜ディノブリーズ (治)
2. 妖獣 スネゴスリ (★)
3. 忍竜 クデンムスビ
4. 護衛忍竜 ハヤシカゼ
5. ジャギーダガー・ドラゴン (引)
「これで最後だ。メディカルショット・エンジェルのブースト、ブライトグラス・ドラゴンでヴァンガードにアタック!」
ブライトグラス・ドラゴン パワー33000+8000="41000"
パワー41000➡︎パワー23000
「ガード! 『妖獣 スネゴスリ (★)』。更にインターセプトです! 『強撃竜 スピノアサルター』」
妖獣 スネゴスリ (★) シールド15000
強撃竜 スピノアサルター シールド5000
轟雷竜 トライアンフ・ドラゴン パワー23000+15000+5000="43000"
パワー41000➡︎パワー43000
【ガード成功】
「・・・・ターンエンドだ」
「凄い! 凄いですよせつ菜さん! お兄ちゃんのあの攻撃を凌ぎ切るなんて!」
杏沙は颯のペルソナライドからのリアガードを全面埋めた状態のフルアタックをせつ菜が防ぎ切った事に興奮を隠せずにいた。
「やった。やりました!」
「お見事。まさか防がれるとは思わなかったぞ」
「私、心の底から思ったんです。『諦めない!』『勝ちたい!』ってまるで自分が今まで見てきた漫画やアニメ、特撮ヒーローの主人公にみたいだなって感じました」
「そうさ。ファイトとは物語であり、ヴァンガードはその主人公。仲間と出会い、共に戦ったり守られたり、ファイトの数だけ俺だけの、いや・・・・俺達だけの物語の主人公になれるんだ!」
「ファイトの数だけ物語がある。良いですねそれ! とっても素敵です!」
せつ菜は颯のいう自分がヴァンガードという主人公になって様々な物語を体験出来るのだと聞いてとても興奮していた。
「だろ! さぁ、まだファイトは終わってないぞ。今度はせつ菜のターンだ!」
「はい! 私のターン・・・・スタンド&ドロー!」
せつ菜は横向きのカード達を全て縦向きに戻してメインデッキから1枚引いた。
「そして、ペルソナライドです!!」
せつ菜は手札にあった【轟雷竜 トライアンフ・ドラゴン】をヴァンガードのカードに重ねてペルソナライドを発動した。
これによってせつ菜はデッキの上から1枚引いて前列のユニット全てのパワーが+10000された。
「更にエレクブロウ・ドラゴンと
エレクブロウ・ドラゴン パワー10000
鉄球竜 アンキボーラー パワー8000
エレキレイク・ドラコキッド (前) パワー5000
せつ菜の盤面
キーディスト トライアンフ エレクブロウ
アンキボーラー エレキレイク ユムナ
せつ菜の手札 1枚
せつ菜のダメージ 5枚
「せつ菜さんもユニットを並べてきた!?」
「そうこなくっちゃな!」
せつ菜がユニットを展開した事に杏沙は驚き、颯はせつ菜との真剣勝負を楽しんでいた。
「いきます! エレキレイク・ドラコキッドのブースト!トライアンフ・ドラゴンでヴァンガードにアタックです!」
轟雷竜 トライアンフ・ドラゴン パワー23000+5000="28000"
パワー28000➡︎パワー13000
「(このアタックを防いでもクリティカルが出たら残りのアタックで詰め切られる。だったら・・・・)・・・・ノーガードだ!」
颯のダメージは4点。このアタックを防いでもせつ菜がクリティカルトリガーを引いたら残りのアタックを防ぎきれないと判断した颯は何処かでアタックを受けなければいけないならこのツインドライブでクリティカルが出ない事に賭けて残りのアタックを全力で防ぐ事を選んだ。
「このツインドライブでせつ菜さんがクリティカルを引いたらお兄ちゃんに6ダメージ与えられるよ!」
「つまり、私が勝てるかどうかはこのドライブチェックにかかっているんですね・・・・」
せつ菜はゆっくりとその手をメインデッキの上に置いた。
「せつ菜。いま、どんな気持ちだ?」
「凄く、緊張しています」
「だろうな。その気持ちよく分かるよ。ヒリヒリするような感覚。トリガーが捲れるかどうかの緊張感。このドキドキはヴァンガードじゃなけきゃ味わえない。だからヴァンガードは面白くて楽しいんだ!だからせつ菜にもこの緊張感を楽しんでほしい」
「緊張を楽しむ?」
「あぁ。勝負ってのは勝てば嬉しいし負けたら悔しい。それが当たり前だ。けどな、ヴァンガードは勝っても負けても楽しいし負けた先にも得られるものがある。だから俺はヴァンガードが大好きなんだ!」
「勝っても負けても楽しい。それがヴァンガード・・・・」
せつ菜は颯の言葉を聞いてヴァンガードの楽しさについて教えてもらっていた。
「せつ菜はいつも言ってたよな。私の大好きをみんなに伝えたいって。だから俺も、このヴァンガードが大好きだって気持ちをせつ菜に伝えたいんだ」
「(っ!? 大好きを伝える。そっか、颯君も私と同じ・・・・)」
せつ菜は颯の大好きを伝えたいという思いを聞いて彼も自分と同じ様な思いを持っているのだと感じた。
「でしたら、全力で応えなければいけませんね!」
「あぁ。来いせつ菜! お前の全力を見せてみろ!」
「いきます! ツインドライブ!」
せつ菜はツインドライブでデッキの上のカードを捲った。
「ファーストチェック・・・・『鉄球竜 アンキボーラー』・・・・ノートリガー。セカンドチェック・・・・」
せつ菜はゆっくりと2枚目を捲ろうとしているとその場にいる全員がせつ菜が捲るカードに注目していた。
「・・・・『妖獣 スネゴスリ (★)』」
『っ!?』
「やりました! クリティカルトリガーです! キーディスト・ドラゴンのパワー+10000! トライアンフ・ドラゴンのクリティカル+1です!」
「くっ!」
キーディスト・ドラゴン パワー23000+10000="33000"
轟雷竜 トライアンフ・ドラゴン ★1+1="★2"
パワー28000(★2) ➡︎パワー13000
【アタック成功】
そして、惑星クレイの荒野ではせつ菜がライドしたトライアンフ・ドラゴンと颯がライドしたザレヴサエルが空中で向かい合っていた。
するとトライアンフ・ドラゴンの周りで雷がバチバチ迸っていた。
「いっけーーーっ!」
「うわぁーーーっ!」
せつ菜はトライアンフ・ドラゴンの力で強力な雷をザレヴサエルに落として颯にダメージを与えた。
「まだだ。まだダメージチェックが残ってる。ここでヒールトリガーが引ければ。ダメージチェック!」
颯もまだ諦めていなかった。ヒールトリガーは自身が6点目を受ける時に捲れても効果が発動してダメージを回復する事が出来るからだ。
「1点目・・・・『悠音の運び手 アラウヌス (治)』・・・・ヒールトリガー! ヴァンガードのパワー+10000!」
確かにヒールトリガーは捲れたがその時の颯のダメージは4点でせつ菜が5点。颯のダメージの方が少なかった事からダメージを回復する事が出来なかった。
「2点目・・・・『救翼天使 ザレヴサエル』・・・・ノートリガー・・・・」
颯のダメージ
1.ブライトグラス・ドラゴン
2.煌杖の貴女 シーア
3.影弓の射手 リサーナ
4.救翼天使 ザレヴサエル
5. 悠音の運び手 アラウヌス (治)
6. 救翼天使 ザレヴサエル
【せつ菜WIN】
「これで俺のダメージは6点。よってこのファイト、せつ菜の勝ちだ」
「勝った? 私が?」
「やったねせつ菜さん! おめでとう!」
「杏沙さん。ありがとうございます!」
せつ菜は自分が勝った事をすぐには認識出来ずに戸惑っていた所へ杏沙がせつ菜に抱きついて喜ぶ姿を見てようやく自分が勝ったのだと自覚した。
「どうだった? ヴァンガードをやってみた感想は?」
「はい。凄かったです!相手と戦ってた時の緊張感とかトリガーが捲れるかどうかのドキドキとか、颯君の言う通り自分が物語の主人公になったみたいでとても楽しかったです!」
「でしょでしょ! それがヴァンガードの醍醐味なんだよね!」
せつ菜は初めてヴァンガードをやってみて自分が物語の主人公になったかのような戦いが出来た事がとても楽しかったと感じていた。
「よし! 今後の予定はまずせつ菜が自分のデッキを見つける事とあと1人のメンバーを探す事だな」
「その事なんですけど、私から一つ提案があります」
「「提案?」」
せつ菜は何かを閃いたのか颯達に一つの提案をした。
「スクールアイドル同好会の皆さんにもヴァンガードを初めてもらうというのはどうでしょうか?」
To Be Continued
次回予告
他の同好会メンバーにもヴァンガードの楽しさを知ってもらおうと考えたせつ菜は彼女達の前で颯と再びファイトする事に。
そしてせつ菜は初めて組んだ自分のデッキで颯に挑もうとしていた。
果たして勝負の行方は!?
次回 無双の運命者
スタンドアップ・ヴァンガード!!