超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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???話投稿!
残酷描写?注意!
朝から重たいぜ。


Unknown話「慎平の昔話」

「ねえ、ジンペイくん!」

「何?李夢ちゃん。」

「私ね?大きくなったらジンペイくんと結婚したい!」

「結婚?いいよ!約束する!」

「…!ありがとう!これあげる!指輪!」

「…かわいい、ありがとう!」

 

彼女が俺の薬指にクローバーの花と茎でできた指輪を右指にはめてくれた。

 

「えへへ…ジンペイくん!だーい好き!」

 

幼馴染の生塩李夢と約束した記憶、だろうか…保育園で出会って、仲良くなって…

幼馴染になって…2~3年経った、前世の記憶だろうか。

彼女の声は、彩葉と似ている。

下手すれば同じ声帯ではなかろうか。

…話を戻そう。

そこから彼女は「婚約者」として俺との関係を築いてきた。

俺と彼女の両親も承諾してくれたっけ。

でも…結婚の願い、叶えられなかったなぁ…

そして小学生になったときのある日、特撮とアニメが好きになった。

そして特撮の配信を見たときにとある言葉に胸を刺された。

 

「助けを求めてるのに、手を伸ばさなかったら…死ぬほど後悔する。それが嫌だから俺は手を伸ばすんだ。」

 

「仮面ライダーオーズ」の主人公、「火野映司」の言葉だ。

俺はそこから、正義のヒーローには憧れた。

誰かが泣いていたら、手を差し伸べて支える。

李夢は、「無理しない程度に頑張って。」と応援してくれた。

小学生の頃から、俺は様々な人達に手を伸ばした。

死ぬほど知識をつけ…同級生に勉強を教え、力をつけ…重いものを持ち、支える助けをして、その他にも…学級委員を頼まれたり、はたまたパシリに使われたり。

様々な人にも感謝された。

今思えば、我ながらお人好しだったと思う。

そのお人好しと純粋さのせいで、自分を傷つけることを知らず…。

 

時は流れ、中学に入った夏。

俺は体育館に呼ばれた。

 

「おっ、ヒーローくん。やっと来たぁ。」

「…どうした?こんなところに呼んで。」

 

俺は、一軍グループの同級生に呼ばれた。

 

「アンタさ、あの生塩李夢との許嫁なんでしょ?アイツとの婚約…破棄してさ、私にしてみない?アイツより可愛いし、守ってくれそうだし~…いい条件「ごめんなさい。」じゃ、な、い…え?」

 

俺は断りの言葉を入れる。

 

「俺はアイツを無下にできないし、昔からそういう約束もしてる。ごめん。」

「…ナニよ、あんた。冷めたわ。じゃあね、振ったこと後悔してあげる。」

 

そう言って去っていく女子。

何がしたかったんだ…しかも、あの女子と話す回数は少なかった。

そこから、俺の人生は歪み出した。

 

『ジンペイ!SNS見て!』

 

夜、急にそんなメッセージが李夢から来て、俺は確認する。

 

「なんだよ、これ…」

 

俺のあらぬ噂や顔写真がばらまかれている。

 

『表は偽善者ぶって、裏は体にしか興味ない猿とかやばっ。』

『こういうのがいるから許せないわ。』

『コイツの両親、○○株式会社っていう大手IT企業だってさ。もしかして息子に甘やかさせて、金に物言わせてんじゃないの?』

『死ねばいいのにこんなやつ。』

 

…なんなんだよ、これ…

俺が、何をしたんだ?

俺はただ、困っている人に手をさしのべていただけだ。それ以外のことはしていない。

 

『振ったこと、後悔させてあげる。』

 

放課後のアイツの言葉が思い浮かんだ。

…アイツか。

アイツは確か人気急上昇のインフルエンサーで、前にニュースでも取り上げられていた。

試しにアカウントを調べた。すると…

 

『こいつうちの同級生なんだけどさ。いつも正義のヒーローぶってて…友達から聞いたんだけど裏ではマ○活とかそういう目的で助けてたりするんだって。ヤバいよね。』

 

150万表示、98万いいね、50万RT、1万コメント。

 

俺の顔写真と共に投稿され、とんでもないスピードで拡散されていく。

 

「嘘、だ、ろ…」

 

俺は絶望する。

そして真っ先に俺は親の元に行き、謝罪した。

だが、両親は怒るどころか…

 

「ジンペイのせいじゃない。告白を断っただけなのだろう?だから、頭を下げないで。」

「私達がなんとかする、ジンペイは疲れたでしょ?今日はゆっくりおやすみ。」

 

両親の暖かさに、不安定だった感情が爆発し、泣いた。

だが…この暖かさが、最後とは知らず…

 

翌日、俺は李夢に支えられて学校に来た。

まず同級生からの第一声は…罵声だった。

「ヤリモク野郎」、「変態偽善者」、「自殺しろ」、「死ね」…

その他にも様々な罵詈雑言が浴びせられる。

俺を陥れた張本人はゲラゲラ笑っていた。

はじめて感じた感覚、俺は過呼吸になり、倒れそうなところを李夢に支えられてしまう。

その瞬間…

 

「李夢ちゃんから離れろやァ!」

「ガァッ!」

 

同級生からの、重い一撃。

腹を殴られ、俺は李夢から離れ、うずくまる。

 

「っちょ、何するの!?ジンペイはなにもしてない!あれは冤罪なの!ジンペイはあんなこと…!」

 

すると、もっとやれだとか、李夢を俺から引き剥がそうとする同級生

 

「ちょっ、やめて!やめてよ!」

「ガハッ!ゲホッ!ウエ…!」

 

李夢は抵抗し、俺は袋叩きにされる。

だが…

 

「何やってんだお前らァ!」

 

先生からの怒号。

生徒たちは足を止め、李夢と俺から同級生を離し、俺を起き上がらせる。

 

「ゲホッ…ゲホッゲホッ」

「大丈夫か、ジンペイくん。」

 

俺は苦痛から咳きこむ。

口の中を切ったのか、血の味がする

 

「だい、じょう、ぶ…です…。」

「大丈夫じゃないだろう…!お前ら、何してるんだ!」

「先生!ソイツ犯罪者ですよ!なんで庇u「だまれお前らぁ!」!?」

 

先生は生徒たちに更に怒号を浴びせ、俺を支える。

 

「ジンペイくん、今日は来て悪いが帰りなさい。君が不幸になるところを私は見たくない…私がなんとかする…」

 

俺の頭を撫でて、俺の生々しい傷の数々を見て泣きそうな目をしている。

この先生は、俺の叔父にあたる人で、俺が犯罪をするなんてないとわかっていたのだ。

 

「私、連れて帰ります!いいですか?」

「あぁ、ジンペイを頼む。」

 

俺は李夢に支えられ、家へと帰る。

その際に、俺のスマホから一通の電話。

警察からだった。

 

『…息子さんですか?貴方のご両親が…』

 

俺の両親が、死んだ。

正確には、殺された。

両親が乗っていた車が爆発し、そのまま焼かれて死亡。

車には爆弾らしき物が取り付けられていたらしい。

その後犯人は捕まり、全く知らない人だった

「のこのこと生きているのが許せなかった。特定して、外出するのを見計らって着けた。」と証言していたらしい。

そこから事件性があると捜査し、捜査していく内に、発端となった同級生が逮捕された。

そこから俺は冤罪だとみんなは知り、謝りに来た。

もう、どうでもいい。

…俺は、その日から引きこもりになった。

人は、噂ひとつで変わる。

もう、誰も信じたくない…

李夢だって、心では笑ってるはずだ。

飯は親の遺産を使い、出前だけを頼む日々。

アニメだけを見る日々。

李夢とも、話さなくなった。

俺はもう、誰も信じたくない…

そんな生活をした半年後…

 

「ジンペイ。」

「…李夢。」

 

俺の部屋に、李夢が入ってきた。

なんの用だろうか。

手には合鍵があり、それを使ったのだろう。

みすぼらしくなった俺を嘲笑いに来たのだろうか。

それとも、別れをいいに来たのか。

何をされても、覚悟はできている。

だが…違った。

 

「…!!!」

 

抱き締められた。

 

「ジンペイ…なんで、私を頼ってくれなかったのさ!」

「…!」

 

泣きながら、俺を抱き締める。

 

「私はジンペイの婚約者なのに!大好きなのに!なんで、一人で抱えて!相談もしないで!私をもっと頼ってよぉ!私に!ちゃんと甘えてよぉ!」

「…ごめん、李夢。人が、こわく、なって。」

 

抱き締めて泣きながら告白する李夢に、久しぶりの温かさに涙を静かに流す自分。

 

そこから…李夢の温かさに、人をまた信じてみようと俺は変わろうとした。

それもひとつの要因だが、もうひとつは「サマータイムレンダ」だ。

網代慎平の、ループし、絶望しても諦めない姿がかっこよく見えた。

また憧れを持ってしまう自分が恥ずかしい。

だが、そんな彼を目指したいと言う気持ちが俺を動かした。

そこから、俺は前を向こうと歩き出した。

李夢の両親が養子縁組として俺を迎えてくれた。

その時、「将来息子になるんだから養子になったって関係無い。」と言われた。

改めて言われると恥ずかしかった…。

そして学校は別室登校だったが、ちゃんとした勉強を送る日々。

定期的に精神科に行き、ボロボロだったメンタルをメンケアをしながらだんだんと回復していき…

俺は、通常通りの生活を迎えた。

その頃には中学を卒業し、李夢と共に同じ高校に入り、いい縁もできた。

同級生は俺の過去を知っていたが、関係無いと言って友達になった。嬉しかったなぁ。

人助けはしてしまうが、李夢からは「無茶しないでよ?」と言われ、最低限無茶なお願いは承諾しないよう努力するが、大抵自分から近づいて助けてしまうから、大体はしてしまう…

そんなある日、

 

「ジーンペイッ!これ見に行こっ♪」

 

俺に一枚の映画の画像を見せてくる。

 

「超かぐや姫…今人気のやつじゃん。確か上映してる場所増えたんだっけ?」

「そうそう!ジンペイ、アニメ好きだし…まあ私も好きなんだけど…一緒にどうかなってさ!」

「いいよ、いつ行く?」

「やっほーい!ジンペイと映画館デート!日にちはね!」

 

そんな会話をして、行く日を決めたんだっけな。

それで…

 

~~~

 

「…はっ。」

 

俺は目を覚める。

夢か…懐かしいな。

李夢…俺と結婚する夢、叶えられなかったな。

今は…深夜一時。

 

「やるかぁ。」

 

俺はエナジードリンクを飲み、パソコンの前に座る。

今俺は、映画の脚本を企業に頼まれたためそれを書いている。

ちなみに今日で、5日徹夜だ。

時間があれば夜中までやっている。

それでもまだラストシーンまで至っていない。

まだ頑張れる。今日の夜はかぐやとのライブ…昼にまた寝れば行けるか。

俺は、無意識のうちに自分を追い込んでいた。

始めて来た映画脚本の依頼。

頼られているならば早く終わらせて頑張らなければ…というコーヒーのように染み付いた前世由来の「正義のヒーローに憧れたとき(お人好しやお節介)」の思考が働いてしまっていたのだ。

彩葉が昔助けを求めたときも、乃依がナンパされてた時も、その思考が働いたのだ。

しかもストッパーもいないし、彩葉とかぐや、そしてミナモ姉さんも俺の現状を気づいていない。

頭は小さな頭痛で警告を訴え、微かに隈もできている。

体の忠告を無視しながら、俺は身を粉にして執筆作業に勤しむ。

後に、この行動が彩葉とかぐや、ミナモ姉さん達に心配をかけてしまうことになるとは知らず…

そんな中、スマホにDMが来た。

『月見ヤチヨ

南雲先生、無茶してない?

仕事が来たの、知ってるよ。

その仕事で徹夜してたらヤッチョ、許さないからね?

体には気を付けてね。』

 

そのときのメッセージは、俺の今の現状を知っているようだった。

 

~続~




どうも、ホシノ推し改めコータです。
(偽名です)
いやぁ、実は作者、自分が作ったキャラを不幸にさせるのが好きでねぇ。
モチベが上がったので慎平の暗い過去を書きました。(外道)
ただ、ちょっと文章がめちゃくちゃになってるかも?その時はごめんなさい。
ちなみに後の話…彩葉は慎平のメンケアで倒れず、溜めていた過労や熱とかで慎平が倒れます。
それが起きたら、どうなりますかねぇ…?
でもちゃんとハッピーエンドにしますので安心してください。
あと、水曜日は「G7ユニット、起動!」の映画を見に行くので投稿時間が遅れるかもです。
超かぐや姫!は見ないのかって?
…ごもっともです。ですが特撮ヲタクの血にはあらがえないのでございますです…
激重かぐや(妄想)「なんで?かぐや達のこと嫌い?私たちより仮面ラ○ダーの方が好きなの?嫌だよ!かぐや達だけ見ててよ!…ニガサナイヨ、コータクン。」
ヒエェッ!それでは!ばいなら!助けて読者達ぃぃぃいい!!!
激重かぐや「あとがきに、かぐや(激重)がたまに出るかも?フフフ…」
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