超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~ 作:ホシノ推しのコータ(偽名)
昨日は疲れてて投稿できませんでした。すみません!
それと、UA10000突破しました!ありがとうございます!
かぐやと俺の争奪戦から数日後…
乃依が出てきたことにより、黒鬼方面からファンは倍増。
そしてかぐやは調子に乗ってライブをやり始めたのだ。
それと同時に俺にも映画の脚本を依頼されたのもちょうどこの時期である。早く完結させねば…すると、
バァン!と音を立てて扉が開き…
「しんぺーい!歌の練習、一緒にしよー!」
「おっ、ええぞかぐや。えらく気合いはいっとるなぁ。」
「だってだって!はじめてのライブだよ!?ワクワクしない方がおかしいって!」
目を輝かせたかぐやが部屋に突入してきてそういう。
今日はライブ当日である。
ちなみに隈は最近メイクでごまかしている。無いように見せた方が心配されずに済むからだ。
夜中にエナドリを飲んでいるが、缶達はゴミ箱に大量だ。たぶん彩葉に見つかったら説教されるに違いない。用心してごみ捨て場に捨てねば。
そんなごまかしながら生活していても、かぐやと彩葉には勘づかれていないためよしとしている。
「それじゃあ彩葉の部屋にしゅっぱーつ!」
「はいはい、手を掴まなくても俺は逃げへんよ~。」
そう言いながらかぐやに手を引っ張られて彩葉の部屋に連行されるが…
「か~ぐ~や~…!」
なんとカンカンな彩葉がいました。
原因は…多分、かぐやが配信機材で買ったのであろう謎のオフジェ等が散乱している部屋を一緒に片付けようとしたが…俺を呼んで手伝わせようという魂胆だろう。
「い、彩葉!大丈夫!慎平連れてきたから!」
「そういうことか…」
「いくら面倒だからって慎平連れてこないで!…ん?」
かぐやを叱ろうとする彩葉だったが、俺を見た瞬間…俺の顔を凝視し始めた。
もしかして気づかれたか…?
「どしたんや?彩葉。」
「…いや、何でもない。…とりあえず、かぐや!練習するなら片付けるよ!」
「ぶぅ…はーい。慎平も手伝って!」
「はいはい。」
「慎平も甘やかさないでよぉ!」
良かった…彩葉には気づかれてないようだ。なんか間があったのは怖かったけど…
とりあえず練習やライブの演奏をするために一応邪魔な物は俺の部屋に一部移動することにした。
片付けをしていたら、かぐやが…
「ねえねえ…ここの部屋狭いからさぁ…引っ越さない?いい物件見つけたんだ!」
なんて言ってきたため、俺達は驚愕と呆れが混ざった感情でかぐやを見てしまった。
まあこうなることは予想してたけども…
掃除をし終え、片付いた場所で練習、そして終えると…
「彩葉、慎平。時間だよ!」
「お、時間か。」
「慎平はともかく…本当に私も行くの?」
「うん!行かなきゃダメ!」
時計を見ると、ライブから10分前になっていた。
ともかく、と言うのは…本当はかぐやのソロライブだったのだが、俺とのコラボカバーが意外と人気だったのと、「三人で一緒じゃないと!」というかぐやの願いだ。
そのため、彩葉も一緒である。
そしてツクヨミ内…
「来て!し・ん・ぺ・い!い・ろ・は!」
俺と彩葉に両手でチョキを出してきた。
もしかして、俺もあれやるのか?
とりあえず自分もチョキを出し、彩葉もおずおずとチョキを出した。
「ピースからの~、チョッキンからの~、こんっ!」
かぐやと彩葉のハンドサイン…なのだが、俺も追加されてる。
原作と違うが…まあいいだろう。
「かぐやと彩葉と慎平の合図。仲良しのやつ♪」
「自分で考えたのか?」
「うん!ライブ3人でがんばろぉ!」
「お、おぉ…」
かぐやの元気な言葉に恥ずかしそうに答える彩葉。かわいい。
そんなこんなで…
「間もなく、5秒前!」
スタッフさんの合図が聞こえ、ライブが始まるのだった。
~~~
結果から言って、ライブは大盛況であった。
ファンの多さ、そして何より暖かさがあった。
こんなに、俺たちは愛されてるんだなと思った。
…遠くでミコモ姉がヲタ芸をしてたのは見なかったことにしたが…
そんなこんなで数日が経ち、俺たちは買い物に出かけていた。
彩葉と行けばいいだろうと言ったが、「慎平も一緒!」と頑なに俺と行きたいと言われた挙げ句、上目遣いで折れた。
やっぱり俺もかぐやには甘いらしい。
だが寄り道ばかりしており、俺と彩葉は不思議がっていた。
だが、寄り道した原因は、すぐわかった。
「え、ここって…」
「不動産屋やな…」
不動産屋だった。
なるほど、先日引っ越したいと言ってたからから選ぼうとして3人できたのか。
すると看板物件を指差したかぐやは…
「ねえねえ、こことかどう?」
<極上空間を味わうデザイナーズタワーマンション 3LDK 家賃35万円>
「いや高すぎやろ、こんなん…」
「こんなとこ住んでたら人間おかしくなるって…」
家賃を見た瞬間驚愕した、それと同時に頭痛と目眩。驚きすぎか?
…いや、違う。体も重い…熱いし、ふらふらする。あ、やばい。
そう思った時はもう遅く…地面に倒れ伏していた。
「いいじゃ~ん、かぐやが出すか、ら…慎平!?って身体アツアツじゃん!」
「え、ちょ、慎平!?大丈夫!?ねえ、ちょっと!?ねぇってば!!!」
微かに聞こえる彼女たちの声。彩葉は泣きながら俺の身体を揺すり、かぐやは俺の体温に驚き、即座にスマホを出した。
やばい、徹夜の無理が祟ったか…
それを見ながら、俺の意識は途切れた。
~~~
彩葉side
慎平が頭を押さえた瞬間、倒れた。
顔も赤く、息が荒い。汗も沢山である。
私は、頭が一瞬真っ白になった。
それと同時に、最愛の人がいなくなるという恐怖を感じ、涙を流しながら…
「え、ちょ。慎平!?大丈夫!?ねぇ、ちょっと!?ねえってば!!!」
私は無我夢中で慎平の体を揺すり、安否を確認しようとした。
間違いな方法だって分かってる。でも、今はそれどころじゃない。
嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!
「ねえ!慎平!冗談だよね!?やめてよこんなこと!!」
「彩葉落ち着いて!慎平まだ息してるから!」
「…!すぅー…はぁー…」
かぐやが電話をしてタクシーを呼ぼうとしていた。
私は正気じゃないと悟り、深呼吸をして落ち着こうとする。
だけど手が震え、涙が止まらない。
すると…
「慎平!?酒寄、どうしたんだこれは!?」
「エミヤ…さん!?」
「エミヤ…?あ、あのアーチャーってやつ!?」
喫茶「Snow Wood」を経営している店長、エミヤさんがここを偶然通っていたのだ。
私服だったため、出掛けていたのだろう。
かぐやは「アーチャー」とツクヨミでの彼の名前をいった。面識があったのか。
「とりあえず説明してくれないか?」
「えっと…」
「彩葉は落ち着いてて!かぐやが説明する!」
説明しようとしたが、感情がごちゃ混ぜになっていて上手く話せないのをかぐやが察知。
かぐやがエミヤさんに自分なりに詳しく説明をしていた。
その時のかぐやの背中は、どこか頼もしかった。
「なるほど…私の家はここから近い。そこで休ませよう。」
「で、でも…!」
「でもではない!今は慎平を休ませることが最優先だ!かぐやだったか?慎平の荷物を持ってくれ。」
「うん!」
エミヤさんは慎平をおぶり、かぐやは荷物を持つ。
私は深呼吸しながら、二人の背中を追いかけた。
~~~
「凛。戻ったぞ。」
「あら、速かったじゃな…慎平くん!?それに酒寄さん!?」
「すまないが今は緊急事態だ。布団を用意してくれないか?」
「わかったわ。酒寄さんと…えーと…「かぐや!」…かぐやさんもついてきて。」
エミヤさんの家に連れられた私達。
家の中には凛さんがいて、慎平を見て驚いていた。
慎平をおぶったエミヤさんは寝室らしき部屋に運び、私達は凛さんについていき、和室のリビングへと連れられる。凛さんは一度エミヤさんが入った部屋に入り、また戻ってきた。布団を敷いたのだろう。
「今お茶、出すわね。」
「はい…。」
凛さんはキッチンへ行き、お茶の準備をしている。
するとかぐやが私の背中をさすり、
「慎平、無事だといいね…どうして、倒れたんだろ…」
「うん…」
昨日や今日までは、元気があった。
…だけど、それが演技だったら?
ありえそうだ、あれでも声優とか演技がうまい仕事もしている。
その考えが、的中しないといいが…
でも、なんで、倒れたんだ…?
そんな考えをしている内、襖を開けてエミヤさんが入ってきた。
「凛、お茶を準備しているところ悪いが…二人をつれていくぞ。…ちょっと来てくれ。」
「…ええ、二人とも行ってきなさい。」
「はい…」
「行こ、彩葉?」
「うん…」
私は立ち上がり、エミヤさんの後を二人でついていく。
………
「先程、汗がひどかったから拭いたのだが…目の下にこれが…」
「…これって!」
「…」
私は黙った。
かぐやはそれを見て驚く。
慎平の目の下には、痛々しいほど濃くなった隈があった。
つまり、元気そうにしていたのは演技で、元々本調子ではなかったことになる。
どうして、こんなになるまで彼は放っていたんだ?
そう思っていると、前にカズサさんと慎平が言っていたことを脳裏によぎる。
『弟くんは、誰かに頼られると自分が傷ついてもそのことしかやらなくなるから、ボクがいないときは強引にでも止めて、支えてくれないかい?』
『今度、映画の脚本制作を頼まれてさ、忙しくなりそうや。』
…映画の脚本を作るのに頼られたから、多分徹夜して無理をしてたのか。
前に旅行の時に、私に「無理はすんなよ」って言ってたのに、自分が無理して壊れたら…意味ないじゃん…
それで死んだら、私は…私は…
「彩葉?顔怖いよ?大丈夫?」
こんなことが二度と起きないために…彼を…何としてでも止めなくては…私が、ついてないと…慎平は…いなくなっちゃう…
ちなみに、私の顔を見てかぐやが放った言葉は、耳に入っていなかった。
~続~
次回!彩葉(多分かぐやも)過保護になる!デュエルスタンバイ!
ちなみに今日は「アギト-超能力戦争」見てきましたよ!
超かぐや姫!の明るさやギャグ?もたまにあったり、それでいて主に暗さがある映画でしたね…皆も見に行k
激重かぐや「私達の映画は見てくれなかったの?浮気者…」
か、かぐや!?いや…時間帯的に見れなかったんだよぉ!午後しかやってなかったし!今度見てあげるから、ね!?
激重かぐや「ん、わかった…許す…ちゃんと見てね…?」
ホッ…わ、わかってるよ。
そ、それではまた!ばいなら!
激重かぐや「ヤクソクダカラネ?ヤブッタラ…」
(彼女は本編かぐやとは別世界の存在のため、本編かぐやとは関係はありません。)