超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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18話、遅れて投稿!すみません。
最近スランプ気味で執筆速度が低下してしまいました。
それではどうぞ!
追記:今後は2日に一個投稿になるかもです。


18話「もういっか」

「しんちゃん!誠に申し訳ありませんでしたァ!!!」

「「「…」」」

 

扉を開けた瞬間、彩葉の兄であり、俺が嫌っている酒寄朝日が玄関先で綺麗な土下座を披露しているという光景に、俺達三人は固まっていた。

俺は頭を横にブンブン振り、正気を保って朝日に近づく。

 

「玄関先でやめてくれそういうの…話は中で聞く。だから立ってくれ…」

「しんちゃ「その名前はやめてくれ、前も言うたやないか。」…慎、平…」

 

俺はしんちゃん呼びしてくる朝日を止め、呼び方を変えさせる。

今までの呼び方を訂正され、少しばかり不服そうにしているが、裏切ったりしているため自業自得というやつだ。

そうして朝日は立ち上がり、部屋の中へと入った。

 

~~~

 

「…で、なんで急に謝りたい言うたん?」

「えっと、それは…」

 

俺は朝日を家に入れ、事情を聴く。

昨日あんな態度を取っていたのに、何故急に謝りたいと言い出したのか。

 

「慎平、それについては私が説明する。」

「「彩葉(くん)?」」

 

彩葉が説明する?そう思っていると彩葉は語り出す。

 

「実は…」

 

~~~

 

事の発端は、俺が抜けた後のツクヨミらしい。

場所はプライベートルーム、かぐやはいない二人きり…

 

『…なぁ、彩葉。かぐやちゃんの結婚は諦める。でも俺としては、しんちゃんはブラックオニキスに入ってもらう。』

『それは…私からしんちゃんを引き離すために?』

『ああそうだ、俺は彩葉としんちゃんのためn『ふざけないで!!!』彩葉…?』

『私は今が十分幸せ!慎平から聞いたけど、お兄ちゃんは私に依存されないために離れたんでしょ?なのに、なんで私の好きなものまで奪おうとするまで私を一人にさせようとするの!?』

『っ…それは…』

『私は誰にも頼れなかった!慎平が忙しくなって、お母さんにも頼れなくて…お兄ちゃんに頼ろうとしたのに…私を避けるために引っ越して…私の気持ちも考えて!今のお兄ちゃんは、私のためになってないよ!このバカ兄!!!』

『っ…彩葉…』

『慎平も、お兄ちゃんに任せようとした願いを裏切られて…ずっと悲しんで、嫌ってる…だから、謝って。慎平に。』

『…しんちゃんの、願い…っああ!何で忘れてたんだ俺…!…分かった、明日…しんちゃんに謝る。』

『…お兄ちゃん。』

『母さんから住所は聞いてるし、明日向かう。ホントに、すまん…』

『今更気づくのが遅いよお兄ちゃん。慎平に伝えるから、私は抜ける。おやすみ、お兄ちゃん。』

『…ああ、おやすみ。』

 

~~~

 

そして現在に至る。

…正直、俺の願いを忘れていたと聞いてイラつくような、でも、悲しいような…そんな感情が渦巻く。

 

「…へぇ、弟くんの願いを忘れ、尚且つ弟くんと彩葉くんの仲を離すためにああしたと…バカかい君は?」

「ごもっとも、で…誰?」

 

朝日は頭を下げたかと思ったら頭に「?」を浮かべてミナモ姉さんを見る。

 

「あぁ、自己紹介が遅れたね…。ボクは水藻和叉。弟くん、もとい慎平くんの小説の編集者で姉貴分さ。」

「…え、慎平の…姉?マジ…?」

「義理やけどな…まぁ、朝日の謝罪はさっきので伝わった。俺も子供みたいにずっと引きずる訳にはいかんし…許すよ。俺も、嫌ったりしてすまんかった…」

「…しんちゃん…しんちゃああん!」

 

俺は朝日の謝罪が充分伝わり、今更ながら朝日への嫌悪感は徐々に薄れ、吹っ切れた。

そうして朝日の謝罪を受け入れると、朝日は明るくなり、しんちゃん呼びで俺に抱きつく。

いやちょ、暑苦しいって!!!

…そうだった、朝日は昔から俺と彩葉の事となると甘々になったり…シスコンどころか幼馴染の俺にブラコンのような態度をとっている。

…あれ、今考えたら俺の周りの人たち、過保護過ぎないか?彩葉にかぐやにミナモ姉さんに乃依にetc…

まあ、過保護になったトリガーは俺がぶっ倒れたのが原因か。

…いやいや、考えは脱線したが、今この朝日をどうにかしなくては!

 

「ちょ、朝日!離れろや…って力強っ!?」

 

なんだこいつ、俺より力強いぞ!?抱きつく力強すぎないか!?

 

「ちょっとお兄ちゃん!慎平嫌がってるって!」

「しんちゃあぁぁあん!俺の弟よぉぉおお!裏切ってごめんよぉぉお!」

「いつ俺が朝日の弟になったんや!はよ離れろやって!!!」

「帝…いや、朝日くん!弟君の年上兄弟枠はこのボクだぞ!早くそこから離れろ!」

「うぅっ…ミナモさん…俺が慎平を貴方より一番見てる。だから俺がお兄ちゃんだ…!」

「そんなんで張り合うなぁぁああぁ…!暑いぃぃぃぃい!」

「お兄ちゃんもはよ慎平から離れろ!」

 

先程のしんみりしたムードは消え失せ、明るい空気が4人を包む。

その後、朝日とミナモ姉さんは仲良くなり、Black onyXとコラボしたり、はたまた俺を含めての5人コラボをしたのはまた別の話…

 

~~~

 

数日後…

 

「冷蔵庫はそっちにお願いします。」

「うっひょー!広ーい!」

「ちょっとかぐや!はしゃがないで…ごめんなさいうちのかぐやが…」

 

俺達は不動産屋で見たマンションに引っ越した。

前日、朝日に彩葉が引っ越したいけど保証人がいないという旨を伝えたところ、速攻保証人になった。

シスコンにも程があるってものだ。

そうして今、俺達は引っ越すことになった。

最初俺は「いつもは別の部屋だったけど、流石に女子二人と同居は流石にダメではないか?」と思って別居にしようと提案したところ、「慎平はかぐや達がいないと無茶するからダメ!」というかぐやの固い意思と彩葉の加勢で折れた。やっぱり過保護過ぎないか?

そう思いながら荷物が全部運び終わったらしく、段ボールだらけの部屋を見る。

 

「…荷ほどきせなあかんな、これ。」

「そうだね、私ちょっと買い物行ってくるから。」

「かぐやも行くー!慎平も行こ?」

 

彩葉がエコバッグを持ち、玄関へ向かおうとするもかぐやも一緒にいこうとする。

 

「俺荷ほどきあるんやけど…」

「ちょっ、荷ほどき一人じゃ大変だから慎平と一緒にいて!」

「え~…んん、あ、そうだ!」

 

かぐやは俺か彩葉のどっちかに行きたいというわがままを彩葉に却下され、かぐやは何かを考えると、俺に指を指す。すると…

 

「だ、れ、に、し、よ、う、か、な、か、み、さ、ま、の、い、う、と、お、り!よし、慎平に決まり!」

「ホッ…っし。」

 

かぐやは交互に俺、彩葉、俺、彩葉と指を指し、最終的に俺となった。

彩葉は俺の負担が減るのを心配したのか、はたまた彩葉が散財を防げたのを安心したのかガッツポーズをした。見えてるぞー。

 

「彩葉、いってらっしゃい。」

「いってらー!」

「行ってきます。」

 

俺は思ったことを口に出さず、見送りの言葉をかぐやと一緒にかける。

扉はしまり、俺は段ボールに手を出す。

色々と荷物を出していると、かぐやが声をかける。

 

「ねぇ、慎平。」

「なんや?」

「慎平と三人で暮らせるなんて、かぐや夢みたい。夢じゃないよね?」

「ああ、夢やない。ちゃんとした現実や。これは、かぐやが勝ち取った勝利や。」

「そっかぁ、勝利かぁ。えへへぇ…かぐやぁ、ヤチヨカップに3人で勝ったんだよねぇ。」

 

かぐやが体をクネクネうねらせて微笑んでいる。やっぱり可愛いなぁ。

 

「慎平、ハッピーエンドになっても一緒にいてね!かぐや、慎平と彩葉が大好きだから!約束、ね?」

「…ああ、約束や。絶対。」

 

そう言って指切りをすると、

 

「まずは荷ほどき、やるで!」

「アイアイサー!」

 

俺とかぐやは超スピードで荷ほどきをする。

彩葉が帰ってきたとき、「スピードはやっ」と呟きながら遠い目で見ていた。

その後、かぐやと彩葉と俺でパスタを麺を一から作って食べたり、三人の同居生活を楽しんだりした。

そして日にちが変わり、ヤチヨとのコラボライブの日になった。

 

~続~




朝日と慎平が仲直りし、三人の生活が始まりました。ヤチヨライブ目前!
そして次回、貝殻喋る。デュエルスタンバイ!
激重かぐや「ねぇ作者、浮気してた(他のアニメ見てた)よねぇ?」
うぐっ。い、いや…それは~…
激重かぐや「Dr.STONE、あかね噺、デジモン…仮面ライダーは許すとして、かぐや、許可してないよねぇ?」
…ばれちまったら仕方ねぇ、あばよとっつぁ~ん!
激重かぐや「こんの浮気者…!調教してやる…待てぇえ!」
あしはやっ!また次回!ばいならぁ~!
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