超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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20話投稿!
17時に投稿するつもりが、遅くなりました…ごめんなさァい!
そ、それでは本編どうぞ!


20話

『私の大切な人達に、手ぇ出すなやこのあっぽけーーーっ!』

 

いろPの首に下げられた貝殻のネックレスが光輝き、衝撃破が生まれて月人だけが吹き飛ばされる。

だが、月人達は負けじと再び無機質のように静かになったかぐやに迫っていく…が。

 

「おいたはだめだよ~。」

「「ヤチヨ!?」」

 

ヤチヨが前に出て、指を振るうと月人達がひるみだす。

するとその内の一体が…

 

「モウシワケゴザイマセン」

 

そのような音を出し、次々と消滅していく。

するといろPが呆然と立ち尽くし、一言。

 

「ヤチヨ、今のは?」

 

そのように質問をするが、ヤチヨは黙る。

だがしかし、俺はその問いに答えてはいけないのに、自然と答えてしまった。

 

「『月に住まう、月人や…』」

「「!?」」

 

するといろPの貝殻とハモり、彩葉とヤチヨが驚愕の目をこちらに向ける。

幸いにもステージのマイクは切られており、拾われてはいなかった。

 

『今のは、一体?何が起こってしまうんだ?続報を待て!』

 

忠犬オタ公の声が聞こえ、観客たちは演出としてとらえていた。

だが、これは演出ではない、異変だと察知した3人がいた。

 

「のう…アーチャー、マジシャンR。あれは演出では済まされない、そうじゃろ?」

「ああ、私はヤチヨでもあんな過度な演出はしないとわかっている。」

「こんな出来事、聖杯戦争以来ね…」

「…?なんじゃ?その聖杯?戦争とやらは。」

「いや、こっちの話だ。」

「ほう…?」

 

ミコモ姉、アーチャー、凛さんのアバター…マジシャンRがそう話していたのを、俺は知らなかった。

 

~~~

 

俺はライブが終わった直後、ヤチヨの呼び出しを食らった。

話の内容は、先程俺が滑らせた発言だろう。

俺はツクヨミのプライベートルームにおり、そこへヤチヨが現れる。

 

「ごめんね~、南雲先生。待たせた?」

「いや、大丈夫。それで話ってのは?」

「うん…単刀直入に言うね。どうして、月人のことを知ってたの?」

 

…やはり、か。

ヤチヨにはすべて答えよう。どうせ後々、彩葉達に伝えるのだ…

 

「なぁ、ヤチヨ。転生ってわかるか?」

「うん、ヤッチョも転生なら分かるよ。死んで、生き返って別の人生に生きる…だよね?」

「あぁ、そうだ。その転生を、俺は経験した。一度俺は死んで、この世界にやって来た。」

「…え?嘘、だよね?それに、それが月人のことに繋がるわけ「繋がるんだ。それが。」!?」

 

そして俺は淡々と説明する。

前世でヤチヨ達の物語を映画という形で見たこと。超かぐや姫で見た、ヤチヨ…もといかぐやが経験した8000年の歴史を見たことを説明し、そして頭痛により死んでこの世界に来たこと。

それを伝えた瞬間、ヤチヨは驚きを見せる。

 

「全部、合ってる…てことは、私が頑張ってたのも…全部知ってたの?」

「…ああ、彩葉のために、ここまで来たんやろ?今までよう頑張ったな、【かぐや】。」

「っ…ぅあ。あぁぁぁぁあ…!」

 

ヤチヨ…いや、かぐやは俺に抱きつき、泣き声を上げていた。

そんな彼女を、俺は優しく撫でて数分宥めた。

 

「…ありがと、慎平。なんか肩の荷が降りた感じがする。」

「そうなんか?そう言ってもらえて良かったわ。」

「えへへ…あと、ヤッチョは彩葉だけじゃなくて、慎平にも会いたくて頑張ったんだよ?」

「…俺も?ヤチヨがかぐやの時にも俺はいたんか?」

「うん。ちょっとやってることは違かったけど…優しい慎平が私と彩葉と一緒にいたよ?」

「マジか…そっちの俺はどうやったん?」

「ん~、彩葉と同じ高校に通う…フツーな男の子だったよ?小説なんて趣味持ってなかったし。右目だって黒かった。」

 

右目が、黒い…?

でも俺はいた…なんかおかしい。

てことは、輪廻が変わっている?いや、だからといって変わること、は…あるのか?

…ん~、分からん…やはり現実は小説より奇なり、か。

いや、今この時点で奇だけど。

…いかんいかん、ヤチヨの話に戻らなくては。

 

「そうなんか…でも、話は変わるが…かぐやの月の迎えの結末は、変えられやんのやろ?」

「うん…あれを阻止したら、輪廻が壊れて私が…そしてツクヨミが消えちゃう…」

「そうか。でも、やることは一つ。アイツに…最後までいい思いをさせたる。それがアイツへの最大のお返しや。」

 

かぐやのことは好きだが…やはり、返さなくてはいけない。そういう結末なんだ。変えられはできない。ならば、精一杯楽しませよう。それが俺達にできることだ。

 

「そっか。もう…ホントに慎平はかぐやの事が「ネムッテ、ネムッテ。」あちゃあ。もう時間か…」

 

ヤチヨの言葉を遮るように静かにしていたFUSHIが喋りだし、眠りの合図を告げる。そろそろいい時間だな。

 

「…すまんな、色々と。」

「ううん、いいの。それと…今日のことは彩葉には内緒ね?」

「ああ、わかっとる。おやす「ちょっと待って!」…なんや?」

 

俺がログアウトするや否や…ヤチヨが制し、俺に質問をして来た。

 

「慎平は、8000年経った私を…今でも好き?」

「…あぁ、ヤチヨ…いや、かぐやは何千年経ってもかぐやや。それに俺は、彩葉とかぐやが好きや。だから…ヤチヨ、お前も大好きや。」

「…そっか、そっかあ…大好きかぁ!」

 

ヤチヨは喜びに頬を緩ませ、にこやかな顔をすると急に俺に近づき…

 

「ん…!」

「!!」

 

ヤチヨが俺の頬にキスをしてきた。

その時の感触は妙にリアルに感じ、少し呆然としてしまう。

 

「…おやすみ!」

 

ヤチヨはそう言うと、消える。

そして俺は一人になり、一言。

 

「急すぎるやろ、このあっぽけ。」

 

そう言ってログアウトした。

 

~~~

 

「ふぅ…誰もいない、か。」

 

スマコンを取り出し、誰もいない自室を見る。

そりゃそうだ、配信後に「大事な話だから入らないでくれ」と彩葉に言ったのだ。

自室から出ようとしたとき、何やら声が聞こえる。

彩葉とかぐや…もう一人の声がある。彩葉と声が似ていて、それでいて明るい声質だ。

…まさか!

俺は部屋から出て、リビングに行く…と。

 

「あ、慎平…おかえり…」

「お疲れ様。慎平!」

「…慎平!久しぶりやな!」

「うし、お…?」

 

彩葉とかぐや…そして、かぐやとは違う色の長い金髪に、スク水姿の少女…小舟潮がいた。

 

~~~

 

どうして小舟潮が、俺の目の前にいるのか。

事の始まりは彩葉がツクヨミからログアウトし、かぐやの様子を見ようとしたところ、首にかけていた貝殻のネックレスが独りでに浮き始め、そこから人型のようなノイズができ、そこから…

 

『ふぅ…やっと起きれたわ。』

『は、はァ!?』

『どうしたの彩葉…って、サマレンの潮!?なんでここに!?』

 

当然、彩葉とかぐやは驚いた。

そんな彼女たちを潮は宥め、更には…前世の幼馴染、生塩李夢としてのことを説明し、どうしてここに来たのかということも説明したらしい。

 

「ホンマか、それ?」

「うん…慎平がいたから、私は居れた。慎平が急に死んで、悲しかったんやからな?慎平に会いたいってずっと想ってたら貝殻の影になってここに来て…でも、慎平に会えて私、めっちゃうれしい!」

「…すまん。でも、そこまで想ってたん聞いて、なんか嬉しいわ。」

 

俺が潮に照れながら答える。

だがしかし、彼女が貝殻から潮になったのは理由があるらしく。

貝殻になって眠っていたところ…ライブ時に俺の瞳と共鳴するようにロックされていた潮の体のデータが解除され、目覚めてこの姿になったらしい。

でもそれ以前に、何故彼女が潮としてこの世界に来たのが謎だった。

そう思ってるも束の間、彩葉が割って入り潮の前に立った。

すると一言…

 

「前世の幼馴染だかなんだか知らないけど、今の慎平の幼馴染は私。だから首突っ込まないで。」

「はァ?前世から今まで私はジン…慎平の事は知っとったし、慎平の事全部知っとるん?彩葉は?」

「は?何なのこのスク水変態!」

「なんやて!?私も好きでこんな格好してるんちゃうわ!このスカポンタヌキ!」

 

なんか、俺をめぐってキャットファイトし始めた。これ、止めないといけないやつだ。

 

「ちょ、二人ともやめてく「「慎平は黙ってて!」」はい…」

 

俺は二人の言い合いを阻止できず、傍観するのみだった。

 

「二人ともバチバチやってんねぇ…」

「かぐや…なんとか止めれんか?」

「あれは止めようがないよ…」

「そっか…」

 

そう言って諦め半分で二人の喧嘩を見ている…と、なにやら楽しそうな表情をしている。

それを見ながら俺はかぐやにとある質問を投げかける。

 

「なあかぐや…さっきの、大丈夫やったか?」

「………」

「すまん。やっぱ聞かなかったことにしてくれ。」

「…ううん、いいの。大丈夫だから。」

 

俺が聞くと、かぐやは沈黙を通す。

あまり深入りしないでおこうと思い、そこからは聞かなかった。

すると彩葉と潮は謎の友情が芽生えており、潮からは「慎平の話をしたら色々と仲良くなった。」らしい。

そして数時間後、俺の自室のベッドにて。

俺は横になり、眠る準備をしていた。

そして俺に抱きつき、一緒に眠ろうとする潮。

なんだか、前世でしたお泊まりを思い出す。

すると潮が…

 

「なぁ慎平、起きとる?」

「…あぁ、起きとるよ。どした?」

「いやね、こうやって寝るの久々やし…また、慎平に会えてよかったなって。」

「俺のこと、ほんまに好きやなぁ。潮は。」

「だって婚約者やもん。好きなのは当たり前や。」

「…そこまで好かれて、俺は幸せもんやな。」

 

そう言って、俺達は微笑む。

この時間が、妙に暖かくなる。

 

「慎平。」

「次はなんや?」

「…大好きや。おやすみ。」

「っ!…不意には反則やろ…おやすみ…」

 

俺は潮の突然の好き発言に顔を赤くしながら、眠りにつくのだった。

~続~




ちょっとグタグダだったかもしれん…
あと遅れた原因はアニメ見てました。すみませ「作者~?」ひィっ!?
激重かぐや「他の女にうつつを抜かすとはどういう了見かな?また体に教え込まないとねぇ?」
い、いや、やめろぉ!
いやぁぁぁぁぁぁああ!
激重かぐや「作者の代わりにかぐやが挨拶するね!ばいならぁ~!」
……
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