超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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22話…投稿。
すみませんでしたァ!(土下座)
祖父母宅に行っており、庭の草刈りの手伝いやら参考にしている小説を忘れるやらで書けませんでしたァ!
あと、UA20000&合計文字数10万文字を突破しました。ありがとうございますっ!
ちなみにキャラ紹介を作ったのと、サブタイもつけることにしました。
たまに特撮オマージュがありますが、作者が特撮好きのためそこはお許しを…
それでは本編どうぞォ!


22話「ビターで甘い夏祭り」

「ねえねえ潮ー!こんなのどうかな!?」

「おお、ええんちゃう!?あ、こっちもかわいー!」

「ちょっと二人とも…!」

「大丈夫や彩葉。ただ選んどるだけやから。」

 

俺達は今、駅前の和服レンタル屋に来ていた。

夏祭りにはやはり浴衣だろうと潮が提案し、今に至る。

その時のかぐやのはしゃぎようは面白かったな。

 

「ん~…でもここはやっぱり、彩葉!かぐや彩葉の浴衣選ぶからさあ、彩葉かぐやの選んでー?」

「え、良いけど」

「きゃっほーー!それじゃあ潮は慎平よろしくぅ!」

「了解!じゃあ慎平、私と浴衣、選ぼうか~?」

 

そう言って俺に迫る潮。

別に俺のはいいんだが…

 

「…お、俺は着やんよ。別に俺はそういうの興味あらやんし…第一、野郎の浴衣姿にどこの需要があるねん。」

「むぅ…夏祭りってのは浴衣姿だからこその醍醐味があるんよ?慎平は分かっとらんなぁ…それと!好きな人の浴衣姿なんて早々見れやんし、需要大有りや!だから選ぶぞ慎平!」

「え、ちょ!ま!」

 

反論するや否や強制的に浴衣を選ぶハメになった。

 

………

 

「おー!慎平かっけぇ!」

「やっぱり慎平は紺色の服が似合うね…」

「へっへーん!私の目ェに狂いなしや!」

「俺のはいいって言ったんに…まあ、ありがとうな。潮。」

「私は当然のことを全うしただけや!」

 

そうして俺達の浴衣姿は決まり、4人同時にお披露目だ。

俺の浴衣は紺色の生地に所々に龍やその下に川を上る鯉が描かれた浴衣だ。

確かどこかの伝説で鯉が川を上って龍になるというのがなかったか?とするとそれのモチーフか。

彩葉の浴衣は白地に大輪のひまわりが描かれた浴衣である。

 

「なんか変じゃない?」

「い~や?彩葉のその浴衣、すごい似あっちょる。だから大丈夫や。」

「…///ありがと///」

 

彩葉を褒めると浴衣の裾で顔を隠し照れ始めた。

うん、めっちゃ可愛い。眼福である。

 

「ねえねえ!かぐやのも見てー!どうよ!彩葉が選んだこの浴衣を!♪」

「おぉ、どれどれ…」

 

そうしてかぐやは手を広げて「感想を言え!」と言わんばかりに見せつけてくる。

そんなかぐやに目を向けると、落ち着いた感じの浴衣であった。

紺色の生地に淡い一色でひまわりが描かれた浴衣。彩葉のセンスが際立った浴衣に見えた。

 

「彩葉っぽさが出とるな…こういうのを着てると、かぐやが大人っぽく見える…」

「え、そうだよね!?やっぱり彩葉天っ才!」

「よっ!天才彩葉!」

「二人して私をからかうなぁ!」

 

かぐやとそれに便乗した潮が彩葉を褒めちぎる。

当の本人は顔を赤くして手で隠していた。

そんな二人を見ながら、俺は潮の浴衣を見ていた。

白地に藤の花や花火が描かれた浴衣だ。

そんな潮の浴衣が前世で李夢が着ていた浴衣そっくりに見えていたため、少し昔のことを思い出し、そんな彼女の姿に見惚れてしまう…が。

 

「なぁ慎平、ボーッとしてどしたん?もしかして私の浴衣姿に見惚れてたん?」

「…そのまさかや。なんか、昔と似てて…やっぱ潮の姿でも似合うんやなってさ。」

「…!もう!慎平ったら!そんな褒めても何も出てこないんやからな!この人たらしめ!この!この!」

 

そう言って俺をベシベシ叩いて照れ隠しをする。

ちょ!痛い!痛いってば!

 

「やめろや潮!痛っ!痛いっ!」

「女を褒めちぎる慎平への愛のムチや!おら!おら!」

「んな理不尽な!いっ!痛いっ!やめろやもう!!!」

 

俺はベシベシ叩かれながらそう嘆く。

ちなみに顔の赤みが冷めた彩葉とかぐやは「もっとやれ」的な眼差しで俺と潮を見ていた。

女の子の愛って怖いなぁ…

 

~~~

 

場所は変わり、夏祭り会場。

俺たち四人は会場を歩き、客の声や焼きそばの匂い、甘い匂いや様々なものに包まれていた。

 

「彩葉!慎平!潮!こっちこっち!」

 

かぐやが一人で突っ走り、手招きしてくる。

そんなかぐやを見て、能天気だなと思う自分がいる。

 

「そんな急がんくても、私たちは逃げやんよ?ねぇ、彩葉。」

「うん、だから一人で突っ走らないでー。」

「はぁい!」

「ホントにわかっとるんかアイツ?」

「まあええんやない、慎平。今はこの夏祭りをめいいっぱい楽しもうや!」

「…そうやな。」

 

そうして四人でならびながら歩き、屋台を見渡す。

たまに潮の影が踏まれそうになるが、なんとかへこませて対処させている。

 

「潮!銃ある!一緒にやろ!」

「お、ええで!昔射的で百発百中のガンマンと呼ばれた私の実力!見せちゃるよ!」

「おぉ!じゃあ多く景品取れたら勝ちね!」

「おう!やったる!」

 

そう言って潮とかぐやは射的の屋台に走っていく。

姉妹みたいに見えてきたな…

 

「…さっきの言ってたのって本当なの?」

 

すると彩葉が潮の発言を気にするように聞いてくる。

確かに彩葉にとっては初耳だもんな。

 

「ああ、本当や。昔(前世)、町内会の祭りの射的で、景品を全取りしたことがあるからな…」

「えぇ…それって大丈夫なの?」

「射的のおっちゃんから出禁食らってたな。」

「それは…自業自得だね。」

「今となっちゃあいい思いでやけどな。」

 

潮の射的スキルを話し、少々ドン引きしていた彩葉。

そんな会話をしていると二人が戻ってきた。

手には…何もなかった。

 

「二人ともおつかれさん…って、景品は?」

「ぶぅ…撃ってもとれなかったぁ!ちくしょお!」

「イカサマやイカサマァ!」

「まあまあ落ちつけ、また何かで挽回すればええ話や。次は勝てる。大丈夫や、な?」

「「はーい…」」

 

そう言って怒っていた二人を俺は即座に宥め鎮圧。

ちなみに後に彩葉が射的の銃を一瞬見たところ、性能が悪い銃だったことが判明。これぞ祭りの闇である…

 

~~~

 

いろんな屋台を巡り、いよいよ始まる花火大会。

ちなみに先程屋台巡りをしていたところ、面白い場面に遭遇した。

 

カランカラン

『ソースせんべい6倍だぁ!すげぇなぁ。ソースせんべい史上、初めての所業だぜこの坊主。えーっと…1万…何枚だ?ああもうわかんねえあと何枚焼けば…』

『もういらない!もういらない!12960枚ものせんべいが!押し寄せる光景を誰が見よう!?ああ神よ!ああ神よこの者に鉄槌を…!』

 

ゾロ目を振らせ、全て6倍にしてまた振らせるという地獄のソースせんべいを作るおじちゃんと神に祈る謎の少年、それを笑顔で見守る狂気の母親がいるというなんともカオスすぎる光景があったのだ。

かぐやは面白がってやりにいこうとしていたが、10枚800円とかいうぼったくり価格だったり、絶対ゾロ目でろくなことが起きないと悟り、3人で全力で止めたりして…

そんな一幕があり、レジャーシートを敷き、そこに座る四人。

 

「ひょえ~、楽しすぎー!楽しキングダム!」

「楽しキングダムやねぇ。」

「でしょでしょ!?潮もそう思うでしょ!?慎平と彩葉はー?」

 

そうして俺たちに話を振るかぐや。

そして俺が答える。

 

「楽しかったで。モチベも上がるし、夏祭りなんて久しぶりやったからなぁ。」

「楽しいよねぇ…でも、お仕事は夏休みが終わってからにしてよね?」

「あ、また慎平無茶してたん?懲りんなぁ慎平は!」

「ウッ…わかりました。」

 

俺は強制の休暇を入れられていることに気づき、仕事のことについての話は言わないことにした。

すると何やら彩葉はかぐやに聞きたいことがあるようで…

 

「ごめんかぐや、話は変わるんだけどさ…いつもつけてるよね、それ。」

 

そうしてかぐやの銀のブレスレットを指差す。

確かあれは、赤ちゃんの頃からずっとつけていた代物だ。

 

「あー、なんか落ち着くんだ~。故郷って感じ?」

「「…」」

 

俺と潮は空を見上げ、月を見る。

銀のブレスレットは、かぐやにとって月で作られたモノであり、それがふるさとのように感じたのだろう。

そうしてかぐやは話出す。

月のことを、そして迎えが来ることを。

花火が上がる。

かぐやは見惚れながらも話続ける。

かぐやが寂しい、死にそう、退屈していたときに、違う世界が見れる窓で地球を見たんだそうな。

楽しそうな地球。

ここでは退屈にならないはずと、来ちゃったらしい。

すると来てみればあら不思議。

自分の気持ちを抑え、生活する人々。

そんな話をしながら、とあることを聞く。

 

「慎平と彩葉はさ、お母さんのこと、好き?」

 

そう聞いてきた。

俺は…

 

「俺は…好きや。でも、もっと好きやったんは…前世の母親やったかな。でも…俺の、せいでっ…」

 

駄目だ、母親と父親の無惨な姿が脳裏に浮かび、涙が出る。

潮は「大丈夫や。」と言いながら背中をさする。

そんな中でも、彩葉は言葉を紡ぐ。

 

「そうだね…嫌いになれたらって、何回も思ったよ。」

 

そうしてかぐやと話す。

 

「でも、言いたかったんじゃない。言いたくなかったの。あんな母親でもっ…大好き、だった、から…」

「そっか…」

「うぉっ」

 

そうして涙を流す彩葉。

そんな中でかぐやは俺の手を引き、二人を抱き締める。

 

「二人に涙なんて似合わないよ。でも、隠してたんだもんね。辛かったんだもんね…かぐや、二人のこと…大好きだから。その思い、支えてあげる。」

「かぐ…や。」

 

涙が止まらない。

ああもう、だめだ。

俺と彩葉は声を殺し、静かに泣いたのだった…

 

~~~

 

そして数分後…

俺達は泣き止み、潮が俺の手を握って心配していた。

そんな中でも、話す。

 

「かぐや。帰ってしまうんよな…」

「うん。」

「拒否は、できないの?」

「うん…いやぁ、月の仕事放り出してきちゃってさ。強制送還的な?あはは…」

「…かぐやは、かぐや姫だったみたい。」

「次の満月の夜に、お迎えが来る。」

 

そうして悲しげな表情をする。

地球にいたい。そんな気持ちが見えた…そんなとき。

 

「ねぇ、慎平。」

「…なんや?」

「かぐやからの、最後のお願い。」

 

そういって、息を吸い…

 

「月に帰るまでの間、かぐやと…付き合って?」

 

そう、告白してきたのだ。

 

「かぐy「私からも…「い、彩葉?」ずっと我慢してたけど限界。大好き…大好きだから。私とも付き合って。」…え?」

「慎平モテモテやなぁ…「う、潮…!」でも、私のことも疎かにしちゃあかんよ?私のことも、愛してよ?」

「…」

 

三人からの告白を喰らい、同時に付き合うことになるのであった…

 

~続~

 




しんうしかぐいろ、ようやく付き合う。
さてさて物語も終盤に差し掛かってきましたよぉ?
激重かぐや「かぐやとの物語は永遠だけどね?」
重いぞ…言葉が…
激重かぐや「えぇ?だって愛してるんだから、重いのは当たり前!ずっと一緒だよ?」
ぐえぇ…それではまた次回…ばいなら…
激重かぐや「作者…大好き。シヌマデハナサナイ」
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