超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~ 作:ホシノ推しのコータ(偽名)
ちょい下校したあと病院の用事とか家の手伝いして遅れました、すみません!
ちなみに今回ちょいエロ注意、慎平×彩葉要素強めです。
それではどうぞ!
「慎…平?」
「「「!?」」」
「…おっとぉ。」
玄関前の通路には、某奇妙な冒険みたいな顔立ちでこちらを見ている彩葉がいた。
ヤバい、この状況を見られたら彩葉も…!
「カズサさん…慎平と、付き合うんですか?」
「…察しが良くて嬉しいよ。ボクも、君たちの仲間として入らせてもらうよ。ただ、弟くんのハジメテは…ボクが奪わせてもらったよ。」
そう言って艶っぽい笑みを浮かべて彩葉を見る。
すると彩葉は…
「…」
「い、彩葉が…」
「鬼に、なっとる…」
幻覚だろうか、彩葉の顔に般若の仮面が見える。
最近は彩葉のそういう感情は薄まってたのにぃ!!!
「ち、違うんや彩葉!これはミナモ姉さんが勝手にしてきて!?」
「うむ、こんな可愛い弟くんを食べないヤツがどこにいるというのだ?」
「ちょっと黙ってくれ姉さん!!」
「何故だい?ボクはただ君が好きだということを伝えただけだよ?」
彩葉の嫉妬心を貴女が煽ってるんだよ!
なんでこんなことに…いや、俺が色々と接触しすぎたせいか。
そう考えるや否や、彩葉は段々とこちらへ近づいてくると…
「んっ!?」
「んん…」
今日で二度目のキスであった。
しかも彩葉は隅々にまで舌を這わせ、舐めるようにしていた。
「んん!んんん!!!」
「わ、わぁお…って、潮!?手どけてよぉ!見えない~!」
「まだ生後間もないかぐやには早いんや…許せ。」
「かぐやはもう大人だもん!離せぇ!!」
「彩葉くんも大胆だねぇ。お姉さんビックリだよ。」
「ぷはっ。誰のせいだと思ってるんですか…「や、やっと終わっ「んむ…」んん!」んりゅ…」
俺は数分間、彩葉のキス責めにあってしまった。
ちなみに途中でミナモ姉さんは「会議があるから帰るよ、またイチャイチャしようじゃないか。」などと言って退散。かぐやは潮の目隠し攻撃にぶーたれてしまったが、何故か寝てしまった。どうやら潮の手がアイマスクみたいになり、それで眠ってしまったらしい
あと…
ミナモ姉さんには、後で反省してもらわねば…
「…はぁ…はぁ…なんで、彩葉…急にキスを…」
彩葉の長いキスが終わり、息切れ状態で彩葉を見てそう聞くと…
「…上書き。」
「は?」
「カズサさんに先越されて…悔しかったから、忘れられるくらいに上書きしてやろうって…」
「………」
目のハイライトをオフにした彩葉がそう言って見つめる。
ちょっと怖いが…なんとか受け答えを。
「すまんかった、彩葉…ミナモ姉さんの急な告白を了承してしまって…ちゃんと彩葉にも聞けば「そこじゃない。」…え?」
「私が言いたいのは、慎平のハジメテが私じゃなくて、カズサさんを選んだのが許せないの。」
俺のファーストキスでそこまで…いや、今の彩葉ならありえるか…
ここは何かお詫びしないと…
「分かった。勝手にキスしたのは謝る。でもあれはミナモ姉さんの一方的の出来事で、俺がしたんやないんや…何でもお詫びしたるから…な?」
俺が謝ると彩葉は何かを考えて息を吸い、こう言った。
「私と、シて。」
「…え?」
「だから…私とシて!それなら許す。」
その言葉ですべてを察した。
俺は、童貞を食われるんだと…
そう思いながらも俺は念のため彩葉に聞いてみる。
「ええんか?俺で「慎平じゃなきゃイヤ。恋人でしょ?」…はい。」
彩葉の圧に押され、俺は肯定する。
いくら恋仲であっても一方的…いや、俺のせいか。
「それじゃあ私の部屋行くよ。潮、かぐや頼むね。」
「お、おう…彩葉、頑張るんやぞ?」
「うん、頑張る。ほら慎平、行こ?」
「はい…」
かぐやを膝枕していた潮に勇気付けられ、彩葉は影のある笑みを浮かべながら俺の手を引いて寝室へと入り、夕飯まで彩葉による一方的な愛をぶつけられたのであった…
~~~
「ねぇ、かぐや。卒業ライブ…するんだよね?」
「するよー。それがどったの?」
夕飯時、彩葉はかぐやの作ったラーメンを食べながらかぐやにそう聞いてきた。
俺は少しげっそりしながらラーメンを食べてその様子を見ている。
彩葉の部屋から出てきた俺の姿を見た時、潮は「ドンマイ」と肩を叩かれた。
さらば、俺の純潔よ…
とりあえず言いたいのは、彩葉が積極的過ぎたことだ。
多分原作の彩葉だったらこうはならなかっただろう。
十中八九、俺が関わって原作崩壊を起こしたせいである。
…いや、今は彩葉とかぐやの会話を聞いておこう。
「新しい曲…作る?慎平と一緒に。」
「え?」
今なんつった?一緒に、作曲?
何で俺まで?
「ちょっと待てや。何で俺も「龍かぐいろP、慎平も関わってるんだし当然でしょ?」うぐっ…はい…」
「え!?マジ!いいの?新曲作ってくれるの?」
「うん、いいよ。慎平もほら。」
「分かった…俺もやったるわ!男に二言はないんや…!」
「やひゃふー!やほやほっ、ひゅー!」
「お、慎平曲作るん?楽しみやわ~。でもかぐや、食事中にはしゃぐんはダメやぞ?行儀悪いからな。」
「うっ…はーい…」
テンションに任せてかぐやがテーブルから立って変な舞を踊り、それを見た潮が制し、かぐやが再び座る。
潮も何故かお母さんに見えてしまったが…まあいいだろう。
「うまくできるかわかんないけど。どんなのがいい?」
「んー、前にも言ったけど…あの途中で終わってた曲!」
かぐやがそう言うと、彩葉が一瞬固まる。
そういやヤチヨのコラボライブ前に手をつけようとしていた彩葉が、メロディーをつけようとした瞬間泣き出し、俺が止めたやつだ。
…大丈夫、だろうか。
「…彩葉?」
「彩葉、大丈夫か?」
俺と潮が彩葉を見てそう言う。
潮は貝殻を通して彩葉を見てきたため、彩葉の異変がわかるのである。
「うん…大丈夫だよ、二人とも…いいよ。やろっか。」
俺達に返事を返し、彩葉はかぐやのリクエストに答えた。
「やったぁ!ありがと彩葉!大好き!あ、もちろん慎平と潮もね!」
そう言ってかぐやは満面の笑みで答える。
その様子を見ながら俺はラーメンをすすり、食べ終わると着信音が鳴る。
画面には「紅葉おばさん」の文字。
「すまん、ちょっと出るから部屋行くわ。すぐ戻る。」
「いってらっしゃい。」
「早く!曲!曲!」
「かぐや、行儀悪い言うたよな?」
「…はーい。」
俺は三人の様子を見ながら立ち上がり、部屋に入って電話を繋げる。
「もしもし。」
『…もしもし、酒寄やけど。愚娘の調子…どうや?』
「紅葉おばさん…今の彩葉は無理はしてません。イキイキしてるっていうか、元気にしてます。」
『そう、ならよかったわ。』
どうして俺に紅葉おばさんが電話を掛けたか。それは定期的に彩葉の調子を聞くためであった。
彩葉と紅葉おばさんは未だに仲直りしておらず、メールも電話も出ないため、こうやって俺が定期的に報告するのだ。
「それと…いつも彩葉は誰かのために人知れず頑張ってます。愚娘なんて、言わないであげてください。貴女が優しさのためとはいえ、厳しい言葉を投げ掛けていた彩葉も…押し潰されそうになっていました。だからどうか、厳しくはしてあげないでください。そうすれば、また親子に戻れます。…まだ大人でもないガキが言うのもあれですが。」
『…いや、ええよ。慎くんはいつも彩葉のこと、支えとったしな。子供への接し方…改めんとな。きみはいつも、大人みたいやな。』
「いえ…まだまだですよ。」
紅葉おばさんは、少し悲しげな声をしながら話す。
紅葉おばさんも原作に比べれば丸くなった。多分、俺が酒寄家に関わりを持ったからだろう。
そう思いながら、俺は紅葉おばさんに声をかける。
「紅葉おばさんも、無理はしないでくださいね。それでは…。」
「…!わかっとるよ。それじゃあまた電話するわ。』
そう言って電話を切る。するとメッセージアプリには彩葉の一言。
『私の部屋に来て。』
と送信されていた。
~~~
「来たぞ、彩葉。」
「あ、慎平。ありがと、来てくれて…一緒に作ろ?」
「ええよ。あいつにも色々世話なったし。彩葉にはとことん付き合ったる。」
「ふふっ、ありがと。」
彩葉は少し暗い笑顔を見せながら、隣にある椅子に座る。
「…ねぇ、慎平。手…繋いでてくれる?」
「…ええよ。」
俺は作曲する彩葉の手を握る。
この曲は、彩葉の亡き父、朝久おじさんと共に作った曲だ。
だがこの曲は完成されず、朝久おじさんは事故に遭い、死亡。
彩葉にはとんでもないショックを受けてしまい、俺がいないと時折泣く時もあった。
この前もかぐやの願いでこの曲の続きを作曲しようとしたところ、涙が溢れ泣いてしまっていたところを俺が発見し、止めたときがあった。
それだけ朝久おじさんを思い出してしまうのだろう。
そんなことを思っていると、彩葉の手の力が強まる。
「彩葉…?」
「慎平…私、かぐやを失いたくないよ…。」
彩葉の顔を見ると、目尻に涙を浮かべながら作曲していた。
「…俺も同じや。あいつのことは好きやし…でも、結末は変えられやん…だから、精一杯楽しませたろ?今の俺たちができるかぐやへのハッピーエンドに導く道や。な?」
「…そう、だよね。でも慎平。慎平は、いなくなったりしないよね?」
「…彩葉を一人にはせんよ。大好きなやつ、ほっとくやつはアホや。俺はそんなことせんから、安心しや!」
「…ありがと、慎平。」
手を握る力を強め、俺に笑みを浮かべる。
すると、俺はとあることに気づく。
「かぐやの卒業ライブの時にアイツらが来るってことは、ライブ中に連れ去られる可能性、あるんちゃうか?」
「…確かに、てことは。」
「知ってる人たちに、助けを借りるしかない、な…」
そうして、彩葉は自分のスマホを見ていた。
そこには芦花、真実、朝日の文字があった。
~続~
月人の決戦まであと少し…ですね。
ちなみに今後のお話なんですけど、潮をツクヨミで落語をさせようかと思います。
理由はまあ…中の人繋がりです。
激重かぐや「また他の女見てたの?」
いえ!かぐやが一番です!
激重かぐや「そっかあ…嬉しいなぁ。でも、目移りしたら、わからせるからね?」
は、はい…それではまた、ばいなら~
激重かぐや「作者は、かぐやだけのモノ…フフフ…♪」