超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~ 作:ホシノ推しのコータ(偽名)
風邪が悪化してもなお、読者の望みを叶えるために火事場のバカ力で書いてやりましたよ。ゲホッゴホッ
それでは、どうぞぉ…
「かあ~~~、かぐやちゃんが本当に月のプリンセスとは………わかるっ!でもよ…」
「龍兄が、転生者…。」
「…あり得なさすぎないか?」
ツクヨミ内の屋外ミーティングルームにて、ブラックオニキスの面々がそう話す。
ここには芦花、真実、ブラックオニキスの三人…そしてヤチヨとアーチャー、ミコモ姉、いろPと潮のアバター…セアがいる。
どうして集まったのか、その理由は月へと帰ってしまうかぐやをどうするかという作戦の話し合いと、ここにいる潮についてのこと。
潮に関してはかぐやから新品のスマコンを貰ってログインした。かぐや曰く、予備用として持っていたものらしい。
ちなみに凛さん、もといマジシャンRさんはツクヨミ関係の電子系には疎いらしく、不参加であった。
「まさか南雲先生が漫画のキャラクターだったとはね、それにかぐやちゃん、築地生まれじゃなかったんだ。」
「かぐやちゃん、海行っても肌真っ白だったもんね。」
「電柱から生まれた…わかるっ!」
「帝はずっとわかるわかる言っとるけど、なにがわかるっちゅうんや?」
「妾はもう驚かんぞ…。」
「私も同じくだ…。」
帝にツッコむセアや、各々思ったことを言って信じてもらえた。だが…作戦をどうするかが問題である。
「ヤチヨ、かぐやを守ることってできないかな?」
「調べてみたけど、どこからアクセスしてるかもわからなかったんだよね、ごめん。」
「いや、調べてくれただけありがたい。つうか、アイツら自体人の技術超えとるかも知れないしな…。わからんのも仕方ないわ。」
俺はそう言いながら月人のことを思い出す。
アイツらは人ではないナニカ、そして現代のテクノロジーを越えた存在。
足取りを消すのはお茶の子さいさいだろう。
その後、ああでもないこうでもないという話を繰り返し、全員が黙りこむ。
だがそのとき、帝がこのような言葉を放った。
「やっぱりさ、相手が現実で手出しできないなら、ツクヨミで追い払えばいいんでしょ?」
そう言い放ち、空気を変える。
「帝さんや…月人は私達の想像を越えとる。【影】の私でも敵うかどうかや。それでも、やるんか?」
「あぁ、やってやるよ…任せとけって。宇宙人だろうがなんだろうが、ツクヨミに入ってきてくれるなら好都合だ。引き込もうぜ、ここなら俺たちが一番つえーはずだ。力づくで叩き潰す、月に帰りたくなるまでな。」
「暴論すぎひんか?まあ…それしか方法、無いもんな…うし!私もやったるで!」
帝に異議を申し出たセアだが、やはりそれしか道がないと思ったのかその考えに至った。
「…俺もやったる。彩葉、お前もそうやろ?今は頼もしい味方も居る…な?」
「うん、私もやるよ。お兄ちゃん、どうかお願いします。」
そう言っていろPは頭を下げた。すると帝はニカっと笑い、
「よし!じゃあ準備だな、乃依。」
「えー、あれー?めんどぉ…」
「リーダーは絶対。龍之介、お前からも言ってくれ。」
そうして俺の方に視線を向ける雷。乃依が心を許しているのを知っているからか、そう声をかけた。
「なぁ乃依、頼むよ。兄ちゃんからの頼みや!」
「っ…!はーいはい、龍兄の頼みなら仕方ないなぁ。にへへ…」
そう言いながらニヤニヤする乃依。
すると雷は俺に近づいてきた。
「龍之介。」
「ん、なんや?」
「これからも乃依を、友としてよろしく頼む。」
「お、おう…」
俺は雷とそう話し合いながら、作戦にはミコモ姉とアーチャー、真実、芦花も協力してくれることになった。
ちなみに乃依に頼み込んでた際、いろP、ミコモ姉の刺さるような視線が来ていた。
セアは何故かニヤニヤしていたが…
さすがに嫉妬しすぎだろう…とそう思ってしまった。
~~~
スマコンを目から取り外すと、隣には同時にスマコンを取った潮がいた。
「なぁ、慎平…かぐやってホントに帰ってしまうんかな?」
「潮、お前も映画一緒に見たやろ?あの展開は避けられやん…やから、最後まで楽しく送ってあげようや。な?」
「…」
「潮?」
急に潮が黙りだし、俺は潮の顔を見る。
「あんな?私…貝殻の時、ずっと思ってん…かぐやと彩葉に、恩返ししたいってな…慎平がキラキラしてて…輝いてたのは、かぐやや彩葉のおかげなんやなって。私、自分のことみたいに嬉しかったんよ…だから…慎平をこんなにキラキラさせてくれとったかぐやや、彩葉…二人に…同時に恩返し、したかったんに…やけど…やけどさぁ…!帰るって知ってしまったら、なんもできんやん…!まだ何も、かぐやに恩、返してないのに、さァ…!」
すると潮は泣きながら俺に抱きつく。
彼女は昔から、俺の幸せを願っていた。
その理由は彼女は昔から俺を好いており、不幸を歩んだ俺に楽しい思いをさせたかったからという思いを、昔に聞いたことがある。
びっくりしたよ、急に「ジンペイに死ぬほどいい思いさせて幸せにする!」なんて意味不明なことを言い出したりしてたし…。
そして彼女は、かぐやや彩葉が俺と一緒にいてくれたことが、俺を大切にしてくれたことが嬉しかったらしく、その気持ちを恩として返したかったらしい…
結論から言うと、潮にとってもかぐやは大切な存在、ということらしい。
「…しゃあないやろ…俺だってかぐやを離したくない。でも、かぐやは帰らなあかん…。」
「…嫌、嫌や…なんで、帰らなあかんねん…!なにもしてあげてないんに…!」
そう言って泣きじゃくる潮。
俺は背中をさすりながら潮を宥める…が。
「たのもぉ!」
急に扉が開かれ、二人してビクッとして音の方を向くと…
「彩葉、かぐや!?」
「全部聞かせてもらったよ!潮!」
「か、かぐや!?聞いとったん!?」
潮は涙を拭きながら、フンスと胸を張るかぐやを見た。
「えへへ、かぐやの地獄耳を舐めないでいただきたい!」
「聞き耳立ててただけじゃん。」
「うぐ…それは話さない約束じゃん!…オホン、潮は私に恩返しがしたいの?」
「うん…慎平と一緒にいてくれた、お礼に…」
「ふむふむふ~む…彩葉、これはチャンスだねぇ?」
「私はさっきシたけど…だね。」
シた?ま、まさか…またか?
俺は不穏な空気を感じ、息を呑む。
そして俺の考えは当たってしまうことになる。
「彩葉!」
「うん…」
「「慎平とヤるよ。/!」」
や、やっぱりかよ!?
ていうかどんだけ俺とシたいんだよ!?
「ま、待ってくれ!さっき彩葉とヤったばかりや!休ませてくれ!」
「問答無用!かぐやにも彩葉と同じくらい、い~っぱい愛を注いでもらうよ!潮、慎平取り押さえて!今日はオールだ!」
「…わ、わかった!よぉし慎平!覚悟しいや!」
「…い、嫌や!彩葉!助けてくれ!」
「…慎平、ごめんだけど私も容赦できない。大人しく襲われて。」
「さっきシたばっかりやぁぁぁぁぁあん!」
そうして三人は捕食者のような目をして、朝まで襲われました。女って怖い…
そうして、かぐやの卒業は刻一刻と近づいていた。
~続~
ーーー
小話:私は、みんなのことが好き。
ねぇ…慎平、彩葉。
いっぱい楽しいをくれてありがとう。
面白いをくれてありがとう。
驚きをくれてありがとう。
ありがとう、ありがとう。
ありがとうが止まらない。
私はそれくらい、二人に感謝している。
二人に出会えて良かった。
我ながらわがまますぎる私を、見捨てずにいてくれて嬉しかった。
『太陽みたいな君が大好きだ。』
私が地球に来て間もない頃、いろんな曲を聞いた時にこんな歌詞を聴いた。
今になって、その言葉がわかる。
私にとって、二人は私を照らす太陽みたいだった。
それくらい恩があるし、大好きだ。
そして、潮っていう大切な人も増えた。
私の知らない慎平の話や、落語っていう昔の娯楽の話を聞いたり、私の胸はすごく動かされた。
慎平ってこんな一面があるんだ。
落語って、そんな面白いんだ!って。
でも、そんな楽しい時間はもうおわりになってしまう。
月に帰らないといけない。
変えられない運命って、分かってる。
でもね、帰りたくない。
ワガママだって分かってる。でも、言わせて…
「かぐや、皆と離れたくないよ…ずっと、一緒にいたいよ…」
~小話 終~
潮のアバター名、セアの由来は海です。
潮→海→英語にするとsea→ローマ字で読むとセア。
って感じです。
ちなみにかぐやが小話で話してた歌詞の曲はЯeaLさんの「未来コネクション」という曲の歌詞を引用しました。
最近になって聞くと、超かぐや姫!にマッチしてるんですよねぇ…
ちなみになんですけど、頭ん中で仮面ライダーゼッツと超かぐや姫!のクロスオーバーのアイデアが思い浮かんでしまった。
皆さんは見てみたいですか?良ければ教えてーナ。
年上かぐや「そんなの書いてないで寝てなさい。作者風邪引いてるんだから。」
い、いやあ、筆が乗っちゃって…
年上かぐや「はあ…今は体調第一!倒れて悲しむのはかぐやだけじゃないんだよ?」
うっ…ごもっともです…
でもかぐや、今日は重くないね?
年上かぐや「激重な私なんて出したら、体調がまた悪くなって本末転倒じゃん!いまはお姉ちゃんに甘えてな?ほら、今は寝て直すこと!いいね?」
はーい…
年上かぐや「それと、この時のかぐやは『かぐやお姉ちゃん』って呼ぶこと!いいね?」
わかったよ、かぐやお姉ちゃん…
年上かぐや「ウ"ッ(尊死)」
ちょ、かぐや!?かぐやお姉ちゃぁぁあん!?
年上かぐや「大好きな人にお姉ちゃんって呼ばれるの、最高…」
そ、それではまた次回!ばいなら!戻ってきてぇぇえ!
(風邪引いたときに甘やかされたいって思うの俺だけ?)