【完結】超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~ 作:ホシノ推しのコータ(偽名)
今回は慎平がショタ化するのと、ちょこっとオリキャラが出ます。
ちなみに作者はおねショタが好きで、ショタに主導権を持たせるのは邪道と考えている人間です。
それではどうぞ!
2037年、俺が彩葉に婿入りして、約1年が経ったある日の出来事…
さぁさもっとうーたえやうたえー♪
「…んぅ。」
朝、マンションではなく新しく買った一軒家で俺はスマホのアラームの音で目を覚ます。
スマホスマホ…あっ、た…ん?
俺は自分の手に違和感を感じた。
俺の手って、こんな小さかったか?
アラームを一旦止め、むくりと体を起こす、が…
「服、ぶかぶかや…」
着ていた服がなぜかぶかぶかなのである。
しかも、部屋が大きい…?
俺はシャツで全身を覆われながらも、自分の体がどうなっているか鏡で確認した。
「…は?」
鏡を見ると、俺の体が子供になっていた。しかも小1か2くらいの。
なんでこうなったんだと思考を巡らせるが…
「…あ。」
俺はとあることを思い出した。
昨日…
~~~
俺は彩葉のラボの一室で小説執筆の作業をしていた。
彩葉がラボに行く度に俺が手伝いのために連れ出されるため、彩葉が俺専用の作業室を用意してくれたのである。
ただ一人でいるのも味気ないと思い、小説や漫画等を置き、ラボの人達が休憩用としてたまに来て利用してきたりする。
「んん~。」
俺は執筆しながらアイデアを頭でひねりだしていると、扉からノックが聞こえる。
「どうぞ~。」
「ども、お疲れ様っす!」
「…おぉ、翔橋くん。休憩か?」
「そうっすね、ノルマが一段落してちょっと休憩しに来たっすねぇ。でも後で後輩達のサポートしたりするんで、休むっていってもちょっとだけっす。」
そう言いながら備え付けの椅子で本を読む青年、翔橋大河(カケハシ タイガ)くん。
ラボのメンバーでは彩葉の次にハイスペックで、ハイネの義体作りのサポートやいろんなものを作ったりしてる。
ちなみに南雲龍之介のファンだったらしく、俺が本人だと知ると「お、推しが…目の前に…」と崇められた時はいい思い出である。
そこからはよく話したり、俺のことを「慎くん」と呼んだり、数少ない男友達の一人である。
「…慎くん、最近なんか疲れてるっすか?」
「んあ?あぁ、まあな…筋トレとか体力作りはしてるんやけど、何分執筆作業で座りっぱなしやから、それなんかなぁ…まだ若いんに、おっさんみたいになってしもたわ。」
そう言いながら苦笑すると、翔橋くんは何かを考えたあと手を叩き、俺にとある瓶を出す。
「これ、使ってっす。」
「…?これは?」
「細胞を一時的に若返らせて疲れを抑える薬っす。僕が調合して副作用とかないんで、よかったら飲んでみてくださいっす。」
「おう、やっぱり翔梯くんはすごいな、使わせてもらうわ。」
「いえいえ、慎くんの新作には期待してるっすから、応援にと。それじゃあ僕はそろそろ戻るんで、またあとでっすね。」
「おう、頑張れやぁ。」
俺は瓶を貰い翔橋くんに手を振ると、また執筆を始める。
ちなみに小瓶には「就寝前に一錠」と書かれていたため、帰ったら使わせてもらおう…。
~~~
「あの薬が原因か…でも、彩葉達になんて説明すりゃええんや…。」
どう説明しようかと悩んでいると、バァンと扉が開く。
「おはよう我が愛しの慎平よ!今日もかぐやちゃんが起こしにきた、よ…」
かぐやが元気よく扉を開けると小さくなった俺を見つけ…
「…しん、ぺい?」
「お、おはよう、かぐや…」
苦笑しながら手を振ると、一言。
「かわい~~~~~~~~!」
「うおっ、ちょ、かぐや!?」
「みんなに見せる!」
「はぁ!?」
目にハートを浮かべるように見えるかぐやは俺を持ち上げてリビングへと向かい始めた。力強っ!?
~~~
「おっとぉ…弟くんがショタ化してる…」
「待って、ビジュ良すぎて鼻血出そう…」
「そりゃなんでも言い過ぎちゃうか?でも、可愛すぎやろ…」
リビングにてカズサ姉、彩葉、潮が俺を見てそんな感想を言っている。ちなみにヤチヨが何故か黙ったままである。
いくらなんでも言い過ぎではなかろうか?
ちなみに潮はそんな俺を見ながら竜之介とひづる(1歳)に離乳食を与えていた。こっちも可愛い。
「でもさでもさ、なんでちっちゃくなったの?」
俺を膝に乗せたかぐやが疑問に思うようにこちらに話しかけてくる。
そして俺は、昨日起きた出来事を詳しく話す。
すると彩葉が…
「大河くんかぁ~…優秀なんだけどたまに人知越えたナニカを作り出すから…ホントに人間なのか心配だわ…」
「人知を越えたと言っても前例が三人もいるからねぇ…」
「私は【影】やしかぐやとヤチヨは月のお姫様やからなぁ…」
「たはは~」
そんな俺を見て会話をしている…と、ヤチヨが口を開き、やっと話出す。
「そうだ、思い出した…」
「…?何がや。」
俺が聞くと、ヤチヨは一言。
「私、慎平のママだったんだ!!!」
「「「「はぁ!?」」」」
「おおっとぉ、ちょっとこれは危ない雰囲気だぁ…」
カズサ姉を除く四人がハモるように目を開いてヤチヨを見る。
だがヤチヨはお構い無し。即座に行動しだすのだ。
「ほいっ。」
「え、ちょ、ヤチヨ!?」
ヤチヨがかぐやから俺を持ち上げると、ソファに移動して膝に俺の頭をのせ、所謂膝枕をしたのだった。
「ちょ、ヤチヨ!?正気に戻るんや!俺は息子やないし、バリバリの大人や!恥ずかしいからやめてくれ!」
「反抗期かにゃ?ヤチヨじゃなくて、マ・マ、でしょ?大人ぶらないでママに甘えてればいーの♪」
そう言いながらデレデレしたヤチヨは俺の頭を割れ物を扱うかの如く撫でてきたりしている。
「いや!ヤチヨおかしいぞ!?かぐや!助けてくれぇ!」
「慎平、諦めて。ヤチヨがそうなったら止められないってわかるじゃん?」
「うぐぅ…」
そうだ、ヤチヨは最初竜之介とひづるにデロデロになるくらい子供が好きなんだった…
そうして俺はヤチヨの気がすむまで甘やかされ、彩葉のラボに共に向かうのだった。
~~~
「…で、僕が渡した薬を飲んで体が縮んだと…なんでなんすかね?」
「翔橋くんが作った本人やろ?何か分からへんのか?」
「んん…ざっくり言ってしまうと…体質っすかね?」
「ざっくりすぎるわね…」
ラボの一室、彩葉の部屋にて俺と彩葉、翔梯くんで俺のことについて話していた。
ちなみに今の俺の服装は幼少期に着ていた服を着用している。意外と恥ずかしい…
「…で、所長は慎くんが可愛いから膝に座らせてる、と…確かに今の慎くん可愛らしいっすよね!」
「でしょ?」
「翔橋くん、一旦黙ってくれ!こっちにも羞恥心ってもんがあるんや…!」
俺をまた可愛い可愛いと言い出そうとする二人を止める。
「…さて、大河くんも開発はほどほどにね?」
「はいっす!それじゃあ失礼しました~」
そう言って翔橋くんは部屋から退出し、俺は変わらず彩葉の膝に座らせられて仕事をしている。
「…なぁ彩葉、俺を膝にのせてて邪魔やないか?」
「…ん?私は大丈夫だよ。それに今の慎平は私にとって癒しだから。」
「そうなんか…?」
俺がそう返すと、彩葉は肯定して話す。
「うん。昔の慎平って、かっこいいより可愛い寄りだったから。それに私…慎平のこと好きだし、邪魔っていうより仕事の効率上げてくれて私にとってはめっちゃ助かる。」
「…そこまで言われると、なんか恥ずかしいわ…」
「…やっぱ、可愛い…」
俺が赤面すると彩葉は微笑みながら俺の顔をスマホで撮り始めた。
…え?
「は?ちょ…彩葉?なんで写真を…?」
「ん?私の壁紙にしようかと。」
「~~~!///はよ消せや!俺にとっちゃ恥ずかしすぎるわ!誰かに見られたら終わってまう!」
「こんな可愛い夫の写真なんか取っておきたいに決まってるじゃん、消しませんよ~。」
「可愛い可愛い言うなやぁ~!」
俺は赤面しながらスマホ強奪を狙ったが、彩葉より背が小さくなってしまったため、結果は写真を永久保存されるのであった…
そんな一時がありながらも、夜…
「…なぁ、彩葉。ホントに寝るんか?」
「私は一緒に寝たいの、いっつも一人で寝ちゃうんだから。今日は私の安眠のために添い寝してもらうよ。」
自宅へと帰り、飯も食べ寝室にて俺と彩葉がいる。
今の俺と誰が寝るかと先程じゃんけん大会が行われ、結果は彩葉の勝ち。
竜之介とひづるが寝ている彩葉の寝室の中、俺は彩葉に抱き締められていた。
「…でも、俺がもし元に戻って裸になってたらどうするんや?」
「その時は…私が抱き締めて温めてあげるから大丈夫だよ。」
「俺の尊厳が崩れるんやけど…」
「その時は私が慰めてあげる。」
「自分で傷つけて治すってどういうこっちゃ。」
小声で軽口をいいながら笑いあっていると、段々と眠気が近づいてくる。
「…すまん、眠くなってきたわ。」
「ふわぁぁぁ…私も…」
「…寝るか。」
「そうだね、また明日話そ。」
「「おやすみ。」」
俺たちはそう言って、眠りに堕ちる。
そして翌朝、俺の体は元に戻っていて、案の定彩葉に隠されながら自室まで向かうことになってしまった。
潮とかぐや、ヤチヨはゲラゲラ笑ってて、カズサ姉が吹いてたのは恥ずかし過ぎました…
~番外編 続~
はい、新キャラはハイスペ研究員「翔橋大河」くんです。
名前の由来は、苗字はいつも感想をくれる「かけはし」様を漢字にして、名前は大河ドラマから取りました。
多分また出てきます。
今回は慎平×彩葉のイチャイチャを多くしてしまいました。
いろかぐヤチファンの方々、誠に申し訳ございませんでしたァ!
かぐや「作者、疲れてるのにこんなに書いて大丈夫?」
ん?大丈夫よ、学校で農業実習やってるけど元気元気!(←疲れすぎて毎日眠気がとれてない人)
かぐや「絶対疲れてるって!ちゃんと休んでよ~!」
だから大丈夫だって、俺は過労死何てしないよ。
かぐや「ヤバかったら言ってね?倒れたら元も子もないんだからさ~…!」
わかったよ~、心配性だなぁ…それではまた次回。ばいなら~