超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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2話投稿!
小説版のお陰ですかね、執筆がはかどります。
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チョワヨ!(スピキ風)


2話「出たァ!?電柱から赤ちゃん!」

「"南雲先生"!そっちに敵行ったから対処してくれ!」

「了解!まかせてください!」

 

俺は今、ツクヨミというVR空間にある格闘ゲーム、KASSEN SENGOKUモードをプレイしていた。

俺の手には銃口に短剣のような刀身がついた黒く輝く回転式拳銃、リボルバー(…名を銃剣【ブリュンヒルド】)が握られており、天守閣へと走る敵を追いかけていた。

武器をこれにした理由は、とある異世界転生モノが元ネタで、神様に特典としてスマホを選んで転生したラノベに出てくる武器をツクヨミで使ってみたいという自分の意思でこれにしたのだ。

走りながら敵チームに着々と距離を詰め、俺は銃を持ちながらこう言葉を発した。

 

【リロード、そして麻痺(パラライズ)を弾丸に付与。】

 

音声入力を感知したシステムAIが俺の銃剣に麻痺状態が付与された弾丸が挿填され、敵に向けて構え、発砲する。

 

バンッ!

「グギャッ!」

 

撃たれた敵は情けない声を上げ、倒れる。

俺のスキルは、【麻痺】という相手に自分の武器や手を触れさせると一定時間動けなくなるという能力だ。

だが、1回の戦闘で3回使うと使用不可能となるため、使う場面は限られてくる。

敵が動けない隙に、今のうちにトドメを刺すか。

 

【ブレードモード】

 

俺がそう言うと、音声入力で俺の持つ銃剣の形状が変わる。

持っていたグリップ部分と刀身が細長くなり、長剣形態(ブレードモード)へと移行した。

 

「ほっ!」

ザシュッ

 

そして俺は倒れた瀕死状態の敵の首を斬り、桜のエフェクトと共に散っていった。

 

だが、すぐにヤツは残った残気を使って戻ってくる。

 

「"水藻さん"!今の内に天守閣を!戻ってくる敵の対処は俺が!」

「了解した!南雲先生もやられないでくれたまえよ!」

「わかってます!KASSENは何年もやりこんでるので心配無用ですよ!」

「君はそういう奴だったな…よし、行ってくる!」

 

水藻さんと呼ばれた女性アバターは天守閣へ素早く駆け上がる。

仲間はもう一人いたが、残気を失いゲームオーバーとなってしまったため、今はいない。

ミニオンも全滅、敵チームも2人残気を失いゲームオーバーとなったため、

一人の敵を待ち伏せしていると…

 

【TEAM NAGUMO WIN!】

そのような文字が目の前に現れ、俺は座り、ため息をついた。

 

「よし、勝ったぁ…!」

 

そう言うと、俺の元に水藻さんが俺の元に戻ってきた。

 

「南雲先生~。いやぁ、今日のKASSEN、ヒヤヒヤした戦いだったねぇ!」

「いえいえ、水藻とお友達さんのお陰ですよ、ありがとうございました。」

「それでも、ボクも感謝してもしたりない。数合わせのために呼んでしまって申し訳ないよ。」

「でもアイツが帰ってくるまで時間ありましたし、暇潰しにはちょうどよかったです。」

「そうかいそうかい。なら良かったのだが…」

 

そう話していると、編集長は何やら少し考えている顔をして俺を見ている。

 

「…?どうしました?水藻さん。」

「…いやなに、南雲先生がボクのことを水藻さんと呼ぶのがやはり違和感でね、前みたいに"ミナモ姉さん"って呼んでくれてもいいのだよ?」

 

ミナモ姉さん。

俺がこの編集長のことを前にこう呼んでいた。

こう呼んでいたのは、彼女、水藻和叉(ミナモ カズサ)が俺の小説を書籍化するにあたり、月光社という出版社の人が俺の担当編集者として寄越してくれて、仕事やプライベートでも仲良くなり、姉弟のような感じになっていたため「ミナモ姉さん」「弟君」と呼んでいた…のだが、俺の作品が人気になり、南雲龍之介として有名になった時、彼女が「有名人を弟君と呼ぶのは恐れ多い」と言われ、南雲先生と呼ばれてしまったのだ。

そうすると俺もミナモ姉さんと呼ばない方がいいか?となってしまい、そこから水藻さんと呼んだ結果、水藻さんからは不評だったらしい。

 

「いやぁ、俺のことを『南雲先生』って呼んでるから、俺も敬って水藻さんって呼んだ方がいいかなぁ…と思ったんですが、嫌…でした?」

「むぅ…君に『ミナモ姉さん』と呼ばれて一人っ子だったボクに弟ができたみたいで嬉しかったのに…距離を置かれた感じがしてボクは悲しいよ…オヨヨヨヨ…」

 

そう言って水藻さんは嘘泣きのように目に手を当てて声をあげる。

イケメンお姉さんが可愛く泣くフリをして…ゲフンゲフン。

だめだだめだ。煩悩退散ナムナム…

でもこれ、たぶん言わせようとして嘘泣きしてるのか…?

 

「わかりました…」

「…!」パァァァァ

 

やっぱり。

水藻さんは顔を輝かせて俺を見る。

でも、俺だけ姉さん呼びはなんか不公平だ。

そうなれば…

「ミナモ姉さんと呼ばれたいなら、約束してください。」

「約束?なんでも言ってくれたまえ」

「俺のことをまた弟君と呼んでくれるなら、また呼びますよ。」

「いや、それは恐れ多いy…「じゃないと呼びませんよ。不公平ですから。」うぅ…わかったよ、弟君…。」

 

水藻さん…もといミナモ姉さんは崩れ、俺をまた弟君と呼んでくれた。

やっぱりこっちの方が落ち着く。

そして時間を見るともうすぐで彩葉が帰ってくる時間だ。

 

「そろそろアイツが帰ってくる時間ですし、終わりますか。お友達さんは?」

「ああ、アイツなら用事があるとかなんとかで先に抜けてったよ。それと、弟君。新作の原稿楽しみにしてるよ?彩葉君にも、また一緒に遊ぼうと伝えてくれ。それじゃ、おやすみ。」

「おやすみなさい、ミナモ姉さん。」

 

そう言って俺はツクヨミからログアウトし、瞼を開ける。

目から少し暖かいスマコンを取りだし、専用のケースに入れた。

彩葉のリクエストで朝に作ったピーマンカレーも、一晩置いたことで味が美味しくなっている…

…ん?

何やら、外が明るい?

窓を見てみると、何やら外が七色の光に輝いている。

 

…え?もしかして今日だった!?

俺は味見した小さな皿を置き、玄関を開ける。

俺は丁度彩葉の真下の部屋なため、"アレ"のことがすぐ分かるのだ。

すると彩葉が棒立ちしていた。

そして彩葉は俺に気づき、声をかけてきた。

「慎平、これ…」

 

ーーー彩葉が家につくと、なんと、もと七色に光るゲーミング電柱なむ一筋ありける。

 

脳内でヤチヨのナレーションが聞こえてくるが、それを無視して彩葉に駆け寄る。

 

「お帰り、彩葉…なんや、この…ゲーミング電柱は…。」

俺も映画で見たため分かってはいたが、生で見たため驚きと興奮が勝る。

 

「慎平も見えてるってことは、幻覚じゃないんだ…」

「これ見たらそうなるに決まっとるか…」

 

そのように会話をしていると…

プシュー…

と煙を出し、和のテイストをした歌が流れて観音開きの扉が開かれようとしていた…が、

バタン!!!

彩葉が勢いよく閉めた。

 

「彩葉さん!?!?」

 

俺は驚きのあまり敬語になる。

 

「開くな開くな…って力強っ!」

 

扉が抵抗するようにガタガタを音を立てて、開いた。

すると…

 

「ふぇ…ふぇ…」

「「赤ん坊???」」

 

やっぱり中には赤ん坊(かぐや)がおり、俺と彩葉は驚きのあまり、ハモッてしまった。

 

「…アハ♪」

 

俺と彩葉を見た赤ん坊は何やら微笑んでおり、こちらに手を伸ばす。

 

ここから、俺達の面白可笑しい奇想天外な物語、超かぐや姫!と、全く正反対な物語、サマータイムレンダが交わる不思議な不思議な物語の、幕が上がったのだった。

 

~続~




【オリキャラ説明】
水藻和叉
ミナモ カズサ

超かぐや姫!の世界にある大手書籍出版社、月光社(オリジナル設定)の社員で慎平の編集長兼お姉さん。
容姿を一言で表すと高身長(170cm)ボーイッシュイケメンボクッ娘王子様系お姉さん(20代後半)。
慎平は初恋の相手であったが、未成年と大人という壁とプライベートの彩葉との姿を見て、幼馴染と聞かされていたため、彼女なら彼を幸せにできると自分の初恋を切り捨てた、芦花みたいな思考を持っている。
その分慎平の頼れるお姉ちゃんとして頑張っている。
イメージCVは水樹奈々かM・A・O。
(どちらの声をイメージするのも読者さん次第)
好きなことはカラオケと小説を読むこと。
ヒロインではなく準レギュラー的な立ち位置

月光社とは、
月光社(ゲッコウシャ)は東京に構える多くの有名小説家やアニメ化、ドラマ化した人気ラノベや人気小説を数多く排出してきた書籍出版社。
K○DOK○WAに並ぶ有名な会社で、社員達からは「社長や上層部がめちゃくちゃ優しくてホワイト企業。」という声が多い。
最近はライバー企業としても進出していて、慎平も所属している。
~~~
いやぁ、ようやく本編までたどり着きました…
これぞ本当のプロローグってやつです。
ちなみに慎平の武器は「異世界はスマートフォンとともに。」というラノベ作品から持ってきた物です。
理由としては慎平が主に使っていた武器が銃のイメージ(サマータイムレンダ見てね☆)だったのと、近接戦でも役に立たせたいという感じでこれにしました。
あと、KASSENの戦闘描写、間違ってたらごめんなさい!
以上!
あと学校関係で執筆速度が遅れます。
気長にお待ちください。
それではまた次のお話で、ばいなら!
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