【完結】超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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番外編投稿!
いやぁ、書いてて楽しかったっす。
あと今回長めで空白がないところもありますがご容赦ください…
それでは、ご賞味あれ!
追記:UA30000突破ありがとうございますぅ!これからも頑張ります!


番外編7「愛を叫ぶよ文化祭!」

2031年のある日…。

「ねぇ慎平、私の学校の文化祭…来てみない?」

俺がソファでくつろいでいた際に、彩葉が唐突に聞いてきた。

今現在かぐや、ヤチヨ、潮はショッピングに出掛けて二人きりなのである。

「ん?別にええけど…どしたん急に?」

「…慎平ってさ、通信制の学校だから青春を感じられる思い出って少ないじゃん?だからそういう青春的な思い出作りにどうかなって。」

「ん~、ええよ。ちなみにこの話はかぐや達に?」

「っし…。かぐや達に伝えたよ。その時は「行く!」ってノリノリだった。」

「ははっ、かぐやらしいな…日時はいつなんや?」

「んっとね…これパンフレットのコピー。これ見ればわかるから。」

彩葉はポケットから畳まれた用紙を出し、俺に渡す。

この日は…何も予定はないし行けるな。

「なら俺は彩葉の頑張りっぷりを見ちゃる。頑張れよ?」

「…ありがと、でも!当日の私の姿見ても笑わないでね!?」

「わかっちょる。んな笑わやんよ…。そいじゃ、楽しみにしとるよ?」

俺は親指をあげながら応援すると、彩葉も赤面しながら親指を上げ、グータッチ。

ちなみに彩葉のクラスの出し物はパンフレットは日時だけを見たため見れていなかった。

その後、カズサ姉も誘おうと電話したところ、「その日が仕事が入ってるんだ…」とすごくしょんぼりしていて、今度またなにかに誘おうかと考えている。

~~~

都立武蔵川高等学校文化祭当日。

俺、かぐや、ヤチヨ、潮の四人は彩葉より遅く到着し、校門前にいた。

見る辺りどこも人、人、人。

都会の中にある学校なので観光客もチラホラいる。

 

「すっげぇ~!人がたくさん!」

「いや~、ヤッチョも文化祭なんて初めてだからワクワクするよ~!それに…すっごいいい匂いがする…ジュルリ。」

「料理系の出店は外が大半やからなぁ、私もお腹空いてきたわ…」

「お前ら行ってもええけど、集まるときはメールするんやで?」

「「「はーい。」」」

 

文化祭の光景を見た女性陣は各々行きたい場所へ行こうとしていたため一応伝えると、かぐやと潮は料理を巡りにいった。

…ちなみにヤチヨは何故か俺のとなりにいる。

 

「ヤチヨは行かんくてもええんか?」

「ヤッチョは慎平と同じ彩葉のブースに行くよ?だから一緒に行動!ね?」

「…バレてたか。」

「だーって「彩葉のところに行く!」って顔に書いてるよ?」

「…そんなわかりやすいんか?」

「う~ん…8000年生きた乙女の勘っヤツ~?」

「なんやそれ…」

 

そう言いながら俺達は校舎に入り、彩葉がいるブースへと向かう。

すると彩葉のブースは見えたのだ、が…

 

「…メイド&バトラーカフェ…?あそこで合ってるんか?」

「…うん、あそこだね。てことは彩葉のメイド姿が!?慎平行くよ!」

 

ヤチヨは興奮気味に俺の手を掴み、引っ張っていく。力強っ!

するとその光景を見ていた道行く人は…

 

(彩葉さんのお友達?)

(何あの美男美女!?)

(サマレンの主人公に似てね?)

(ヤチヨ!?…なわけないか。)

 

こう、思っていたらしい。

 

~~~

 

「おかえりなさいませ!ご主人さ、ま…ッ!///」

「やほ~☆」

「よっ、彩葉。」

 

俺が扉を開けると、メイド服姿の彩葉が出迎えてきた。

だがしかし、俺を見た瞬間顔を赤らめてしまう。余程恥ずかしいのだろう。

 

「何名様、でしょうか…///」

「二名だよ~☆」

「…大丈夫か、彩葉?」

「…ごめん、めっちゃ恥ずい…///」

 

俺が心配して声をかけると、やはり恥ずかしかったらしい。

すると彩葉の後ろから二人の人影が現れ、俺たちに声をかけた。メイド服姿の芦花と真実である。

 

「おっ、慎平くんヤチヨちゃんいらっしゃ~い!」

「よかったね、彩葉。愛しの恋人が来てくれて。」

「~~~///うっさい!///」

 

彩葉は恥ずかしがりながらポコポコ芦花を叩いている。

芦花は「あはは~」と微笑みながらそんな彩葉を見ていた。

そして、男性客や男子生徒はというと。

 

( ( ( ( (百合が咲いている…) ) ) ) )

 

全員そう思いながらその光景を目の当たりにしていた。

 

「とりあえず私と芦花でヤチヨちゃん接客するから、彩葉は慎平くんの接客頼むね~、ほらご主人様、こちらへどうぞ~。」

 

真実と芦花が席を案内すると、ヤチヨはノリノリでついていく。

すると彩葉はこちらを向いて…

 

「お席に案内します、ご主人様…///」

 

スカートを握りながら赤面した彩葉が、俺をご主人様と呼ぶ。

その姿を俺は…

 

「…」

カシャリ。

「ちょ!?なに撮って!?」

「こんな可愛い彩葉撮りたくなるやろ。」

「ちょ、そんな堂々と!///」

 

彩葉はあたふたしながら煙みたいなものが見えると。

 

「お、ここが彩葉がいる場所…あっ!メイド服姿の彩葉はっけ~ん!」

「慎平、また彩葉たぶらかしてるな~?」

 

すると後ろにも声が聞こえ、振り向くとかぐやと潮。

彩葉はというと…。

 

「慎平にここ来てほしかったのに、なんであんたらまで~~~~~!///」

 

と言いながら顔を隠すのであった。

 

~~~

 

その後、彩葉は赤面しながら俺たちに接客して「萌え、萌え、キュン…///」と彩葉が恥ずかしがりながらハートマークを作るしぐさを見て、俺はその光景を見て微笑んでおり、かぐやとヤチヨは胸を抑えて悶えていた。確かにあれは破壊力がありすぎる…。

そんなこんなで軽く摘まめるものを食べながら校内を回り、かぐやは、「お化け屋敷行きたーい!」と俺の手を引っ張って入った結果、最後には「慎平、離れないで…」と小鹿みたいに震えるかぐやと共にお化け屋敷を後にしてヤチヨに慰められたりしていた。

潮は何やらカップル撮影スポットというブースで「慎平!一緒に撮ろうや!」と俺を引っ張って入室、一緒にハートを作ったり色んなポーズで撮った結果、何故かヤチヨとかぐやが嫉妬しはじめて四人で撮るハメになった。

その時その場にいた男性陣から嫉妬と殺意の念がこめられた視線を送られ、俺はいたたまれなくて四人とその場を後にした。しょうがないだろう、いつの間にか包囲されてたんだから。

そしてヤチヨとは、文化祭では珍しい「のど自慢ブース」という一般参加型の大会のようなブースがあり、ヤチヨの願いで俺とデュエットして歌った。

曲は前世、俺が好きだったのとヤチヨの旅路をイメージしようと再現した曲で、Da-iCEというグループのpromiseという曲を選んだ。

最後まで歌いきったあと、その場にいた参加者や見ていた人が号泣。1位を取ってしまった。

ヤチヨは賞状とトロフィー(プラスチック製)を貰った時の顔は、すごく清々しくしていた。そんな顔を見た俺は仲良くグータッチ。思い出がまたひとつ増えた。

そしてそんなこんなで文化祭は後半へと入ったとき、チャイムと共に放送が流れる。

 

『これから未成年の主張が始まります。発表される生徒は体育館へ、一般の方は是非体育館へお集まりください。』

「ねえねえ、見に行こ見に行こ!彩葉出てくるかも!」

 

放送が終わると、かぐやが目をキラキラさせて手を握る。

未成年の主張とは、昔放送していたテレビ番組で、学校の屋上で生徒達が告白や暴露、思ったことを全生徒の前で大声で発表するという企画。

どうやらこの学校の文化祭名物らしく、昔から受け継がれてきたらしい。

 

「…そうやな。色々見たし行ってみるか。ヤチヨと潮は?」

「行く行く!でも懐かしいな~、確か平成初期くらいだったかな…」

「もちろん私も行くわ、って…ヤチヨまた昔話始めて…戻ってこーい。」

 

昔話を話すヤチヨの目の前でブンブンと手を振る潮。だがヤチヨの饒舌は止まらない。

そこで潮は、とある作戦を実行する。

 

「…かぐや、戻ってきて。」

「…っは!彩葉!?…ってなんだ潮かぁ…」

 

ヤチヨは彩葉の声真似をした潮に正気に戻され、彩葉じゃないことにしょんぼりする。

 

「潮かぁってなんやねん…でもどうや?彩葉の声真似。」

「…ほぼ本人だけ、ど…彩葉じゃないから90点!」

「くぅ~、だめかぁ~!それなら彩葉をスキャンして「それだけはご勘弁を!」冗談や冗談、真に受けんといてや。」

 

ケラケラ笑う潮と想像して赤面するヤチヨ。

そんな光景を見ていたワガママお姫様は我慢が限界なようで。

 

「ねぇはやく行こうよ!終わっちゃうかもじゃん!」

「そんな早く終わらんやろ…潮もそれくらいにして行くぞ。ヤチヨも、ほら。」

「はーい。ヤチヨ、彩葉じゃなくてすまんな~。」

「意地悪しないでよ潮~!」

 

そう言いながらも、俺たち四人は体育館へとむかうのであった。

 

~~~

 

「俺は貴女が好きです!付き合ってください!」

「…ごめんなさーい!」

「チックショオォォォォオ!」

 

体育館につくと既に始まっており、ステージ上で一人の男子生徒が愛を伝えて玉砕されていた。

 

「あはは!どんまーい!」

 

かぐやはその男子生徒に大声で声をかけ、そこにいる人たちも労りの声をかけられていた。

 

『ありがとうございました。次は3年生、酒寄彩葉さんによる主張です。』

 

すると放送で彩葉という名前が出され、かぐやとヤチヨが盛り上がっていた。

 

「彩葉!彩葉だぁ~!」

「彩葉頑張れ~!」

 

二人は制服姿で出てきた彩葉に応援の言葉をかけ、彩葉ステージの真ん中に立った。

そして一呼吸して、叫ぶ。

 

「私には!好きな人がいまーす!」

 

その言葉に、会場がざわつく。

ハイスペな彼女に好きな人がいると聞いた男子たちはソワソワし、女子たちはなにやらワクワクしていた。

 

「その人は幼馴染で、いつも私の隣にいてくれました!辛いときも!悲しいときも!いつも寄り添って支えてくれました!今ではかけがえのない思い出で!いまでも鮮明に覚えています!こことは違う学校に行っても!私の側にいてくれて!今日、この学校に来てくれてます!」

 

すると生徒たちがザワザワしながら誰だ誰だとキョロキョロしている。

そして彩葉は一声。

 

「網代慎平!貴方です!」

 

彩葉は俺を見つけるとそこに指差し、指された方向の俺に目線を向けられる。

かぐやとヤチヨはキャーキャー言ったり、潮はニヤニヤしたりと各々様々な感情を浮かべていた。

 

「私は!貴方をこれからも!ずっと好きでいます!慎平!これからも一緒にいてくれますか!」

 

彩葉は胸に手を当てながら俺への返答を待つ。

…答えなんて、とっくのとうに出来ている。

俺は深く息を吸うと、口を開く。

「俺は!ずっと彩葉とおる!俺も!彩葉のことが!これからも!この先も!ずっっっと好きやぁぁぁぁぁあ!」

「っ…!ありがとう!私も大好き!」

 

彩葉がにこやかに微笑むと、女性陣はキャーキャーと叫ぶ。一方男性陣は…。

 

「杉田ぁぁぁぁぁ!」

「田中ぁぁぁぁぁ!」

「太郎ぉぉぉぉぉ!」

 

一部の男子生徒が泣き崩れたりと地獄絵図であった。

その後、様々な生徒達によるパフォーマンスが行われ、その日は終わった。

そして平和に終わり、外が橙色に染められた夕時…

 

「慎平、ありがとね…」

「俺は彩葉の愛に答えただけ、ただそれだけや。」

「それが嬉しいって言ってんの。」

「そ、そうか…」

 

俺は彩葉に腕をからめられ、家へと帰っていた。

後ろでは三人が思い出話をしながらにこやかとしていて、なんだか微笑ましい。

 

「ねぇ慎平。思い出、できた?」

「…あぁ、色んな思い出ができた。ありがとな彩葉。」

「…そっか。これからもいっぱい、思い出作ろうね?約束。」

「…ああ、約束、やな。」

俺は彩葉と指きりをすると…

「彩葉と慎平ばっかイチャつくなぁ!私たちともイチャつけー!」

「そうだよぉ?私たちも二人の大好きな人なんだからさ!」

「慎平~、彩葉に愛を叫ばれて受かれてるんちゃうか~?」

「かぐや、ヤチヨ!?」

「…潮。」

すると三人は前に来て。

「私たちとも、ずっと一緒だよ!ね、ヤチヨ!潮!」

「うんうん、ヤッチョ達も大切な人なんだから!」

「私やって皆が大好き、これからも一緒やよ?」

そしてその三人を見た俺達は…。

「「うん!」」

三人の手を取って、家へと帰るのだった。

 

~番外編 続~




Da-iCEのpromise、一度聞いてみてください。
ヤチヨと彩葉にめっちゃマッチするんすよ。
ちなみに作者は乃依と幼馴染&恋人のBLルート書くか黒鬼コラボ回書くか悩んでいます。(作者は完全なる♂です。)
(今回は作者が実習(という名の仕事)疲れているためかぐやコーナーはお休みします。ばいならぁ。)
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