【完結】超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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番外編、投稿!
作者、今日で齢16になりました。これからも執筆活動がんばります!
ちなみに今回はプロポーズ回です!
ボナペティ(めしあがれ)!


番外編9「彩葉は夫婦になりたい!」

彩葉side.

 

どうも、酒寄彩葉です。

私は最近、大学卒業間近で常日頃思うことがあります。

 

(慎平との関係が、ずっっっと恋人止まりなんです…!)

 

慎平も私も成人して22歳。大学生だけどもう結婚できる年齢。

だけど、だけど!

デートしてるけど!プロポーズされる気配が!全っ然ありません!

そうして私は今日、居酒屋にて女子会と言う名の飲み会で、かぐや、ヤチヨ、潮、カズサさん、芦花、真実でその不安をぶちまけた。

 

「うぅ…私、ずっと慎平と恋人止まりなのかな~…?嫌だよ~…結婚してずっと一緒にいたいよ~!うあぁぁぁあん!」

「よしよし、泣かないで彩葉~…」

「大丈夫大丈夫!慎平が離れようものならヤッチョ達が引き止めるからご安心を!」

 

私は空のジョッキ片手でデロデロに泣きながら不安をぶちまけると、かぐやとヤチヨが慰めてくる。うぅ、染みるよ…

すると潮はレモンサワー片手に「ん~…」と唸りながら話しだす。

 

「アイツは昔から奥手やからなぁ…多分やけどアイツも彩葉にプロポーズすんの怖がってんちゃうか?昔から色々見てきた私なら分かる。」

「奥手…弟くんの性格上、それはありえるね…でもこのまま止まりにも行かないからねぇ…」

 

潮の言葉にカズサさんがビールをちびちび飲みながら考えている。慎平って、やっぱり奥手なのか…自分から進展させて行かないように見えてたけど、今ので確信してしまう。

すると芦花が何か思い付いたのか、私に提案をしてきた。

 

「それじゃあさ、彩葉が逆にプロポーズしたらどう?」

「お~、それいいんじゃない?引いてダメなら押してみろ、だっけ?」

 

芦花の提案に便乗する真実。

確かに私が彼にプロポーズするという考えはなかった。

でも…

 

「断られないかな…?」

 

そんな心配もある。慎平がもし「すまん…今の関係が充分なんや。」なんて言われたらそれでこそ私の人生が白黒に染まってしまう。

そんな不安を抱えていると、潮が肩を叩いて親指を立てながら答える。

 

「大丈夫や大丈夫!アイツは私らLOVEだから断るなんてありえへん。だからちゃんと自分の気持ち言えばそれで無問題(モーマンタイ)や!」

「断ったりしたら、ねぇ?ヤチヨ。」

「うん、ヤッチョとかぐや、潮がわからせればいいから!」

「わからせるにしてもほどほどにしといたほうがボクは良いとおもうが…ボクもできるだけ協力しよう。」

 

かぐやとヤチヨ、カズサさんがそれぞれ話し、私に勇気づけてくる。

なんだか…やれる気がしてきた。

 

「よし…私が慎平にプロポーズする!待ってろ~慎平!あ、ビールおかわr…むぐ」

「はーい彩葉は酔いすぎだからおしまい、ね?」

「そんな飲みすぎとると体に毒やで?」

 

芦花と潮に止められてしまった、まだまだ飲めるのに…ぐぅ…

そうして私は後に酔いながらかぐやとヤチヨに介抱され、家に帰ると慎平が出迎えてくれた。

 

「おかえり、彩葉…って随分酔っとるな…」

「まだ私は元気だぁ!」

「はいはい寝ようね彩葉ー、慎平もお出迎えありがとね?」

「おう、かぐやもお疲れさん。ヤチヨと潮も楽しかったか?」

「いやぁ、日本酒が美味しくて色んなこと話して楽しかったよぉ…」

「ヤチヨと同じく楽しかったで…って、味噌の匂い…何作っとるん?」

「ん?あぁ、二日酔いのリスクもあるやろうし、明日用に味噌汁をな…今飲むか?」

「「「飲む~!」」」

 

5人の周りの空気が和やかな雰囲気となり、私たちを包む。幸せだ…でも、まだ足りない。

ちゃんと言わなければ、彼に。

誘いの言葉を。

私は廊下を歩きながら、慎平の背中を指でつついて振り向かせる。

 

「ねぇ慎平。」

「ん、なんや?」

「来週の週末、空いてる?」

「空いとるけど…どしたん急に?」

「じゃ、じゃあさ!デート、し、しない?」

 

そうして私は返答を待つ、が…あまり時間はかからなく。

 

「ええよ。彩葉とはなんべんでも付き合っちゃる。」

 

その言葉を聞いて私の周りに花が咲く。

後はプロポーズの準備をするだけだ。

…楽しみだなぁ。

 

~~~

 

慎平side.

 

彩葉に誘われデート当日。

俺達は遊園地へと向かっていた。

 

「久しぶりに来るね、遊園地。」

「そうやなぁ。彩葉が大学行ってからはあまり行かへんかったし、今日は楽しもうや!」

「そうだね、楽しまないと。」

 

そう言いながら拳を握りしめる彩葉。

うん、やはり大人になっても可愛い。

すると目の前を、高校生らしき二人組が通る。

 

「うおぉ!遊園地…!とてつもない、ガッチャの匂いがするーーっ!ほらほら!小鳥遊も今日は楽しも!」

「うへぇ…宝太郎くんはいっつも無邪気だねぇ。おじさんの身が持つかなぁ?ま、おじさんも宝太郎くんとのデート、楽しむとするかぁ。待ってよ宝太郎く~ん。」

 

かぐやみたいな明るさの少年と、その後に続くピンク色の長い髪の少女が歩いていく。カップルなのだろうか、すごく微笑ましく感じる。ちなみにあの少年、どこかで見たような…

 

「…今の子、かぐやみたいじゃない?」

「確かに、雰囲気と元気さが似とるなぁ。」

 

そう言いながら二人を少し見て、遊園地を満喫する。

まず最初はジェットコースター。…ちょっと苦手だが、彩葉がしたいとのことで意思を尊重して二人で乗ることにした…のだが。

 

「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!」

「慎平ーーー!楽しいねーーー!」

「こっちは気絶しそうになるわぁぁ!ぎぃぃぃぃぃぃいやぁぁぁぁぁあ!」

 

…久しぶりに乗ったせいか、耐性が少し…いや、かなりなくなっていた。

そのため降りる際は彩葉に介抱され、近くの椅子に座らせられた。

 

「…すまん彩葉、不甲斐ないばっかりに…うっ。」

「大丈夫大丈夫。それよりも私こそごめん、ワガママ言っちゃって。」

「い、いや、彩葉がしたかったんやから、俺もやりたかった、それだけ、や…うぷっ。」

「み、水買ってくるから待ってて!」

「す、すまん…」

 

彼氏として恥ずかしい姿を見せてしまった。

少し休み、その後はコーヒーカップに乗った。

 

「ちょっ、回しすぎ回しすぎ!慎平早い早い!」

「すまん、少しスピード落とすわ!」

 

そしてちょうどいいスピードにして、彩葉と共に回ったり。

後は遊園地の中にパルクールの施設があったりして、それに挑戦したり。

その時は隙間から彩葉が落ちそうになった時もあった。

 

「うお、あっぶな!…ってありがと、慎平。」

 

俺は彩葉の手を引っ張り、なんとか落ちることは避けられた。まあ命綱があるから大丈夫だろうけど。

 

「ここは隙間多いから気を付けて渡れば大丈夫や。もう少しでゴールやから頑張れ!」

「う、うん!」

 

彩葉をサポートしながらなんとかゴールしてハイタッチしたり。

昼時に併設されたカフェで昼食を取るも…

 

「…なんでカフェやのに定食あるん?しかも大盛って…」

「さ、さぁ…?」

 

二人で苦笑しながらメニューを見て決めたりと。そうして楽しい時間はあっという間に過ぎていくもので…夕方時。

最後は彩葉の要望で観覧車に乗ることにした。

 

「楽しかったな、遊園地。」

「そう、だね…。」

 

何故だか、さっきから彩葉がソワソワしている。どうしたんだろうか。すると彩葉は深呼吸し、話しかけてくる。

 

「ね、ねぇ、慎平。真面目な話なんだけどさ。」

「…ん?どした?」

 

すると俺の目を見て話す彩葉。その目には、何かを覚悟した思いが感じ取れる。

 

「私さ、今日慎平とデートして、さ…慎平とこれからも一緒にいたいなって思ったの。でも、私、恋人だけじゃ、満足できない…だから。」

 

すると持っていたバッグから小箱を取り出す彩葉。

ま、まさか…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私と、結婚してください。」

 

彩葉が小箱の中にある指輪を見せて、そう言う。

プロポーズだ。しかも、女性から男性への、だ。

プロポーズは、正直されるとは思わなかった。

それと同時に、嬉しさが込み上げて、この言葉を口にする。

 

「喜んで、彩葉。」

 

その言葉を聞いた彩葉はこちらを見ると、涙を流して俺に抱きつく。

 

「うおっ、い、彩葉!?」

「ありがとぉ…!ありがとぉ、慎平!嬉しいっ!ずっと断られないかって不安だった…っ!これからもよろしくね、慎平っ…!」

 

泣きながら俺に抱きついて感謝を伝えてくる。

俺も、彩葉に感謝したい。

 

「あぁ、俺もありがとな。ずっと一緒や。」

 

そうして泣き止んだ彩葉と観覧車を降り、ちょうどいい時間だったため手を繋ぎながら帰ることにした。

…色々手続きして、挨拶に行かないとなぁ。

ちなみに家に帰った際、潮が三味線を引いて歌いながらヤチヨが小太鼓を叩き、かぐやが「かっぽれ」なる日本の躍りをしながら出迎えられ、二人とも思考停止したのはまた別のお話…。

 

~番外編 続~




彩葉が酒飲んで幼児退行しとるということに今更気づいた作者です。
ちなみに今回、別作品のキャラを二人出しました。みんなわかるかな?
ちなみに次回は京都へ里帰りする回にしようかと。お楽しみに。
激重かぐや「ねぇ作者?」
ん?
激重かぐや「結婚「しません。」ぶう…なんでさ!」
妄想だけの存在と一生一緒なんて真っ平ごめんだ!一生の恥として残ってまう!
激重かぐや「でもたまに「○○を嫁にしたい~」なんて他の女の妄想してる作者も大概じゃ「人の黒歴史を掘り返すんじゃァねぇぜ!」ちぇ~。ま、問答無用で襲うんだけどさ♪」
…what?
激重かぐや「いただきま~す♪」
え、ちょ、ま!やめ!【自主規制】
(それではまた次回!ばいならぁ)
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