【完結】超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~ 作:ホシノ推しのコータ(偽名)
今回は自分のアイデアで作りました。
NHKのラジオでアンコール放送聞きましたぜ。
まだ呼ばれてもないのに話してるかぐやが自由すぎてましたねぇ。
あとTikTok上半期トレンド大賞で、エンタメ部門の受賞おめでとうございまぁす!
芦花と真実達と旅行をした後の冬…
「ねえねえ慎平?」
かぐやとリビングでテレビを見ながら暇をつぶしていた際、かぐやから声がかかる。なんだろうか…
「…?どうしたんや?」
「かぐやねぇ…釣りがしたい!」
…え?
釣りって、あの?
唐突に言ってきたため、俺は少し困惑してしまうが、その理由はテレビを見て分かった。
釣り番組がテレビでやっていたのだ。
船の上で釣り人が竿を降ろし、手回しのリールで魚を釣り上げている姿。どうやらかぐやの中の何かに刺さったらしい。だが今現在、外は冬という寒さの時期である。そんな時期に釣りをしてかぐやは大丈夫なのだろうか。
「その…今の時期、寒いのにええんか?」
「何言ってんの…釣りは寒いこそいいってテレビでも言ってるじゃん!それに書いてた小説の文庫本も納品し終えたんでしょ?なら暇じゃん!」
「暇じゃんって…まあ次出す小説の〆切りが来年やし…まあ時間はあるけど…」
「なら決まり!三人も連れてってさ、一緒に釣りしようよ〜!あ、カズサも連れていこっかな〜?」
俺に時間があると聞いた瞬間に予定を立て始め、ウキウキとしながら考えている。まあ、こういうのがかぐやのいいところだ。まあ、何気に釣りをしたくないといえば嘘になる。
前世では良く潮に海岸に連れてこられて釣りもしてたし、久しぶりにしてみたいという欲求もある。
よし…かぐやと一緒に彩葉達にも提案してみよう。
〜〜〜
「ごめん、行けないかも。その日は大事な講義があるから…」
「そうか…すまんな、無茶なこと聞いて。」
今現在、彩葉に釣りの提案をしたところ、どうやら大学で単位に関わる大事な講義があるらしく、俺たちと同行は無理という話になったのだ。
「で、でもさ…その、代わりといっちゃなんだけど…」
「…?なんや?」
彩葉が何やら言い淀みながら考え事をし、そして次の瞬間、こう言う。
「今度…私と、デート…してください…///」
彩葉は赤面しながらデートのお誘いが来たのだ。
「別にええけど…他にしたいこととかないんか?」
「…私さ、もっと慎平と色んなことしたいし、デートで一杯慎平と過ごしたいの。いい、でしょ?」
「…わかった。じゃ、約束や。」
「絶対だよ?絶対だからね!?」
彩葉が食い気味に迫ってくる。い、いや…必死すぎやしないか?
「大丈夫や。彼女の約束なんやからちゃんと守っちゃる。だから安心せい。」
「やった…!慎平、大好き!」
「んな突拍子もなく好き好き言うたらかぐやとヤチヨに焼きもち焼かれるで?」
「大丈夫だよ、あと…今、私といるんだからかぐや達の名前出さないで…」
彩葉は少しばかり嫉妬の炎を燃やしながら語気を強めてそう言う。やっぱり俺のせいなのか嫉妬深くなっている気がする…。
…そして、ヤチヨにも提案である。
「ごめ〜ん…行きたいのは山々なんだけど、その日は配信があって…ごめんね〜、オヨヨヨヨ…」
「ヤチヨも無理かぁ…ほいじゃ、またどこかで誘うわ。今回はすまんかったな。またどっかで遊ぼうや。」
「ううん、いいんだよぉ…でも配信すっぽかしちゃうと神々達に心配されちゃうからさぁ…だから、また誘ってね?」
ヤチヨが悲しそうに声を出しながら少し落ち込んでいた。配信があるのであればしょうがないか…
次に、潮。彩葉とヤチヨに続き、もしかしたらと思ったら…
「すまん!その日は老人ホームで落語会するから行けやんのや…」
「潮もかぁ…昔みたいに一緒に釣りできたらって思たんやけど…」
「私も行きたいけど、落語を待ってくれとる人もおるし、何分仕事やから…」
やはりこの時期は皆忙しいのか、潮もNGを出した。
そう考えると、俺だけ何もしてないニートみたいに見えてきたな。俺も副業とかしたほうがいいのだろうか。…後にかぐやに相談したら「慎平はそのままでいい。」と副業は却下されてしまった。理由は無茶をするから、らしい。何も反論できませんでした。
そして最後、カズサ姉。
こちらも電話で相談したところ…
『ああ、いいよ。慎平くんの頼みだ、着いていこう。』
なんとOKを貰ったのだ。俺はカズサ姉に理由を聞いてみたところ…
『その日は丁度会社から休みも貰っていてね。暇だったからちょうどいい。ぜひ行かせてくれ。』
ということらしい。ということで今回行くメンバーは決まり、俺、かぐや、カズサ姉の三人に決まったのだった。
〜〜〜
「うひょお!またまた宮城県にやってきたぞぉ!」
今回やってきたのは宮城県気仙沼市。
カツオや、更にはサメを中心に海の幸を多く取り扱う海の街。
今日はここで漁船に乗せてもらって釣りをする、ということらしい。
漁船はどうやらかぐやが「釣りに行く!」とSNSで宣言したところかぐやのファンの中に漁師がいたらしく、その漁師さんの漁船に乗せてもらうということとなった。大丈夫なのだろうか…?
ちなみに気仙沼はカズサ姉の運転でここまで来た。運転してくれた本人はというと…。
「こらこら、そんなにはしゃがないんだよ?」
すごいピンピンとしていた。長時間運転は大丈夫なのだろうか?
「カズサ姉、疲れとか大丈夫なんか?」
「ん?ん~~…大丈夫だよ、今のボクは元気百倍。体力づくりをかかしていないからね。」
体力の問題なのだろうか…?
そう思いながら待ち合わせ場所に車を止め、漁師さんを待っていると、カズサ姉が何かに気づく。
「お、どうやら来てくれたみたいだね。」
「おう、かぐやちゃんに南雲先生、それとミコモさん。遠いところからよく来てくれたなぁ。」
どうやら漁師さんは近くにいたらしく、こちらに気づいて声をかけてくれた。見た目は物腰の柔らかいイケメン顔で、年齢は20後半くらいだ。
「あ、こんにちは〜!君が…」
「かぐやちゃんのファン、『シャークマン』こと砂上吾郎だ。今日はよろしくな!あとは…」
すると後ろから銀髪の女の子がやってくる。あの子は…
「ん、私は砂上白子、この人の妹。今日はかぐやちゃんの釣りをレクチャーしに来た。」
「白子ちゃん?よろしくね!今日はご指導よろしくお願いします!」
「ん、先生と呼ぶよう「調子に乗るな。」あいたっ。痛いよ兄さん…」
すごい美人さんだ…背は俺たちより小さいものの、すごい貫禄がある。白子さんをそう見ていると。
「「…」」
やめてくれ、白子さんを見てたのは俺が悪い。だけどそんな黒い目で俺を見ないでくれぇ…!
「ふふっ、仲良し、なんだね。」
「これで何度脳を破壊されたことか…」
そんな俺達を砂上兄妹は色んな感情の目で見てくるのだった。
〜〜〜
「かぐやっほー!月からやってきた、かぐやだよー!今日は海から配信をお届け!そして今日のゲストの登場だぁ!」
『かぐやっほー。』
『マジで海の上にいるじゃん。』
『ゲスト?』
『誰だ誰だ!』
かぐやは漁船の上で配信を開始させ、俺達を出すように目を配らせる。俺は顔の上面に隠れるように仮面をつけてカメラの前に現れて…。
「こんなぐー。今を生きる龍の小説家、南雲龍之介だ。そして次に。」
「かぐやのファン達、久しぶりじゃなぁ。狐巫女のお姉さん、ミコモじゃ。今日はよろしくの?」
『南雲先生キター!』
『ミコモさんも久しぶりに見たな。』
『Vじゃなくて仮面つけてる…』
『まあモーションキャプチャーとかは揺れてるから使えないわな。』
「そして今日はかぐやのファン、『シャークマン』くんのお誘いで漁船を借りましたー!そして今日は初心者のかぐやに先生もついてもらってますっ!それじゃあカモン!」
すると白子さんもカメラの前に立ち、一言。
「ん、『シャークマン』の妹でもあり、釣りライバー「釣り好きウルフ」。今日はよろしく。」
『釣り好きウルフ!?』
『すごい大物呼んだな。』
『シャークマン羨ましいぞ…』
『うらやまけしからん。』
うおお、吾郎さんにすごいヘイトが…でもファン達はどうやらふざけてしているらしく、船を運転しながら吾郎さんはチャットを見ていたらしく、少し苦笑いしていた。
「それでねそれでね〜…今日はここ!気仙沼の海で釣りをしまっす!皆もかぐやの釣るところ、見ててね!」
そんなこんなでかぐやの宣言釣りが始まるのだった。
〜〜〜
「うおお!重てぇ!!!」
「ん、すごい引き、たぶん大きい。」
『引けえ!そこだ!そこだぁ!』
『曲がり具合からして大物と見た。』
釣りが始まって1時間、すごい量が釣れた。
約100匹が連れ、6割が鯖、3割がアイナメ、一割はヒラメである。ここらへんだと鯖が多いと吾郎さんから聞き、その通りであった。
カズサ姉は「大漁大漁♪」とニコニコしながら釣りを楽しんでおり、現在かぐやが苦戦していた。
白子さんと共に釣り竿を引き上げ、俺は隣で網を持って待機している。チャット欄ではかぐやを応援する声が多く、凄いスピードだ。
「うぉぉぉぉぉ!ファイトォ!いっぱぁぁぁぁぁあつ!」
するとかぐやはリールを思い切り回し、引っこ抜くように釣り竿を持ち上げた瞬間…
「「「「…え?」」」」
「うぉぉぉぉお!伊勢海老っだぁぁぁぁあ!」
釣り糸の先には伊勢海老がいた。しかもでっかいのだ。
そして伊勢海老は漁船に打ち上げられ、全員がそちらに釘付けである。
『…は?』
『伊勢海老?』
『でっかぁ…』
『気仙沼って伊勢海老釣れるんだっけ?』
『水温が上がったりした影響で出てるらしいね。』
コメント欄も伊勢海老が出たことによって困惑や調べる者も現れ、SNSのトレンドには「#かぐや、伊勢海老を釣る。」という文字を残した配信となったのだった。
〜〜〜
「今日は会えてうれしかったよ、かぐやちゃん。また釣りがしたかったら呼んでよ。」
「うん!また頼むよ!釣り、すっごく楽しかった!白子ちゃんもありがとうね!」
「ん、力になれてよかった。あとこれ、あげる。」
ホテルに向かう際、砂上兄妹と話し合っていた。
かぐやは楽しかったようで、ウキウキしながらクーラーボックスを持って話していた。
そんな白子さんがかぐやに何かが入ったタッパーを渡す。あれ、塩辛か?
「これは?」
「ん、塩辛。イカの刺身を内臓で漬けたもの。うちで作ったやつ。美味しいよ?」
「そうなの!?ありがとう!カズサと慎平で食べるよ!」
「ありがとう白子くん。なあ慎平、これをツマミに楽しもうじゃないか。」
「あはは、ほどほどにな?」
塩辛を貰ってニコニコしているカズサ姉に苦笑する俺。夜まで付き合わされるな、これは…。
そんなこんなで一日が終わり、今日釣った一部の魚をホテルで調理して酒を嗜むことにした。鯖が多かったためなめろうという料理を作ったのだが、これまた美味しかった。
やっぱり宮城は楽しいかもしれない。
〜続〜
シロコを出しました。(唐突)
ちなみにシロコは14歳設定としています。何故かって?
2年後のプロポーズ回にホシノ(17)が出るため、それに合わせるためですね。
ちなみにこの世界線のシロコは慎平たちがいないと宮城訛りがすごくなります。
ちなみになめろう、一度は食べてみてください。めっちゃうまいです!(祖父によく食べさせられてた。)
それでは今回は疲れてるので、ここまででぇす、バイナラ〜。