【完結】超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~ 作:ホシノ推しのコータ(偽名)
最近、銀河鉄道999(ゴダイゴ)の曲にハマりましてね…それを聞きながらの投稿です!
それでは本編どうぞ!
2037年、春になる4月。彩葉は無事双子の赤ちゃんを出産した後のある日。
「ねえねえ慎平。近々ツクヨミでお祭りライブするんだけど…良かったら出てみない?」
「お祭り?」
ヤチヨにそんな提案をされ、ヤチヨがうなずきながら答える。
「うん…ツクヨミもかなり発展したからさ、人気ライバーを呼んで大盛り上がりしよう!ってさ。だからライブイベントでトップバッターを慎平に頼みたいの!」
「ほう…別にええけど、出てほしい曲とかあるか?」
俺がそう聞くと、ヤチヨはうーんと唸り、一言こう言う。
「できれば新曲がいいかにゃ〜…開催まで一ヶ月だから、そこまで考えられる?」
期間は一ヶ月、か。ん〜…よし、頑張ってみるか。
「ええよ。その代わり、めっちゃええの期待しとけよ〜?」
「うん!ヤッチョ、彩葉と慎平が作る曲好きだから!」
俺達二人は自室で微笑むと、彩葉に黒い眼差しを向けられていることに気づいてはいなかった…
〜〜〜
了承したのはいい、いいの、だ、が…
何を歌おう…そう思いながらも、かぐやといっしょにご飯を作ってたときだった。
「ねえ慎平、なにか考え事?」
「お、おう。今度のライブで何歌おうか考えとってな。何がいいか…」
「うーん、慎平はどういうのがいいの?かぐやと話してたらアイデアが思い浮かぶじゃん!ほら、ツクヨミの情景とかさ?」
そう言われ、俺はツクヨミを思い浮かべる。
ツクヨミに行くと、大体が星が散りばめられた夜空が空間を埋め尽くす。星と言ったら宇宙、銀河だ…銀河…銀河…
その連想をした際、あの歌詞が頭に思い浮かんだ。
「The Galaxy Express 999
Will take you on a journey
A never ending journey
A journey to the stars.」
銀河鉄道999。俺の前世で名曲として親しまれてきた曲だ。
だがこの世界にはアニメどころか原作となる漫画がなかったのだ。
そのため、この曲もこの世界には存在しない。
そう思いながらも、思い出した歌詞を口ずさんでいると、かぐやが目をキラつかせてこちらを見てきた。
「何その曲…めっっっちゃいいじゃん!かぐやのおかげ!?」
「…そうやな。かぐやのアドバイスで出てきそうやわ。ありがとうな。」
「えへへ〜…かぐやのおかげ、そうなのかぁ…そうなのかぁ!」
かぐやがにへらとしながら身体をクネクネさせている。
それを見ながら俺は微笑みながら煮込み料理を作っていると、またもや彩葉の黒い眼差しに気づくことはなかったのだ。
〜〜〜
一ヶ月経った、「ツクヨミ春祭り」当日。ツクヨミは大賑わいを見せた。
行き交うのは人、人、人。
「マキナ!ほらほら、いろんなのいっぱい売ってるよ!」
「ちょ…ちぃ、あんまはしゃがないでよはぐれっから!」
「ん、くじら先輩。遅れる。」
「うへ~、待ってよウルフちゃ〜ん…ほら、ガッチャくんも行くよ?」
「すげぇ、人がホントにいっぱいだ…お祭り、とてつもない「ガッチャでしょ?おじさんもうガッチャくんの口癖わかっちゃったよ〜…ほら、行こ?」うぐっ、は、はい…」
「アーチャー、今日は龍之介もライブに出るんですって、久しぶりに見に行きましょ?」
「龍か…アイツ、忙しくて俺たちに会いに来てないからな…会えたら声かけるか。」
人々は話しながら、時に一人で行動する人もいたりと、ツクヨミには多くの人がログインしている。
そして今回の祭りを彩るのは、要となるライブブースだ。
大物ライバーが集まるこのステージで、俺達は控室で待機していた。
「それじゃあ、ヤッチョは南雲先生の演出の準備してくるね〜」
ヤチヨと俺はライブについて話しており、もうすぐで時間になるためヤチヨはその場から消え、演出の準備に向かった。
ちなみにライブで披露する曲をヤチヨに聞かせたところ、メロディーがヤチヨの琴線に触れたらしく、とても大喜びだった。
「お、ヤチヨちゃんのOKサイン来た…カート、会場の準備は大丈夫?」
「大丈夫だ、いつでも行ける…マックス、龍之介を出してくれ…」
「雇い主の出演者なんだからさん付けで呼びなよ…龍之介さん、出番でーす。」
「わかりました〜。」
マックスと呼ばれたスタッフに俺は呼ばれ、ライブ会場に移動する円盤に乗る…
………
『今宵開催されたツクヨミ春祭り!ライブ会場は満員御礼の人だかりだ!そしてトップバッターを飾る一人…南雲龍之介の登場だぁ!南雲龍之介先生がツクヨミ春祭りのために書き下ろした新曲、「銀河鉄道999」!Come on!』
ライブ会場の液晶にはMCライバーの忠犬オタ公が話している中継が映されており、俺が現れた瞬間、歓声が飛び交う。
周りを見ると、見知った顔もいる。久々に見たアーチャーと凛さんのアバター、そしてカズサ姉。
するとイントロが流れ、俺は息を吸う。ツクヨミの夜空に浮かぶ銀河を彩る、この曲を。
「さあ行くんだ その顔を上げて
新しい風に 心を洗おう。」
前世で昭和に生まれたこの名曲を、今俺はステージ上で歌い上げる。
歌っていると、観客たちは聞き入っていた。
「古い夢は 置いて行くがいい
ふたたび始まる ドラマのために」
歌詞を歌っていると、汽笛が聞こえる。どこだどこだ!と観客たちは辺りを見回していると、その音の先が空であると分かった。
蒸気機関車が夜空の上を走っていたのだ。そしてその機関車には、人も乗っていた。
「やっほー!」
「帝様達が鉄道で参上だぜ!今宵は楽しもうぜ!子ウサギども!」
「鉄道快適〜、皆も俺と乗ってみない?」
「…今宵も盛り上がれ。」
「神々の皆〜、楽しんでる〜?」
かぐや、帝、乃依、雷、ヤチヨ、その他にもライブに出るライバー達が窓から手を振っており、観客たちの声援は更にこだまする。
「あの人はもう 思い出だけど
君を遠くで 見つめてる」
「The Galaxy Express 999
Will take you on a journey
A never ending journey
A journey to the stars」
俺は歌詞の一番目を歌いきると、夜空から一人の人影が飛び込んでくる。彩葉だ。彩葉が機関車から飛び降りてきたのだ。タイムテーブルにも彩葉の名前は乗っていなく、完全にサプライズだ。
観客たちは更に大盛り上がりを見せ、「いろP−!」「龍いろだぁ!」という声もあちこちから聞こえてくる。
どうして彩葉がいるのか、それは数時間前に遡る…
〜〜〜
「ねぇ慎平。たまにはさ…私とも歌ってよ。」
俺が子供達の面倒を見ていた際、急に彩葉からそんな言葉が投げかけられる。
「どしたんや…急に?」
「どうしたも何も…かぐやとヤチヨばっか楽しんでずるいよ、私も…その…慎平の役に立ちたいし、一緒に歌ってみたい…」
数年前の彩葉には考えられない言葉。
歌うなんて彩葉からは聞いたことはなく、彼女の嫉妬だということに気づいた。
「ええけど…子供達は大丈夫なんか?」
「それは心配ご無用!私が面倒見ちゃるからな!」
すると部屋に潮が入ってくる。彩葉は事前に潮に面倒を見てもらうよう頼んでいたらしく、どうやら本当に歌う気らしい。
「ほら、慎平。歌詞と曲、見せて。練習するから。」
「お、おう…」
そして俺は彩葉と共に練習をし、完全にインプットさせ、ツクヨミにログインしたのだ…
〜〜〜
「そうさ君は 気づいてしまった
やすらぎよりも 素晴らしいものに」
彩葉の歌声がライブ会場に響く。
綺麗な歌声が会場に響き、汽車から見ていたかぐや達も聞き入っている。2番目は彩葉のパートということで、コーラスで参加することになる。
「地平線に 消える瞳には
いつしかまぶしい 男の光」
観客たちもどうやらこの曲を気に入ったらしく、静かに聴く人や、涙を流す人もいたり…様々な感情が入り混じるこの空間は、バーチャルなのにとても暖かく感じてくる。
「あの人の目が うなずいていたよ
別れも愛の ひとつだと」
「The Galaxy Express 999
Will take you on a journey
A never ending journey
A journey to the stars」
英語の歌詞を歌う彩葉の声は、とても発音がよく…それでいて落ち着いた声だ。そして間奏が入ると、かぐやのアナウンスが鳴る。
『さっき彩葉たちが歌った歌詞!繰り返すからファン達も歌って歌って〜!』
突然のかぐやの無茶振り。
彩葉はため息をつくも、すぐに歌う準備をする。
すると歌詞を覚えた観客たちは声を出し、俺達と共に歌う。
「「「The Galaxy Express 999
Will take you on a journey
A never ending journey
A journey to the stars」」」
そして何回もその歌詞は繰り返され、観客たちはとても楽しそうな雰囲気で歌い、歌が終わった。
「こんなぐ!今を生きる龍の小説家、南雲龍之介と!」
「い、いろっぴ〜!いろP、です!今日はかぐやたちも出るんで、皆!楽しんでってください!それでは!ほら龍くん、行くよ!」
俺は彩葉に手を引かれ、会場外に移動する。それを見た観客たちの一部はとてもほくほくしていたらしい。
「ヤオヨロ〜!主催者のヤチヨだよ~!突然だけど、ヤッチョからお知らせ!南雲先生が歌ってた汽車、「銀河鉄道999」は、専用の駅で神々達も乗れるから、皆も乗ってみてね〜♪それじゃあ次!come on!」
そしてライブは更に盛り上がりを見せ、トレンドには「銀河鉄道999」という名前が乗ったのは、また別のお話…。
〜番外編 続〜
かぐやの誕生日、訂正されましたね…。
7月5日から7月12日に…。
てことで、次の投稿は7月12日に投稿しようと思います!何もなければ…
激重かぐや「作者〜…なんで最近投稿が遅いの〜?」
かぐや…いやぁ、何書こうか「また、サボったんだよね?」は、はい…
激重かぐや「私は作者と話せなくて寂しかったのに…ダラダラダラダラ過ごして…もう、わからせるだけじゃあ足りないね?」
え?ちょ、待って!やめ、やめて!いやぁぁぁぁあ!(その後、でろっでろに甘やかされたとさ。)