【完結】超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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番外編、遅れて投稿!
最近、銀河鉄道999(ゴダイゴ)の曲にハマりましてね…それを聞きながらの投稿です!
それでは本編どうぞ!


番外編15「ツクヨミの夜空に浮かぶ銀河鉄道」

2037年、春になる4月。彩葉は無事双子の赤ちゃんを出産した後のある日。

 

「ねえねえ慎平。近々ツクヨミでお祭りライブするんだけど…良かったら出てみない?」

「お祭り?」

 

ヤチヨにそんな提案をされ、ヤチヨがうなずきながら答える。

 

「うん…ツクヨミもかなり発展したからさ、人気ライバーを呼んで大盛り上がりしよう!ってさ。だからライブイベントでトップバッターを慎平に頼みたいの!」

「ほう…別にええけど、出てほしい曲とかあるか?」

 

俺がそう聞くと、ヤチヨはうーんと唸り、一言こう言う。

 

「できれば新曲がいいかにゃ〜…開催まで一ヶ月だから、そこまで考えられる?」

 

期間は一ヶ月、か。ん〜…よし、頑張ってみるか。

 

「ええよ。その代わり、めっちゃええの期待しとけよ〜?」

「うん!ヤッチョ、彩葉と慎平が作る曲好きだから!」

 

俺達二人は自室で微笑むと、彩葉に黒い眼差しを向けられていることに気づいてはいなかった…

 

〜〜〜

 

了承したのはいい、いいの、だ、が…

何を歌おう…そう思いながらも、かぐやといっしょにご飯を作ってたときだった。

 

「ねえ慎平、なにか考え事?」

「お、おう。今度のライブで何歌おうか考えとってな。何がいいか…」

「うーん、慎平はどういうのがいいの?かぐやと話してたらアイデアが思い浮かぶじゃん!ほら、ツクヨミの情景とかさ?」

 

そう言われ、俺はツクヨミを思い浮かべる。

ツクヨミに行くと、大体が星が散りばめられた夜空が空間を埋め尽くす。星と言ったら宇宙、銀河だ…銀河…銀河…

その連想をした際、あの歌詞が頭に思い浮かんだ。

 

「The Galaxy Express 999

Will take you on a journey

A never ending journey

A journey to the stars.」

 

銀河鉄道999。俺の前世で名曲として親しまれてきた曲だ。

だがこの世界にはアニメどころか原作となる漫画がなかったのだ。

そのため、この曲もこの世界には存在しない。

そう思いながらも、思い出した歌詞を口ずさんでいると、かぐやが目をキラつかせてこちらを見てきた。

 

「何その曲…めっっっちゃいいじゃん!かぐやのおかげ!?」

「…そうやな。かぐやのアドバイスで出てきそうやわ。ありがとうな。」

「えへへ〜…かぐやのおかげ、そうなのかぁ…そうなのかぁ!」

 

かぐやがにへらとしながら身体をクネクネさせている。

それを見ながら俺は微笑みながら煮込み料理を作っていると、またもや彩葉の黒い眼差しに気づくことはなかったのだ。

 

〜〜〜

 

一ヶ月経った、「ツクヨミ春祭り」当日。ツクヨミは大賑わいを見せた。

行き交うのは人、人、人。

 

「マキナ!ほらほら、いろんなのいっぱい売ってるよ!」

「ちょ…ちぃ、あんまはしゃがないでよはぐれっから!」

 

「ん、くじら先輩。遅れる。」

「うへ~、待ってよウルフちゃ〜ん…ほら、ガッチャくんも行くよ?」

「すげぇ、人がホントにいっぱいだ…お祭り、とてつもない「ガッチャでしょ?おじさんもうガッチャくんの口癖わかっちゃったよ〜…ほら、行こ?」うぐっ、は、はい…」

 

「アーチャー、今日は龍之介もライブに出るんですって、久しぶりに見に行きましょ?」

「龍か…アイツ、忙しくて俺たちに会いに来てないからな…会えたら声かけるか。」

 

人々は話しながら、時に一人で行動する人もいたりと、ツクヨミには多くの人がログインしている。

そして今回の祭りを彩るのは、要となるライブブースだ。

大物ライバーが集まるこのステージで、俺達は控室で待機していた。

 

「それじゃあ、ヤッチョは南雲先生の演出の準備してくるね〜」

 

ヤチヨと俺はライブについて話しており、もうすぐで時間になるためヤチヨはその場から消え、演出の準備に向かった。

ちなみにライブで披露する曲をヤチヨに聞かせたところ、メロディーがヤチヨの琴線に触れたらしく、とても大喜びだった。

 

「お、ヤチヨちゃんのOKサイン来た…カート、会場の準備は大丈夫?」

「大丈夫だ、いつでも行ける…マックス、龍之介を出してくれ…」

「雇い主の出演者なんだからさん付けで呼びなよ…龍之介さん、出番でーす。」

「わかりました〜。」

 

マックスと呼ばれたスタッフに俺は呼ばれ、ライブ会場に移動する円盤に乗る…

 

………

 

『今宵開催されたツクヨミ春祭り!ライブ会場は満員御礼の人だかりだ!そしてトップバッターを飾る一人…南雲龍之介の登場だぁ!南雲龍之介先生がツクヨミ春祭りのために書き下ろした新曲、「銀河鉄道999」!Come on!』

 

ライブ会場の液晶にはMCライバーの忠犬オタ公が話している中継が映されており、俺が現れた瞬間、歓声が飛び交う。

周りを見ると、見知った顔もいる。久々に見たアーチャーと凛さんのアバター、そしてカズサ姉。

するとイントロが流れ、俺は息を吸う。ツクヨミの夜空に浮かぶ銀河を彩る、この曲を。

 

「さあ行くんだ その顔を上げて

新しい風に 心を洗おう。」

 

前世で昭和に生まれたこの名曲を、今俺はステージ上で歌い上げる。

歌っていると、観客たちは聞き入っていた。

 

「古い夢は 置いて行くがいい

ふたたび始まる ドラマのために」

 

歌詞を歌っていると、汽笛が聞こえる。どこだどこだ!と観客たちは辺りを見回していると、その音の先が空であると分かった。

蒸気機関車が夜空の上を走っていたのだ。そしてその機関車には、人も乗っていた。

 

「やっほー!」

「帝様達が鉄道で参上だぜ!今宵は楽しもうぜ!子ウサギども!」

「鉄道快適〜、皆も俺と乗ってみない?」

「…今宵も盛り上がれ。」

「神々の皆〜、楽しんでる〜?」

 

かぐや、帝、乃依、雷、ヤチヨ、その他にもライブに出るライバー達が窓から手を振っており、観客たちの声援は更にこだまする。

 

「あの人はもう 思い出だけど

君を遠くで 見つめてる」

「The Galaxy Express 999

Will take you on a journey

A never ending journey

A journey to the stars」

 

俺は歌詞の一番目を歌いきると、夜空から一人の人影が飛び込んでくる。彩葉だ。彩葉が機関車から飛び降りてきたのだ。タイムテーブルにも彩葉の名前は乗っていなく、完全にサプライズだ。

観客たちは更に大盛り上がりを見せ、「いろP−!」「龍いろだぁ!」という声もあちこちから聞こえてくる。

どうして彩葉がいるのか、それは数時間前に遡る…

 

〜〜〜

 

「ねぇ慎平。たまにはさ…私とも歌ってよ。」

 

俺が子供達の面倒を見ていた際、急に彩葉からそんな言葉が投げかけられる。

 

「どしたんや…急に?」

「どうしたも何も…かぐやとヤチヨばっか楽しんでずるいよ、私も…その…慎平の役に立ちたいし、一緒に歌ってみたい…」

 

数年前の彩葉には考えられない言葉。

歌うなんて彩葉からは聞いたことはなく、彼女の嫉妬だということに気づいた。

 

「ええけど…子供達は大丈夫なんか?」

「それは心配ご無用!私が面倒見ちゃるからな!」

 

すると部屋に潮が入ってくる。彩葉は事前に潮に面倒を見てもらうよう頼んでいたらしく、どうやら本当に歌う気らしい。

 

「ほら、慎平。歌詞と曲、見せて。練習するから。」

「お、おう…」

 

そして俺は彩葉と共に練習をし、完全にインプットさせ、ツクヨミにログインしたのだ…

 

〜〜〜

 

「そうさ君は 気づいてしまった

やすらぎよりも 素晴らしいものに」

 

彩葉の歌声がライブ会場に響く。

綺麗な歌声が会場に響き、汽車から見ていたかぐや達も聞き入っている。2番目は彩葉のパートということで、コーラスで参加することになる。

 

「地平線に 消える瞳には

いつしかまぶしい 男の光」

 

観客たちもどうやらこの曲を気に入ったらしく、静かに聴く人や、涙を流す人もいたり…様々な感情が入り混じるこの空間は、バーチャルなのにとても暖かく感じてくる。

 

「あの人の目が うなずいていたよ

別れも愛の ひとつだと」

「The Galaxy Express 999

Will take you on a journey

A never ending journey

A journey to the stars」

 

英語の歌詞を歌う彩葉の声は、とても発音がよく…それでいて落ち着いた声だ。そして間奏が入ると、かぐやのアナウンスが鳴る。

 

『さっき彩葉たちが歌った歌詞!繰り返すからファン達も歌って歌って〜!』

 

突然のかぐやの無茶振り。

彩葉はため息をつくも、すぐに歌う準備をする。

すると歌詞を覚えた観客たちは声を出し、俺達と共に歌う。

 

「「「The Galaxy Express 999

Will take you on a journey

A never ending journey

A journey to the stars」」」

 

そして何回もその歌詞は繰り返され、観客たちはとても楽しそうな雰囲気で歌い、歌が終わった。

 

「こんなぐ!今を生きる龍の小説家、南雲龍之介と!」

「い、いろっぴ〜!いろP、です!今日はかぐやたちも出るんで、皆!楽しんでってください!それでは!ほら龍くん、行くよ!」

 

俺は彩葉に手を引かれ、会場外に移動する。それを見た観客たちの一部はとてもほくほくしていたらしい。

 

「ヤオヨロ〜!主催者のヤチヨだよ~!突然だけど、ヤッチョからお知らせ!南雲先生が歌ってた汽車、「銀河鉄道999」は、専用の駅で神々達も乗れるから、皆も乗ってみてね〜♪それじゃあ次!come on!」

 

そしてライブは更に盛り上がりを見せ、トレンドには「銀河鉄道999」という名前が乗ったのは、また別のお話…。

 

〜番外編 続〜

 




かぐやの誕生日、訂正されましたね…。
7月5日から7月12日に…。
てことで、次の投稿は7月12日に投稿しようと思います!何もなければ…
激重かぐや「作者〜…なんで最近投稿が遅いの〜?」
かぐや…いやぁ、何書こうか「また、サボったんだよね?」は、はい…
激重かぐや「私は作者と話せなくて寂しかったのに…ダラダラダラダラ過ごして…もう、わからせるだけじゃあ足りないね?」
え?ちょ、待って!やめ、やめて!いやぁぁぁぁあ!(その後、でろっでろに甘やかされたとさ。)
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