【完結】超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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ハッピーバースデーかぐや!おめでとう!
ちなみに皆、公式の誕生日イラスト見た?
地球に戻っても同じゲーミング電柱て…しかも足挟まってたし。
そんなこんなで今回はMELOGAPPA様のネタをテーマに誕生日記念の話を作りました、それではどうぞ!


かぐや誕生日記念「かぐやの逆フラッシュモブ」

2031年の夏、かぐやの誕生日から1週間前の7月5日。

カバー曲のレコーディングをしていた際、かぐやからこんな話をされる。

 

「ねえねえ慎平!フラッシュモブやりたい!」

「は?フラッシュモブ…?どうしたんや急に。そんな話しよって。」

 

俺は目を点にしてしまい、何故かぐやがそんなことをしたいのか聞いてみると…

 

「かぐやね、自分の誕生日を祝うためにフラッシュモブしたいの!だから慎平にも協力してもらおう!って思ってさ!」

 

………ん?

自分の誕生日にフラッシュモブ?なんかおかしいな…

俺が困惑していると、かぐやが言い換える。

 

「だから、かぐやのお祝いで逆にフラッシュモブして、相手を驚かせよう!って思ったの!あ、ちなみに相手は彩葉ね?」

 

…分かった分かった。ようやく理解した。かぐやは自分で自分の誕生日にドッキリを仕掛けようということだ。

そして、彩葉を驚かせようと…ん〜…困惑するか笑われるかの二択だな。これ。

とりあえず、かぐやのやりたいという純粋な目を見せられると、ん〜…やらざるを得ないな、これは。

 

「分かった分かった。やっちゃる。ただ、彩葉には内緒やぞ?」

「〜〜〜〜~!うんっ!!!」

 

かぐやは嬉しそうに首を縦に振り、さらには鼻歌まで歌い出す。

さて、フラッシュモブをしてくれる人を募らないとな。…SNSで彩葉に知られてないアカウントがあるから、そっちで募集してみるか。

 

〜〜〜

 

かぐやの誕生日まであと3日。4日先まででとんでもない人数になった。

50人くらいで募集したところ、なんとその4倍の200人も集まってしまった。しかも募集した人のリストの中にはヤチヨもいて、どうやらヤチヨも彩葉に逆フラッシュモブをやりたいそうで…ツクヨミ運営とかあるだろう、大丈夫か?

ということでルーレットの抽選で決めることとなり、50人を集めることに成功した。そして俺はこの4日間で企画でかぐやが歌う曲を作った。かぐやが歌詞を作ったのだが、すごくふざけた歌詞になっていた。

そして今はかぐやが考えた振り付けを講師の先生まで呼んで練習している。

 

「ここはこうで、もっと体動かして!」

 

モーションキャプチャを用いた練習。そして講師の先生がかぐやガチ勢なため、少しスパルタであるが、段々と体が覚えている。ちなみに俺もフラッシュモブに参加するらしく、俺も練習をしていたのだ。

 

「南雲先生、大丈夫なんですか?〆切りとか。」

「大丈夫大丈夫、何回かぐやの無茶振りに付きあわされたことが…」

「ハハ、ご愁傷さまです…」

 

隣にいたかぐやのファンに少し苦笑されながら練習に励む。もう慣れてしまった、かぐやには。

そうしてかぐやもレコーディングを終え、その後はMIX作業だ。動いたあとだから凄い骨が折れる…。

 

〜〜〜

 

かぐやの誕生日まであと一日前。俺は彩葉に二人きりのリビングでとある話をする。

 

「なぁ彩葉、明日休みなんやろ?」

「う、うん…だって明日かぐやの誕生日じゃん。で、それでどうしたの?そんなこと聞いて。」

「明日な、お昼にかぐやの誕生日記念ってので文化放送ってとこのラジオ局で番組の企画に呼び出されとるんよ。だから…」

「…は?なんでそんな急に。…もしかして私も出ろって言うの?無理無理無理無理!」

 

彩葉は首を横に振りながら断ろうとする。ちなみにラジオ局に呼ばれたなんてのは嘘だ。彩葉をおびき寄せるための罠である。

 

「…後でかぐやも頼み込んでくる。彩葉、いっつもかぐやに甘いやろ?だから事前に言っとるんや。あと、頼み込まれたら断れんやろ、彩葉は。」

「うぐっ…わ、わかった!一緒に出る!出ればいいんでしょ!で、場所どこ?」

 

よし、まず最初のステップは終了。そして後は場所の説明だ。

 

「で、場所はどこ?」

「…ツクヨミや。」

「は?ツ、ツクヨミ?ラジオ局に行くんじゃなくてツクヨミ?」

「あぁ、ツクヨミや。そこのラジオ局、ツクヨミでも話せるらしくてな。それでツクヨミで話すことになったんや。」

 

これも嘘だ。一応ツクヨミ内でもラジオ番組のレコーディングはされているが、あまり使われてはいないらしいのだが…

ていうかこれに彩葉は乗せられるだろうか…

 

「…わかった。とりあえず私も出るから、それでいいでしょ?」

 

乗った…

よし、これで彩葉を呼び込むのは成功。後は明日に決行だ。

 

〜〜〜

 

そしてやってきたかぐやの誕生日兼逆フラッシュモブ開始当日…。

 

「いやぁ、かぐやもラジオ出演なんて大きくなったなぁ!」

「えへへ〜、天っ才歌姫なので!」

 

ツクヨミ内の広場。俺達はラジオ局のスタッフに呼び出されるという体で待ち合わせのスペースにいた。

ちなみに潮もフラッシュモブに出るということで、共に同行していた。

 

「はぁ…かぐや、あんまり口滑らせないでよ?私達の本名とか。」

「大丈夫大丈夫!かぐやちゃんの口のチャックは強いから!」

「アンタの色々な行動を見てるせいでこっちはヒヤヒヤなのよ…まったく。」

 

ちなみに俺が見た超かぐや姫だと彩葉の本名をバラしていたりしてたのだが、俺がいるせいなのか、ツクヨミ内ではちゃんとアカウント名で呼んでくれている。たまに言おうとして、すぐ訂正してくるのが怖いが…

ちなみに待ち合わせ場所の近くには人がいて、全員仕掛け人だ。…よし、時間だ。ここからが本番である。

 

「あ、あの!かぐやちゃんですか!?」

 

…来た、仕掛け人の一人だ。

最初はかぐやのファンというので近づき、一緒にツーショットを頼まれて、撮るときに合図を言ってそしてフラッシュモブ開始だ。まあ、仕掛け人は本当にかぐやのファンだから設定ではないのだが…

 

「え、かぐやのファン!?」

「はい!活動初期からのファンです!あの、良かったら写真いいですか?」

「え、いいよいいよ〜!そこまで見てくれて嬉しい〜!やっぱりヤチヨカップのおかげかぁ…はい!こっち寄って寄って〜!そうだ、彩葉も一緒にいい?」

「え、いいんですか!?」

「ちょ、かぐや何勝手に!?」

「え〜、いいじゃんいいじゃん!ほら、おねが〜い?」

 

かぐやが彩葉におねだりすると、彩葉の甘さが発動。

 

「わかった、1枚だけだからね!?」

「えへへ〜、ほら、撮るよ〜?」

「あぁ、いろかぐに挟まれてる…」

 

ファンの女の子は微笑みながら溶けていて、そこから合図が始まる。

 

「3、2、1!」

 

写真を撮った瞬間、近くにいた人達が俺達の座ってた席の目の前に数人が集まり、音楽が流れ出して急に踊りだした。

 

「え、なになに!?は!?」

 

ターゲットである彩葉は当然ながら困惑。さらにまた人が増えて踊りだす始末。俺と潮、かぐやはニヤついていている。これはまだ始まったばかりである。

そして音楽はやみ、数人は踊りをやめるのだが、そこから俺、潮、その場にいた全員が彩葉の目の前に集まりだす。そして空からもヤチヨが「ヤオヨロ〜!」と言いながら現れ、「え、ヤチヨまで!?」と驚いている。そこから、陽気な音楽が流れ、踊る人達の中に入ったかぐやが歌い出す。

俺の前世で似たような曲があるのだが、MELOGAPPAというユニットの「ハッピーバースデートゥー俺」という曲に近い。というか歌詞がほぼ一致している。

歌詞にお前とか俺とかの言葉があるのだが、お前が「彩葉」、俺が「かぐや」になっている。

そして振り付けも似ていて、一斉に彩葉に指を差して煽るような動きをする。それを見た彩葉は怒り、呆れるどころか…

 

「ッアハハハハハ!チョッ、待って…なにこれ…」

 

逆に笑うしかなかった。

そしてまた同じ歌詞部分のシーンで指を差され、煽られる彩葉。そしてすぐ悟った。この現状は、全てかぐやの仕業なのだと。

すると間奏が始まり、近くに来たスタッフが小さなケーキを持ってくる。

 

「彩葉。」

「は、はい?」

「ハッピーバースデートゥーかぐや。今日は、かぐやの誕生日を祝うことにしたよ。フッ…」

「は、はい…って、それだけ?ちょ、ま!」

 

するとケーキのロウソクに火を灯したスタッフを見たかぐやは、ニコッと微笑んで自分でケーキのロウソクを消す。セルフロウソク消しだ。もう彩葉は呆れ、笑うしかなかった。

そして何事もなかったかのように歌い出し、また指を刺される。もう彩葉は顔を手につけて天を見ている。

そしてまた間奏が始まると、かぐやは一枚の紙を出す。

 

「今日はいろPに手紙を書いたから、読むね?」

「え?は、はい…」

 

もうかぐやのやることなすことにはいしか言えなくなっていた。

 

「かぐやっていつも皆のために笑顔を届けたり、皆の支えにもなってるよね。」

「それ自分で言う?」

「かぐやは、そんなかぐやのことを誇りに思います。」

「ちょっとかぐやでもそれは言うべきじゃない…謙遜したほうがいい…」

 

彩葉は笑いをこらえながらかぐやにツッコむとまたかぐやは何食わぬ顔でまた歌いながら踊り、曲が止まる。

終わったと思った彩葉はホッと息を吐くが、実際にはまだ終わっていない。

すると穏やかな曲調に変わり、同じ歌詞が永遠と続く。

 

「まだあんのかい。」

 

彩葉がツッコむと、スタッフに手を取られ、目の前に来させられる。

彩葉は何故自分がこんなことをされているのかわからずも、笑いをこらえている。

すると「今日の主役」というタスキがかけられたかぐやとそのファン、俺と潮、ヤチヨに指を鳴らされながら囲まれる始末。

彩葉は「なになになになになに!?」と左右に頭を振り、その現状から逃げ出そうとするが、もう囲まれている。すると囲まれた途端彩葉の前で全員が手を上げ、歌詞がラストスパートに入り、曲が終わると全員が彩葉にひざまずく。

 

「え、は?」

 

彩葉は困惑しながらキョロキョロと見るが、急に俺達が立ち上がると、その場から蜘蛛の子を散らすように離れる。

 

「え、待って、かぐや?龍くん?せあ?ヤチヨ!?」

 

全員が離れ、彩葉は目を点にしながらその場に立ち尽くしてしまう。

 

 

〜〜〜

 

「ドッキリ大成功ー!」

「うわっ!」

 

するとかぐやは彩葉の後ろに颯爽と現れ、彩葉を驚かす。

するとゾロゾロと先程踊っていた皆が集まり、俺達も合流する。

 

「まんまと騙されたな?いろP。傑作やったで〜?」

「ちょ、せあ、このことわかってたの?もしかしてヤチヨと龍くんも!?」

「その通り〜、いやぁヤッチョも楽しかったよ?」

「すまん、かぐやに頼まれてたんや…」

 

彩葉は騙されてたのかと眉間を指で抑え、ため息をつく。

 

「さて、今回はね〜…かぐやの誕生日で逆にフラッシュモブをしていろPを驚かせよう!って企画だったの!答えは…彩葉の反応見れば一目瞭然!皆、今日はありがとね〜!」

 

するとファンの皆が「かぐやちゃん今日はありがと〜!」「ハッピーバースデー!」と言われながら拍手の嵐。

彩葉はと言うと、逆に忘れられない思い出にもなったらしい。

そして夜には…

 

『かぐや、誕生日おめでとー!』

「皆…今日は祝ってくれてありがとう!」

 

エミヤ店長のご厚意で喫茶「Snow wood」で誕生日パーティーを始めることにした。

メンバーはかぐや、俺、彩葉、ヤチヨ、潮、真実、芦花、朝日、乃依、雷、カズサ姉、エミヤ店長、凛さんの

総勢13人による誕生日パーティーを行った。

朝日は「かぐやちゃんの企画に出たかった〜!」と酔いながらエミヤ店長やカズサ姉に慰められ、乃依がからかおうとしたところを雷に止められたりしていた。

彩葉の親友チームはかぐやに誕生日プレゼントに化粧品やら調理器具を渡しており、かぐやは飛び跳ねて喜んでいた。そんなこんなで楽しい誕生日パーティーをしていたところ…俺、彩葉、潮、ヤチヨにかぐやがやってくる。

 

「ねえねえ、慎平、彩葉、潮、ヤチヨ!かぐやからお願いがあるんだ!」

「なんだいかぐや〜?お願いならヤッチョに何でも言って!」

「ん?どしたんやかぐや。」

「真剣な顔しとるなぁ…どしたん?」

「…話したいなら話しな?」

 

俺達はそう言葉をかけてかぐやに耳を傾けていると、こう返してきた。

 

「これからも、ハイネ復活のハッピーエンドを迎えても、今日みたいにまたいっぱいどんちゃん騒ぎしたい!だからさ、かぐやと…これからも一緒にいてくれる?」

 

かぐやのお願いに俺達は黙り込む。

そんな答え、俺達はもうとっくに出来ている。

そして俺達は四人、口を合わせてこう言った。

 

「「「「もちろん!」」」」

 

その言葉を聞いたかぐやは、満面の笑みで涙を流していた。今でも十分ハッピーだが、ハイネ復活のために頑張らねば行けない。ハッピーエンドまで、まだ道は遠い。どんな結末でも、俺達はかぐやについていく。

 

〜続〜




「ハッピーバースデートゥー俺」の歌詞使いたかったんですけどねぇ、JASRACにもNexToneにも楽曲コードがなくて使えませんでした…オヨヨ…
ということで、ちょっとネタが尽きかけてきました…次のお話どうしよ…
かぐや「作者〜!祝え〜!」
ぐえっ…ちょ、かぐや!急に抱きつくなって!
かぐや「えへへ〜、だって作者に祝ってほしいんだもん!」
そうかいそうかい…「冷たくすんな〜!」
…誕生日おめでとう、かぐや。これからも応援してるよ。
かぐや「…そっかぁ。応援してる、かぁ…作者も、小説執筆頑張ること!ただでさえまた風邪気味になってるんだから無理しないこと、いいね?」
うぐ、は、はい…
それでは、また次のお話で会いましょう、ばいなら〜!
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