超かぐや姫!~夏を死に戻りした少年の成り代わり~   作:ホシノ推しのコータ(偽名)

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3話投稿!
飯テロ、イチャイチャ(?)注意
~お知らせ~
読者様のおかげで、3日でUA数が1000を突破しました!ありがとうございます!
超かぐや姫!パワーってウルトラすげえですなぁ…(どこぞのZ風)
3DS(これでもブラウザは使えるんだぞ)での執筆なので短い文章になってしまいますが、これからも完結するまでよろしくお願いします!
読者の皆様!チョワヨ!
追加で、この作品のifをリクエストできたり、作者にアドバイスができる場所を活動報告に追加しました!是非活用ください!それでは本編どうぞ!


3話「非日常、始まりました。」

「アハッ♪」

「「………」」

 

俺と彩葉は呆然としながら赤ちゃん(後のかぐや)を見ていた。

やっぱりこうやって本物を目の当たりにするとわかっていたはずなのに思考停止してしまう。

 

「ねえ、慎平。これって集団幻覚とかじゃないよね?」

「んなこと聞かれたって俺もわからへんって…でも少なくとも現実だと思うわ…」

「そっかぁ…」

 

棒立ちしながら思考を停止した会話をしていると、

目の前の赤ちゃんが「無視してないで構え」と言わんばかりにぐずりだし始める。

 

「ふ、ふえ…」

「まずい、これはぐずりだす合図や…」

「でもどうすんのよこれ!」

 

そうやって二人慌てしまうと…

 

もう、どうなってもいいんだあ!ひっく。

ガシャーン!

あおーん!

キキーッ!!!

 

と酔っぱらいの独り言、どこからかガラスが割れる音、犬の遠吠え、乱暴なブレーキ音やetc…様々な音が聞こえてくる。いつから治安が悪くなったんだここ…

そう思ってた矢先…

「ふえぇぇぇぇぇえん!」

 

赤ちゃんはしびれを切らし、ギャン泣き状態になってしまった。

彩葉は放心状態となってしまう。

俺はというと…

 

「ああ、もう!こうなったらもうヤケや!!!」

 

そうして俺は赤ちゃんを優しく抱き抱えた。

するとゲーミング電柱は「あとは任せた!」と言わんばかりに光が消え、元の電柱へと戻った。

 

「たい♪」

 

赤ちゃんはようやく構ってもらえたと言う顔で微笑み、俺のTシャツを小さな手で掴んでいる。

 

「はぁ…もう背に腹は変えられん。彩葉、今日は俺の部屋に泊まっていけ。疲れてるところ悪いが、俺一人で赤ん坊の世話は無理や。」

「分かった、手伝う…でも休ませて…色んなこと起きすぎて疲れた…」

「ええよ、カレーもできてるし、食べながら休んどけ。」

「…ありがと。」

 

そう話しながら俺は彩葉と赤ちゃんを自室に入れる。

俺の部屋にはベッド、PCとテーブル、小説が沢山置かれた本棚が置いてあり、壁にはサマータイムレンダのポスターや俺が執筆した小説のポスターが貼られてあった。

すると…

 

「すぅー…はぁー…」

「グヘヘ(ボソッ)」

「…」

 

彩葉が俺の部屋の匂いを嗅ぎはじめた。

ちょっと彩葉さん?野郎の部屋の匂いを嗅いでもなんも良いことないよ?

そう思っていると、また赤ちゃんは…

 

「ふええええええぇぇぇえん!」

 

また泣いてしまった。

ちなみに隣は空き部屋なため、壁ドンはされない。

すると彩葉は正気に戻り、俺に近づく。

 

「慎平。私変わるよ?」

「ありがとう、でもええよ。俺、こういうときの対処法は知っとるし。こういうときは子守唄を歌えばええんや。」

「子守唄…?」

 

そう聞き返す彩葉。

確かアニメの彩葉は、アレを歌っていたな。

俺もちょくちょくライバー活動の歌枠配信でリクエストされていたため、自信はある。

歌ってみるか!

 

「大切なメロディは、流れてるよ。アナタのハートにーーー」

「…zzz」

 

俺が月見ヤチヨのデビュー曲、『remember』を歌ってみたところ、一番を歌い終えずに眠りこけてしまった。

スゲェな、ヤチヨの歌…

そうして俺はベッドに赤ちゃんを寝かせて立ち上がり、彩葉の方を向いた。

 

「ふぅ…って、ん?彩葉?どした?そんなボケーっとして。」

 

彩葉を見ると俺を見ながら黙っていて、俺は声をかけてみた。

 

「…!い、いや、ヤチヨパワーすごいなぁって考えてた。」

 

意識を取り戻した彩葉はそう返した。

それならいいんだが…今日は一段と疲れた顔をしているため、少し心配してしまう。

まあ赤ちゃんの事もあるし、仕方ないか。

 

「そうか。よし、彩葉。テーブルの前に座っちょれ。カレー今から温めるわ。」

「ん、ありがと。」

 

そう言って俺はガスコンロに火をつけ、カレーを温める。

彩葉はテーブルの前に座り、本棚から取った小説を読んでいる。

彩葉は昔から俺の書く小説を気に入っており、よく俺から書籍版を借りて読んでいる。そしてちゃっかり自分のしおりも持っている。

…やっぱり、こうやって見ると美少女だよなぁ。可愛い。

そう考えているとカレーが温まり、皿に白米を寄せてピーマンと肉、その他野菜がゴロゴロ入ったカレーが白米にかかる。

我ながら美味しそうにできていて、見ていてお腹が空いてくる。

 

「出来たで、彩葉。今日はお腹空いただろうから多めによそったわ。」

「ありがとう慎平…それじゃあ食べよっか。」

「ああ。」

 

テーブルにカレーを二皿置き、自分も座り、二人同時に手を合わせて…

 

「「いただきます。」」

 

そう言い、スプーンにカレーを乗せて食べる。

ピーマンの苦味がアクセントとなり、カレーの仄かな辛味が舌を刺激し米を欲する。

白米と混ぜて食べる。やはり美味しい。

俺が生前、都会から和歌山県まではるばるレトルトの慎平のピーマンカレーを買いに行き、レトルトなのに本格的な美味しさや辛さに惹かれ、こちらでも上手く再現できないかと生前の味のイメージを頼りにスパイスを調合してこの逸品が出来たのだ。道のりは長かったなぁ。

今じゃ俺の得意料理だ。

 

「辛っ…でもうんまぁ…疲れた体に染み渡るぅ…やっぱり慎平のカレーが一番だわ。」

「そう言って貰えて作った甲斐があったってもんや。食べたかったらまた言ってな?」

「うん、わかった。やっぱり便りになるね、慎平って。」

「…そうか?」

「うん!」

 

そう言って彩葉は微笑みながら食べ進める。

やっぱり、アニメよりだいぶ丸くなったなぁ。

まあそうか。アニメが全部じゃないし、彩葉はこうして一人の人間として生きている。

一人のキャラとして見るなんて俺はそんな外道な事はしたくないしな。

そう考えていると二人同時に食べ終え、手を合わせ…

 

「「ごちそうさまでした。」」

 

二人同時にそう言い、俺は食器を片付けようとすると…

 

「待って慎平。その…食器だけは洗わせて?やっぱり、何もかもやらせてちゃ私の気が収まらないし…何か返させて?」

「そ、そうか?なら、お言葉に甘えて頼むわ。」

「ありがと、後…パジャマ後でもってきていい?このままじゃ寝られないからさ。」

「了解。それじゃあ先にお風呂入らせてもらうで?」

「うん、別に家主なんだから許可要らないじゃん。」

「それもそうやったな。」

 

そう言って俺はパジャマとバスタオルを持ち、お風呂場へと向かう。

あまり汗はかいていないので湯船には入らず、シャワーをして体を洗うだけにした。

そして風呂から上がり、着替え終えて出ていくと、パジャマを横に置いた彩葉が座りながら先程の小説を読んでおり、俺に気づくとしおりを挟んで入る準備をした。

 

「上がったで。バスタオルは風呂場にあるから好きに使ってもろてええで。後ロッカーにドライヤーとくしもあるから、それ使って髪乾かしとき。」

「何から何までありがとう慎平。何かお礼を…」

「いや、お礼なんていらへん。あの赤ちゃんの子守りを手伝ってくれるだけでお礼は十分貰っとる。」

「そう、ならわかった…」

 

そう言うと彩葉は風呂場に入り、俺は赤ちゃんに近づく。

ちなみにドライヤーとくしは、たまにミナモ姉さんが泊まりに来るため、常備していたのだ。

 

「…すぅ、すぅ。」

「よう寝とるなぁ。これが未来だとアイドルになるんやからなぁ。ホント人生何起こるかわからへんな…」

 

そう独り言を溢すと、あるひとつの疑問が浮かぶ。

 

「これって警察に通報した方がええんかな…いやでも、クスリやってる思われるかもしんないな。だとしたら…」

 

俺はスマホを開き、チャットアプリを開く。

そして一番上には『ミナモ姉さん』の文字。

俺は唯一の希望として電話を掛けてみる。

プルルル…プルルル…ガチャ。

 

『やあ、こんばんは弟君。さっきぶりだね。どうしたんだい?』

「あ、ミナモ姉さん。実はですね…」

 

俺は先程起こった事を説明した。

ミナモ姉さんは頷きながら聞いてくれて、俺にこう答えた。

 

『君の声色から察するに、どうやら本当みたいだね。非現実的ではあるが、信じよう。…それと、ボクに一肌脱がさせてくれ。その子のためにベビー用品を明日、一緒に買ってあげよう。』

「いいんですか?」

『なに、弟の頼みに答えるのも姉の役目ってもんだろう?それに、伊達に何年も君の姉をやっていないからね。たまには君に恩を返したいのだよ。それじゃあまた明日迎えにいくよ。おやすみ。』

「おやすみなさい。ミナモ姉さん。」

 

そう言うと電話を切る。

そして一人の時間、ぼけーっとしながら過ごしているとあっという間に時間が経ち、彩葉が風呂場から上がってくる。

 

「慎平。上がったよ~。さっきの話声は?電話?」

「ああ、今のはミナモ姉さん。明日赤ちゃんのベビー用品を買ってくれるって言ってくれたで。」

「ミナモ姉さん…あぁ、慎平の小説の編集者さん?でも、ベビー用品なら私が買うわよ?」

 

ミナモ姉さんと聞いた彩葉は一瞬怪訝な顔をしたが、すぐに元の表情に戻り、彼女は自分が買うと提案してきた。

 

「いや、彩葉は今お金頑張って稼いでるやろ?そのお金は使えへんし、ミナモ姉さんが一肌脱ぎたいって言ってたんや。その願いを無下にはできひん。だけど気持ちだけ受け取っとくわ。」

「…わかった。…ふわぁぁあ」

 

彩葉はしょんぼりと頷くと、眠そうにあくびをした。

 

「…眠いんか?彩葉。」

「うん…」

「じゃあ待っててくれ、今布団出すから。」

 

俺はロッカーから来客用(主にミナモ姉さんが使っていく)の布団をとりだし、テーブルを立ててそのスペースに布団を敷く。

そして枕とタオルケットを取り出して布団に置き、寝る準備は完了だ。

 

「準備できたから、あとは寝るだけやな。電気消すで?」

「うん…おやすみぃ、慎平ぃ…」

「おやすみ、彩葉。」

 

俺はそう言うと、彩葉は沼に沈むように眠りについた。

俺も赤ちゃんを優しく包み込み、眠った。ぐう…

 

~翌日~

 

翌朝、赤ちゃんはでかくなっていた。

 

~続~

 




関西弁(和歌山方言)むずい…
あと、慎平と彩葉はまだ付き合ってません。
付き合ってないのにこのイチャつきです…
ちなみにレトルトの慎平のピーマンカレーは売ってはいますが、作者は食べたことがありません。
完全に想像で書いてます、ごめんなさい!
それと、サマータイムレンダを知らない方に言っときますが、慎平の声は花江夏樹さんが担当しています。
そのため花江夏樹さんの声を頭に思い浮かべながら読んでみてください。
最後に、不定期更新と書いてはいますが、文字数少なめで毎日投稿を無理しない程度に頑張ります!
(たまに休むかも)
それではまた!ばいなら!
(1話の慎平の年齢を17才と彩葉と同じにしました。)
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