Z戦士の虎杖悠仁   作:汚ねえ花火

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続き書けました!!!!!


激突!悟空とベジータ!

 戦場を岩場に決め、そこに降り立つ悟空とベジータ。

 

 悟空を見下ろし、ベジータは笑う。

 

「サイヤ人は、生まれてすぐに戦士の素質を検査される。その時の数値が低いと、貴様のように弱い種族しかいない星へ飛ばさられる。つまり、貴様は落ちこぼれだ」

 

「なら感謝しなきゃな。オラ、そのおかげで地球にこれて、幸せな日々を送れたんだから」

 

「クックック、その幸せも今この瞬間に終わるのだがな?貴様のような下級戦士では到底超えられぬ力に絶望するが良い!」

 

「落ちこぼれだって、必死に努力すりゃ、エリートを超えることもあるかもよ?」

 

「面白い冗談だ」

 

 その言葉を最後に、2人は同時に静かに構えを取ると同時に、岩を蹴り、一瞬で接近した。

 

 足への気の部位集中を行って岩を蹴った悟空のスピードは、ベジータとほぼ同速。

 

 けれど一瞬ベジータが速い。

 

 ベジータから放たれる高速の拳をギリギリで避けた悟空の拳がベジータの顔を捉え、しかしそれをものともせずにその拳をベジータは掴み握りつぶす。

 

 気を拳に集め、なんとか拳が潰されるのを防いだ悟空はその体勢のままベジータの脇腹へと向け、蹴りを放つ。

 

 ベジータは掴んでいた悟空の拳を放しながらその蹴りを避けると共に悟空の顔へと肘打ちを叩き込む。

 

 回避に失敗した悟空はそれをモロにくらい、よろめいた。

 

「……くっ!!!」

 

 そのままベジータは攻撃の手を緩めず、悟空の腹へと拳を繰り出す。

 

 回避は無理だと判断した悟空は、その拳が直撃する直前に両手でそれを掴み、

 

「うっりゃあ!!!」

 

 ベジータを投げ飛ばす。

 

 投げ飛ばされたベジータが体勢を立て直すのにかかる時間はほんの一瞬。

 

 しかし、そのほんの一瞬で悟空はベジータの背後へと周り、ベジータを蹴る。

 

 その蹴りは直撃したものの、ベジータはすぐさまその足を掴み、振り回し、投げ飛ばす。

 

 悟空が吹き飛ぶ先へと周ったベジータは悟空を蹴り飛ばし、反撃の隙を与えないスピードで悟空の頭を掴み、巨岩へと激突させる。

 

 轟音が鳴り響き、巨岩が崩れる。

 

「どうしたカカロット!!!その程度か!!!!!」

 

「いいや、違うさ!!!!!」

 

 未だ頭を掴まれたままの悟空は一瞬で両の掌をベジータへと向け、気功波を放つ。

 

 その気功波に直撃したベジータは多少のかすり傷を負う。

 

 その隙になんとかベジータの手から脱出した悟空は

 

「だりゃっ!!!!!」

 

 気の部位集中を行った蹴りをベジータの腹に叩き込む。

 

「………グッ!!!なかなかやるではないか。戦闘力のコントロール…なるほど厄介だ」

 

 ベジータがスカウターで計測した悟空の基礎戦闘力は11500。

 

 到底下級戦士とは思えぬ強大な力だった。

 

 けれど、それでもベジータにとってはなんとでもなる程度の力でしかない。

 

 それが、エネルギーを巧みに扱うことでベジータを相手に善戦するのだ。

 

 ニヤリと笑ったベジータは、

 

「ここからは、本気でいくぞ?」

 

 その言葉の次の瞬間、ベジータが岩を蹴り、先ほどまでとは比べ物にならないスピードで悟空な接近する。

 

 蹴られた岩はその衝撃で小石ほどにまで砕かれ、崩れ落ちる。

 

 それを認識する間もなく、悟空は繰り出されたベジータの拳への対処に迫られる。

 

 気の部位集中を使っても受ければ少なくないダメージを負う。

 

 さりとて避けるのは不可能。

 

 ならば……と、悟空はその拳に合わせて自身の拳を叩き込む。

 

 2人の拳が激突し、大気を大きく震わせる。

 

 雲が消し飛び、青空が広がった。

 

「フハハッ!よく合わせた!!!しかし貴様の拳の方が無事では済まなかったなぁ?」

 

 悟空の拳から鮮血が散る。

 

 けれど、骨は折れていない。

 

 まだその拳は使えると判断した悟空は、もう片方の拳をベジータへと繰り出す。

 

 それに怯まずベジータもまた拳を繰り出す。

 

 2人の攻撃の応酬が続き、その都度空気が震えた。

 

「フハハッ!そうだ!これでこそ、楽しい戦いというものだ!!!なあ?カカロットー!!!!!」

 

 ベジータの言葉に悟空は笑う。

 

 そうだ。

 

 確かに、ずっとワクワクしていた。

 

 この戦いが始まってからずっと。

 

 けれど、

 

「楽しいなあ!!!けんど、それ以上にオラ、怒ってんだ!!!!!」

 

 それと同時に怒りも感じていた。

 

 天津飯、餃子、そしてピッコロの死が悟空に怒りを抱かせていた。

 

 殺したのは、あの場で死んでいた大柄な男だろう。

 

 けれど、それを許したのは、おそらくこのベジータだと理解して、怒っていた。

 

 悟空の攻撃の苛烈さが増す。

 

 気の部位集中を巧みに扱う悟空の力はベジータへと届き得た。

 

 しかし、攻めきれない。

 

 それほどまでにベジータは強い。

 

 ベジータが気の部位集中を覚えてしまえば、おそらく簡単に自分は死ぬと悟空は理解していた。

 

 そして、このまま力の拮抗が続いたとしても、自分は死ぬと。

 

 気の部位集中を使っている分、疲労は悟空の方が多く、先にバテるのは自分だと悟空は直感する。

 

 だからこそ、その力の拮抗をなくす。

 

 そのために悟空は、

 

「界王拳!!!!!」

 

 切り札の1つを切った。

 

 今、力の拮抗が崩れ去る。

 

 発動した界王拳の倍率は2倍。

 

 それにより、悟空の基礎戦闘力が11500から23000へと引き上げられる。

 

 そしてそれは、ベジータの基礎戦闘力18000を上回る。

 

 そう、今まさに、純粋な力の上下が入れ替わった。

 

「行くぞ!!!!!」

 

 

 




原作の「落ちこぼれだって必死で努力すりゃエリートを超えることがあるかもよ」ってセリフ好きなんですよね。断言しないところが良いっていうか。
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