Z戦士の虎杖悠仁   作:汚ねえ花火

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続き書けました!!!


激闘のラディッツ戦

 ラディッツの肩から鮮血が舞った。

 

 『捌』は対象の呪力量や強度を加味した上で最適な斬撃となる。

 

 それ故に、格上であるラディッツにも攻撃が通る。

 

 しかし、それは致命傷とはならなかった。

 

「なっ!?クソッ!!!」

 

 ラディッツはなんとか腕を動かし、宿儺の胸部から引き抜くと、宿儺を蹴り飛ばす。

 

「ガハッ!」

 

 宿儺が蹴り飛ばされたその時、ラディッツの頭を悟空の蹴りが、ラディッツの腹をピッコロの拳が襲った。

 

 400弱という話にもならないはずの戦闘力の者に深い傷を負わされ、混乱していたラディッツはそれをモロに受けた。

 

「孫、まさか貴様が弟子の心配より攻撃を優先するとは思わなかったぞ」

 

 ピッコロがそう語りかけると、悟空は答える。

 

「大丈夫だ。悠仁と宿儺ならあれぐらい問題ねえ」

 

 悟空は宿儺の反転術式を見たことがあった。

 

 それ故に、大丈夫と判断し、攻撃を優先したのだ。

 

 そんな会話しながらも、2人はラディッツに追撃を仕掛ける。

 

 しかし、それは決まらずラディッツの拳が悟空に、蹴りがピッコロに叩き込まれた。

 

 

 

 蹴り飛ばされた宿儺は、反転術式によって胸部の穴を完全に塞ぐと、肉体の主導権を悠仁に戻した。

 

「珍しいな宿儺。まだ戦える時に俺に肉体の主導権を戻すなんて」

 

『確かにまだ戦える……が、おそらく『捌』は使えても後1回だ』

 

「なんだって?」

 

『単純に奴が硬すぎる。たった一発の『捌』に相当な呪力を消費させられた。『解』でも、多少は傷を与えられるだろうが、それまでだ。決定打にはならない。ならば、反転術式に注力した方が良いと考えたまでだ』

 

「……え?」

 

『ここまで言って分からないか?小僧、貴様が戦え。負傷も欠損も一切合切気にするな。全て俺が治してやる』

 

 致命傷となり得る部位……正中線の中のどこかに『捌』を当てれば、おそらく致命傷にすることは出来るだろう。

 

 しかし、ラディッツがまた油断をしてくれないとおそらく当たらない。

 

 ならば、悠仁が戦い、自分は回復に専念する。

 

 それが一番、ラディッツに吠え面をかかせることが出来るだろうと宿儺は考えたのだ。

 

 以前の宿儺であれば、そんなことは考えなかっただろう。

 

 しかし、この世界に来て宿儺は、ずっと挑戦者であった。

 

 それが、宿儺の考えを少し変えた。

 

 宿儺に協力と役割分担を覚えさせた。

 

 そして、宿儺は悠仁のことも自分と同じく挑戦者と認識していた。

 

 宿儺が悟空に挑戦するように、悠仁も修行の一環として悟空に挑み続けていた。

 

 それが宿儺に多少の共感を与え、2年経つ内にその感情は友情とも親愛とも異なる不思議な信頼へと変わっていた。

 

『行け!奴に痛い目を見せてやるぞ!』

 

 だからこそ、宿儺は『出来るか?』とは聞かない。

 

 その答えは分かりきっているから。

 

 そして、信頼を抱くのは宿儺だけでなく、悠仁も同じであった。

 

 それ故に

 

「応!!!」

 

 悠仁は答える。

 

 それと同時に悠仁は自身の右足に気を集中させる。

 

 悠仁は修行の中でとある技術を身につけた。

 

 気の練度、そして身体能力は悟空に全く及ばない。

 

 それを覆すための手。

 

 それこそが気の部位集中。

 

 使用する身体部位に気を集中させることで瞬間的に身体能力を強化することが可能であった。

 

 気の部位集中を使用した悠仁の瞬間的な身体能力は、悟空にも互する。

 

 右足で地面を思い切り蹴り、悠仁は加速した。

 

 

 

 

 ラディッツは、放たれたピッコロの拳を掴むとともにその腹に蹴りを入れる。

 

 しかし、その隙を見逃さず、悟空の拳がラディッツへと炸裂した。

 

 宿儺によって肩を斬られたため、ラディッツは右腕を使えなくなっていた。

 

 多少動かすことは可能だが、戦いには使えなかった。

 

「……クッ…!!!貴様!!!」

 

 ラディッツはピッコロの拳から手を離すとともに悟空の頭を掴み、地面へと叩きつけようとする。

 

 その瞬間、ラディッツの後頭部に強烈な衝撃が走った。

 

 それは悠仁による飛び蹴りであった。

 

「ガッ………!!!」

 

 ラディッツは悠仁を視認すると驚愕を顕にする。

 

 当然だ。

 

 先ほど心臓を貫いた筈なのだから。

 

 ラディッツの認識では、厄介な斬撃を持っていた奴でしかなかった。

 

 回復の(すべ)があるなどとは思っていなかった。

 

 しかし、その驚愕もまた隙である。

 

 ピッコロのアッパーがラディッツの顎を砕かんと迫る。

 

 それをなんとか避けようとするも、悠仁が踵落としによってラディッツの頭を強打し、強制的に顎の位置を下げる。

 

 その結果、ピッコロのアッパーがラディッツの顎に直撃した。

 

「グハァッッ!!!………貴様らぁああ!!!!!」

 

 ラディッツは叫びながら周囲をまとめて吹き飛ばすべく

 

 気攻波を放つ。

 

 3人はそれをなんとか避ける。

 

 回避には成功したが、一度流れが断ち切られてしまった。

 

 それは、ラディッツにとって体勢を立て直すには十分な時間であった。

 

「遊びは終わりだ!一瞬で片付けてくれる!」

 

 そう宣言する。

 

 そして、その宣言が終わった直後、ラディッツの姿が掻き消える。

 

「グッハ……!!!」

 

 悟空の腹をラディッツの拳が陥没させていた。

 

「師匠ーーー!!!」

 

 悠仁は叫び、ラディッツへと殴りかかる。

 

 ラディッツはそれを一瞥すると、悠仁へと気攻波を放つ。

 

 悠仁はなんとか回避を試みるが、腕がもっていかれてしまった。

 

 しかし、動きを変えることなく、その拳をラディッツへと叩き込む。

 

 気攻波によって壊れた腕は、一瞬にして回復し、ラディッツの横面に炸裂した。

 

「チッ!やはり回復持ちの貴様から殺すべきだったか!!!」

 

 ラディッツはそう言うと一瞬で数十発の拳で悠仁を追い詰める。

 

 その悠仁へと集中したタイミングでピッコロが横からラディッツを蹴り飛ばす。

 

 その飛ばされた先に一瞬で回った悟空がラディッツの顔面が陥没する勢いで殴る。

 

 それは、気の部位集中による攻撃。

 

 そう、悠仁が使えるように、悟空も問題なく使えるのだ。

 

「許さんぞ!!!貴様らー!!!」

 

 ラディッツは勢いよく飛び立ち、空中に立つと大量の気弾をばら撒いた。

 

 それらを回避しながら、ピッコロが腕を伸ばし、ラディッツを捕まえる。

 

 気弾が止まったそのタイミングで悟空はかめはめ波のタメに入る。

 

「この程度の拘束でどうにかなると思ったか!!!」

 

 ラディッツがピッコロの拘束を解くが、その時すでにかめはめ波のタメは終わっていた。

 

「かめはめ波ーーーーー!!!!!」

 

 拘束を解くことに集中していたがために回避が遅れ、完全に回避することはできず、ラディッツの左腕にかめはめ波が直撃した。

 

「グァァッッ!!!」

 

 それにより、ラディッツの左腕が使えなくなる。

 

 そう、今、この瞬間にラディッツは両腕を使えなくなった。

 

 

 

 




初っ端右腕使えなくなる+悟空が強くなってる+戦えるメンバーが原作より1人多い=ラディッツ大苦戦となりました。
次回、決着予定です!!!
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