Z戦士の虎杖悠仁   作:汚ねえ花火

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続き書けました!!!



決着!そして

「たたみかけるぞーーー!!!」

 

 ピッコロのその叫びに呼応するように悟空と悠仁は駆け、

 

「「だりゃあああーーー!!!!!」」

 

 2人の拳がラディッツの腹へと激突した。

 

「グッハァ!!!」

 

 ラディッツも負けじと体をひねり、蹴りを繰り出すがそれに合わせるように放たれた悟空の気の部位集中による蹴りと激突し、相殺される。

 

 そしてピッコロがラディッツの頭を掴み、投げ飛ばす。

 

 投げ飛ばされた先に回っていた悠仁……否、宿儺の手がラディッツの腹へと添えられ、そして

 

「『捌』」

 

 心臓を捌かんと斬撃が繰り出される。

 

「ガッ……!!!」

 

 ラディッツは一瞬気絶しかけるも、宿儺を蹴り飛ばす。

 

「ガハッ!!!」

 

 惜しくも『捌』はラディッツの心臓に届かなかったのだ。

 

 ラディッツが悠仁に集中したその瞬間、

 

「魔貫光殺砲ーーー!!!!!」

 

 現状最強の貫通力を誇る技が放たれる。

 

 魔貫光殺砲には相応のタメ時間が必要である。

 

 放たれた魔貫光殺砲はタメが不完全。

 

 だからこそ、その貫通力も落ちている。

 

 しかし、『捌』によってラディッツの胸部は脆くなっていた。

 

 そう、『捌』によって道は切り開かれていた。

 

 故に

 

「ア……ガッ………!!!」

 

 心の臓は貫かれる。

 

 地上へとラディッツは落下した。

 

 全員息も絶え絶えに落下地点へと向かった。

 

「キ……サマ……らー」

 

 驚くべき事に、ラディッツは未だに息があった。

 

 しかし、このまま絶命するだろうことが目に見えていた。

 

「許……さんぞ」

 

「貴様の許しなど必要ない」

 

 ピッコロがそう吐き捨てる。

 

「フハハッ……強がっているのも……今のうちだ……言っただろうカカロット……サイヤ人は……俺とお前……だけではないと。俺が死ねば……他の2人が……来るかもしれんぞ……」

 

 ラディッツは最後の嫌がらせとばかりに吐き捨てる。

 

 最も、自分が死んだ程度であの2人が来るとは思っていないが。

 

「ならば貴様に良いことを教えてやろう。地球にはなんでも願いが叶うドラゴンボールがある。たとえ死んでも復活できるのだ。サイヤ人とやらが貴様と同じ程度ならやりようはいくらでもある。こちらは相打ちでも良いのだからな」

 

 ピッコロがそう嫌味を返すと、ラディッツは途端に笑い出す。

 

「フハハ……ハ……ハハハッ!!!良いことを……聞いた。この……スカウターには……通信機能が……ある……今、その2人が……これを聞いた!!!1年後……2人は来るだろう!!!ドラゴンボールを求めて……!!!あの2人は……俺程度とは……比べ物にならんほど……強い………地獄で……待っているぞ……」

 

 そう言うと共に、ラディッツは死んだ。

 

「こいつより……強い……だと?」

 

 ピッコロが瞠目する。

 

「ハハッ……まいったな……」

 

 終始ラディッツを押して戦うことはできた。

 

 けれど、一歩間違えれば自分たちの中の誰かが死んでいてもおかしくないほどにラディッツは強かった。

 

 それよりも更に強い者が2人も来ると聞いて3人は無言になる。

 

 そんな中、ピッコロが口を開く。

 

「……孫、いつものようにワクワクするんじゃないか?」

 

「……確かにワクワクすっけどよ、ちょっと今は疲れすぎた……今ならオラを殺せっぞ、ピッコロ」

 

「ハッ、弱った貴様を殺しても何も嬉しくないだろうが!!!」

 

 そんな2人の会話を聞きながら、肉体の主導権を戻した悠仁が悟飯の気を探る。

 

 ポットの中から悟飯の気を完治した悠仁は2人に話しかける。

 

「それよりも、悟飯を助け出そうぜ?あの丸いのの中に悟飯の気がある」

 

「ああ、気付いていた。孫がダメージを負ったタイミングで爆発的に気が増幅していたからな」

 

「えっ?」

 

「フン、貴様は気づかなかったのか?孫がダメージを負って気が減少したタイミングで高まっていたぞ?おそらく、本能的に俺たちの戦いを気で感知していたのだろうな」

 

「ああ、正直オラもおでれえた」

 

「ま、まあ、そんなことより助けようぜ?」

 

「そうだな」

 

 3人はポットへと向かい、その扉をこじ開けた。

 

 中には、涙で頬を汚した悟飯がいた。

 

「お、おとうさん!!!ゆうじにいちゃん!!!」

 

 2人を見て悟飯は嬉しそうに悟空に抱きつく。

 

 悟空は優しく悟飯の背中を撫でる。

 

 悟飯は悟空の腕の中で泣き、そして泣き疲れたように眠った。

 

 ちょうどその時、エアカーに乗って亀仙人、クリリン、ブルマの3人が到着した。

 

「どうやら、全部終わっていたようじゃな」

 

「ああ、悟飯も助け出せた」

 

 亀仙人に悟空が答える。

 

 それに安心する亀仙人たち3人に、悟空は告げる。

 

「でも、あいつよりもっと強いあいつの仲間が1年後にここに来るらしいんだ」

 

「なっ!何ですって!?」

 

 ブルマが驚愕の声を上げる中、1つの気が高速でその場へと飛来してくるのを悟空、悠仁、ピッコロ、が感知した。

 

「何かが……くる?」

 

 

 

 そして、その場へとその気の持ち主…-神様が降り立った。

 

「ハァ……ハァ……流石にこの速度での移動は疲れるのう」

 

 息を切らしながら神様は悟空の元へと歩み寄る。

 

「神様!?」

 

「孫よ、天界で全て聞いていた。故に、提案がある」

 

「ん?なんだ?」

 

「あの世へと赴き、界王様の修行を受けてみぬか?」

 

「界王様?」

 

「そう、あの世におわすとても強いお方だ」

 

「あの世!?まさか、師匠を殺すつもりか!?」

 

 悠仁が慌てる中、神様はそれに答える。

 

「そんなつもりはない。孫の功績を加味し、何とか閻魔大王様に生者のままあの世へと赴く許可を得たのだ」

 

「ほう、それは俺も行けるのか?」

 

 ピッコロが尋ねるが、神様はピッコロにすこし怯えながらも口を開く。

 

「無理じゃな。ピッコロ大魔王を止めた孫の功績があるからこそ、許可された事じゃ」

 

「だと思ったぜ」

 

「さあ、どうじゃ?孫!!!」

 

「んー、分かった。オラ行く!」

 

「よーし、よく決心してくれた孫!!!では早速行くぞ!」

 

 神様が急かすが、悟空はバツが悪そうに頭を掻く。

 

「いやー、行くのは良いんだけっどよ、チチに一言言っておかないとだろ?夫婦だもんよ」

 

 そう渋る悟空に神様は声を張り上げる。

 

「今は一刻も惜しいのだ!!!チチには儂が言っておく!!!」

 

「わ、分かったよ神様」

 

 そんなやりとりをしながら、悟空はすぐにあの世へと向かう事になった。

 

 悟空は悟飯をクリリンに預ける。

 

「すまねえけんど、悟飯のこと頼む」

 

「分かった。任せてくれ」

 

 そして、悟空はあの世へと旅立った。

 

 

 悟空と神様の姿が見えなくなると、ピッコロがクリリンの腕の中で眠る悟飯を摘み上げた。

 

 咄嗟のことで判断が遅れたクリリンは焦る。

 

「なっ!悟飯をどうするつもりだ!!!」

 

「俺が修行をつける」

 

「何?」

 

「こいつは強くなる。必ず1年後に強大な戦力となるだろう」

 

「戦わせる気か!?まだ子供だぞ!?」

 

「そうしなければ、1年後俺たちは全滅する可能性すらある。安心しろ。修行の中で殺しはしない」

 

 そう言うピッコロにクリリンは真っ向から言い放つ。

 

「ダメだ!!!」

 

「聞き分けのない奴め。ここで貴様ら全員殺して連れて行っても良いんだぞ?」

 

「……っ!」

 

「待て!!!」

 

 そんな中、悠仁が声を上げる。

 

「ここで武天老師様たちを殺させはしない!!!」

 

「ならばどうする?お前が俺を殺すか?」

 

 そう笑うピッコロに悠仁は、

 

「いや、ここで俺とお前が戦えば、ブルマさんが無事じゃ済まない。だから……俺が着いていく!!!」

 

「ほう?なるほど、確かに貴様は良い組み手相手になりそうだな。良かろう。貴様も来るがいい」

 

「クリリンさん、悟飯のことは、俺に任せてくれ!」

 

「お、おう!気をつけるんだぞ?」

 

「分かってる!!!」

 

 ピッコロが悟飯を連れて飛び立ち、それに続くように悠仁も筋斗雲に乗って飛んで行った。

 

 

 

 

「そういえば、チチさんになんて言おう……」

 

「「あっ」」

 

「神様がチチさんに説明するとか言ってたわね」

 

「神様……チチさんに殺されませんかね?」

 

「大丈夫じゃろ……………大丈夫じゃろ………」

 

 

 

 それからしばらくして、悟空をあの世へと送り届けた神様がその場に現れた。

 

「さて、それじゃあチチに説明しに行こうと思うのじゃが、孫の息子はどこじゃ?」

 

 そう尋ねる神様にクリリンが答える。

 

「ピッコロに連れてかれました」

 

「………え?」

 

「チチさんへの説得……頑張ってくださいね?」

 

「………………………え?」

 

「説得……手伝いましょうか?」

 

「………頼む」

 

 荒野には、乾いた風が吹くだけだった。

 

 

 

 




というわけで、特例で悟空は生きたままあの世に行きました。
まあ、悟空なら特例措置あっても良かろうと思いまして。
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