Z戦士の虎杖悠仁 作:汚ねえ花火
混乱させてしまい、申し訳ありません。
そして慌てていたから全部消してしまったので1から書き直してます。一度読んでしまった方は、微妙に違うかもしれません。
「それで?どんな修行するんだ?」
荒野に降り立つとともに悠仁はピッコロにそう尋ね、
「言っておくけど、悟飯に無茶な修行はさせねえからな!」
そう啖呵を切った。
それを受けたピッコロは、
「そうだな……とりあえずお前は邪魔だ」
そう言い、流れるように悠仁の首筋に手刀を落とし、気絶させた。
悠仁が気絶するとともに、宿儺が肉体の主導権を得て体勢を立て直す。
「クハッ!小僧は油断が過ぎるな。一度共闘したと言っても、目の前にいるのは孫悟空と殺し合った者だというのに」
そう言って宿儺は嗤う。
それに対して、ピッコロは口を開く。
「まったくだ。それで?貴様も俺を止めるか?」
「いいや、それはせん。俺はその餓鬼に興味がないからな。それよりも、貴様との死合の方が楽しみなのだ。小僧が目覚めてしまったら肉体の主導権が強制的に取り戻されてしまう故、離れていよう。待っておるぞ?」
「ああ」
離れて行く宿儺を一瞥したピッコロは、近くの水場に悟飯を投げ入れ、強制的に目を覚まさせる。
そして、原作とほとんど変わらないやり取りの後、悟飯を荒野へと放置し、宿儺の元へと飛んだ。
そこには、丁度今意識を取り戻した悠仁がいた。
「あ!ピッコロ手前!悟飯に無茶なことはさせないって言っただろ!まさか荒野に置き去りにしてきたのか!?」
「勿論置いてきた」
激昂する悠仁に、何を今更とばかりに言うピッコロ。
「ダメだ!悟飯を荒野に置き去りになんてダメだ!悟飯はまだ子供だぞ!小学校にすら通っていない年齢の子供だ!そんな子供に、過酷なことなんてさせられるか!!!」
「確かに、孫悟飯は子供だ。が、それがどうした?」
「どうしたって……!?」
「甘ったれるな!!!俺たち3人がかりでようやくラディッツとやらを倒せたのだ!そんな奴よりも遥かに強い奴が2人も向かってこようというのだ!ただの修行なんぞでこの危機を乗り越えられるものか!」
「それは……」
「たった1年だ。たった1年でサイヤ人はここに来る!普通に修行してては少しだけ死期が先延ばしになるだけだ!」
「分かった……ただし、悟飯が死ぬようなことには決してするなよ?」
「当然だ!戦力をみすみす殺してなるものか。さあ!時間が惜しいぞ!まずは組み手からだ!来い!」
ピッコロのその言葉とともに2人は構えを取り、同時に地面を蹴り、迫る。
…………………………
……………
……
その日の夜、荒野で眠り、生得領域で宿儺と組み手をしていた悠仁は、轟音によって意識を肉体に戻し、目覚めた。
「なんだ!?」
目覚めると同時に悠仁は感じとる。
悟飯とよく似た、けれど悟飯とは似ても似つかない荒々しく、禍々しい強大な気を。
『クハッ!随分と面白いことが起きているようだな小僧』
直後、悠仁の顔の横スレスレを気功波が通り過ぎた。
そして背後に着弾すると同時に、大爆発を巻き起こす。
悠仁はなんとか爆発前にその場から離れ、回避することができたものの、爆風によって視界が遮られた。
そして、その風が収まり、散らばった砂塵が落ち着いたところで、悠仁は目にした。
あまりにも巨大なクレーターを。
そして、その気功波が放たれた元らしき場所を見ると、そこには暴れ回る巨大な猿がいた。
その猿から、先ほど感じた悟飯とよく似た気を感じる。
『変身…というやつか?面白い』
嗤う宿儺に悠仁は慌てる。
「あれが……悟飯だってのか?」
『クハッ!気付かぬふりはやめよ。分かっているのだろう?」
「ああ、そうだな!」
そう言うとともに、悠仁は駆け、大猿の元へと向かう。
大猿のそばには、ピッコロもいた。
「どういう状況だ?ピッコロ!」
「分からん。突然変身しやがった」
空には淡く輝く満月があった。
そこで、悠仁は思い出す。
チチが、悟飯に満月を見ないように気を払っていたことを。
「月!!!そうだ満月だ!!!チチさんは悟飯に満月を見せないようにしてた!!!」
「そういえば、ラディッツが言っていたな。月が真円を描く時こそ、サイヤ人の本領が発揮させるとかなんとか」
そう呟くピッコロをよそに、悠仁は思い至る。
サイヤ人には尻尾がある。
その尻尾こそ、この変身の要なのではないかと。
「宿儺!」
『良かろう』
悠仁の意図を汲み取った宿儺が肉体の主導権を取得し、そのまま『捌』を尻尾の根元へと叩き込むために大猿悟飯に接近する。
と、その時、
「波ーーーーー!!!!!」
ピッコロが気功波を月に向かって放った。
着弾と同時に気功波は月とともに大爆発を起こし、月が完全に破壊された。
月の破壊と同時に、『捌』が決まり、尻尾が切り離される。
大猿となった悟飯は、そのまま元の姿へと戻るのだった。
尻尾を切り離し終わり、肉体の主導権を戻した悠仁が呆然と呟く。
「月……壊れたな……」
『ああ、そうだな』
「何を呆然としてやがる?お前も出来るだろう?」
ピッコロのその言葉に悠仁へ頬をかきながら答える。
「まあ、出来るけど、『出来る』と『する』は違うだろう?」
『しかし、これが最適解であろうな。月が残っていたら、1年後にやって来るサイヤ人が大猿化してしまう可能性もあったわけだ』
「そりゃそうだけど……」
「さて、孫悟飯には新しい服でもプレゼントしてやるか」
そう言うとピッコロは一瞬にして悟空の道着と似た服を悟飯に着せる。
「剣もおまけしてやろう」
それを見た悠仁は
「なんだかんだピッコロって優しいよな」
そう呟く。
「そんなことはどうでも良い!!!せっかく起きたのだ、組み手の続きをするぞ!!!」
「それもそうだな。悟飯を起こすといけないし、離れてやろうぜ?」
◇
そして、時は流れ数ヶ月後。
「ダー!!!」
荒野に悟飯の声が響いた。
そこでは、放たれた悟飯の連撃をピッコロがが難なく受け流し続けていた。
2ヶ月ほど前にサバイバルに慣れ、本格的な修行を始めた悟飯は、すでにその才覚を顕にしていた。
しばらく受け流しを続けていたピッコロは、一瞬にして攻撃へと転じ、悟飯の腹に拳を叩き込む。
「なかなか良い、が、動きが直線的過ぎる!!!もっと考えて拳を振るえ!」
「は…はい!」
「よし!!!しばらく休んでおけ。悠仁!次は貴様が俺の相手だ」
「お前もそろそろ休めよ」
ピッコロは、悠仁と悟飯と立て続けに戦い続けていた。
「問題ない!」
この場で誰よりも自分を追い込んでいるのがピッコロだったのだ。
その焦りは、ラディッツ戦で悟空の強さを見たことによるものだろう。
悟空はピッコロより上にいた。
その事実がピッコロを焦らせていた。
「まったく、じゃあ気絶させて強制的に休ませてやるよ!!!」
そう言い、悠仁はピッコロに蹴りかかる。
そして、1年の月日が経った。
やっと続きが書けましたー!!!