Z戦士の虎杖悠仁   作:汚ねえ花火

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続き書けましたー!!!


サイヤ人襲来

 とある日、午前11時43分。

 

 悠仁、悟飯、ピッコロの3人は強大な存在の気を感じ取った。

 

 そして、それと同時に大量の人間の気の消滅も感じとる。

 

「こ……れは……!」

 

「ついに来やがったな」

 

「ものすごい気……!!!」

 

『クハッ!どうやらここに向かって来るようだぞ?』

 

 サイヤ人が向かって来ることを感知すると同時に、他にも数人向かってきている者を感知した。

 

 それは、地球の戦士達だ。

 

 最初に現れたのはクリリン、しかし、他の戦士が到着する前にサイヤ人が到来した。

 

 1人は身長が高く、ガタイが良い大男。

 

 もう1人は身長が低い逆立った髪の青年。

 

 一見すれば大男の方が強く感じるが、小さい方が圧倒的に化け物だと悠仁は理解した。

 

「お前達が……サイヤ人だな?」

 

 悠仁の問いに小さい方が答える。

 

「ああ、その通りだ。その声、貴様がラディッツを倒した1人だな?」

 

「声?ああ、その目のやつが通信機になってるんだったか」

 

 ピッコロがそう言うと、

 

「そうだ。そしてやはり貴様がラディッツを倒したもう1人か。ラディッツを倒したのはもう1人……奴の弟が居たはずだが、まさかそこの2人のうちどちらかがそれとは言うまいな?カカロットはどこだ?」

 

「答える義理はないな」

 

「そうか、そいつは残念だ。では、カカロットが来る前にとりあえず皆殺しにしてやろう。と、思ったがそこのナメック星人、お前は最後だ」

 

 逆立った髪の男…ベジータはそう、ピッコロを指差す。

 

「ナメック星人?何を言ってやがる」

 

「惚けるな。貴様はナメック星人だろう?ナメック星人は不思議な力を使うと言う。おそらくドラゴンボールとやらも貴様がこの星に持ち込んだのだろう」

 

「………」

 

「じゃあ、あいつは殺さない方が良いのか?」

 

 大男…ナッパが尋ねると、ベジータは笑う。

 

「いいや、ドラゴンボールのことを聞き出すために一応生きていた方が都合がいいだけだ。最悪そこの奴が死んでもナメック星に行けばいい。なんなら、ナメック星の方が質が良いドラゴンボールがあるかもしれないぞ?」

 

「へへっ、分かったぜベジータ。ならサイバイマンを使おう。こいつら戦闘力1000前後しかない。サイバイマンで痛い目を見せてやれば、大人しくドラゴンボールのことを話すかもしれんしな」

 

「あまりスカウターを頼るな。こいつらは戦闘力を変化させる。スカウターなぞ役に立たん」

 

「おっとそうだったな」

 

 ナッパはスカウター外し、そしてサイバイマンの種を植え始める。

 

 その間、悠仁は動けなかった。

 

 邪魔をすればベジータに即座に殺されるのではないかと、足がすくんだのだ。

 

『恐れるな小僧。俺も貴様も1年前とは比べものにならん力を手に入れたのだ』

 

「ああ、そうだな」

 

 悠仁が気合を入れ直したその時にはサイバイマンが完全に育ちきっていた。

 

 そして、その直後に天津飯、餃子、ヤムチャがその場に到着した。

 

「雑魚どもが湧いて来たな」

 

「そっちが7人。そしてサイバイマンが6匹か。丁度良いハンデだ。1体1で戦ってみんか?」

 

 現状、悟空が到着していないため、時間稼ぎには丁度良いとなり、その提案は受け入れられた。

 

「まずはオレが行こう。かかって来るが良い」

 

 最初に天津飯が危なげなく勝利し、その後起き上がったサイバイマンは最初から全力を出さなかったとしてベジータによって処理された。

 

 続いてヤムチャが一度ドラゴンボールで蘇っているクリリンを戦わせるわけにはいかないとして名乗りを上げ、こちらもサイバイマンに勝利……したかに見えた次の瞬間、起き上がったサイバイマンがヤムチャにしがみついた。

 

 自爆するつもりなのだ。

 

「なっ!!!」

 

 ヤムチャが焦る次の瞬間、

 

「『解』」

 

 その声と共にヤムチャにしがみついていたサイバイマンが細切れになって死んだ。

 

 悠仁に肉体の主導権を譲らせた宿儺が一歩、また一歩と前へと進み、立つ。

 

「くだらん茶番に突き合わせおって。残り4匹全て俺が相手をしてやる」

 

「た、助かった」

 

 ヤムチャの礼に宿儺は無言で返した。

 

 かつて、この世界に来てすぐの頃、宿儺は『解』では攻撃が通らない相手を知った。

 

 あまりにも硬すぎる故に、『解』では薄皮一枚程度切れれば御の字。

 

 『捌』でようやく攻撃が通る。

 

 そんな怪物達がいるこの世界で、宿儺は今一度自らの術式と向き合った。

 

 そして、宿儺はついに『解』の威力を上昇させることに成功した。

 

 その威力は、サイバイマンを軽く斬り裂くことすら可能なほど。

 

 故に……

 

「良いだろう。行け!サイバイマン」

 

「「「「グギャギャーーーーー!!!」」」」

 

 超速で飛びかかって来るサイバイマンにただ指を向け、

 

「『解』」

 

 そしてその全てを簡単に斬殺することが可能なのだ。

 

「さあ、次はどちらだ?逆立った髪のガキか?筋肉ダルマか?」

 

 余裕の表情を崩さずに言う宿儺に

 

「フハハハハッ!サイバイマン如きに勝てた事で調子に乗ったか?くだらん。殺してやれナッパ。サイヤ人の恐ろしさを見せてやるが良い」

 

「へへっ、調子に乗った罰だ。なぶり殺しにしてやるぜ!」

 

 ナッパが宿儺の前に立つ。

 

 余裕の表情は崩さずに、しかし心のうちでは最大限に警戒しながら、宿儺は笑う。

 

 そして

 

「バカめ」

 

 その呟きとほぼ同時に

 

「「「「「「波ーーーーーー!!!!!」」」」」」

 

 ピッコロ、悟飯、クリリン、天津飯、ヤムチャ、餃子の気功波がナッパに殺到した。

 

 宿儺に油断も慢心もない。

 

 この世界において自身より格上は何人も存在していると理解している。

 

 それ故に、宿儺は他者との共闘も厭わない。

 

 今、宿儺にあるのはただひたすらな勝利への欲求。

 

 いつかは単独でも勝てるほどに強くなってみせる。

 

 しかし、そのいつかの前に死んでしまっては元も子もないのだと宿儺は考える。

 

 それ故の自身に注意を向けさせてからの集中砲火。

 

 前に出る直前に打ち合わせは済ませ、他の者からヤムチャへも伝えた作戦である。

 

 しかし、

 

「随分舐めた事してくれるじゃねえか!!!ベジータ!!!こいつら全員殺して良いか!?」

 

 ナッパは無傷であった。

 

「好きにしろ」

 

「ベジータから許可も降りた。さあ、どいつから片付けてやろうかあ!!!!!」

 

「総員一瞬たりとも気を抜くなよ!!!気を抜いたその瞬間、死ぬと思え」

 

 斯くして戦線は開かれた。

 

 

 




ヤムチャ生存!ヤムチャ生存!
ヤムチャってよくヤ無茶しやがってとか噛ませ犬とか言われるけど、サイバイマンと戦う時だって一度ドラゴンボールで蘇ってるクリリンを気遣っていたり、良いキャラなんですよ!!!浮気性なのは許せないけどそのおかげでベジータとブルマが結ばれたからそれはまあ良しとします!!!
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