ブラックダウンロード-Black Download-   作:キヴォトスの外からこんにちは系作者

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やぁ、作者だ。久しぶりの投稿に驚いているかもしれない。その顔を見れないのは残念だが、仕方あるまい。諦めるとしよう。

前話の投稿から聊か間が空いたようだね。これは仕方ないことなので、悪い大人である作者から何か言うことはない。
遅れた理由に関しては、すでに気づいている先生方もおられるだろう。そう、題名が変わったのさ。確かもともとは、サイキョーのサイキョーのサイキョーの論議? みたいなものだったと認識している。
ここで勘違いしてほしくないのだが、この題名が変わったのは、作者が原因ではない。これはこの〈物語〉自体が名前を変えたのだ。それを観測したから、こういう風にして反映しているだけ。作者の意図はさっぱりない。

まぁ、今回もストレスの多い文章だが、読み始めたのは、先生あなただ。作者はこの物語を作っていない。いや、作れない。誰かが読み、誰かが想像しなければ、物語は始まらない。
つまり、「あなたが始めた物語でしょ? 責任をもって終わらせてくださいね、先生」






Episode_1 画面の向こうにある画面の向こうの少女に会えたらどうします?

 スーパーアロナちゃん! ……失敬。『シッテムの箱』のメインOS『A.R.O.N.A』ことアロナちゃん。スーパーアロナちゃん! 原作『ブルーアーカイブ』では先生の秘書を自称し、所謂主人公の相棒キャラ。

 性格や知識レベルなどは見た目相応。ちょっと幼く、抜けている。良く言えば純真、悪く言えば乗せられやすい食いしん坊。大らかさもあり、感情豊かな元気っ子。プレイヤー全員から愛されている素敵な女の子のキャラクター。……え? ゲーム内ガチャ? ……ま、まぁ、それも含めて愛ということで、どうでしょう?

 

 そもそもゲーム『ブルーアーカイブ-Blue Archive-』通称ブルアカとは、何か?

 コンセプトは、『日常で奇跡を見つけるRPG』もしくは『透き通るような世界観で送る学園RPG』。主人公かつプレイヤーの化身たる先生がキヴォトスという超巨大学園都市に着任し、生徒達の悩みに応えつつ、様々な問題を解決する、という超絶感動ハートフルストーリーで進行する、美少女アプリゲームである! ……ん? なんでそんな微妙そうな顔すんの? 俺、間違ったこと言ってますぅ?

 ……仕方ねぇ。期待に答えて説明すると、広告イラストで必ず描かれる要素が三つある。一つ、学校指定の制服を着た女子生徒達。二つ、生徒の頭上に浮かぶ天使の輪っかのような、作中でヘイローと呼ばれるもの。そして、三つ、生徒達が日常的に携帯する銃火器。

 ついでに、プレイヤーからは「美少女ゲームの皮をかぶったGTA」とか、「きららGTA」とか言われる。……え? GTAがわからん? ……もう質問すんなお前ぇ。自分で調べろよぉ。

 ……概略だけ話すが、GTAは『Grand Thedt Auto』というクライムアクションゲームの略称。クライムとは犯罪のことで、犯罪に関するストーリーで進行する。かなり自由なオープンワールドで、見える所はだいたい行ける。行動もだいたい自由で、NPCと話せたり、NPCを殴ったり、NPCを殺したり、NPCの車を奪ったりできる。コンビニ強盗も銀行強盗も仕放題。通報されれば警察が追ってきてカーチェイスが楽しめるし、車だけでなくヘリコプターやボートなど陸海空で移動できる。あまりやんちゃ過ぎると、捕縛されたり、射殺されたり、最悪州軍が出動したりする。

 ……まぁ、ブルアカをオープンワールドにしたら、こんな感じになるだろう。違う所を挙げれば、先生以外のほぼ全てのキャラクターは銃弾一発で死なないし、手榴弾にも耐えるし、迫撃砲でもだいたいは気を失うだけだし、クレイモア(地雷)でもちょっと酷いくらいの擦り傷や打撲くらいで済むし、骨折してもすぐに治るし、何なら巡航ミサイルで大勢の人が生き埋めになっても誰も死なない。それなのに、コケただけでケガするし、料理中に包丁で切り傷を作るくらいだし、意味不明なご都合主義的物理強度を持つ。……まぁ、殺す方法は幾らでもある上、作中では酷い砂嵐でおそらく遭難からの飢餓で過去に死亡したネームドキャラクターが回想で現れたり、キヴォトス人の殺し方を教えられる生徒達がいたりする。

 

 さて、そんなブルアカのプロローグ編で、事件ありつつも先生が手に入れるアイテムが『シッテムの箱』だ。

 この『シッテムの箱』、タブレット型の端末で出て来る。その端末は先生にしか起動できない。そして、先生が特徴的なパスワードを音声入力すると、今俺の目の前に広がる教室が現れる。

 そもそもの話、『シッテムの箱』が端末のことを言っているのか、この教室がある空間を言っているのか、はたまた両方含めて言っているのか、わからない。おそらく区別されていなかったので、三つ目だろうとは思うが、俺の記憶がはっきりしないのでわからない。

 まぁ、ブルアカは俺がプレイし始めた時ですら、謎が多かったとか。リリースされてかなり時間が経ったのに、先輩先生はいまだ説明できないことが多いらしい。俺は古参勢でも考察勢でもなかった。気晴らしになる何かを探している時に見つけて、可愛い美少女デザインと満足のいくストーリーで始め出して、最強の推し達も複数見つかって最推しを誰にしようか悩んだりして、最近ではデイリーを時々休みながらも惰性で続けていた。

 もちろん好きだった。ただ他のプレイヤーと違って、熱意はなかった。おそらくそんなことを言えばユーザーから袋叩きにあっても文句は言えない。それくらい不真面目かつ不誠実な姿勢だった。

 そのため、俺はブルアカニワカである。メインストーリーも途中までで内容も所々忘れている。イベントも追ったり追わなかったり。たまたまやる気があれば任務やストーリーを進めるくらい? ……うん、少し卑下しすぎたか? 初期はもうちょっとやり込んでいたと思うが、コスト消費系のゲームなので一日にプレイできる時間も限られていた。……課金? 俺は限定生徒ガチャで引く時に、石が足りなければ微課金する程度だった。まぁそんな感じで覚えている原作知識については自信がない。言い訳するなら、前世のことでもあるし覚えてないのも不思議ではない、ってくらい。

 

 ……うん? それなら何で死に際にディザーPV見てたのかって?

 

 ……よく気がついたな? そうだ、前回、俺の死に際を思い出そうとしていた。その時に覚えている映像は、雨が降っていて、雨上がりの水溜りに映る青空が見えて、暗い室内だった。おそらく外が雨でカーテン閉め切った室内にいて、そしてブルアカのアプリを起動していた。この雨上がりの水溜りに映る青空は、ブルアカのディザーPVの最初のイラストだからだ。

 ブルアカを起動すると、PVが流れる。ストーリーを進めていると、いくつかPVが選べるようになるのだが、俺は初期値であるディザーPVを選んでいた。……一番好きだったから。

 

 何で、死に際でブルアカを起動したのか?

 ……まぁ、俺の人生は紆余曲折あって、複雑な選択が並行しつつ連続で発生していて、俺自身でもどうしてそうなったんだってくらいの考え方を身に着けてしまった。

 ここで多くを語っても意味はない。事実として、俺はブルアカ世界に、キヴォトスに、ぶっちゃけると銃撃戦で誰も死なない世界観に憧れた。

 前世では、頭に一発当てればトマトになるし、手榴弾を投げればミンチになるし、地雷踏めば片脚が斧で割った瞬間に飛んでいく薪のようになる。当然、俺に殺人衝動はないし、何なら小学校の道徳の成績は良かった……おそらく。

 法律も国内法だけでなく国際法も勉強させられたし、武器兵器の危険性は嫌というほど教え込まれた。

 

 それでも、俺は、人に銃弾を撃ち込みたかった。本気の対人戦をしたかった。画面とコントローラーだけでは永遠に体感できない勝利を得たかった。…………もう一度

 

 ……さて、そんなことは今どうでもよくて、目の前の事実に目を向ける。

 まさしく透き通るような世界観で送る学園RPGを表現したかのような空間。ちょっと天井と壁が崩れて、ちょっと床一面水浸しだが、確かに教室だ。外はどこまでも透き通ったような海と空。何より机に座って腕枕で居眠りをするスーパーアロナちゃん!

 ここは少なくともブルアカ世界だ。そして、原作でスーパーアロナちゃんが外に出たことはない。よって、ここは『シッテムの箱』だ。

 

 それを認識して、俺はアロナちゃんのスカートを捲る。これは……見事な縞パンですね。

 

 元男の全裸幼女が開放的な教室で寝ている幼女のパンツを見る事案発生!? ヴァルキューレの出動が待たれますね。

 まぁ、落ち着こう。そうカッカしなさんな。順を追って説明する。

 

 そもそも水平線が一直線の件でここが前世の地球でないと判明している。言い換えれば、前世の地球に存在するどの法令群もここには適用されない。

 次に、スーパーアロナちゃんがいるということからここが『シッテムの箱』の中だとわかる。『シッテムの箱』はタブレット端末の中の世界だ。法則や縛りはあるかもしれないが、人が守るべきルールはない。

 最後、『シッテムの箱』の端末はキヴォトスにあるので、もしかしたらキヴォトスのルールが『シッテムの箱』の中にも適用されるかもしれない。しかし! キヴォトスにルールはあってないようなものだ! 学校ごとにルールがわけられ、銃撃戦は元より窃盗強盗なんでもあり! 殺人こそキヴォトス人特有のご都合主義的な頑丈さでほぼ起きないが、テロ行為は普通だし、建物は簡単に崩壊・廃墟化するし、ハッキングなんて怒られるだけだし、前世の国家に似た学校は不良集団に襲われるし、学校が迫害されて地下墳墓に逃げ込むし、何なら生徒会長への殺人未遂に学校転覆何でもあれ! そして、その多くが口頭で怒られるか、反省文を書かされるか、だけ! ……あいや、矯正局って牢獄に入れられることもあるし、何なら退学もあり得るし、正確には結構な罰もあるが、それでも!

 

 少女のスカートを捲るのが、罪に問われるだろうか?

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

 ハイッ! 理論武装完璧ぃ〜。ガハハハッ! 勝ったな! 風呂入って寝る。

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

 ……何だよ? そんな目で見んなよ。どーせお前もここに来てこんな状況なら同じことしてましたぁ〜。へっ! 羨ましいか! 悔しいか! ……「道徳的に問題やろがい!?」って? そんなイキがってもこっちは痛くも痒くもありません〜。

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

 ……何してんだろ、俺。空想のお前に言っても意味ねーじゃん。

 

 アロナちゃんのスカートを元に戻す。立ち上がって、アロナちゃんが寝ている机の周りをグルグル行ったり来たりする。

 

「そんなに、食べられません……」

 

 ……うん、アロナちゃんだ。それもスーパーアロナちゃんだ。まさしく、ブルアカメインストーリープロローグ編で先生が最初に会った時と同じ格好。

 ……ここで私は迷う。……ん? 急に一人称が変わったって? ……うんまぁ、そういう時もある。前世では主に「私」「俺」「僕」を使っていた。仕事の時は「私」あるいは苗字と階級。しかし、それ以外の時は特に使い分けていなかった。冗談で、「俺様」「我輩」「ワタクシ」「あたい」「あたし」などを使った記憶がある。日記でもよく混同してたので、たまに読み返し辛い時もあった。

 もちろん、今一人称の話をしても始まらない。今、私が猛烈に悩んでいるということが一番大事だ。内容は

 

 アロナちゃんを、どう起こそうか?

 

 ……まず前提として、俺は現在自分の状況を把握できていない。前世があって、死んで、気づいたら全裸の幼女で『シッテムの箱』の中にいる。しかし、それ以外の事がわからない。

 疑問を解消するには、基本的に解答者がいるからできる。もしいなければ、試行錯誤しながら観察し思考し行動しなければならない。それは今まである程度終わった。

 なら、今、目の前に解答者たり得るスーパーアロナちゃんがいる状況で、彼女を起こさないという選択肢はない。

 

 ここまでは問題ないだろうか?

 

 そして、問題は、アロナちゃんの起こし方だ。

 なぜそれが問題になるのかというと、原作メインストーリープロローグ編では、プレイヤーはアロナちゃんを起こす方法を二択で選べるのだ! そして、どちらかを選ぶ事によってどう未来が分岐するかというと…………うん、特になかった気がする。

 ……いやね、重要なのはそこじゃなくて、ただ単に、ほっぺをつつくか、肩を揺するか、の二択。プレイヤーにはこれしか選択肢がない。

 そうするとこういう疑問が浮かぶ。

 

 他の起こし方で、スーパーアロナちゃんは起きるのか? どう反応するのか?

 

 ……は? ひどくしょーもないって? バッカ! お前それでも原作プレイヤーか!? ……え? ユーザーじゃないって? なら、今すぐプレイしろよ。人生の半分とはいかないけども世界の半分は損しているよ? 話はそれからだ!

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

 ……さてっ、それでは全員先生になったので、もう一度疑問点を整理しましょう。

 

 スーパーアロナちゃんを、ほっぺをつついて起こした方がいいか、肩を揺すって起こせばいいか、はたまた他の方法で起こせばいいか。また、他の方法で起こす場合、どういった方法が考えられるか。またまた、その方法でアロナちゃんは起きるのか。そして、どう反応するのか。

 はいっ! 一回しか試せないので、慎重に行きましょう!

 

 まず、ほっぺ。……うーん、確か何度かつつかないと起きなかったよな? いんやまぁね? めちゃくちゃ王道だし、反応も可愛かったし、これを生で見られるというのは、すごく貴重だ。……しかし、それで人生一回きりの選択を決めるのは勇気がいる。だって、ゲームで一度見たもん。

 

 ……ああそうそう、何で一回しか試せないかというと、俺が先生でない可能性が高いからだ。

 先生なら何度でもスーパーアロナちゃんを起こせるから毎回異なる方法で起こすことができる。しかし、先生でなかった時、もし何も考えずに彼女を起こしてしまうと、絶対後悔する。だから、一回きりだと思って今考えているのだ。

 

 ……ん? それならヘイローを確認すればいいって? それは俺も考えた。

 ヘイローというのは、所謂天使の輪っかだ。光輪とも言う。原作では晄輪とも記載される。ヘイローを持つのは基本、生徒だけだ。つまり、俺にヘイローがあれば生徒だと判断でき、先生ではないと考えられる。

 しかし! それは甘えた考えだった!

 一応頭上を見たのだが、鏡がないので頭の上を確認できなかった。ヘイローによっては大きいものもあるが、当然小さいのもある。私のヘイローが小さければ、目の可動域内で判明できない。

 次に、両手で触ろうとした。何もなかった。しかし、ヘイローに触れられるのか原作での言及はない。ホログラムみたいなもので、あっても手では確認できないのかもしれない。

 次に、海の水で反射して見えないか確認する。反射しませんでした。水が透き通っていたため、水面が鏡にならなかった。はい終わり。

 

 ……まぁ、そもそも生徒自身が自分のヘイローを見れるのかの言及もなかった。俺がしようとしたことは無意味とは言わないが、無駄に終わった。また、二次創作では生徒でありながら先生っぽいのになれた人もいた。……可能性が無限にありすぎて、趣味で考えるならまだしも、現実で楽観的な可能性は排除した方がいいだろう。

 

 よって、スーパーアロナちゃんを起こす機会は1回だけだ! そして、今まさに問題に戻る。

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

 ほっぺの場合は、考えたな? 次は肩だ。とはいえ、肩を揺するのは普通に起きて、特に面白みもなかった気がする。よって、除外。

 ……いや待てよ? これは合法的に幼女の肩に触れることができるチャンスではないのか? あの細く柔らかい肩をゆさゆさゆさと揺する行為は、何というか前世では体験できなかった極上の触覚を手の平で実現できる。…………さっきまでと言ってたことが違う? はいはーい、わかってますよーだ。どうせ俺は寝ている幼女の下着を見るようなロリペド変態野郎ですよーだ。今は元男の全裸幼女だが。……はたから見れば、露出狂とも思われかねないが。

 ……まぁ、アロナちゃんだし、起きてからも肩を触らせてくれるだろう。肩もみとかマッサージとか誤魔化せば、単純なアロナちゃんは何も疑わずに受け入れてくれるだろう。ついでに、二の腕や太もも、背中やお尻も触ることも容易い。……流石にアウトですね。だから、除外。

 

 次、他の方法で起こす。

 そもそも他の方法ってどんなのがある? ……うーん、背中を思いっきり叩く、とか? ……いや、可哀想だよ。……じゃあ、耳元でわっと大きな声を出す? うーん、鼓膜破けるかも。……コショコショ? ……元男の全裸幼女が寝ている幼女をコショコショして起こす絵面。……見た目は、百合かもしれないが、中身俺だしなぁ〜。犯罪臭がする。……それなら、さっき言ったのを少しいじって……そうだな、耳元で囁くとかいいんじゃないかな? ……なんだかいい気がする。言い換えると、声で耳をコショコショする感じだ。世間ではASMRが流行っていたし丁度いいだろ。ヒナちゃんの声とろきもてぃかったです。……うんうん、いいねぇ。

 

 という訳で、早速スーパーアロナちゃんの耳元で色々なことを囁やこう!

 

 ……何を言うのかって? ……幼い少女達の秘め事を聞くだなんて、あぁ! なんて野蛮で汚らわしいのでしょう。あいたっ、ご、ごめん、石こぶつけないで。俺が悪かった。元男で悪かった。

 ……結局何を言うのかって? まぁ、とりあえず思いついたのをダラダラと。最初に囁く内容は決めてある。ん? それは何かって? おいおいっ!? 元男の全裸幼女が囁くと言ったらあれしかねーだろ? ……わかんねぇって? なら教えてやろう。…………「野球拳しよっ」だ。

 

 目の前のスーパーアロナちゃんがムクリと顔を上げた。少し眠そうに瞬きをして、半眼。俺と目が合う。

 

 俺は……

 

 

 

 なんてことをしちまったんだぁぁぁぁぁっ!?

 

 人生でおそらく一回きりの選択は、時間制限につき終了した。

 

 




やぁ、作者だ。そう、「またお前か」なんだ。裏方は表に出るべきではない。その考えは正しい。
しかし、勘違いをしているようだ。〈作者〉というのは裏方ですらないのだ。善く言って「脚本家」未満、悪く言えば「ドアパーソン」ですらないのだ。
それこそ出てくるな、というお叱りの言葉が耳に響くような気がする。その感想もまた()()()()()()では理解できる。しかし、そんな古典的な舞台概念に囚われていては、新しいエンターテインメントも切り開けないだろう。わかりやすく言えば、仮想現実。仮想現実内では、観衆は舞台に立つことができる。あるいは、人工知能。スタッフは全員作られた存在で、仮想現実内で観客が行動すれば臨機応変に応えてくれる。そこなら、部外者も舞台に立てる。
まぁ、作者が想定しているのはそんなモノではないが、喩えとしてなら方便だろう。

さて、長くなったようだ。
作者はここで一度立ち去る。次回の投稿は、おそらくもっと先になるだろう。この物語を観測するのも、慣れてきたとはいえ、疲れるものは疲れるのだ。

それでは、先生。また、会おう
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