ミリタリーにはロマンを!   作:泰二哀

1 / 1
ミリタリー、それはこの世の老若男女を問わずロマンをもたらすもの。主に銃火器や戦車、軍艦や戦闘機などが有名だ。そして、一度はこんなことを考えたことはないだろうか?もしも自分がハリウッド映画のように立ち回れたら良いな、と‥…


女の子にはロマンを!

俺は泰二哀(タイジ アイ)、T都S市在住の中学二年生だ。今は夏休みの中盤である8月1日の真っ昼間。天からは気が遠くなりそうな程の日差しの中、俺はエアガンを片手に草木が繁る森の中を移動している。

 

哀「くっそあっち~ゴーグルの中が曇って見えずレぇな~」

 

俺はそう愚痴を溢しながら隠密に移動し、目標の場所に向かっていた。邪魔な草木を退け一筋の光へと足を踏み出す。

 

哀「着いた!」

 

そこは見晴らしの良い山の斜面だ。しかし草木のお陰で相手からはあまりバレず、俺のお気に入り射程スポットの一つだ。

 

哀「さてと、始めるか…」

 

そういうと俺はお気に入りのエアガンの一つ[ボルトアクションl96 aws]を構え、サイトに取り付けている少しお高めのスコープを覗く。最初に目に入ったのはcqbに身を隠している敵陣営のプレイヤーの影だった。

 

哀「これは好機だ…」

 

そう考えた俺はl96をコッキングして弾薬庫にBB弾を一発だけ送り込み再度目標に狙いを定め、一度深い呼吸をして覚悟を決める。引き金を引いた。弾薬庫からバレルへ、バレルから外へと勢いよくBB弾が発射される。そのBB弾は目標の方へと真っ直ぐに飛んでいく‥…はずだった。飛んでいったBB弾はいつの間に虚空に姿を消しており、そこにあったのはアニメでお馴染みの五芒星の魔法陣だった。

 

哀「はっ?なんだこれ?」

 

呆然と俺が考えていると急に魔法陣が強く発光し始める。すると、魔法陣から3本の触手らしきものが生えてきてそれら全てが一斉に俺の方へと伸びていく。触手は俺の身体に絡み付き身動きを封じてくる。

 

哀「やめ、やめろぉ!!イヤらしっ!っていたたたた、関節が曲がっちゃいけない方向に曲がってるから!!」

 

抵抗するが、触手はそれを良しとはしなかった。触手は無理やり俺を魔法陣に引きずり込ませる。

 

哀「おい!離せー!これでも喰らえってんだ!」

 

そういうと俺は腰に忍ばせておいたG17を取り出し、魔法陣に向けて連射した。しかし抵抗も虚しく俺は魔法陣に引きずり込まれてしまうのだった。

----------------------------------------------------------------------------------哀「う~ん、こ、ここは?」

 

目を覚ますとそこは見知らぬ天井だった。木造の建物の様で、周囲を見渡すとそこは見たことの無い部屋だった。それはまるで13世紀ヨーロッパの民家のような部屋だった。

 

哀「うわ~まるで異世界に迷い込んだみたいな気分だな。壁から床まで異世界のそれだな。ん?これは…」

 

横を見るとそこには腰ほどの高さの棚が設置されていて、そこには哀が持っていたl96が立て掛けられていた。一緒にG17も置かれていて、その他にも装備品がいくつも丁寧に置かれていた。

 

哀「ひとまず状況を整理するか…」

 

 (まずここが何処かはともかく、確か俺はサバゲーの午前中の最終試合を行っていた、はず。それで俺のお気に入りの射程スポットに移動して10キル目の目標を狙って、それから...)

 

 

 

ガチャ!

 

 

 

哀「っ?!」

 

???「あっ良かった!目が覚めたのね!」

 

そこにいたのは上品な服を着飾った美しい女性だった。

 

美しいピンク髪のショートカットに整った顔、ピンク色の瞳はその容姿をより引き立てており透き通るような水色の服はとても彼女に似合っている。まあ、簡単に言うのなら完全に…

 

哀「俺の癖にドストライクじゃねぇーか!!」

 

俺は勢いよくベッドから立ち上がる。

 

???「えっ?あの…」

 

哀「待ってくれ!言いたいことはよーく、ものすごくよーく分かるぞ!けど少し待ってくれないか?俺の心臓がバックンバックン鳴っていてだな…」

 

???「いえ、その‥…///」

 

哀「ん?なんだ?」

 

彼女は少し恥ずかしそうにもじもじさせながらこちらを見ていた。

 

哀(待てよ…まさかこれは…俺に惚れているのか?!いや、そうに違いない!そうでなければこんなにも可愛らしい態度をとるわけがないのだ!そうかそうか可愛いやつだな!)

 

???「その、あの...///」

 

哀「はい!!…///」

 

 (まさかもう告白か?!)

 

???「ずぼん‥…///」

 

哀「ズボン?」

 

何故か彼女は俺のズボンを指差している。哀は不思議そうにしながら自分のズボンを確認すると…

 

哀「あ…ズボンのチャック開いてる…」

 

 

 

to be contenud…




数分は気まずい空気が続きました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。