ティグ兄........嘘だろ........ フラグが立ちすぎてる........ 来週がまじで気になる.......
天乃「.........あんたが 白龍皇? 今代は女性なのか?」
ヴァーリ「ふふ、男か女かなんて、この背にある光翼の宿命には何の関係もないわ。それとも何かしら? 女の子相手だと戦いにくかったりする?」
ヴァーリはくすくすと不敵に笑いながら、自らの背後に一瞬だけ、青白い光を放つ光翼――「
その圧倒的な覇気と龍の気配に、周囲の空気が一気に重くなる。
天乃「まさか エージェントとして、相手が誰であれ油断も手加減もしないさ。......だが、わざわざこんな街中で接触してくるとは、随分と大胆な挨拶だな」
天乃はいつでもゼッツドライバーを起動できるよう、さりげなく身構える。
その隣で、ツクヨミが鋭い視線をヴァーリへと向けた。
ツクヨミ「白龍皇.......。歴史の歪みでもないのに、この時代で赤龍帝とこれほど早く接触するなんて。あなたの目的は何?」
オーディン「へえ.......あんたが噂の白龍皇ちゃんね。随分と可愛い顔をしてるじゃない。でも、その瞳の奥にある「戦いを求める渇き」は、
オーディンもいつもの軽いノリを出しつつも、最高神としての威圧感を微かに漂わせる。
しかし、ヴァーリはその二人のプレッシャーを浴びても、全く動じる様子はなかった。
ヴァーリ「月の神に、北欧の主神オーディン.......。まさか赤龍帝の周りに、これほど規格外な面々が揃っているとは思わなかったわ。でも、私の目的はそっちの神様たちじゃない。──周防天乃、私はあなたに興味があるのよ」
ヴァーリは一歩、天乃の方へと足を踏み出す。
ヴァーリ「あなたが コカビエルを完膚無きまでに叩き潰した時、遠くから見ていたけど.........クスクス、冷徹なエージェントかと思えば、随分と甘い優しさを持っているのね、仮面ライダーゼッツ?」
天乃「.......俺の任務と、俺の選択だ。あんたに口出しされる筋合いはない」
ヴァーリ「責めているわけじゃないわ。むしろ、その二面性が面白いと言っているの。優しさを抱えながら、どこまでその強さを高められるのか.......。歴代最弱とも評される赤龍帝の宿命を、あなたがどう塗り替えるのか、私はそれを見極めに来たのよ」
ヴァーリの瞳が、闘争心を映して妖しく輝く。
天乃「........『戦いましょう、天乃様。』ッ!『ドライグ!? 目を覚ましたのか?』」
ヴァーリを睨んでいた天乃の脳内に 紅き龍、ドライグが 目を覚ました。
ドライグ『はい、契約の時からだいぶ遅れてしまいました 申し訳ありません。』
と 脳内で 天乃に謝るドライグを 天乃は静止して すぐにヴァーリの方に意識を向ける。
天乃『いや 今はいいよ、それよりも........』
ドライグ『状況は 先程知りました、戦いましょう。天乃様』
天乃「それしかないか、」
〈ZeztzDriver....!〉
天乃はゼッツドライバーを胸に取り付けて カプセムをソケットに装填しようとした時、ツクヨミが 前に出た。
ツクヨミ「させないわよ 白トカゲ」
天乃「ツクヨミ.......?」
ツクヨミ「.......ごめん 天乃、あいつは私がやるから 待ってて。」
ツクヨミはそう言って 自身の武器のロッドを取り出した。
ヴァーリ「へぇ.........? 赤龍帝と戦う前に あなたと戦うの? 月の神。」
ツクヨミ「どっちでもいい あなたみたいな 白トカゲに天乃は戦わせない。」
ヴァーリ「そう.......なら......」
ヴァーリ「戦ってあげるわ 月の神。」
ツクヨミ「なら 乗ってあげるわ。白トカゲ」
ツクヨミとヴァーリの間に、パチパチと火花が散るような一触即発の空気が流れる。
街中のアスファルトが、二人の放つ圧倒的な魔力と神気によって、目に見えない圧力でミシミシと音を立てた。
天乃「おい、ツクヨミ! 無茶をするな!」
天乃が止めようと一歩踏み出すが、それを遮ったのはオーディンだった。
オーディン「待ち、天乃。.......今のあの娘は、あんたを侮られたことに本気で怒ってるわ。それに、相手はあの白龍皇。ここで引くようなタマじゃないでしょ」
オーディンはいつもの飄々とした態度を崩さないが、その隻眼は鋭くヴァーリの動きを捉えている。
ドライグ『天乃様、あの月の女神の意思は固いようです。.......ですが、白龍皇の力は侮れません。いつでも動けるよう、備えを』
脳内でドライグの警告が響く。天乃はゼッツドライバーを握りしめたまま、苦渋の表情で頷いた。
「白トカゲ、ね。ふふ、ずいぶんと可愛い口の利き方をするじゃない」
ヴァーリの背後に、再び青白い光を放つ翼――「
その瞬間、彼女の身体を純白の光が包み込み、流線型の美しい全身鎧へと姿を変えた。
『Vanishing Dragon Balance Breaker!!』
ヴァーリ「月の神の力、その神気........どこまで私の「
鎧の奥から響くヴァーリの声には、隠しきれない愉悦と闘争心が満ちていた。
ツクヨミ「天乃を歴代最弱だなんて言ったこと、その口ごと叩き潰してあげる.......!」
ツクヨミの掲げたロッドに、冷徹で気高い月の魔力が集束していく。
夜でもないのに、彼女の周囲だけ空間が薄暗くなり、満月のような輝きがヴァーリを照らし出した。
ツクヨミ「.......ッ!」
ツクヨミが地を蹴る。そのスピードは光速に近く、一瞬でヴァーリの懐へと潜り込んだ。
ロッドが鋭い一閃となってヴァーリの首筋を襲う。
激しい金属音が響き渡る。ヴァーリはそれを、白銀の籠手だけで軽々と受け止めていた。
ヴァーリ「速いわね。だけど────」
光翼から冷酷なシステム音が響く。
その瞬間、ツクヨミは自身の身体から一気に魔力が吸い取られ、身体が重くなるのを感じた。
ツクヨミ「っ........!? 魔力が.......!」
ヴァーリ「そう、3秒に一度、触れた相手の力を半減させ、私の力に上乗せする。いくら神の力を持っていようと、私と戦う以上、ただのデクの坊に変えてあげるわ!」
ヴァーリがカウンターの回し蹴りを放つ。ツクヨミは咄嗟にロッドで防御するが、上乗せされたヴァーリのパワーに押され、後方へと大きく吹き飛ばされた。
アスファルトを削りながら着地するツクヨミ。
天乃「ツクヨミ!」
天乃が叫ぶ。
ツクヨミ「大丈夫........まだ、これからよ........!」
ツクヨミは不敵に微笑むと、ロッドを地面に突き立てた。
「力を奪うのがあなたの特性なら、奪いきれないほどの『
ツクヨミの瞳が怪しく輝き、ヴァーリの足元に巨大な満月の魔法陣が展開される。
それは重力を何十倍にも跳ね上げ、空間そのものを固定する月の緊縛術だった。白銀の鎧が、突如として襲った全方位からの圧力にミリ単位で沈み込む。
「へえ、面白いじゃない........!」
身動きを止められたヴァーリだが、その声に焦りはない。むしろ、さらに狂おしいほどの覇気が暴発する。
〈BOOSTER!〉
〈Metsamelo......!Metsamelo......!〉
〈GOOD LUCK!RIDER!Z・Z・Z・Z・Zeztz! BOOSTER!〉
ゼッツ「はぁっ!!!」ブンッ!
ヴァーリ「おっと!」ガンッ!!
天乃は ブースターカプセムをソケットに装填して 仮面ライダーゼッツ プラズマブースターへと 変身して ヴァーリに攻撃した。
ツクヨミが展開した月の魔法陣によってヴァーリの動きが一瞬鈍ったその隙を、天乃は見逃さなかった。超高速の踏み込みから放たれたゼッツの重い右拳が、ヴァーリの白銀の籠手へと叩きつけられる。
ヴァーリ「くっ........! さすがにいい一撃を打つじゃない、仮面ライダー!」
拘束の圧力とゼッツのパワーを同時に受けながらも、ヴァーリは鎧の奥で愉悦の笑みを浮かべる。彼女の背後の光翼が、さらに激しく青白い光を放った。
光翼から新たなシステム音が響く。ゼッツが叩き込んだ衝撃の半分が、そのまま強烈な斥力となってゼッツ自身へと撥ね返された。
ゼッツ「───っと!」
ゼッツは瞬時に身を翻し、反動を利用してバックステップで距離を取る。
ツクヨミ「天乃.......なんで........!?」
ゼッツ「.......ツクヨミを助けたいと思ったからさ。」
ツクヨミの方を一瞬振り向いて そのままヴァーリの方に向いて 戦闘の構えを取る。
ゼッツ「.........白龍皇.........ここからは........」ブォンブォンッ!!
ゼッツ「俺がやる!」
その力強い言葉と同時に、ゼッツの両腕の「ブーステッドプラズレムアーム」、 両足の「ブーステッドプラズレムレッグ」から高密度のプラズマエネルギーが爆発的に噴き出した。青白い電光が周囲のアスファルトを激しく焼き、大気がビリビリと震える。
ツクヨミ「天乃........」
ツクヨミは息を呑み、ロッドを握り直しながらも、その背中に確かな信頼の眼差しを向けた。
ヴァーリ「くすくす........! いいわ、最高よ赤龍帝! 月の神の拘束を力任せに引き裂く手間が省けたわ!」
ヴァーリが両腕を突き出すと、ツクヨミの魔法陣を押し破るほどの膨大な闘気が膨れ上がる。白銀の鎧に刻まれた宝玉が、ゼッツの放つプラズマの輝きに呼応するように妖しく明滅した。
ドライグ『天乃様、白龍皇の能力は「
ゼッツ『ああ、分かっている。強化されたこのブースターの速度で、能力を発動させる暇すら与えない!』
〈BOOSTER!〉
ブースターカプセムを回転させ、高音のチャージ音を響かせる。
ゼッツ「はぁぁぁッ!!」
ドンッ!! と爆音を残し、ゼッツの姿がその場から消えた。プラズマの残光だけを残した超光速の突撃。
ヴァーリ「速い───ッ!?」
ヴァーリの動体視力をもってしても、その踏み込みは一瞬遅れた。気づいた時には、ゼッツの拳がヴァーリの胸元へ肉薄している。
超高速の連続パンチが、白銀の鎧にプラズマの火花を散らす。一撃一撃が都市を揺るがすほどの重さだ。
ヴァーリ「くっ.......おおおおおッ!」
ヴァーリは光翼を羽ばたかせ、強引に上空へと逃れようとする。だが、天乃の「ブースター」はその程度で引き離せる代物ではない。
ゼッツ「逃がすか!」
ブーステッドプラズレムレッグから紅き炎を噴射し、ゼッツもまた夜空へと急上昇する。空中での激しい打撃戦。白銀の光と青白き電光が、まるで流星のようにぶつかり合い、周囲の雲を吹き飛ばしていく。
《
再び不吉なシステム音が響く。ヴァーリの籠手がゼッツの肩をかすめた瞬間、天乃の身体から力がごっそりと引き抜かれる感覚が襲った。
ゼッツ「ぐっ........! 本当に、厄介な能力だな........!」
ヴァーリ「これでまた、私のパワーが上がったわ! 落ちなさい、赤龍帝!」
力を上乗せされたヴァーリの凄まじい裏拳が、ゼッツのガードを叩き割る。ゼッツはそのまま弾丸のように地上へと叩きつけられた。
激しい土煙が上がり、クレーターが形成される。
ツクヨミ「天乃!!」
オーディン「やるわねぇ、白龍皇ちゃん。力を奪って自分のものにするなんて、本当にタチが悪いわ」
オーディンは油断なくルーン魔術を指先に宿らせつつ、戦況を見守る。
土煙の中から、ゼッツが膝をつきながらも立ち上がった。アーマー各部からパチパチと火花が散っているが、その複眼の輝きは一切衰えていない。
ヴァーリ「あら、まだそんなに鋭い目をしているのね。さすがはコカビエルを倒した男、伊達ではないということかしら」
ゆっくりと舞い降りてくるヴァーリ。その背後で、光翼が限界近くまで輝きを増していく。
ヴァーリ「だけど、これ以上は無意味よ。次の一撃で、その優しさごと叩き伏せてあげる!」
ヴァーリが両手を掲げると、巨大な光の質量――魔力を極限まで凝縮した光弾が形成されていく。周囲の空間がそのエネルギーに耐えかねて歪んでいた。
ドライグ『天乃様、奴は一撃で決める気です! 奪われた魔力を補填するため、私の力を一気に解放します!』
ゼッツ『頼む、ドライグ! ツクヨミが繋いでくれたこの好機、絶対に無駄にはしない!』
天乃の身体の奥底から、紅き龍の咆哮が響き渡る。ブースターカプセムから「ブーステッドプラズマゲイム」が、「イナズマゲイムライン」を通して、ゼッツの体を紫電の如き禍々しくも圧倒的な輝きへと変貌した。
そして トリガムを3回押し込んで ブースターカプセムを回転させる。
〈BOOSTER!VANISH!!〉
ゼッツ「はあああああッ!!!」
ゼッツの体に さらなるプラズマエネルギーが増え始め、ブーステッドプラズレムアームとレッグからも紅き炎がどんどんと猛る様に飛び出す。
ヴァーリ「そんなものがやれるなら.........やってみなさい! 赤龍帝!!」
ヴァーリが放った絶大なる光の奔流が、地上を、そしてゼッツを呑み込もうと迫る。
ゼッツ「お前を止める!」
そして 飛び上がったゼッツのキックは ヴァーリの放った光の奔流を真っ二つに叩き割り、紫電を纏ったゼッツのキックが、そのまま ヴァーリの白銀の胸甲へと届く───まさにその刹那だった。
「──そこまでだよ、若者たち」
夜空を圧するほどの大音声とともに、戦場全体が黄金の神光によって埋め尽くされた。
鼓膜を切り裂くような高周波の神威が鳴り響く。ゼッツの右脚がヴァーリの鎧に触れる寸前、二人の間に突き刺さったのは、厳かな光を放つ一本の巨大な霊槍──主神オーディンの宝槍「グングニル」であった。
ゼッツ「なっ........!? オーディン........!?」
ヴァーリ「くっ.......!?」
グングニルから放たれた絶対的な斥力と神の「法」の力が、ゼッツの突撃のエネルギーと、ヴァーリが迎撃のために放出しようとした魔力を、強引かつ完璧に相殺していく。
強烈な衝撃波が周囲に吹き荒れ、天乃とヴァーリはそれぞれの凄まじい風圧に押されるようにして、同時に後方へと着地した。
ゼッツの足元からプラズマの残光が消え、ヴァーリを包んでいた圧倒的な魔力もまた、グングニルの強制介入によって霧散していく。
ツクヨミ「オーディン.......! どうして止めたの!?」
ツクヨミがロッドを消して オーディンに歩きながら鋭い声を上げる。
オーディンは突き刺さったグングニルの柄に、ひょいと片手を置いて不敵に笑った。
オーディン「まあ待ち、ツクヨミ。これ以上やったら、この街が地図から消えちまう。それに.......これ以上の喧嘩は、お互いの『手の内』をタダで見せるようなもんだろ?」
オーディンの隻眼が、細められながらも鋭く二人を射抜く。その言葉には、最高神としての絶対的な説得力があった。
ヴァーリ「.......ふふ。まさか北欧の主神自らが、これほど野暮な仲裁に入るとはね」
ヴァーリはゆっくりと構えを解くと、白銀の鎧を光の粒子へと変えて解除した。その表情には、悔しさよりも、むしろ天乃の実力を確かめられたことへの深い満足感が浮かんでいる。
ヴァーリ「周防天乃。歴代最悪のの赤龍帝から龍の力を奪った奴.......なんて前言は撤回させてもらうわ。まさかドライグの目覚めと同時に、私の魔力の奔流を真っ向から破るほどの力を出すなんてね」
天乃「.......ヴァーリ」
ゼッツの変身を解除し、息を整えながら天乃は彼女を見据える。
ヴァーリ「今回は神様に免じて、ここまでにしてあげる。でも、忘れないで。私たちはいつか必ず、どちらかが倒れるまで戦う宿命にある、運命がそう言ってるからね.......次はもっと楽しませて頂戴?」
ヴァーリはそう言い残すと、背後に一瞬だけ青白い光翼を羽ばたかせ、夜の闇へと溶けるように姿を消した。
静寂が戻った街中で、天乃は自分の手を見つめる。
ドライグ『天乃様.......見事な一撃でした。ですが、あの白龍皇、まだ本来の力の半分も出していません。油断ならぬ相手です』
天乃「ああ、分かっている。.......でも、まずは」
天乃は歩みを進め、少し離れた場所に立つツクヨミへと視線を向けた。
天乃「帰ろう、我が家に。」
ツクヨミ「.........うん。」
こうして、あまりにも過激かつ 龍達の最初の戦いは 引き分けで幕を閉じた。
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次回 仮面ライダードォーン!
夢月「そっかァ........ヴァーリちゃん 現れたんだ。」
シグマ「ただいま、兄さん。」
ヤクモ「大変だったよぉ〜!? 」
ネオ「でも シグマは
第6話 「禍の団」
?「........我、
「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!!」」」」」