東方魔導録   作:いつも活き活きと

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時代順がこれから滅茶苦茶になっていくと思いますがどうか目を瞑ってください………


目覚めと出会い

「ウ、ウ〜ン…………」

 

翔馬は目覚めるとそこは暗闇に閉ざされた洞窟だった。

 

「え?なんでこんなに暗いんだ?」

 

少し考えると答えはすぐに分かった。

 

「そりゃあそうか…………色々なものが堆積して埋もれたのか。」

 

翔馬はとりあえず地上に出るために魔法を使う。

 

テレレレレ!

 

ボゴォ!!

 

「案外浅かったな………」

 

翔馬は『空を飛ぶ魔法』で地上まで移動する。

 

「おお……!」

 

そこには教科書で見たような竪穴住居がポツポツと存在している村があった。

 

「やっぱ縄文時代と言ったらこれだよなあ。」

「(まずは現地の人に会いたいな。)」

 

翔馬はそのまま人を探そうとしたが………

 

「ん?そういえば………今の時代って日本語ないよな?」

 

まさかのミス!!言語の問題を忘れていたのだ!

 

「くっそ〜爪が甘いのは悪いところだな…………」

 

その後翔馬は30分で『言語を理解する魔法(アンスタ)』と『言語を話す魔法(スピー)』を創った。

 

「よしッそれじゃあ早速行くか!!」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

村に入った翔馬だったが現地の人とは全く話していなかった。なぜなら……

 

ドドドドドドドドド!!!!

 

「待ちやがれェェェェェ!!!!」

 

「八つ裂きにしてやるゥゥゥ!!!!」

 

「ウォォォォォォォォォ!!!!!」

「(マズイマズイマズイ!!!まさかこの時代は余所者にこんな厳しいだなんて!!)」

 

翔馬は全力で逃げながら『ピオリム』によって自身の素早さを底上げする。

 

「(このままじゃあ振り切るのに時間がかかるな。…………そうだ、あれなら。)」

 

翔馬は曲がり角を曲がり一瞬だけ村人の視界から消える。

 

「そこは行き止まりだッ!!!…………ん!?」

 

翔馬の姿は何処にも無く忽然と消えてしまった。

 

「おい、どういうことだ!?」

 

「いや、確かにここに………」

 

「とりあえずこの辺を探せ!!『ミシャクジ様』の手を煩わせるようなことが無いようにな!」

 

「「「おう!!!」」」

 

ダダダダダダダ………

 

 

 

 

 

 

 

スゥ……

 

「ふぅ~やっと行ったか………」

 

村人たちが去ると誰もいなかった場所から翔馬は現れた。

 

「『鉄を操る魔法(メタリカ)』を創っておいて正解だったな……」

 

翔馬がやったことは地面に含まれる砂鉄を自身に纏うことで周りの風景と同化するということだった。

 

「それにしても………あいつらさっき『ミシャクジ様』って言ったよな。」

「ということは…………」

「やっと…やっと………東方キャラに会えるって事だな!!!!」

「(『ミシャクジ様』といえば『洩矢 諏訪子』!!諏訪子と言えばケロケロハット!!)」

 

翔馬は『最高にハイッ』な状態になりながらこれからの動きについて考える。

 

「(となると探すべきなのは神社だな。多分この村の何処かにあるはず………)」

 

翔馬は『鉄を操る魔法(メタリカ)』を使用しながら村の散策を開始した。

 

一方その頃…………

 

 

 

 

 

 

 

薄暗い密室で男性が簾の奥にいる『神』に報告する。

 

「報告します…先刻我が領土に面妖な者が現れました。」

 

「?続けて。」

 

「その者はこの村に来るまでに宙を駆け、着ている物もここらでは見られない物でした。」

 

「ふーん。それで?」

 

「只今も捜索を続けているのですが捕まえることが出来ておりません。」

 

「…………大和からの使者だとしたら面倒だね。」

 

『神』は少しの間考える。

 

「………ねえ、ソイツは妙な術を使うって言ったよね?」

 

「はい。」

 

「それは事実かい?」

 

「事実でございます。私もこの目で見ましたので………」

 

「分かった。もう下がっていいよ。」

 

「は。」

 

男は部屋を出ていく。

 

「気になるねえ……私と同じ…『能力持ち』だなんて。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔馬は村の散策続けていると不思議な場所を見つけた。

 

「ん?」

「(あそこだけ何か変だな………)」

 

それはほとんど勘のようなものだった。

 

「『結界を張る魔法(バリー)』」

「条件は『隠されている物を明らかにする』。」

 

パァァァァァ……

 

翔馬が結界を張るとそこには地下への階段が現れた。

 

「ッ……」

「(な、何だ…?このプレッシャーは!!)」

「……行くしか無いな。」

 

スタ…スタ…

 

翔馬が階段を降りるとそこには広い空間が広がっていた。

 

「ここは…」

「(いや、待てよ………縄文時代にこんな地下を造ることが出来るんだ!?)」

「まさかッ!」

 

パチパチパチパチ

 

「ッ!!」

 

翔馬が疑問に思っていると奥から突然拍手が鳴る。

 

「凄いね〜あの幻を見破ってここに来るだなんて。」

 

「……君は誰だ?」

「(いや、この状況から考えるに…)」

 

「私かい?私は『洩矢 諏訪子』だよ。一応ここら辺の神様なんだ。ここでは『ミシャクジ様』って呼ばれているかな。」

 

「!!」

「(遂に出会えた!!東方キャラ!!!)」

 

「それじゃあ次は君の番だ。」

 

「あ、ああ…俺は『杉本 翔馬』、『魔法使い』さ。」

 

「魔法使い?」

 

「まあ、不思議な事が沢山出来るって考えてくれれば良いよ。」

 

「そうかい。それでなんで君はここに来たのかな?今は特に来るべき時期じゃあないのに。」

 

「(??どういう事だ…………『来るべき時期じゃあない』?この時期は何の出来事が起こるんだ?)」

「それはどういうことだ?」

 

「あれ?知らないのかい?ここは大和の国と大戦をするんだよ。3日後にね。」

 

「…………へ?」

 

「私はてっきり大和の使者だと思ったんだけど………その様子だと違うようだね。」

 

「(『大戦』?……………あッ!!!忘れてたーー!!そうだ、この時期は諏訪大戦だ起こるんだった!!!)」

「その大戦の相手は?」

 

「『八坂神奈子』……軍神だよ。」

 

「…………………」

「(終わったーー!!どう考えても諏訪大戦ですね!!!ありがとうございました。)」

「そ、それは大変だな。それじゃあ俺は用事があるから………」

 

「ちょっと待った。翔馬、君からはとても惹きつけられる何かがある。どうだい?私と一緒にこの諏訪の地を守るために戦ってくれないか?」

 

「ッ!!」

 

翔馬としては諏訪大戦に興味はあるが自身も戦うとなると話が変わってくる。なぜなら今まで戦っていたのは恐竜などであり、対人戦は全く経験がないのである。

 

「…………俺は戦ったことがないですよ?」

 

「でも、『力』は持っている。」

 

「……………」

 

「そうだ!なら報酬を与えるのはどうだい?」

 

「えッ!?」

「(神様からの報酬!!)」

「分かりました。俺もその大戦に参加しましょう。」

 

「おお、本当かい!!それじゃあ……」

 

「(まだ恐怖はある。だがッこれを乗り越えないと成長できない!!それに………ここで逃げたら何のために転生したんだ?この世界は息苦しいあの世界とは違うんだ。自由に生きていこう!)」




『言語を理解する魔法』(アンスタ)…オリジナル魔法。
熟練度:1
説明:そのままの意味。極めていくと本物の魔導書なども解読できる。

『言語を話す魔法』(スピー)…オリジナル魔法。
熟練度:1
説明:上の魔法とペアで使う魔法。理解した言語を話せるようになる。

『空を飛ぶ魔法』…葬送のフリーレンが元ネタ。
熟練度:5
説明:文字通り空を飛ぶ魔法。極めていくほど空中でのスピードや精密さが上昇する。

『ピオリム』…ドラクエが元ネタ。
熟練度:3
説明:素早さが上がる。熟練度が上がるほど細かい調整や上昇量が増加する。

『鉄を操る魔法』(メタリカ)…ジョジョの奇妙な冒険が元ネタ。
熟練度:4
説明:鉄と言っても鉄分や砂鉄なども操れる。また、原理は磁力が関係しているので熟練度が上がると磁力関係の技も使える。

『結界を張る魔法』(バリー)
熟練度:7
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